#1938. author 「著者」を深掘り--- 『英語語源辞典』読み解きシリ
2026-09-19 33:09

#1938. author 「著者」を深掘り--- 『英語語源辞典』読み解きシリ

【今日のひとこと】

khelf 寺澤志帆さんとヘルメイト lacolaco さんによる待望の『英語語源辞典』読み方解説シリーズです.author の語源的綴字にも迫ります.

【ハッシュタグ】

#heldio #hel活 #英語語源辞典 #英語語源辞典読み解き #研究社 #寺澤志帆 #lacolaco #khelf #語源的綴字 #綴字発音

【参照URL】

https://sites.google.com/keio.jp/s-terasawa/contents/英語語源辞典でたどる英語綴字史/a/a-atone-azure/289-author-authority-authorize-語源からそれた綴字


▼パーソナリティ、堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ。

- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491

▼2026年6月10日に本が出ました。発売前増刷決定。Amazon 新着ランキング「語学・辞事典・年鑑」「英語」「新書」3部門で第1位を獲得しています。

📕堀田 隆一 『英語史で解く 英文法の謎 --- なぜ「3単現の s」をつけるのか』 NHK出版〈NHK出版新書〉、2026年。

関連情報はワンストップで著者公式特設HPからどうぞ👇

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/lp/nazesantangen/index.html

▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第20号が公開されています

- 第20号(2026年5月28日):https://note.com/helwa/n/nbcb5d662f7c3

▼2026年2月25日に、一押しの伝説的な教科書が新装復刊されます

📕市河 三喜、松浪 有 『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』 研究社、2026年。

- 本書の公式HPよりどうぞ:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10155519.html

