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VCファンドの差別化戦略:セクター特化vs.ジェネラリスト
2024-10-30 15:14

VCファンドの差別化戦略:セクター特化vs.ジェネラリスト

本ポッドキャストでは、VCファンドのセクター特化戦略について考えます。セクター特化型ファンドの利点と課題、ジェネラリストとしての投資アプローチの意義、そして真のVC投資の本質について、実務経験に基づいた独自の視点から解説します。


トピック

・ VCファンドの差別化戦略:セクター特化とファンドサイズ

・ セクター特化型ファンドのメリット:資金調達とアプローチのしやすさ

・ セクター特化を避ける理由:投資対象の限定とコンフリクト

・ セクターのボラティリティとバリュエーションの課題

・ アニマルスピリッツの投資テーマ:国を守る、地球を保つ、フロンティアを開く

・ コントラリアン投資の重要性

・ 新興セクターの評価とスタートアップの戦略

・ 投資先選定の本質的な考え方


キーワード

VC, セクター特化, ジェネラリスト, コントラリアン投資, ファンド運営, LP, バリュエーション, 投資リターン, ストラテジックリターン, ハイプサイクル, コンフリクト, アニマルスピリッツ, 社会変革, 差別化戦略, 投資哲学, ファンド組成, デプロイ, スタートアップ評価, 企業家精神

