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ゴールの錯覚。それは本当に現実なのか、それとも今のあなたにはそう見えているのか。 今日も一つ自分の認知を紐解いていきましょう。
さあ、今日から第三章に入ります。 第三章のテーマは
なぜ私にはこの世界がこう見えているのか。これですね。 これまで私たちは事実と解釈の違いとか、自分が何を基準に判断しているのか、そんなお話をしてきました。
では、そもそも私たちはなぜ同じような場面で、いつも似たようなことを考えるのでしょうか。
今日はその背景にあるビリーフシステムについてお話しします。 例えばね、職場で上司から来月新しいプロジェクトが始まるんだけどやってみない?
そう声をかけられたとします。 あなたはどう感じますか。
ある人は面白そう。 新しい経験ができるかもしれない。
そう思う。 一方で別の人は、私にできるかなぁ、失敗したらどうしよう、期待に応えられなかったら困るなぁ、そう思うかもしれません。
上司から声をかけられた。起きた出来事は同じです。
でもその出来事を受け取った瞬間に、頭の中に浮かぶことが違うの。
じゃあさ、この違いって一体どこから生まれるのでしょうか。
はい、ここで登場するのがビリーフシステムです。
ビリーフとは、その人の信念、つまり信じていることね。
ビリーフシステムとは、自分が何を本当だと信じ、何を当たり前だと捉えているのか。
その判断に関わる信念の体系のことなんですね。
例えば、失敗してはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、努力すればできるようになる、新しいことに挑戦するのは面白い。
こうした考え方もビリーフの一例です。
そして私たちはこうしたビリーフを通して、目の前の出来事を解釈しているんです。面白いでしょ。
先ほどのプロジェクトの話に戻ります。
上司からね、やってみない?って声をかけられた。
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その時、失敗してはいけないっていうビリーフ、これが強く働いていたら、まず失敗する可能性、これが気になるかもしれない。
期待に応えなければならないというビリーフが働いていたら、上司の期待が気になるかもしれない。
一方でね、新しい経験は面白いっていうビリーフが働いていたら、挑戦することで得られる経験に目が向くかもしれないの。
つまりね、出来事そのものが私たちの受け取り方を一つに決めているわけじゃないんです。
その出来事をそれぞれどんなビリーフを通して見ているのか、そこによって意味付けが変わるという話なんです。
ここでね、大切なことがあって、ビリーフは、私はこう信じています、ってはっきり言葉にできるものばかりではありません。
むしろ、自分にとっては当たり前すぎて、信じていることにさえ気づいていない場合があります。
無意識ですね。
例えば、人に迷惑をかけてはいけないというビリーフ。
これを当たり前だ、そう思っている人は、誰かに助けを求める場面で、
ああ、だけど忙しそうだな、こんなこと頼んだら迷惑かな、って考えちゃう。
で、もうちょっと出来るところまで自分でやってみよう、みたいに決めちゃう。
本人はね、立ってその場の状況を考えて判断したつもりなんです。
でもその判断の背景には、人に迷惑をかけてはいけないっていうビリーフが働いている可能性があります。
もしね、そのビリーフに気づいていなかったら、私は自分でやる方がいいと思った、っていう結論だけが残るの。
だけど実際には、何を選ぶか考える前に、何を選んでいいと思えるかがすでに影響を受けているということがあります。
そしてもう一つ、ビリーフって必ずしも悪いものじゃない。
約束は大切にするとか、人を尊重するとか、努力には意味があるとか、こうした信念。
これが私たちの行動を支えているっていうこともあるから。
だからビリーフを外そう、ビリーフをなくそう、壊そうっていう話じゃないからね。
大切なのは、自分がどのようなビリーフを通して世界を見ているのか、ここに気づくことなんです。
自分の無意識に気づくということね。
例えば、私にはできない、そう思っちゃう時、それって実際に試して確認したことでしょうか。
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それとも、私はこういうことが苦手だ、失敗してはいけない、っていうビリーフを通して、まだ起きてもいない未来を見てるんでしょうか。
この違いがめちゃくちゃ大きいです。
なぜなら、私たちって自分が見えてる世界を元に次の行動を選んでるから。
できそうだなって見えてれば挑戦するかもしれない。
失敗するに違いないって見えてれば挑戦を避けるかもしれない。
そして挑戦しなかった場合、実際にできたかどうかは永遠に確認されないままになります。
それでも本人には、やっぱり私には無理だったっていう感覚だけが残ることもある。
こうしてビリーフは出来事の解釈だけではなく、その後の選択にも関わってるんね。
ここはゴールを考える上でめちゃくちゃ重要になります。
私たちって自分の未来ね、これ自由に考えているつもりの人がほとんどですけど、
今の自分が信じていることを前提にできること、できないこと、それを判断しているかもしれません。
でもね、その判断は未来の可能性そのものを確定したものじゃないの。
今の自分のビリーフを通して未来がそのように見えているっていう可能性があります。
だから今日も自分のビリーフを変えようとしなくて大丈夫。
まずは日常の中でね、自分が何かを判断した時に一回だけ聞いてみて。
私は何を当たり前だと思ってこの判断をしたんだろう。
例えば、迷惑だから頼みにくいな、そう思った時、自分は何を迷惑だと捉えているの?
これは私には無理、そう思った時、何を根拠に無理だと判断したの?
そこを見てみる。すぐに答えが出なくても構いません。
自分にとって当たり前だったその考え方が少しずつ見えてくるかもしれません。
今日持って帰ってほしいのはビリーフシステムとは、
私たちが世界をどう捉え、どう判断するかに関わる信念の体系のこと。
そして私たちは世界をそのまま見てるつもりでも自分のビリーフを通して見ていますということ。
ではそのビリーフって一体どこから来たのでしょうか。
生まれた時から持っていたのでしょうか。
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それともこれまでの経験の中で身につけてきたのでしょうか。
次回第18話はビリーフはどうやって作られる?です。
自分にとっての当たり前がどのように形成されていくのか。
次回も一緒に読み解いていきましょう。
ペコでした。