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1. 「#1171. 自己紹介 --- 英語史研究者の堀田隆一です」 https://voicy.jp/channel/1950/nsefrco7tl
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4. 「#1. なぜ A pen なのに AN apple なの?」 https://voicy.jp/channel/1950/eg1ffa2pn2
5. 「#705. ゆる言語学ラジオにお招きいただき初めて出演することに!」 https://voicy.jp/channel/1950/fmstk5sb6g
6. 「#1474. ゆる言語学ラジオの『カタルシス英文法』で関係詞の制限用法と非制限用法が話題になり…」 https://voicy.jp/channel/1950/4w2kl8zgfl
7. 「#1607. 英語帝国主義から世界英語へ」 https://voicy.jp/channel/1950/j8ktxr4px3
8. 「#1576. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/xg195k9qdq
9. 「#1581. 歯科医学×英語史 with 無職さん --- 『英語史ライヴ2025』より」 https://voicy.jp/channel/1950/4th1404k03
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おはようございます。 英語の歴史の研究者 ヘログ英語史ブログの管理者 英語のなぜに答える初めての英語史 英語語源ハンドブック 言語学ですっきり解決英語のなぜ の著者の堀田隆一です。
たる6月10日 nhk 出版新書 英語史で解く英文法の謎 なぜ3単元の s をつけるのかが発売されました。
発売前増殺がかかりまして、今第2釣りが全国つつ裏裏の書店に並んでおります。 大変ご好評いただいております。ありがとうございます。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ 英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え
裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。 本日は2026年9月19日土曜日
みなさんいかがお過ごしでしょうか。 さあ本日は英語語源辞典読み解きシリーズです。
こちらヘルディオでも本当に人気のシリーズに成長してきました。 英語語源辞典通読挑戦者でありますケルフの寺沢志穂さん
それからヘルディオヘルワコアリスナーのラコラコさんお二人による対談。 このお二人ほど英語語源辞典を読み倒している使い倒している
方はですねいないということでお二人に組んでいただいてですね 何か英語語源辞典についてお話いただくということなんですが一つの単語に注目して
その項目をしっかりと読み解くということですね この手ほどき講座のような形になっているんですが単なる手ほどきにとどまらず
ですねかなり深いところまで英語詞の面白いところ 単一つの単語に注目してもですねそこだけにとどまらない面白さっていうのが
語源の世界ありますのでね横の広がりそして歴史の深み縦の深みですね こちら合わせてぜひお楽しみいただければと思います
今回は寺沢志穂さんによる戦後です 戦後というのは語を選ぶと書いて戦後ですね
これ何を選ぶかというところまで含めてですねこれセンスが出るわけなんですが 今回はですね
きましたねオーサー 著者という意味のあのオーサーですね
寺沢さんはとりわけ綴り字の歴史にですね関心があるということでこの観点から綴り 字の観点から非常に面白く複雑で魅力的な単語ということでこの
オーサーを選ばれたんだと思いますね それについてはぜひ皆さんゆっくりこの後お聞きいただければと思います
英語語現時点お持ちの方はオーサーとその周辺ぜひ 眺めながらですねお聞きいただければと思いますお持ちでない方は研究者
03:04
さんの許可をいただきましてね写真掲載をしておりますこのオーサーの部分 画像貼り付けておりますのでそちらを眺めながらですね
お聞きいただけますと幸いです さあそれでは行ってみましょう
オーサー著者を深掘り 英語語現時点読み解きシリーズ by 寺沢さん&ラコラコさんです
どうぞお聞きください こんにちは
こんにちは 英語語現時点読み解きシリーズの寺沢志穂です
ラコラコです 今回はラコラコさんが単語を選んでくださいまして
バンクの動音異義語を取り上げました 今回は少し話題を変えまして
オーサーという単語を取り扱ってみたいと思います 私は日々
文のホームページ上で英語語現時点を用いた連載をしているんですが そちらは普段つづり字について何か面白いものを取り上げるという趣旨で
行っております 今日はその趣旨から つづり字的に面白い単語をということで オーサーという単語が
フィーリング的に何が面白いのかというのを お話しできたら良いかなと思っております
よろしくお願いします よろしくお願いします
では早速読み解いていきたいと思います 英語語現時点では84ページの冒頭にオーサーの単語がございますので
お手元に辞書がある方はぜひそちらをご覧ください 次はボイシー状にオーサーの部分の画像が