感想

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This is 令和スタートアップ。この番組では、猫大好き森厚子と馬大好きYusuke Asakuraがスタートアップにまつわる話題についてゆるふわっとお話をしているのですが、
今回は森さんがおらず、Asakura一人がスタートアップにまつわるトピックについてゆるふわっとお話をしております。
はい、今日も一人でぶつかっしゃべってます。 さくっと終わろうと思うんですけれども、
VCの投資方針みたいなことを聞かれることがよくありまして、
これは、そういう我々VCにご投資をしてくださる投資家の、LP投資家、アセットオーナーの方から尋ねられることもありますし、
またスタートアップの方から尋ねられることもある。
そういったものに限らず、結構ね、どういったセクターに投資をしてるんですかっていうことを聞かれることがよくあるので、
その話をさくっとしたいと思うんですけれども、
結論から言うとですね、我々はもうあまり何々セクターに投資するっていうようなことは厳明していません。
アニマルスピリッツでは特定のね、わかんないですけど、例えばフィンテックに注力してますとか、
そういったことはないです。
別に今フィンテックって言いましたけど、フィンテックやらないわけでもなく、実際投資してる先もありますし、
極めてジェネラル型でやっていますね。
あんまりピリッとしたご回答じゃなくて面白くないかもしれないんですが、
どこのどういったセクターに注目していますかっていうふうに言われるといつも困ってしまう。
特にないですっていう、そういう状態です。
少しその背景を説明したいと思うんですけれども、
まずね、VCを営むもの、VCファームの経営者として考えると、
一定程度ね、セクターを特化していた方がやりやすいというのはあります。
やりやすいというのは何がやりやすいのかというと、ファンドが蘇生しやすい。
また同時に投資が進みやすい。
こういった利点はあるんですね、実は。
例えばVCファンドが何かしら差別化を進めたい。
ここまで私たちも含めてVCファームが増えてくると、
何かしら差別化ポイントを打ち出していかなければいけないということになったときに、
あんまりね、できることって多くなくて、
多くない中でできることの一つが、セクター特化する。
特定のセクターに極めて強いファンドです。
そこにフォーカスして我々は投資をしていきますという、こういうやり方。
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あともう一つはファンドサイズを大きくしていくという方法ですね。
他の方法もあるのかもしれませんが、
少なくとも今現状、私が認識している、
あるいは一般的に捉えているVCの差別化の方策って、
これぐらいしかなくて、あとはあってもものすごい細かな、
マージナルなものだなというふうに捉えています。
セクター特化した方がやりやすいって話をしたんですけれども、
まずセクター特化した方がファンドは蘇生しやすくなるんですね。
何かテーマの型のファンドですって言った方が、
その特定セクター、特定テーマに興味関心のある方、
事業会社ですね、特に。こういったとこからはお金が集めやすくなります。
ファンドってお金集められないことにはどうにもならないので、
そういう意味ではね、あまりトラックレコードがないところがこういったテーマを掲げる。
あるいはトラックレコードがあるところであってもですね、
何か特化した専門型のファンドですよっていうのは、
一つ良い方法なんでしょうね。
もう一つはやっぱりスタートアップに対するアプローチっていうのはしやすくなりますよね。
スタートアップ企業家の方の立場に立ってみたときに、
どういったところから投資を受けようかなっていうことを考えられるわけで、
その中の検討材料の一つとして、自分たちのセクターに極めて詳しい、
特化しているVCファームから資金調達をしたい、
そういったファンドから投資をしてほしい。
こう考えられるのはよく理解できます。
そのセクター特有の課題感だとか、
そういったものに対してですね、色々サポートしてもらえるんじゃないか。
あるいはそのセクターであるが原因ですね、
特にLPなんか、そのセクターに興味関心のある方々が集まってらっしゃるでしょうから、
そういったところとのネットワークを生かして、
そういう業界の人たちをつなぎますよ、みたいな。
こういった、いわばVC側からのセールスピッチ、リバースピッチなんかは、
極めて魅力的に響くと思います。
これはよく理解できるんですよ。
それに対してね、ジェネラル型で何でもやりますって言うとね、
やっぱりLPの方からしても特徴ねえなっていうふうに思われてしまいますし、
またスタートアップの方からもですね、同様に、
なんだ、じゃああんまり自分たちのセクター詳しくねえじゃんっていうふうに思われてしまう。
実際そうなんだと思いますよ、もちろん。
特定のセクターに特化している人たちに対して、
ジェネラル型の人たちにはそれはね、やっぱり知識差あると思います。
そう思われてしまうのは仕方ないことだと思うんですけれども、
それでも基本的に、私たちアニマルスピリッツではセクター特化はしていません。
じゃあそのセクター特化しない理由が何かというとですね、
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いくつか理由があります。
これね、一つ最大の理由は何かというと、
やっぱりそのセクター特化した瞬間、
投資対象というものが極めてかけられてしまう。
やっぱりファンドって、投資のリターンを上げなければいけませんし、
そもそもそれ以前にファンド蘇生しなければいけませんけれども、
ファンド蘇生したらですね、やっぱりデプロイしなければいけないんですよね。
お金集めるのも大変ですけれども、きっとリターンが上がるっていったところを狙い定めてですね、
投資を進めていくっていうのは、これはこれでそんな簡単な作業ではない。
やっぱりだいたいどこのVCファンドでも、
実際コンタクトがあって投資の割合って1%とか、そんなもんなんじゃないですかね。
わかんないですけど。
そういった母数に対してその程度の通過率だと思いますが、
これがセクター特化ってなってしまうと、そもそも母数ないんだから投資先ないじゃんと。
一定程度このバーを下げてしまうと、なかなか投資のリターンが出づらくなってしまう。
あまりその投資リターンを評価されて出資を受けているようなファンドでないのであれば、
つまりそういったストラテジックな要素っていうもの、
ストラテジックリターンっていうものをより求められる、
そういうファンドであればそれでいいのかもしれませんけれども、
私たちのようにしっかり投資のリターンを出していこうというファンドだと、
これだと厳しいということがあろうかと思います。
これが最大の理由ではありますね。
また同時に、これはサブの論点かもしれませんけれども、
セクター特化してしまうと要はコンフリクトの塊になるわけですよね。
