詩吟の基本
詩吟の魅力を発信する
詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザクバラにお話ししていくチャンネルです。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今週も早いもので9月12日に収録していますが、
9月はもう半分ぐらい過ぎていくのか。でも夏が終わらない。
そんな毎日ですね。
娘は着々と成長しておりまして、
今朝なんですけど、ご飯食べた後に若干時間があったんですね。
娘は自分で絵本を持ってきてですね、
これ何々ちゃん自分で読むの?って言って、
ちゃんとページめくってですね、結構正確な感じで読んでいるんですよ。
あれ?文字読めたっけ?って思ったんですけれど、
よく読ませて聞かせているから、
それと絵柄を一緒にセットで覚えてやっているのかなと思いますが、
でも本当に読むのが上手でですね、
すごい!うちの子天才!みたいな、よく親が思うやつですね。
なふうに思っております。
もう早速動画撮りましたね。
こういう動画、一個一個がすごい宝物になって、
もう絶対消せないようなやつ、どんどん溜まってますね。
では、今日も元気にいきたいと思います。
今日お話しする内容はですね、
骨むみと肉付けというテーマでお話ししたいと思います。
どうでしょうかね、資源の教室で骨むみと肉付けという言葉で
学んだことある人いるんですかね?
僕の配信ではしょっちゅう言っているんですけれども、
簡単に言えばですね、基礎と応用というところになります。
ただ僕としては骨むみと肉付けの方がより、
話したい内容としてはそっちの方がよりしっかり捉えている、
物事を捉えているなというふうに感じています。
僕自身も先生からですね、小さい頃にそういうふうに教わりました。
そう、骨むみというものがあって、肉付けがある。
骨むみというのは発声、発音、アクセント、音程、
あと言葉運びも入るかなと思います。
一方で肉付けというのはですね、
市場表現、緩急、強弱、間合い、こういった内容になってきます。
だから肉付けの方が難しいんですね。
だけれどもですよ、だけれども骨むみの方がはるかに重要だという、
そういう感じです。
学ぶ、鍛えていく順番としては骨むみが最初で、肉付けがその後になります。
ただですね、ただ、ただですね、
実際に市銀を市銀、これから大会に向けて学んでいきますとかってなった場合に、
この骨むみと肉付けはどれぐらいの比率で練習するのかっていうところでいくとですね、
全然半々じゃないです、ハーフハーフではないんです。
そこでなくて多分と僕のこれまでので振り返ると8割、8割骨組み、
残り2割が肉付けって感じになりますね。
肉付けの重要性
半年、半年練習する銀でだいたいそんな感じですね。
でも1年やる練習するものでも結局それぐらいになるかなと思います。
だから今日は骨組みと肉付けについて少し改造度高くですね、
お話ししていく内容にしようと思ってますが、だらだらですみません。
こういうふうに重要度、重要度はあるし難易度もあるけれども、
時間をかける比重としては全然骨組みの方が多いと。
あとはもう一個、由来の話ししとかなきゃいけないですね。
なぜ骨組みと肉付けなのか。
僕の出身の北陸のところなんですけれども、
安藤を動かして練り歩かせるお祭りが結構いっぱいあるんですよ。
この安藤というものは、うちのところは夜にやるんですけれども、
骨組みがまずベースにあるんですね。
骨組み、竹彦とか、竹とか、太い木とかですね。
そういうものを使って骨組みがあって、
それに対してですね、蒸し合いを書いた和紙みたいなものを貼り付けていくという。
そういう形で安藤ができていて、
それを夜に照らすと、すごいぼやーっとした赤い感じで、
かつ色がすごく綺麗に生えていて、
だからあのー、あれですね、ネプタ祭り。
ネプタ祭りでしたっけ?