出ているかと思いますのでそちらも合わせてご覧ください オーサーが単語がありまして隣にNがありますので品詞は名詞ということになります
その後に語義の説明がありまして オーサーは全部で4つの語義があります
一つ目が実は著者ではなくてですね 一つ目の語義が創造者・創始者
セミコロンがあって超本人という語義が書かれています 初出年は1の後に二重括弧で書いてあるんですが
はてなC1350ということでCは何年頃という意味の ラテン語のsarcaの略ですので1350年頃と
一節にはされているという初出年になっています 続けて2つ目の語義を見てみますと
初出年がC1380年ということで1380年頃の 調査のHFという作品になっています
このHFは略語彙記になっていまして 英語語源時点の判例
06:05
中英語記主要作品の成立年代と作品名というところをご覧いただきますと HFはThe House ofFameという作品からの出典となっています
その後二重括弧で古古いと書いて古とありますので 現在は古語として古い語源として用いられているということが書かれた上で
2つ目の語義は権威者権威ということになっています 3つ目が初出年が1384年頃となっていまして
ウィークリフバイボー1とあります これはウィークリフという人物とその一段の人たちが
ラテン語の聖書を初めて英語の聖書に簡略したものになっていまして
実はウィークリフ聖書は1と2 時期的に分かれていまして こちらは1となっていますので
初期の アーリーバージョンとレイトバージョンというのがあるんですが そのアーリーバージョンの方からの出典ということになっています
ここでの語義が著者作家ということになりますので 現代の著者作家の意味は1384年頃から
現れたということになります 4つ目の語義が1601年あるいは1602年のシェイクスピアの作品からの初出年になっています
作品はTNとありますので また反例に戻っていただいて 今度はシェイクスピア作品名の略形というところを
比べていただくと分かるんですが TNは12th Nightの第2幕第5話161行目からの出典となっています
意味が著作作品になっていますので 実は英語の中でオーサーは初めから著者作家という意味ではなくて
創造者 創始者から意味が変わっていったということになっています
背語義とついてないあたりは 現代にもこういう創造者って使い方もまだあるっていうことなんですよね
そうですね 英語語源時点でダガーがついていないので 必要あるということなんですかね
日本での英語学習的にはあんまり知らない意味ですよね
実は複数の語義のある 意味的にも面白い単語でした
次に語源の方を見ていきたいと思います 黒ダイヤの方なんですが
まずMEとありますので Middle English 中英語の語形が書かれています
中英語の語形がオークトゥルということで スペルを読み上げますと AUCTOで括弧UR
あるいは AUTO括弧URということで 現代のオーサーのつづり字と比べてみますと
09:04
中英語にはCが入っている割があったこととTHではなくてTのつづり字だったことがわかります
これがなんでなんですかTHはどこから来てしまったんですか Cは何なんですかということに
ですが語源を引き続き見ていきたいと思います 四角がありますので釈用を表しています
どこからの釈用かというと AF アングロフレンチ こちらは英語語源辞典ではイギリスで用いられた
フランス語というふうに定義されています 一般的にはアングロノルマンと別の語源辞書では書かれていることも
多いのですがフランス語の国語方言とほぼ同じ形だと言われております
このアングロフレンチの語形がAUCTOあるいはAUTOということでAUでCはあったりなかったり
でTOURのつづり字ですので中英語のこのCの入っているつづり字THではなくTのつづり字というのは
このアングロフレンチのつづりの影響がよくわかる形となっています
イコールがありますのでアングロフレンチに対応する語形として OF オールドフレンチの語形も載っています
オールドフレンチもAUCTORのつづり字でオークトルあるいはオートゥールというつづり字になっていました
このイコールについては以前英語語源辞典読み解きシリーズで BEASTの回でもラコラゴさんと議論をしましたが
簡単に平べったく言いますと何かから直形の関係ではなくて横のつながりに近いと言いますか
国部方言と OFは主にパリを中心とするフランスの中央方言とされていますので
この同じフランス語の中の方言間の対応する語形ということを意味していると考えられます
中英語のつづり字はフランス語 アングロフレンチにせよオールドフレンチにせよこの辺りからの影響を受けたつづり字となっていました
ただ OFの後にカッコでFとありますので現代のフランス語のつづり字が書かれているんですが
こちらオートゥールということで AUTEURとなっていますので英語とはつづり字がCがない点では一致しているんですが
英語のTHではなくてフランス語ではTのつづり字が維持されていることになります
だいぶ英語とフランス語でつづり字の関係が複雑になっています
さらに語源を遡りますとまた四角がありますのでフランス語も別の言語から釈用したことになります
その釈用元はLになりますのでラテン語になっていて AUCTURというラテン語形からフランス語
12:09
そしてそれを経由して中英語に釈用されました
