詩吟の魅力とチャンネルの紹介
詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザック・バランにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私はですね、相変わらず睡眠時間を削って色々とやっております。
やりたいことがあったときにどうも集中してしまうというところがあって、
今はですね、ショート動画というものを改めて、
詩吟に関するショート動画をちょっと作ってみようかなと思って頑張っております。
日常を切り取った動画とかをですね、それを切り張りしながらも、
この詩吟を全く知らない人が、このTikTokとかYouTubeショートとかですね、
ああいうところで見たときに、あれ、どういう人なんだろう気になるなみたいな、
本当に詩吟を全く知らない人向けにどうやったら詩吟という言葉を理解してもらえるか、
私という人物を知ってもらえるか、そういうのはだいぶ価値があるかなと思っていて、
まずはちょっと食わず嫌いだったんですけど、今ちょっとそこもですね、
チャレンジしているところです。
監視ロックもやっているんですけれども、
ちょっとだけ今ここを集中して試してみてから色々考えてみようかなということで、
やっぱチャレンジは本当に頭が疲れますね。
ちょっと栄養ドリンク飲んでこの後仕事頑張ろうかなというところです。
ではでは、今日本題なんですけれども、
頭出しと強弱のつけ方
柑橘強弱のコツということで、
頭出しに気をつけようという、そういうテーマでお話ししていきたいと思います。
詩吟は骨組みと肉付けという2段階がありまして、
肉付けというのは詩上表現、より応用的な複雑で難しい話になってきます。
それで柑橘強弱をつけましょうとかあるんですけれども、
この得体の知れないものに対してどういうふうに気をつけていったらいいのか、
これは一つ一つですね、こういう柑橘強弱のつけ方があるのかとかですね、
こういう詩上表現の仕方があるんだとか、
そういうものを一つ一つ学んでいって、
その詩吟それぞれに合うものを取り入れていくというのが良いのかなと思っております。
ということでですね、今後も微妙にシリーズ化しようかなと思っているんですが、
柑橘強弱のコツということの一つ目としてですね、
頭出しの重要さについてお伝えしていきたいと思います。
頭出しとはどういうことか、僕が適当に言っているところであるんですけれども、
この詩吟ではですね、別に出だしのことじゃないです。
出だしも含めるんですけれども、
この吟辞始めるときのこの最初の言葉ですね、
だから弁政粛粛であれば弁政の弁のあたりですね、
粛粛も粛とかですね、このあたりがこの頭出し、
粛とか弁ですね、夜川を渡るであれば夜の夜、
夜川尾の河渡るのはですね、これが頭出しと僕は読んでおります。
これがですね、全部同じような言い方、同じような吟辞方をしていると、
のんべんだらりんとした、間延びしたような感じになって、
メリハリがつかなくなって柑橘強弱が失われてしまうということがあるんですね。
どういうことかというと、
そうですね、これに行こうか。
弁政粛粛夜川尾
というこんな感じでやってみたんですけれど、どうでしょうか。
この頭出しをですね、全部同じえぐるような感じにやったんです。
弁政粛粛夜川尾
という風にやっているとですね、なんかくどいなって思いませんでしたか。
くどい、コテコテだなみたいな。
だんだん聞いているとですね、ちょっと疲れてくるなという風にも感じたんじゃないのかなと思います。
そうではなくてですね、僕は普段からしれっとやっているんですが、
今のやつであればですね、
弁政粛粛川尾
これどうですかね。先ほどのと比べると、
この頭出しがいろんなやつがあるなという風にわかったんじゃないのかなと思います。
まあ出だし1個目は一緒ですよね。
弁ってやってもいいですけど、
夜夜夜
この頭からちょんちょんと置く感じ。
川川尾
渡る
でもう一回ちょっとえぐるような感じが入ってくると。
この頭からちょんちょんと優しくそっと置くような感じ。
そして下からえぐるような感じ。
対別するとこの二パターンがあるんでですね、
今回はこの二パターンを意識的にずっと続かないように使い分けるというのをお勧めしたいかなと思っております。
どのセリフでも使えるところではあるんですけれども、
特に理解しやすいようにするためには、
頭高のアクセントの言葉ですね。
夜とか見るとか遥かにとかですね、
こういう言葉があると思うんですけれども、
この頭が高い音。
頭が高い音は頭が高くて2音目が低い音ですね。
夜とか遥かにですね。
こういう頭高の言葉が出てきたときに遥かに。
