詩吟の音程の重要性
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザックバランにお話しするチャンネルでございます。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。今日収録しているのは10月の14日、3連休明けの月曜日なんですけれども、
たぶんですね、まだ3日前、4日前ぐらいに収録したやつをそろそろ配信するぐらいなんじゃないかなというところでですね、
ちょっとあんまり配信ペースが遅くなっていて申し訳ない限りです。
だいたいこういう時は相場が決まっておりまして、私が体調を崩しているのか、
もしくはいろんな仕事を詰めすぎてですね、朝起きられない状態になっているのか、
はたまた娘が嫌がってですね、保育園に行くのが遅れて収録する時間がなくなっているのか、
だいたいそこら辺になってくるんですけど、全部ですね、全部。また睡眠時間を削ったりして、わらわら。
今はちょっとですね、プライベートの方でもいろいろと変化がありそうなので、
そちらはスタンドFMの音声配信の方でセキュララに語っているんですが、
ちょっといろいろありそうなんですね。また人生プランを考えているところで若干ドタバタしております。
でもここもコツコツやらないといけないんでですね、僕のライフワークなんで頑張っていきたいと思います。
さっきまでですね、ちょっと別に喉問題なかったんですけど、急に若干枯れ気味で申し訳ないんですが、
体調は元気です。では今日お話ししていく内容なんですけれども、
死因における音程ですね。音程の感度を高めるためのイメージとか小話をですね、いくつかしていきたいと思います。
死因で重要な骨組みの一つである音程ですね。音程。これがなかなか音程が良くならない。
吟じ始めの本数と終わった時の本数が全然違うとかですね、そういうので悩まれた方はいらっしゃるんじゃないのかなと思いますので、
今日は基本に立ち返って、かつ最近僕が感じていることも踏まえてですね、多分最終的に混乱するんじゃなかろうかなと。
吟じる本数の目安
基本は初心者向けの話になるんですけど、若干後半は混乱させる話になると思いますが、どうかご容赦ください。
まずですね、死因には本数というものがありますね。死因には絶対音感、原曲キーというものはないんです。
原曲キーというものはなくてですね、相対音感で始めるんですね。相対的に、
別にどの本数でもやっていいという話です。
基本的な話からおさらいするとですね、男性は大体2本から3本ぐらい。
僕は大会ではですね、男性は3本から4本でやる方が見栄えが良いというか聞き栄えが良いという風に僕は学びました。
ただ僕の場合4本でやるとですね調子に乗りすぎて基本がおろそかになるので、今3本に抑えようとひさすら言われている感じです。
もちろん人の個質にもよりますけれども、ちょうど張りやすい、聞いていても本にも頑張ってるなぁみたいな感じも出てくるのが3本から4本。
大会でも上手い方は3本から4本の方が多いかと思います。
女性はですね、確か7本から8本の方が多いのかなと思います。
でもどうなんだろうな、6本の方も全然いらっしゃるし。
とはいえ、でも若い人はやっぱり7本もしくは8本でのびのびとやられている方が多いという感じですよね。
これより高いとですね、逆に感高くなってしまってキンキンして聞いている方が辛くなる場合もある。
まあ僕は声高いやつやると調子乗ると同じ感じなんじゃないかなと思いますが、男性が3本から4本、女性が7本から8本が一つの目安というところになります。
音感を良くする練習方法
この決まった本数に対してですね、実際に吟じていくわけなんですけれども、やはりですね、音はずれていくんですよ。
音がずれていく、そしてどれくらいの音の感度でですね、審査員の先生方は聞いているかというと非常に細かいんですね。
ドレミファソラシドっていうドレミあると思うんですけど、
ドからレっていうのを一音ですね、一つの音と書いて一音上がると定義するとですね、その半分じゃない、2分の1音じゃないですね。
ドレだったらドレがこれが多分半音ですよね。ではなくてさらにその半分4分の1音。
ドレだってドレドレドレ多分これぐらいになるのかなと思います。
でもそれだけではなくて、さらにもう一回8分の1音。
ドレドレはもうよくわからないですね。さすがにパッと演じれるほど僕もそこまでではないんですけども、こんな感じで一音の中の半分ずれていたらですね、
音ずれてるねーってなります。音ずれてるねーってなりますね。
4分の1音ずれていたらちょっと上ずってたねーとかちょっと暗かったねーって言われます。
8分の1音ずれていたらなんか違うんだよなーって言われますね。
だいたい先生の反応でここら辺が見えてくるのかなと思います。
音がずれてるねーなのか、ちょっと暗いねーなのか、なんか違うねーとかですね。
あなたは今どれぐらいのレベルなのか、先生の反応からこういったところを逆算できるかと思います。