ラテン語のAUCTURの意味はOne who brings about the existenceof an objectとなりますので
物事 事物 物体の存在をもたらす人という原理であったとわかりますので
この英語の中での創造者 創始者という最初の語彙はこのラテン語の意味と関連しているのかなと思われます
なのでここの時点で中英語にCが入っていた
そしてフランス語にもCが入っていたのはこのラテン語のAUCTURというつづり字が原因となっていることがわかります
さらに語源を見てみますとこのラテン語のAUCTURはAUCTUSというPP 過去分詞形から派生したもので
AUCTUSの原型はAUGEREという動詞になっています
AUGEREの意味はTo increase, promote, originateということで増やす促進する 始めるのような意味であることがわかります
このラテン語は矢印がありましてIE インドヨーロピアン 引用祖語のアスタリスクがついているAUG
という再建された引用語根から派生したものだということがわかります
引用語根のAUGはTo increase 増やすという意味ですので ラテン語とおおむね同じような意味を持っていました
括弧の中には同じ引用語根に遡る同属語が書かれておりまして
ここではGK グリークギリシャ語が書かれています
ギリシャ語のAUXANE 増やすTo increase という意味のAUXANEと
To make large 増大するという意味のAUXANE という単語が同根語となっているようです
その後にコロンがありまして CF AUGMENT とありますので
このAUGMENTとコーサーが同じ語源を持っているかもしれないということが示唆されているんですが
AUGMENTの方を語源辞書で調べてみますと こちらも同じラテン語のコーシ アウゲーレに由来することが書かれています
ちなみに引用素語のこのAUGというものは 実はいろんな単語の中に潜んでいまして
ぜひお時間のある方は 英語語源辞典の後ろの方に引用語根表というのがありますので AUG を引いてみていただきたいんですが
例えばラテン語の由来ですと AUCTION ですとか8月のAUGUST それからAUGDIWILLERY
フルマンス語だとなんとコシを表す WAST や増やす 塩が満ちるという意味の WAX このあたりが
フルコン語であるというふうに書かれていますので こちらをぜひ色々探してみると面白いかと思います
15:04
語源はとりあえずこのような説明になっているようなんですが らこさんいかがでしょうか
語源は結構いろんなところ フランス語の中での綴りの変化とか
途中の綴り変化があるけど 意味的には言語を結構保ったままっていう感じはしますね 増やす 新しく生み出すっていう
ことから生み出すもの 創造者 作家っていう感じで 語根というか意味の格はあんま変わらずに
今まで残ってるんだなーっていう感じですね
比較的変遷の過程といいますか 動機が見えやすい意味の変遷ですね
ではこの後オーサーに関する中があるので 見ていこうと思うんですが この綴り字についてですね
先ほども申し上げた通り 中英語にはCの含む綴り字があって あとはTHではなくTだったというところが
現代のオーサーとは異なる部分になっているんですが これはなぜでしょうというところになります
確かに Hはここまで1回も出てきないですもんね 途中のTHは
語源上はこのCがラテン語に由来するということが 分かったんですがってところなんですね
まずこのCの話が注釈の頭に書いてあります
L ラテン語に習ったAUCTという綴りは 15、16世紀に英語で一般的になったがと言いますね
ここがラテン語に習った綴り字 用語で言いますと 語源的綴り字
Etymological Spellingという現象でして ダウトに挿入されたBと同じような綴り字の変化の種類ということになります
一般的になったがの後ですね その頃F フランス語でOとAUTに五字り
AUTHが用いられるようになった それが16世紀半頃に英語に入り
まずAUCTURをAUCTURに 次いでAUTURをAUTHORに変え
最後に発音もTHの発音になったということなんですね
まず最初はラテン語に沿ったCを挿入した綴り字が 15、6世紀に一般的になったんですが
フランス語の方で 語源とは関係なくAUTURがAUTH THの綴り字に変わったというのがまずあるんですね
それが英語に16世紀半頃取り入れられまして C入りの綴り字の方にTがTHに変わり
Cなしの方も これはCありなしというのが両方とも 当時には英語の綴りとしてあったわけなんですが
18:03
Cなしの方の綴り字もTからTHに変わったと THに変わった時点では発音はまだTOTUR
Tの発音のままだったんですが 最後は綴り字通りに発音するという 綴り字発音という現象なんですが
発音もTHの音になりましたよ ということなんですね
せっかくラテン語に習って入れたCをまた外したんですね
そうなんです
しかもどこにも関係のないTHを入れたと
そうなんです ラテン語に沿ってたのに ラテン語に沿ったものをなくし
さらに全然違う方向に行ってしまったということなんですね
一般的に最初の先天する文ですけど
この語源欄のところの黒ダイヤで ME オークトゥールと オウトゥールって2つ並んでますけど
要するに最初の最初に一般的だったのは後ろの方の Cなしの方が英語の中では一般的だったのが
