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2022-03-03 45:20

#102 ファウンダーフレンドリーになった転換期って? シリコンバレーの誕生とVC

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こんにちは!今回は、シリコンバレーの誕生とVCの存在、パート2について話をしました。 

◎今週のトピック
面白いアイディアをコマーシャライズできること / 日本の半導体の強かった / 小さい会社が多い分競争が激しい反面、コラボレーションがしやすい / スタートアップで働くの / アップルの採用 / セコイア ドン・バレンタインがCiscoの代理CEOだった / ファウンダーの重要性 / ピーター・ティール、ポール・グレアム、アンドリーセン / ベンチマークとアンドリーセンの確執 / アンディさんは好き! / アンドリーセンホロウィッツの名前 / アンドリュー・チェンとの意外な出会い / Skype / Slack創業者のゲーム事業撤退 / VCのオーナーシップレベルが下がってる / VCというモデルは成功したのか / キャピタルアロケーション 

◎参照リンク
Ep101と同様 

【Spotifyオリジナルで新番組がスタート!】
bytes by Off Topic http://spoti.fi/bytesPodcast

 \ インタビュー動画シリーズもはじめました /
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◎Twitter
Off Topic https://twitter.com/OffTopicJP
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皆さんこんにちは、草の幹です。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、シリコンバレーの始まりとVCの関係、パート2についてお届けしたいと思います。
はい、ということで、前回少しちょっと1エピソードが長くなってしまったので、今回パートを2つに分けて、もしかしたら4つぐらいになるかもしれないんですけど。
長い。
今回パート2ということで、前回はVCのイノベーションと資本主義、カウンターカルチャーとコマーシャリズムが合わさったみたいな話とか。
アサロックさんの話とか。
アサロックさんの話とか、初の資本制作作りみたいな話とか、ネットスケープとかの話とかもありましたけど。
そうですね。そこのアサロックさんの、いわゆるVCの一部おかげでシリコンバレーが始まったっていうところと、
VCの意味合いとかシリコンバレーとか起用の意味合いっていうのが、人材をアンロックするっていうテーマが、
実はマークさんがネットスケープを始めたきっかけも似たような形で、もともとモザイクを作ってたのに、わざわざネットスケープを立ち上げたのもやっぱりそういう繋がりがあったっていう話ですよね。
今回はどういうお話をしますか。
今回は引き続きシリコンバレーがなぜ成功したかっていう話をするんですけど、そこにVCがどう貢献したかっていうところと、
後半とかですと、やっぱりどうしてもシリコンバレーって昔ほど、今ですとよりファウンダーフレンドリーになってるので、そこのシフトを作った人たちが誰かっていうところで、
実はそこに大きく影響したのがアンドリー・セン・ホロイッツで、マーク・アンドリー・センさんとベン・ホロイッツさんがアンドリー・センを始めたきっかけの話と、彼らがどうVCを進化させたのかっていうところについて話していければなと思いますね。
前回からの続きなので、ちょっと今回と足の首が違うんですけど、ちょっと続きをお楽しみください。
この中で、じゃあなんでシリコンバレーがこんなに成功したんだっていう話があって、やっぱりよく言われがちなのがカウンターカルチャー、ヒッピーカルチャーとか、そういうカウンターカルチャーのアイディアがあるからこそ、今で考えられなかったことを思いついて、そこで新しい発明とかをするっていう考えって、
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当時、LSDとかそういうものを使って、そういう新しい、違う世界を見ていたからそういう発明ができたみたいな話も、もちろんそういうアイディアも出てたんですけど、実際そうではなくて、初期の発明は実はシリコンバレーってほぼ関わってなくて、