うん、あれに近しい感じです。
ただ僕あれ実物見たんですけど、
これ言ったら青森の人に怒られるんですが、
僕はネプタ祭りがちょっと大味すぎてですね、
うちの祭りの方がこじんまりかつハイクオリティなイメージが、印象がありました。
実物見た人間としてはですね。
という感じなんですけど、やっぱりですね、
肉付けもすごいかっこいい蒸し合いが書いてあるんですが、
その美しさも大事なんですね。美しさは大事なんですけど、
そもそも骨組みがですね、ぐちゃぐちゃに歪んでいたりしたら、
それを貼り付ける、素晴らしい蒸し合いを貼り付けようとしても、
絵がクシャクシャってなってしまって、良さが現れないと。
だから骨組みがもう一番ベースで、かつその上に肉付けが必要だっていう、
そういう考えになってくるんですね。
なぜこの骨組みが大変なのか、時間をかける必要があるのか、
というところをお話ししていくんですけれども、
とにかくですね、おざなりにしがちだし、
ついついついつい史上表現に引っ張られがちだし、
そっちの方が見栄えが良いからですね。
あとつまらない、無味乾燥な感じがするとか、
そういう感じがあってですね、
放っておくと骨組みはあんまりやりたくなくなるんです。
特に一人で練習していたらですね、
どんどんどんどん史上表現の練習にばっかり意識が向いてしまうんですね。
それがもうずっとやってて、それでもう先生からバッサリと、
それじゃあかん、骨組みだけやれ、もう今日は骨組みだけ集中しろ、
みたいなそんな感じでですね、ひたすら言われておりました。
具体的には発声が多かったかな、発声の練習は多かったですけれども、
音程も丁寧に、発声、発音、アクセント、音程、
新しい弦を練習する時にですね、先生に合わせて弦じてみますと、
弦じた時に骨組みのところでどこがダメなのかというのを指摘されて、
それを精度を高くやっていくと。
練習の実践
アクセントとかはまだ比較的わかりやすいですよね。
アクセントとかはまず丁寧にやります。
音程もずれていたらここで上げましょう、下げましょうってやっていきます。
ただですね、アクセントもですね、発声を練習したらだんだんとアクセントがおざなりになってきたり、
発音意識していたら音程がちょっとずれていったりとかですね、
そんな風に全てが連動していくんですよ。
本当にモグラ叩きみたいな感じになっていくので、
それをペコペコいっぱい叩きながらやっていって、
どんどん叩いていくうちにですね、
ちゃんとした骨組みというものが出来上がっていく。
刀鍛冶がですね、刀をひたすら叩きつけるような、
それのモグラ叩きバージョンといったらよくわかんないですけど、
そんな感じですね。
だから骨組みというものは、まずこれをやったら次これみたいな、
そんなわかりやすいものではなくてですね、
これを意識したら今度はこれがおざなりになって、
これを意識したら次はおざなりになって、
それをどんどんどんどん繰り返していくうちに、
全体的に精度が高まっていって、
それが力強い素晴らしい骨組みに出来上がっていくんですね。
素晴らしい骨組みに出来上がった状態で、
ようやくそこから至上表現というところがですね、
意識できるようになってくるということになります。
骨組みのバラつきとですね、
肉付けのバラつきは全然大きさが違うんです。
骨組みがグラついていると、
うわ音程ずれてるなひどいなとかですね、
アクセント全然ダメだなとか、
発音が口の形が悪いなとか聞いていて明らかにわかってくるんですね。
それがダメだとですね、そっちばっかりにもう意識が集中してしまうとか、
それは当然ですよね。
それがダメな状態なのに肉付けばっかり頑張ろうとしていても、
そこを聞くレベルに至らないっていうことですね。
これわかりますかね。
より大きな問題が目の前にあるのに小さな違いとかわからないんです。
だから骨組みをしっかりとやっていきましょうと。
それができたらようやく次は肉付けの話ができていて、
肉付けのより繊細な細やかな間合いとか強弱とかで市場表現ですね。
こういうものがだんだんと意識できるようになるし、練習できるようになるし、
練習してよしよしがわかってくるようになるんですね。
だからこういう順番になってくるわけです。
市場表現を今度練習していたらまた骨組みがおざなりになってきて、
じゃあ骨組みもう一回やり直そうかっていう練習をやっていて、
じゃあまたいい感じになってきたら今度はこの辺りの肉付けをやろうかという、
そういう繰り返しでだんだんと銀が仕上がっていきます。
だから骨組みが結局8割ぐらいの練習があって、
市場表現の方が肉付けの方が2割ぐらいになるという、
そういうところなんですね。
どうでしょうかこの骨組みと肉付けの一体何なのかというのは、
少しでもわかったらいいかなと思っております。
本当にこういうふうに具体的に、じゃあ今日は骨組みの何をやりましょうとか、
じゃあここから肉付けをやりましょうっていう、
詩吟の技術
そういう多分教え方をしている人は多分ほとんどいないと思うんですよね。
いないと思うけれども実質そういうやり方をしているところは多いと思います。