15、6世紀にCが入った方が一般的だったっていう シェアの奪い合いというか
最初は負けてたCなしが逆転したですかね 15、6世紀に
それともなかったのか生まれたのかわかんないですけど
おそらくフランス語の時点でこのCありなしというものが 両方揺れていた時期にそれを英語に取り込んだので
中英語の時点でもCがあるつづり字ないつづり字というものが 存在はしていたと思うんですが
ラコラコさんがおっしゃってくださったように このシェアの奪い合いでCなしがおそらく一般的だったのが
15、6世紀いわゆるルネサンス期 ラテン語、ギリシャ語にあやかりたいという力を持っていたとされる時期に
ラテン語に沿ったCありのつづり字に置き換わっていたといいますか シェアが大きくなっていったということだと思います
こっちの方が有償正しいじゃんということで みんなかぶれていったわけですね Cつきに
でもその頃輸入した元のフランス語の方では Hを入れるという動きが同時期に動いていたと その頃
そのようですね 15、6世紀頃にフランス語で Hが入ってTHのつづり字に変化して もう一回それが英語に取り込まれていった
しかも現代のフランス語のつづり字が英語語源辞典に載っていますが 結局フランス語はこのTHはやめてしまうんですね
CもないしHもないっていう ミニマリスト一番少ない形になったんですね
そうですね 英語語源辞典にはこのなんでTHになったのかということが一言も書かれては
フランス語の影響でということしか書かれていないんですが Oxford English Dictionaryという別の
21:03
英語最大の辞書の方ですとこのTHのつづり字というのがラテン語のオーセンティクス これギリシャ語由来なんですがいわゆる英語のオーセンティックのつづり字と
意味が関連づけられてTHのつづり字になった可能性があるというような記述も実はあります
連想みたいな感じですかね
そうですね OEDによると著者というものが文章のオーセンティシティ 出所を保証する存在ということで意味が結びつけられたのではないかとされています
お時間のある方は前のページにオーセンティックの語源も書かれておりますので ぜひご覧いただければと思うんですが
実はオーセンティックのTHはラテン語の方でと ラテン語ギリシャ語に沿ったよいしょ正しい語源的つづり字となっておりまして
オーセンティックはラテン語ギリシャ語に沿ったTHだけど オーサーはラテン語には別に沿ってないTHという話になっています
つまりオーサーとオーセンティックは語源的に関係がないということなんですね
別の語源ということですね
ただ意味的にちょっと近い部分があるから つづりを寄せられた結果
後から見るとこのつづりなのに語源違うのっていうふうに 紛らわしい単語になっている気がします
きっと当時の人もオーセンティックとオーサーの それぞれの正しい語源を知っている人と知らない人だと思いますので
知らない人からすれば意味に何か関連性がありそうだし 同じつづり字だと言っていたのではないかと思いますね
ちなみになんですけどオーセンティックの方の文庫を見ていただきますと 朱英語の語源が書いてあるんですが
AU-CENTIK オークテンティック オーテンティックと書かれていまして
実はオーセンティックの語源の方にはラテン語ギリシャ語 あるいはフランス語すべてにおいてCが実は入っていないんですね
それはなぜかというとオーセンティックが逆にオーサーと結びつけられて オーサーの語源的に正しいCというのがオーセンティックの方にも
実は輸入されていたというとんでもなく紛らわしいややこしい関係性になっています
意味的にも近いし つづりもなんとなく近いからずっと混同されてたんでしょうね
こっちがこうならばこっちもこうなるでしょうみたいな そうですもんね
Cを入れるか入れないか PにするのかTHにするのかが
オーセンティックの方でもオーサーの方でも大分激動の時期を中英語から初期近代英語期にかけて取っていたようです
24:10
僕はこういうの他人の空にって呼んでます オーサーとオーセンティックみたいな
いいですね まさに他人の空にですね
しかも多分他人だけど同じ会社に属しているとか 属性が似てて
顔も似てるし 苗字も同じらしい兄弟でしょうみたいな そういう感じです
実は語源的には違うよという つづり字は混同されていましたという単語でした
一応オーサーの残りの部分を見ていきますと
注釈の後に大い小英語期にはどんな単語が用いられていたのかというのが書かれています
語源にということなのですが小英語ではボーケレ
これはブックに語彙説明時のERをつけた 本になりなりする人をつけた
このボーケレという単語がオーサーの代わりに用いられていたということが書かれています
その後にVとありますので動詞用法になりますが
こちらの初出年1596年のチャップマンという人物による著作からの出典になっています
意味は創始する セミコロンがあって 著者として書く 表す 述べる
名詞の意味とだいぶ近い語彙ですね
語源の方も名詞からの派生というふうに書かれています
白ダイヤがあって注釈がありますが 16世紀末に始まる動詞用法は
OEDによれば1632年頃にスタレタが現代になって
1940年頃から主に米 アメリカ英語で再び新たに用いられるようになった
16世紀の間にはあったんですが 一旦なくなって
もう一度アメリカ英語で20世紀に入ってから
もう一回動詞の下のオーサーが復活したという面白い歴史をたどっております