そもそも例えば、ハッカーノンリーっていうものが、よくシリコンバレーでもよく言われる話ですけど、そこでそれってMITで始まりましたし、ワールドワイドウェブってジェネバーで始まりましたし、リナックスってフィンランドで始まりましたし、最初のトランジスターとか半導体って、ベルラブスでニュージャージーで立ち上がりましたし、最初のパソコンってニューメキシコで作られて、
最初のブラウザーはもうマークさんがイリノイ大学で作っていて、最初のインターネットってニューヨークで作られていて、最初のSNSはニューヨークで作られていて、最初のスマホもIBMのフロリダの研究所で作られていて、
結局、発明っていうよりも、面白いアイディアをコマーシャライズできるっていうヒッピーカルチャー、カウンターカルチャープラス資本主義じゃないですけど、コマーシャライゼーションができる人たちっていうのが、やっぱりシリコンバレーの成功の要素だったのかなと思いますよね。
スケールさせる。そうですね。広げるっていう。そうですね。で、普通考えるとそのヒッピーカルチャーとかってその大きい会社を作ることに対して批判する人たちなんで、でもそれを受け入れないといけない。で、それを自ら作ったほうが世界が良くなるっていうのが、多分スティーブ・ジョブスとかまさにそういう話だと思うんですけど。
なので、ヒッピーカルチャーだけっていうところは間違ってると思っていて。どっちもの要素も必要だったと思っていて。で、さらに正直それを考える人たちって別に日本でもいて、日本って半導体作るのすごい上手かったので。で、もともとアメリカのテックセンターってボストンだったので。
MITとハーバードがあるところだったので。じゃあなんでシリコンバレーがそこを上回ったのかっていう話で。よく昔言われてたのが、アメリカ政府が結構資金をシリコンバレーに流したんですよね。その半導体作るために。毎年100億くらい流していて。そこが結構大きな理由じゃないかっていう話で。
もちろんそこも一部関連性はあったと思うんですけど、でも正直日本の半導体の方がクオリティ高かったんですよ。さすが日本だなと思うんですけど。悲しいですね。悲しいですよね。でもシリコンバレーは半導体を作るだけではなくて、その周りのパーツとかつなげるパーツとかを作ってたんですよね。
なので結局そこコマーシャライズの話で、半導体がどこに使われるかってちゃんと見てたんですよね。それもありますし、あとはやっぱり一部社会学の話だと思っていて、ボストンと日本の会社を見ると、やっぱりバーチカル連携してる会社が多くて、いわゆる大きな会社ですよね。
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製造から全部、自社で全部やるっていう。ボストンですと、あまり名前知られてないですけど、デジタルエクイプメントとかデータジャーナルとかあって、日本ですと東芝とかソニーとかがいたと思うんですけど、それと比べるとシリコンバレーって大企業っていなくて、小さい会社がいっぱいあって、それによって2つすごいことが生まれたと思っていて、もうすごい競争になっているんですよね。
シリコンバレーって。これだけ会社が立ち上がると、みんな似たようなアイデアを持っているので、そこで競争をしないといけないと。でも、同時に簡単にアライアンスとかコラボレーションができるっていうカルチャーがあって。
たとえば、あるスタートアップのエンジニアが他の会社のエンジニアにアドバイスくださいみたいな。いわゆる秘密にするものが割と少なくて、特に科学とかテクノロジーをコマーシャライズするときに、シリコンバレーのこれがコーペティションっていうものだと思うんですけど、カルチャーがすごい重要で。
結局大企業って、いろんなアイデアをもちろん社内で浮かぶと思うんですけど、ほとんど使わないじゃないですか。さらにリスクが少ないものをやりがちなので。でも逆に小さい会社がいっぱいいると、いろんなアイデアを試して失敗するのを繰り返されるので、そこで一番いい成功の道が見つかると。
それ以外にもいろんな要素があると思うんですけど、一つがスタンフォード大学がちょっと特殊で、MITとか多分日本の大学とかと違ったのが、大学の教授がサバティカルって言うんですけど、長期休暇。スタートアップの下で働くのであれば長期休暇とってOKだったんですよ。もちろんMITだとそんなの許せないっていう話で。
それいいですね。
それは結構重要だったのかなと思いますよね。そこの教育面っていうところも一個あったのと、でもやっぱりこのコーパティション、この協力と競争のアイデアを一番代表するのがもしかしたらVCかもしれなくて。
