鳥インフルエンザの影響
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)2024年度までの過去5年間で、鳥インフルエンザが発生し殺処分などの防疫措置に従事した37の道県のうち、群馬県を含む20の県で、職員から心身の不調を訴える相談があったことが分かりました。
2020年~2024年度までの過去5年間で、高病原性鳥インフルエンザが発生し、殺処分などの防疫措置に従事した37の道県のうち、群馬県を含む20の県で、職員から心身の不調を訴える相談があったことが共同通信の調査で分かりました。調査では、防疫措置に従事した職員からの相談の有無や内容、心身の健康を守るための対応方法や防疫措置をめぐる課題を尋ねました。
相談は群馬県など20の県が「あった」と回答、15の道県が「なかった」、2つの県が不明としました。
相談や訴えには、発熱や咳、頭痛、不眠、食欲不振、「現場の光景を思い出して涙が出る」といった身体的・心理的症状が見られました。
(2)浸水想定区域の住民の7割以上が住んでいる地域の災害リスクを把握していないことが分かりました。
日本損害保険協会関東支部群馬損保会が前橋市の利根川と桃ノ木川周辺の住民を対象にした調査で、浸水想定区域の住民の7割以上が住んでいる地域の災害リスクを把握していない実態が浮かび上がりました。
8月に浸水想定区域周辺の住民にインターネット調査を行い、242人から回答を得ました。
住んでいる地域が浸水想定区域かという質問に、「浸水想定区域ではない」、また「たぶん浸水想定区域ではないと思う」と回答したのは62.8%、「分からない」と回答したのは13.2%でした。
住んでいる地域の洪水ハザードマップについて、「見たことがない」、または「存在を知らない」を合わせた回答は26.4%、「見たことがある」と回答した人のおよそ半数が災害リスクまでは認識していないとの回答でした。
また、ハザードマップを見たことがない理由として、「どこで見ればいいか分からない」が36.7%、「地域が安全だと思うから」が32.7%、「災害発生の恐れが高まったときに見ようと思っている」が20.4%でした。
(3)警察官を装う電話で68歳の男性が300万円の詐欺被害に遭いました。高崎北署は24日までに、高崎市の68歳の男性が大阪府警の警察官らを名乗る女から嘘を言われ300万円を騙し取られたと発表しました。詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、10月21日午後3時ごろ、男性の携帯電話に運送会社のカスタマーサポートなどの女から「空港で荷物を止め犯人を捕まえた。犯人が現金の一部をあなたに渡すと話している」と嘘の連絡がありました。
その後、大阪府警を名乗る女から嘘を言われ、SNSに誘導。「現金を指定場所に置いてほしい」と指示され、指定された東京都台東区の路上に現金が入った封筒を置き、騙し取られました。同居家族に相談したところ被害に気づきました。
(4)農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定されている沼田市の石墨棚田でイルミネーションが行われました。農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定されている沼田市の石墨棚田でイルミネーションが行われ、およそ4000本のソーラーライトが棚田を幻想的に浮かび上がらせています。12月13日まで点灯予定です。
薄根地域ふるさと創生先進協議会が主催し、今回で4回目となっています。地元の薄根小学校の全校児童と薄根中学校3年生が夢や目標イラストを描いた竹灯籠とライトも飾られ彩りを添えています。
(5)伊勢崎市文化協会の展示・発表会が伊勢崎市で開かれました。伊勢崎市文化協会の展示・発表会が伊勢崎市の人材派遣ワイズコーポレーション・境総合文化センターで開かれました。3つの部門に合わせて39の団体が参加し、山野草などの展示や合唱や郷土芸能といった発表を行いました。
郷土芸能部門には16の団体合わせて200人が出演し、八木節や和太鼓、獅子舞などを披露しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。