今だとオーサリングみたいな形でカタカナになっていることもたまにあるかなと思いますね
たぶんその元の動詞形はここだということですね
そうですね イギリスではなくアメリカで復活したのかなども気になるところではあります
最後オーサーの派生語がありましてオーサレスですね
名詞で1478年キャクストンからの初出です
女流作家という意味でオーサーに女性の何々する人というのを表すESSが付いた単語なんですが
注釈がありまして OFをフランス語からのオークトリス
あるいはオークトリス 1422年頃の初出ということなんですが
それとラテン語からのオークトリクス 1425年頃とされている初出
たぶんこちらそれぞれ英語における初出だと思いますが
27:03
このフランス語ラテン語の語形に変わる英語内の造語ということで
すでに女流作家を意味する単語はフランス語ラテン語から釈用していたんですが
それではなく英語内で新たに造語してオーサレスという単語ができたということのようです
ということで本日はオーサーという綴り字がオーセンティックと変な混同をしまして
ラテン語に由来しているのかしてないのかフランス語に沿っているのか沿ってないのかという
いろいろなところと混同競合を飾っていった結果の綴り字というものを紹介しました
コーラコさんいかがでしたでしょうか
結果的に英語独自のガラパゴスな形になってしまったんですね
そうですね結局Cも入りオーサーについてはCも入らず
それにも属さないTHをつけてしまったという
独特な形の進化を遂げました
途中の15、6世紀の動きに関しては
よくあるラテン語、ギリシャ語への憧れというのが分かりやすい
ユネサンスの影響を受けたようなところは面白いですね
そこは他の単語にもよくあるパターンですし
その後の展開がまたちょっと違うのがオーサーの面白いところですね
かなり特殊な語源的綴り字に関する例だと思います
取り上げてみました
25語源時点は意味の変遷というのも面白いですし
前回のバンクのように同じ英語に入ってきた単語での
25語とか語源的関係を見るのも面白いんですが
1語あるいは複数語における綴り字のせめぎ合いなど
いろいろな楽しみ方がありますので
ぜひお聴きの皆さまも
英語語源時点の何か自分の興味のあるトピックで
他の観点で気になる単語を探すというのも面白いかなと思います
お手元にある方はぜひこのオーサー周り聞いてみてください
オーソリティとか前後まだ面白いのありますよね
オーサーオーセンティック関係の
別の単語もたくさん近くにありますので
眺めていただければと思います
今回はこんなところですかね
それではまた別の単語別の機会にお会いできればと思います
本日はありがとうございました
ありがとうございました
エンディングです
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました
綴り字の問題たくさん出てきましたね
Cがあるかどうか
そしてTではなくTHが使われるかどうかという
30:02
この2点ぐらいのポイントがあり
しかもそこにフランス語が絡んできたり
ラテン語が絡んできたり
そして勘違いの的となったですね
オーセンティックこれなどを含めると
今度はギリシャ語まで遡ったりするんでね
いろんな言語も関わってくるというところでですね
語源的綴り字の話題でもあり
エセ語源的綴り字でもあり
綴り字発音の話題でもあるというふうに
いくつか用語は出てきましたけれどもね
今回のやや複雑ながらも
丁寧なお二人の解説によってですね
よくこの複雑さ自体がわかったんではないかと思いますね
今回もラコラコさんの独特なものの見方といいますか
用語使いこれ素晴らしいなと思いましたね
フランス語は結局ミニマリストだなんていうのも
素晴らしい観察眼というか表現力だと思いますしね
オーセンティックも絡んでくる
このあたりのラコラコさんの総括も大変上手でしたよね
それからオーサーとオーセンティックは他人の空にであると
このようにラコラコさんは表現されていました
さらには英語ガラパゴスこのあたりですね
素晴らしいキーワードというか表現センスだなと思って
私もですねこれいくつか取り入れたいなと思っております
聞いていて大変聞き応えのある今回オーサー
英語語源辞典の項目読み解きシリーズだったと思います
皆さんぜひ英語語源辞典でオーサーだけでなく
その周りの単語も見る習慣をつけていただくと
このようにどんどん深掘りできる
そんな世界が沼る英語語源辞典ということなんですね
世界一の英語語源辞典ですので
ぜひ皆さん入手していただければと思います
今後もこのシリーズ続いていきますので
どうぞご期待ください
最後に絶賛発売中新幹総なぜ3単元の
目撃マップ企画展開中ですというお知らせです
全国のリアル書店で本書を見つけましたら
町と書店の名前を添えてなぜ3単元が置いてありましたよ
とお知らせください
私がGoogleマップ上にピンを立てていきます
日本地図をなぜ3単元で埋めていき
英語史をお茶の間に広めていきたいというのが
企画の趣旨です
まだ独立された方におかれましては
Amazonレビューなど各種のプラットフォームで
本書のレビューやご感想もお寄せください
それでは今日も皆さんにとって
33:01
良い一日になりますように
英語史研究者のホッタリュウイチがお届けしました
また明日
33:09

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