で、音の話なんですけれども、音感をよくするためにですね、お伝えした方が良い話がいくつかあります。
一部はですね、僕は過去に出版している詩吟の教科書初心者編という本にまとめているんですけれども、
まずはですね、音というものは決して階段状のものじゃないんですよね。
世の中には連続したものとして存在している。階段ではなくて、なだらかな坂ですよね。坂道、スロープと言いますか。
そんなものに世の中には存在しているんですよ。
ただの音の波の揺れですからね。波の揺れの激しさなんで、
それが急に次に行ったから勝手にガクンと上がるような、そういう代物じゃないということです。
なので、こういうなだらかなものから、ドとレとミとファとですね、そんな感じの音をビタビタビタと捕まえていかないといけないんですよ。
だから、そんなことができる芸当のある人はですね、普段から意識して練習している人しかなかなかできない。
もしくは絶対音感を持っている人しかできないという話になります。
だからですね、普段から適当に吟じている人はですね、この3本の最初の主音だと思っていたらですね、
実は9割ぐらいは主音だけれども、1割ぐらいは低めの音かもしれないなとかですね、そんな風に感じたりします。
若干ずれているんですよね。100点じゃなくて常に90点ぐらいしか取れていないとか、雑な人は80点ぐらいしか取れていないなっていう、
そういう認識で音というものは本当に完璧な精度を目指すというのは難しいんだというのがまず一つあります。
そして2つ目はですね、これも理系的な話になるんですけど、音というものはですね、細い1本の音がこの波長っていうのがピーンとあるわけじゃなくてですね、
複数のいろんな音が混ざってその声ができているんですね。
だから低い音が強めの方はですね、力強いような感じが出ますし、高い音の割合が多い人はキンキンするという感じが、ちょっと違うな。
どんな人の声にもですね、これは身の音だっていう声はあるんですけども、実際のところは身の音の周波数のものが一番多くてですね、
そのちょっとずれた周波数のものが少し少なくて、さらにずれた周波数のものが少しずつあるという、こういう山の分布をしているんです。
正規分布と、正規分布まで行くのかな?
まあみたいな感じでこういう分布になっている中のこの一番メインのところにちゃんと精度高くこの波長を合わせていくんだっていうのが、
この音程を良くするというものなんですね。
どうでしょうか?
よくわかんないなと思いながらも、少なくともですね、精度良く完璧な精度で音を取るということがいかに難しいことかというのが、まず伝わればいいのかなと思います。
このなだらかなところをピタッと取っていく必要もあるし、分布の中の自分の声質を認識した上で、その一番山にあるものをそこに合わせていくという、そういう話ですね。
あとはまあ耳がいい人が声で出せるかというと、それもまた別の話というところもあります。
自分から出している声はですね、自分の声自体は骨伝導で自分の体に聞こえてくることが多いんですね。
若干響き方が変わってきたりします。
だから人の声はですね、ちゃんと反映できたとしても、自分の声がうまく認識できないという人はですね、まずはやっぱり自分の声をしっかりと録音して聞き返す。
これがですね、やっぱり欠かせないんですよ。
自分の普段からやっているのだけを信じてやっていてもですね、はたから聞いている声と違うものを聞いている可能性があると。
多分聞いているんですね。
でもそれは普段から録音して聞いて、録音して聞いてというのを繰り返していると、だんだんとそのズレをなくすことができ、減らすことができるということがあるので、録音も重要ですよという話になります。
だいたいこんなところが基本のおさらいになるんですけれども、あとはですね、だんだん喋っていて僕もちょっと喉が疲れてきたんですが。
本来であればですね、死銀と歌声の違いですね。死銀と歌声の違い。
多分ボイトレとかの本を聞くとですね、読むと、響かせるポイントをですね、音の高さに合わせて多分高く上げていくんですよ。
高い音はより頭上部に響かせていて、低い音はこの胸元を響かせるみたいな感じですね。
響かせるポイントを変えていきましょうってあるんですけれども、死銀においてはですね、特に最近僕はよく口酸っぱく言われているんですが、死銀においては常に低く胸元からが多分正解だと思います。
常に出ているところは胸元1本、溝落ちぐらいから出てくるぐらいの、本当に低いところからずっと出ている。
そして音が変わろうがですね、そこの響きを変えないためにそこから出ている出口、出ているポイントはずっと同じところからやると。
詩吟技術の探求
だから歌声を普段からやっている人はですね、なんか響かない感じがするけどいいのかなとかっていうふうに不安になることはあるんですけれども、
多分これ中級者、上級者で言ったらですね、響くポイント変えちゃいけないんですよ。それはもう歌声になってしまう。
響きを意識する吟じ方ってなってしまうんで、それはやはり歌の方なんですね。吟じるっていうのはそっちの方向の発声方法ではないんですよ。
