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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
本日は4月29日に収録しておりまして、この日は私がお休みなんですが、妻が
週日の仕事なんでですね、家の中で娘と一緒に収録してます。 だから多分だいぶ今回の収録はチャチャが入ると思うんですが、
ゴールデンウィーク特別編ということでご容赦ください。 大丈夫だよね。
吟の技術を評価する
はい、では今日早速本題に行きたいと思うんですけれども、今日はですね、 人の吟から学びを深めるための3つの視点、3つあるかな。2つあるんで思い浮かぶんですが、
まあ3つの視点ということでお話ししていきたいと思います。 詩吟の大会に出るといろんな方の吟を聞くことができるかなと思います。
それでですね、審査員の順位をプログラムに記入していって、ああそうかとかですね、そんなふうに思うのも別に悪くはないですし、僕もそういうふうにはやっているんですが、
これを聞いてくださっている方にはですね、せっかくなので、もう少しちゃんとした視点を持ってですね、上手い人から詩吟を
もっと学べるようにですね、していけば良いかなという、そういう話になります。 大丈夫ですか?聞こえてますかね。
ということで早速、では早速一つ目の視点から行こうと思うんですけれども、一つ目はですね、骨組みに基づいてその人の詩吟を判断してみるというものになります。
発声、発音、アクセント、音程があると思うんですが、
発音の良し悪しはですね、なかなか難しいかなと思います。
ただ、発音はですね、発音はこの人の口がここで潰れているのかな、そもそもあ、い、う、え、おで、ちゃんと聞こえていないなというところ、それが自分が振り返ってみてどうなのかというふうに考えると良いと思います。
音程については、これは結構重要かなと思います。
音程はこれは本当によく聞く方が良いと思います。聞けば聞くほど鍛えられるものですね。
ただ、大会の本番中にコンダクターを鳴らす人はたまにいるんですが、それはやっぱりマナー違反なのでやめた方が良いです。
今の順番に聞いていってですね、なんとなく低かった気がするとかですね、そういう何々には気がするというこのすごく抽象的な感覚こそ大事にしてほしいんです。
で、その後にギンが終わった後に、じゃあ結局どれぐらいずれていたのか、まあイヤホンをつけて音とかで聞き比べできたら一番ベストなんですけれども、
この人はここで下がってきた気がするなぁとか、特に大揺りの最後のところというのは人はブレがちなんでですね、ここがずれてるなぁ、もしくは主音のところで下がりきれていないかなぁとか、
これは本当に最初は自信がなくて当たり前なので、その自信のなさを繰り返しいくことでだんだんと確信に変わっていくというものになります。
発音、発声、アクセント。で、アクセントは、まあアクセントがちゃんとこの人は平板になっているのかな、頭高になっているのかなという視点で聞いてあげるというところですかね。
で、言葉運びとかも均等なのか不均一なのか、そういう視点で見ていただければ全然あの変わったものになるのかなと思います。
改善点を見つける
では、今度は2つ目の視点に入ろうと思います。
では2つ目の視点はですね、この人の詩吟がどうやったらもっと素晴らしくなるなぁっていうふうに、そういう感覚でものを見るということですね。
自分より上手い人の吟をですね、なんか評価するとなると、そんな恐れ多いことできないと思うかもしれないんですが、その時はですね、
僕も普段からすごく意識しているんですが、この人の吟、こうだったらもっと素晴らしいのにもったいないなぁとかですね、そういう視点で考える、捉えるということです。
で、その人の場合が、まあ音程のズレとかあれなんですけれども、もっとこの点句のところでもっと広がる感じがあればいいなぁとかですね、逆にここ少ししっとりしてくれればもっとよかったなぁとか、
ちょっとここの表現の仕方が、なんか丁寧さが欠けていて惜しいなぁとかですね、まあ惜しいなぁとか言うと、なんかだんだん上から目線になってきて、そこの塩梅は難しいんですけれども、
この人のどんな上手い人の詩吟であってもですね、この感覚は、考え方は使えるので、ぜひやってもらいたいなぁと思います。
そして最後3つ目の視点になります。3つ目はですね、ちょっと難しいんですけれども、もし自分が審査員だったらどこを評価するのか、どこを原点するのかという視点を持つということです。
これはまあ僕も別に全然できているわけではないです。審査員経験があるわけでもないです。
ただ基本的にはですね、この骨組みかつ詩上表現、ここから原点方式でいきます。さらに大会によってはその人の立ち振る舞ですね。
細かすぎるルールとかどうでもいいと思うんですが、その人がこの吟詩としてですね、その舞台に立つことでどういう美しさが求められているのか、そこからどういうふうに原点していくのかと。
その原点の量が少ない人がある意味この大会の上位になるというわけです。 もし自分が審査員だったらどこをどういうふうに判断するのか。
ただこれあの絶対難しいんで簡単にできるわけではないんですが、ただこの視点を持っているとですね、まず確実にわかることとしてはだいたいの冒頭で判断が決まるということです。
冒頭の聞くだけですね。聞くのところだけで聞いて、もうだんだん他の人も聞くを聞いたらだいたい評価が定まってくるなぁというところです。
それほどに聞くっていうのは重要なんだなぁという逆算的に理解してもらえればいいかなと思います。
キティちゃんちょっと待ってね。
はい、だいたいなんとか録音を止めながら3つの話まで行きたかと思うので、だいぶ聞きづらい感じだったと思うんですが、参考にしてもらえればと思います。
では最後ですね、一つ詩を紹介して吟じて終わりたいと思います。 今日多分これ初めてやるやつですね。
国武青藩という方が作られました三中の歌という詩文になります。 ではまず詩文を読んでいきますね。
世に問う三中に棲むこと幾歳ぞと、世間の孔子雲縁の如く、薬を摂りて帰り来たるも日なお早し。
一人小風を聞いて石上に眠る。
まずどういった内容かですね。
山の中に陰性して何年になりますかと問われれば、世間で言う小読みなど私には雲や霞のようなものはっきりしませんというばかり。
時には薬草を探しに出かけても日がまだ高いうちに帰ってきてしまう。
一人松風の音を聞きながら石の上で眠るという自然のままの毎日なのだから。
この国武青藩という方は安政だ江戸時代後期から1944年まで生きられているんですよね。
そこまでめちゃくちゃ古いわけではないけれども、この山に籠るような感じをしているのかな。
なかなか面白い。縦山を望むので知っているんですけどね。この国武青藩という方。みんな気になるな。
果たしてどこまで聞こえたかわかりませんが、じゃあこれでちょっとなんとか吟じて終わりたいと思います。
もう今音符している状態なんですが、ではこちら吟じて終わりますね。
山中の歌、国武青藩。
よにとう山中に
うとせぞとし
いかがでしたでしょうか?なんとか吟じれましたね。この腰をかがめて音符しながら、今14キロぐらいかな。
途中は首若干湿られたんですけどね。
おとなしくやってくれたから。さあそこ行きたい?じゃあ後で公演行こうね。
はい、ということで今日はだいぶノイズが多かったかもしれませんが、ゴールデンウィークということで。
ではちょっとお休み中は収録が減るかもしれないんですが、リクエストとかコメントとかいただければですね、次の詩吟の配信のネタとして参考にさせていただきますので、
お待ち、コメントやご感想お待ちしております。ではでは、詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル、どうもありがとうございました。
バイバイ!