まずはここの発生、音程をやっていきましょう。
じゃあそこにもっと市場表現を込めていきましょうねとか、
ここ換気を入れていきましょうねとかですね。
ここもっと盛り上げたいとかですね。
そういうふうにだんだんと指導の内容がレベルアップしていくんだと思います。
それが半年とか1年とか続くような練習のやつであれば、
なおさらそういう方向性で鍛錬が進んでいって、
より素晴らしい銀が仕上がっていくという話です。
でもすぐに意識を緩めたりですね、
日々のコツコツした練習をやっておかないと骨組みの方がですね、
ガラガラガラガラガラと崩れていって、
この肉付けの表面面面の良いところだけ取り繕おうとするけれども、
やっぱり骨組みがあるかないかでですね、
肉付けがいくら美してもなんか迫力に欠けるなとか、
本質的にちょっとちょっと足りないなとか、
そういうふうに感じてしまうという、
これが試銀の難しいところであって、
時間がかかるところでも言えるかなと思います。
はい、骨組みと肉付けという非常にふわっとしたテーマで話させていただいたんですが、
理解が深まれば幸いです。
もう自分で話していて耳の痛い内容ばっかりでしたね。
全然最近骨組みできていない気がします。
王家の詩の吟じ方
ではでは、後半を吟じていきたいと思います。
最近ちゃんと宣伝週間にして、
僕のKindle本ですね、電子書籍が販売しております。
過去から販売しておりまして、
初心者編は500部は多分有に購入していただいてるんですよね。
入門編もまだどれぐらいだっけな、
100は言ってるんじゃないかなと思います。
あと過去に腹式呼吸だけに特化した話もあって、
その3本があって、
全部僕のホームページからリンクとかが飛べるようにまとまっているんで、
そこから見ていただいた方がいいんじゃないかなと思っています。
で、後半ですね。
後半今日を吟じるのが、
王家の詩になります。立詩ですね。
これすごくかっこいいんですよ。
で、これもですね、
最近僕が手がけている漢詩録というもので作っています。
漢詩録の王家の詩バージョン。
王家の詩の漢詩録バージョンもできてですね、
いい感じだね。桜が舞い散る。激しいけれど美しいみたいな。
そんなやつもできているので、
またですね、先に私がこの王家の詩を吟じて、
その後に漢詩録バージョンもちょっと流させていただきたいなと思っています。
まああの、しょっちゅうこういう話が続いて、
あまり耳なじみない方にはうって思うかもしれませんが、
まああの、より若い人たちにこの漢詩の魅力というものをまずは伝えるための私の新しいプロジェクト、
漢詩録プロジェクトなんで、
ぜひお付き合いいただければと思っています。
そう、言い忘れたけど、
今日、昨日か。
昨日はですね、僕は新島城の山を見るというのも漢詩録で作って、
しかもそれ初めてミュージックビデオをつけたんですよ。
山、おしゃれな山からですね、
なんか水が流れてきたりとか、
雨、嵐が吹いたりとか、雷が落ちたりとか、
そういう天変の激しさというものを表現したミュージックビデオもできているので、
ちょっとそのリンク先とかもなんか貼れたらいいかな。
そんな感じでですね、着々とこのプロジェクトを進んでおります。
なんか楽しいですね。
新しい、完全なる開拓なんで楽しいです。
ではでは、今日は大鹿の詩。
これ詩文はいろいろ長いんでですね、
ちょっと内容は見てくださいと。
で、早速吟じていきたいと思います。
で、その後漢詩録ですね。
はい。
大鹿の詩。
五名。
北明
久信
春日の
炎
花を
風を
恨む
吉
おぞま
でしたでしょうか。
のびのびと好き勝手に吟じさせていただいたんですが、
都は不利でちょっとこれ間違った感じがする。
皆ならの都は不利で
こっち、こっちですよね。
あーちょっと間違ったと思いながらちょっともうやり直す気力がないんでこんな感じにしました。
やっぱりこの詩画の裏は荒れて断説ひるがえり。
これがですね、僕のお姉さんが小学校の時に一緒に吟じていて、
何この漢詩かっこいいって意味が全くわからないけれど、
この五感でかっこよさがですね、もうずっと刻まれている詩になっています。
やっぱり僕たぶん小さい頃からたぶん、
言葉のニュアンス、意味は全然考えなくてですね、
ニュアンスの良し悪しで全部判断している嫌いがあるなって、
それも気づかされました。
では、これの漢詩ロックバージョン、この後フルバージョンですね、
ぜひ聴いてみてください。どうぞ。
はい、ありがとうございました。
そう全然まあ違うけれども、
この漢詩のかっこよさっていうものは
再現できたんじゃないのかなと僕は思っております。
こんな感じで漢詩ロックもですね、どんどん増やしていこうと思いますので、
どんどん世の中に広めていきたいなと思っていますので、
応援していただけたら嬉しいです。
コメントとか感想もお待ちしております。
ではでは今日はこんな感じですね、
週末3連休明けのまた配信になるかと思いますが、
お待ちください。
ではでは詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。
また明日バイバイ。