谷川岳の雪崩とサイバー攻撃対策
群馬県のニュースをお伝えします。 （１）みなかみ町の谷川岳で、雪崩に巻き込まれ、男性2人が死亡しました。
今月1日の午前11時過ぎに、みなかみ町の谷川岳の一ノ倉沢付近で、「登山者の男性2人が、なだれに巻き込まれ、
200メートルから300メートル下に滑落した」と別のグループで登山をしていた人から、110番通報がありました。
警察などが捜索したところ、およそ2時間後の午前1時ごろになって、群馬県の防災ヘリが男性2人を見つけて救助し、
前橋市内の病院に搬送されましたが、その後、2人とも死亡が確認されました。
亡くなったのは、神奈川県に住む42歳の男性会社員と48歳の男性団体職員です。警察が当時の詳しい状況を調べています。
気象台によりますと、谷川岳に近い観測地点では、1日中の最高気温が今年に入って最も高い12.7℃を観測するなど、
群馬県内は4月中旬から下旬並みの暖かさとなり、雪崩が起きた当時、
みなかみ町を含む県の北部には、なだれ注意報が出されていました。
（２）館林署がサイバー攻撃対策の動画をドラマ仕立てで製作しました。
企業や官公庁などにサイバー攻撃への対策を進めてもらおうと、館林署はドラマ仕立てで攻撃の手口を紹介する動画
「サイバーインベイジョン」を製作し、28日にYouTubeで公開しました。
実際の被害事例を元にしたストーリーでわかりやすく手口や対策を説明しています。
出演や撮影、編集をすべて館林署員らが行い完成させました。
動画は第1部から3部まで10分程度の3本で構成されており、企業が攻撃者の侵入を許し、
企業活動に支障が出た様子を描いたほか、警察と企業が連携して対策を考えたり、捜査を進めたりする様子が描かれています。
また館林署はこれ以外に、SNS型ロマンス詐欺の手口をドラマ味立てで紹介する動画なども制作しています。
野生鳥獣肉のセシウム検出と合同訓練、アートライブ
（３）野生鳥獣肉から基準値を超えたセシウムが検出されました。
野生鳥獣肉の放射性物質検査で、県は1日までにイノシシ、ニホンジカ、ツキノワグマの合わせて13の検体から
国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたと発表しました。
いずれも出荷制限されており、一般には流通していないとのことです。
13の検体の内訳は、イノシシが1頭、ニホンジカが3頭、ツキノワグマが9頭です。
今年度の下記文として県内16の市町村から提供があった68の検体を調べました。
（４）災害派遣医療チームDMATや関係機関による合同訓練が県内で行われました。
関東７都県などの災害派遣医療チームDMATや関係機関による合同訓練が追達し、県内各地で行われました。
DMATのほか、県の関係部局や県警、消防など合わせておよそ1200名が連携を確認し、災害への対応力を高めました。
訓練は県内を震源とする最大震度7の地震が発生したと想定、各支援チームの指揮系統になる保健医療福祉調整本部を立ち上げ、運営方法を確認しました。
全国の病院で2023年に初めて、けが人や病人の航空搬送拠点に選定された前橋赤十字病院では、
ドクターヘリの格納庫の一角に臨時の病床を設置、意識の有無や病床程度などを個別に設定した人形を被災者に見立てて、必要な治療への確認や応急処置を行いました。
（５）伊勢崎市でアートライブが開かれました。
群馬県ゆかりの幅広い分野の若手芸術家が共演する伊勢崎アートライブが2日、伊勢崎市のメガネのイタガキ文化ホール伊勢崎で開かれました。
音楽や華道、剣詩舞道に加え地元の伊勢崎銘仙を取り入れたステージが来場者を魅了しました。
伊勢崎アートライブは2部構成で、第1幕は複数の芸術分野をコラボレーションさせた舞台と、それぞれの芸術家が思いを語るアーティストトークが繰り広げられました。
第2幕では地元の子どもたちが伊勢崎銘仙を活用した洋服や小物を身につけランウェイを歩くパフォーマンスを披露しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。