だって投資先めちゃめちゃ競合してるやないかいみたいなことが頻発する。
もちろんその出資を受ける時点で、そういったセクター特化型のVCから出資を受ける時点で、
スタートアップ側も100も承知でしょうし、
そもそもそれ分かってなくて出資を受けてるとしたら、
それはいくらなんでも企業家の方がちょっとそれは鈍感すぎるよって話だと思うんですけど。
そういう意味で言うと、それは承知の上でやってるんだから、
もうそれはお互いいいじゃないかということだと思いますし、
それであれば別に何も問題ないんですけれども、
なるべくそういったインセンディング設計が歪むようなこと、
コンフリクトが生じるっていうことが最初から分かってるような取り組みっていうのは、
あんまり自分たちはしたくないなと、極力避けたいなというふうに思っています。
これサブの論点ですね。
あともう一つですね、一つ二つかな、あるとすれば、
セクター特化型ってやっぱりボラが激しいんですよね。
やっぱり特定のセクターがものすごくマーケットで評価される時と評価されない時、
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これは時代によって振り回されることになる。
やっぱりハイプサイクルでは、盛り上がっている時はそのセクターってすごく評価されるし、
ただそういったハイプが一段落して減滅期に入ってしまうとですね、
今度は逆にものすごく盛り上がっている時に高値掴みしてエグジットすることには、
ものすごく評価が下回っているという。
マルチプルつかないってやつですね。
そういう状況になってしまうこともあると。
ですので、特定セクターに特化するとものすごいパフォーマンス出ることもあります。
過去に日本で蘇生されたVCのハンドの中でも特定セクターに特化していて、
ものすごくパフォーマンス良かったハンドがあるというのは私も承知していますし、
また同時にこれが逆回転入った時っていうのは結構厳しいですよね。
なんでこの間まであんなに評価されていたのかという状況になってしまう。
これはなかなかきついものがあるなというふうに思います。
あともう一つ、やらない理由としてはですね、
何々セクターっていう名前がついた時点で、
やっぱりどうしてもそのセクターって過剰評価される傾向にあるわけで、
高いんですよね、エントリープライス。
要はVCにとって投資するタイミングでの評価価格が、
わかりやすけれどもまぶってると。
基本的にはそういう傾向にあります。
そうであるならばですね、
本当に投資リターン、フィナンシャルなリターンを求めない事業系の人たちであれば、
それでも自分たちと隣接したセクター、
興味関心のあるセクターだっていうので踏み込むのはいいんでしょうけれども、
独立系のVCとしてはそれはやっぱりやりづらいですよね。
なんでこれはいつも胃の痛む課題でして、
もちろんセクター特化した方がファンドは作りやすい、
一方でパフォーマンスを出すのが難しい。
これ逆もまた視界なわけですよね。
その板挟みの中で皆さんどういう方法がいいのかなと考えてらっしゃるのが、
現状なのかなと思います。
そういった事情もあって、我々は特定セクターに特化したというのは立てていません。
その時々、個人的にこのセクター興味あるなというのはないこともないですけれども、
そういう中あまり強く縛られるものではないですね。
あるがゆえに、アニマルスピーツでは未来世代のための社会変革というコーポレートミッションの下、
ふわっとしたテーマ領域は定めていて、
一つは国を守る。
超高齢社会、もう既に到達してますけれども、
これをどうやって持続させるのか守るのか。
国を守るというとなんかあれですね、衆議院選挙みたいですけど、
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こういった幅広なテーマで会社、企業群を見ていますし、
また地球を保つ。
もうこれ気候変動って明確に起こっているわけで、
これをどうにかするというのは間違いなくニーズがある課題であるということ。
最後にフロンティアを開くんですね。
今までなかったような新しい産業を作っていくとか、
こういうある種、悪く言うとものすごくキャッチホール的な、
ふわっとした概念かもしれませんけれども、
だけども、とはいえね、こういった指針があるかないかでは大違いで、
こういった指針があるからこそですね、
そういう会社の人たちからお声掛けいただけることも多いですし、
またそうじゃないところっていうのはおのずから、
ちょっとアニマルスピーチは違うよねということで、
お互いこれはね、最初のタイミングでミスマッチが起こらないという意味においては、
掲げていて悪くないテーマ感なのかなというふうに考えています。
最後にですね、どういったスタートアップ、セクターという引き口で見るとですね、
投資したいのかというとですね、
そもそもセクターとしての名前がついていないようなところですよね。
やっぱりなんたらセクターって名前がついた、
なんたら業界とか、
もうなんかそういうタグがついた時点で、
もうそのセクターって、
そういったタグをつけているスタートアップって、
僕はもうなんていうか、バブってる状態だなと。
で、スタートアップの方々は大いに活用すればいいと思います。
僕も自分が企業側の時そうやってました。
何かですね、今世の中で注目されている、
そういったフレーズがある。
その時に自分たちの会社もですね、
そういったものに謎らえて説明するっていうのは、
全然悪いことだとは思いませんし、
たまに海外の企業家の方とかもお話ししますけど、
自分たちのことを、奥面もなくチャットGPT4なんたらって言いますからね。
ちょっとこれね、日本人的には、僕的にはちょっと恥ずかしくて、
言えないなっていうふうに思うんですけれども、
なんかそこはたくましいというか、力強いなというふうに思いますね。
まあそんなこんなで、
あのー、
まあそういうものを、使えるものは何でも使うもんだと思いますから、
企業家の方は大いに活用していただければいいなというふうに思いますし、
活用すべきだと思いますけれども、
自分としてはですね、
あんまりそういう名前のついていない、手垢のついていない、
得体の知れない、
そういった会社に投資をしたいと思いますし、
まあ企業ってまあそういうね、
僕が好きな企業家の方っていうのはそういう訳の分かんない、
けどきっとこれが将来来るぞっていうようなところで、
張っていく、コントラリアンな人たちだと思うし、
またVCっていうのをコントラリアンでなくして何がVCだというふうに思いますので、
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基本的に自分はコントラリアンを貫くためにも、
セクターというものはこだわらずやっていきたいなというふうに考えています。
ということで今日はこんなところです。
おしまい。
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