夜とかですね。
見る。
こういう風に全部下からグワングワングワンとやっているとメリハリが効かなくなる。
環境強弱が効かなくなってしまうので、
全部がダメだというわけではないですね。
半分ぐらいがいいです。
ハーフハーフでいきましょうと。
このえぐるの音。
頭からそっと。
頭だけを掴む。
ソフトクリームで。
ソフトクリームで下からずっとペロペロ舐めるんじゃなくて、
先端だけをスプーンでサクッと掬い取るような。
そんな感じ。
先端から掴み取るって感じですね。
夜とか見る。
見る。見る。見る。見る。見る。
夜。遥かに。
落ち。
とかですね。
全部この頭から。
正直こっちの方が難しいです。
難しいですし、
このお腹の支えというものも多分必要になってくるんですね。
これからこういう声出すぞっていうのを、
もうお腹を意識しながら、
自分の出る声をイメージしながら、
あらかじめ想像しながらやると良いですね。
想像しないで下からやると、
もう血に足ついてるような感じでやりやすいんです。
後から何とでも調整できるんですけれども、
上から来るからですね、
なんというか掴みどころがない空中線みたいなのが始まるので、
自分は今からこういう声だけを出すぞっていうのを、
意識してやらないとこれなかなかできないです。
ひよ。ひよ。ひよ。
強調すれば、この無音になっている空気のところから、
そういう声を出す準備が始まっている感じですね。
夜か。見る。
こういう風にやっていくと、
この頭のやつ、それが自然と丹田と連動してくると、
なお良しという感じですね。
この言葉の頭出し、特に頭高のアクセントの頭出しを、
2パターンあるのでそれを使い分けていくと良いでしょうという、
そういうお話でした。
風景予約の吟じ方
是非、いろんな銀で出てくるかと思います。
意識するだけでもだいぶ銀が変わってくるかと思いますので、
やってみてください。
よし、後半行きたいと思うんですが、
車の中は暑いのか涼しいのか本当によく分からないですね。
運転していると風は涼しいし、
だけど締め切っているとちょっと暑いし、
止まって日差しだけ浴びているとどんどん暑くなってくるし、
もう何なんだろう。
でも今年の秋は短いそうなんですが、
本当にどうかどうかこのちょうど良い時間を長続きしてほしい。
夜にエアコンもいらず、
布団も大して被らなくても良い時間が続いてほしいなと思いながら、
別に今日はですね、風景予約を吟じていきたいと思います。
これはですね、今日のお話、
この頭高の銀でやった場合に、
これが真っ先に思いついたんですよね。
月、落ち、カラス、天に三つ。
頭高の二文字がですね、
もうこれでもかという感じで出てくるので、
すごく参考になるかと思います。
これを全部えぐるようにやっていたらですね、
本当にひどい銀になってしまうので、
そうならないように今日は気をつけていきます。
改めてちょっと詩文と通訳を紹介していきます。
風景予約、長経。
月、落ち、カラス、泣いて、霜、天に三つ。
降風、漁火、州民に対す。
こそ城外の観山時。
夜半の小水、漠然に至る。
ではどういった内容かですね。
月はもう西に沈み、カラスの鳴く声が聞こえ、
空には霜の降りる気配が満ち溢れて寒さが厳しい。
川岸の楓や潔日の明かりが点々と寝そびれた目に映る。
なかなか寝疲れずにいると、
こその街外れの観山時からであろうか。
夜半を告げる鐘の音がこの船まで聞こえてきた。
めちゃくちゃ有名な漢詩ですね。
ではこちら、この頭高のアクセント、
それ以外も含めてですね、
頭出しがどういう風に使い分けているのか、
お気にしながら聴いていただければと思います。
不況夜白、超軽、月落ち、カラス鳴いて、霜夜半。
いかがでしたでしょうか。
そこそこ使い分けられたような気がします。
月落ち、ここは落ちっていう風にして、
その次にカラスと上からそっと掴み取るような、
カラス難しいんですよね。
という風にいろいろ、
こっちこっちこっちこっちっていうのを
結構コロコロ変えていくことで
飽きにくいし、緩急強弱にも繋がっていくしというところです。
ちょっと難しい話ではありましたが、
ただやっぱり下からえぐるのってやりやすいんですよ。
そればっかりにやっているとダメですよと、
ぜひいろんなものをやって、
いかに聞いている人をちょっと飽きさせない、
楽しんでもらう、
そういう視点を持ってもらうと良いのかなと思います。
では今日はこんな感じで、
明日は銀猫道場のメンバーシップ限定の配信になるかと思います。
コメントやリクエストもお待ちしております。
ではでは、
シギンの魅力を発信するシギンチャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ!
