群馬県の110番通報の増加と火災事件
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)県警が昨年に受理した110番通報は13万8625件でした。
県警が2024年に受理した110番通報は、前の年と比べて5826件増加の13万8625件で、
統計が残る1996年以降で最多を更新したことが15日までに、県警のまとめで分かりました。
刑法犯認知件数や物損事故の増加に加え、首都圏を中心とした広域強盗事件の影響で、
不審者や不審車両の情報が多く寄せられたことなどが要因とみられます。
通信司令課によりますと、内容別では「交通関係」が5万667件で最多となり、
不審者情報などを含む「各種情報」は3万3770件でした。
また、同じ事案に関する「続報」が1万5572件、
「喧嘩・口論」が7217件、「刑法犯関係」が7208件、「保護・救護」が3141件と続きました。
(2)伊勢崎市で住宅が全焼し、2人が死亡しました。
15日午前6時半ごろ、伊勢崎市香林町で81歳男性の自宅が燃えていると近くに住む男性が119番通報しました。
木造2階建て住宅およそ200平方メートルを全焼し、1階の南側から身元不明の遺体2体が見つかりました。
81歳男性と79歳の妻の2人と連絡が取れておらず、伊勢崎署が身元の確認を進めています。
警察によりますと、81歳男性宅には56歳の長男と技能実習生の外国人女性4人が暮らしており、出火当時は長男は外出、女性は逃げて無事だったとのことです。
気温上昇と無縁遺体の取扱件数
現場はみどり市との境に隣接し、畑や民家が点在する地域です。
(3)県内11の地点で今年の最高気温を観測しました。
県内は16日、高気圧に覆われ晴れて気温が上がり、最高気温は桐生で18.5度、館林で17.8度、伊勢崎で17.7度など、全13の観測地点中11の地点で今年最も高くなりました。
4月上旬から中旬並みのところが多かったとのことです。
一方、前橋地方気象台は17日から冬型の気圧配置が強まり寒気が流れ込む影響で北部で大雪の恐れがあると発表しました。
(4)亡くなった後に引き取り手がいない「無縁遺体」について、昨年度の取扱件数は451件でした。
亡くなった後に引き取り手がいない「無縁遺体」について、県内自治体の2023年度の取扱件数は451件となり、4年で1.5倍に増加したことが分かりました。
身元が判明していても、高齢者の単身世帯の増加や親族との関係性の希薄化で、引き取り手がいないことなどが増加の背景にあるとみられます。
急増する首都圏と比べて群馬県は緩やかですが、納骨堂が埋まり、対応に苦慮する自治体もあるとのことです。
(5)伊勢崎市で新鮮な野菜を直売し消費者と交流するイベントが行われました。
地元の新鮮な野菜を生産者が直売し、消費者と交流するイベントが15日、伊勢崎市のJA佐波伊勢崎の直売所「からかーぜ」で開かれました。
生産者で組織する4つの団体が参加し、消費者と触れ合いながら自慢の野菜を販売しました。
「からかーぜで『やっちゃんべー』」 」と題して初めて開催し、ブランドトマト「上州娘」、ミニトマト「ルージュの宝石箱」、ブロッコリー、アレッタの4つの野菜が店頭に並び、訪れた人々が次々と買い求めました。
会場ではこれらの野菜を使った特製のトマトスープも振る舞われ、大人気だったということです。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。