そういうふうに発声していると、死銀ならではの音程が安定していくようになっていくらしいです。
僕は今現在進行形でそっち頑張っているんですけど、高い音であってもちゃんと胸元から出ている意識を離さない。絶対離さない。
そういう認識を持っていくとですね、この歌と銀がどういうふうに違っていくのか、そのあたりがわかってくるかと思います。
もう一個混乱させる話をするとですね、本当に死銀、死分によって自分の癖というものがですね、確実にあって、
この言葉をやった時についつい声がですね、上ずってしまうとか。
ベンセイーだったらベンセイーって背が上がってしまう人がいたりとかですね、
そういうふうに言葉を読んでいる時点で音がずれるとですね、気がついたらこの吟じ始めの出だしからもうずれてしまっている。
徹長を精度高くやろうとしているのにですね、事前のアクセントを雑にするあまりスタート地点がずれてしまうということがあって、
あれ、なぜか音程が合わないなということがあります。
他には口の形が悪いとですね、口が横に広がりすぎると上あごに響きやすくなって上ずるようなことになりやすかったりとかですね。
あとは元気がない時はですね、元気がない時は声が低くなりがちなんですよ。
ちゃんと野球ボールの球というふうな認識をしてですね、ちゃんと最後まで相手にビターッと止めるように、ぶつけるように。
相手にきっといいストレートボールというのはですね、直前にちゃんと伸びるというか、少し浮き上がるというか、多分そういうボールのはずなんですよね。
ただそこにレーザービームで行くのではなくて、声というボールをまっすぐ力強く相手に最後まで勢いを止めずに、抑えずに届ける。
そういう力をやる方が相手の耳に届いた時に音程が落ちにくいとかですね。
こういう話があったりします。
今日は非常に取り留めもないただのマシンガンのように話を言ったんですけれども、知らなかったという認識がお話があればですね、幸いかなと思います。
自分自身もですね、昔は何も考えずにですね、ドレミって歌ってたらドレミって勝手に出るもんだと。
人間の体は便利だなあっていうふうにもうぼっか的に笑っていた時期があるんですが、本当に音感の良い友達から結構こっぴどく指導されましてですね。
で、詩吟でも指導されて今に至るという感じになっております。
まああの本当に音感は終わりのない。
精度高くても99.999を探していくのはそういう世界ですので、ぜひぜひ頑張ってみてください。
僕も引き続き頑張りたいと思います。
道館のエピソード
よし、では今日一つ吟じていきたいと思うんですけれども、
今日吟じるのはですね、道館みのおかるの図に大巣。
自分の教科書だと作者不詳と書いてありますが、これも有名な詩文ですよね。
大田道館。江戸城を作った人です。江戸城を作った人。
僕が大好きなジャンプの漫画のですね、逃げ上手の若気味様だったかな。逃げ上手の若気味ですよね。
ネウロとかコロ先生の作者と同じ漫画なんですけど、そこがですね、道館に最終的につながっていくストーリーを話していたんですよね。
上杉謙信が出てくるら辺の、さらに手前の長尾家がどういう風に関わってくるか。
上杉家がどう関わってくるかみたいな話があって、あれあれあれ、大田道館ってここか。
まさかの漫画からそういう学びがあるという話で、ただそれだけですね。
今日はこちらの詩をご紹介して吟じたいと思います。
ではまず詩文からですね。
道館みのおかるの図に大巣。作者不詳。
小杏雨をついて帽子をたたく。少女為に送る花一紙。少女言わず花は語らず。英雄の心地を乱れて糸のごとし。
ではどういった内容か。
大田道館はある日一人馬に乗って出かけたのだが、急に雨が降り出した。
一見の貧しいあばら屋に立ち寄って雨宿りをし、みのを借りようとすると、一人の少女が出てきて一本の山吹きの花を差し出した。
少女は一言も話さず。また花も何も語ろうとしない。この武将はそれが何のことかわからず思い惑うのみであった。
すごくおしゃれな場面。多分いろいろ考察を入れればイルクラでもできそうな気がするんですが、とどめておこうと思います。
今日はちょっとあの喉が微妙な感じなんで若干お聞き許しいかもしれませんが、
そして音程もどうだろうな。だいぶ気をつけて吟じていきたいと思います。
道館。みのを借るの図に題す。作者不詳。
今晩雨をついて
帽子を叩く少女
雨に遅れて年
いかがでしたでしょうか。なんか急に声がガサガサになってしまいました。
朝大丈夫だったんですけど、ちょっとあの気合い入れすぎたのかな。
ちょっとすいませんが、こんな感じで。最近睡眠削りがちだったんで、そろそろ節制をしちゃいと思います。
ではまた次も通常通り配信していく感じですかね。
銀猫道場の方、銀の応募ですね。最近止まってきておりますので、ぜひぜひお待ちしております。
早めにすぐに回答できるんじゃないかなと思います。
では四銀の魅力を発信する四銀チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。