VCっていろんなスタートアップのピッチとか採用支援のためにいろんな人の採用のインタビューをしたりとかするので、結局彼らの事業ってネットワークじゃないですか。人をつなげるっていうところで。
やっぱりそこがこのコーパティションで一番重要な要素だと思っていて。もちろんVC同士競争し合うんですけど、でも同時に情報共有とか結構やりますし、スタートアップ同士でもそこの協力をし合うっていうところをやってたので。
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それっていまだにそういう人たちってやっぱりVC業界では多くて。例えばハリー・ステビングさんとかテックエコシステムのネットワークをデータ化してるっていう話も前にしましたけど。
ポッドキャスターのロンドンの。
そうですね。
確かにそうですよね。
でも彼もこのアイディアは別に新しくなくて。昔、当時サッターヒルって今すごい人気っていうかまた人気になったVCですけど、昔からあるVCでそこのビル・ヤンガーさんっていう方がやったのが、彼が一番頭がいいと思った人にランチ一緒に行って。
そこでランチ食べた終わりの方に、その人の中で一番頭いい人は誰だと思うっていうのを聞いて、その人をメモして、その人を探しに行って、またランチして、また同じ質問して、それで頭いい人たちのネットワークを作ったんですよね。
1人ぐらい80人ぐらい。
紹介してくれる人はすごいですよね。
すごいですよね。
そういう話もあれば、例えばアップルとかも調達したときって、このネットワークすごい活用されていて、もともと誰も投資したくなかったんですよ、アップルって。
いや、考えられないですよね。
そもそももう会ってくれないVCもいて、でも結局その2人が、1人は辺りの社長なんですけどが、スティーブ・ジョブズにドン・バレンティーンさんってセコイアのトップ、セコイアの創業者に紹介をして、
ただ、ドン・バレンティーンさんもアップル見て、いや、これ違うだろって思って、調達は出資はできないけど、ビジネス側の人が必要だから、3人ぐらい紹介しますよって言ったんですよ。
優しい。
そういうビジネスだったので、VCってネットワークビジネスなんで、そのうち1人がスティーブ・ジョブズさんが嫌って言って、その人がスティーブ・ジョブズさんが嫌って言って、3人目がマイク・マルクーラーさんで、彼もアップルのドキュメンタリーとか映画とか見るとよく分かるんですけど、彼が投資した人で、
彼が入ったからこそ、彼もいろんな業界の人たち知ってたので、彼がアーサー・ロックさんにつなげたりとか、ベン・ロックにつなげたりとか、あとアップルのロゴをデザインしたレジス・マッケーナさんに紹介したりとかしているぐらいで、
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やっぱり、例えばクライナー・パーキンズでもジョン・ドアーさんって日本でいう系列モデル、投資先のコラボレーションとかをするのにすごい賛同している方で、このネットワークっていうのをやっぱり考えるVCってすごい強かったんですよね。
やっぱり当時はVCもネットワークを活用していたのは、そういうコラボレーションっていうのもあったんですけど、やっぱり社長を、新しい社長を入れる。特にビジネス側の社長を入れるっていうのがよくあるパターンで。
シスコとか、これすごい有名な話ですけど、一時期、ドン・バレンティーンさんはそのセコイアの創業者自身が代理で社長を一時期になったりとか、彼が次の社長をアサインして、Googleもそうじゃないですか。結局エリック・シミットさんって社長になっているので。
元々、ラリーさんとセルゲイさんって嫌だったんですよ。
それはそうですよね。
当時はあんまりそういう話になってなかったので、その中で投資したばかりのクライナーとセコイア。いわゆるクライナーはジョン・ドアさんで、セコイアはマイク・モリッツさんなんですけど、その2人がどうしようと。でも社長は入れないといけないよねっていう話になって。
じゃあ、Google創業者に彼らが憧れてる創業者を合わせようと。そこでビジネス側の社長を入れるメリットを見せようと。
というところで、そこから数週間で、ラリーさんとセルゲイさんはAppleのスティーブ・ジョブズと、Intelのアンディ・グローブさんと、当時サンマイコシステムズのCEOだったスコット・マクニリーさんと、あとAmazonのジェフ・ベゾさんと合わせて。最終的にGoogle創業メンバーも分かったと。社長入れるべきだと。
ただ、彼らの頭の中では1人しかその条件に満たさないと。Googleの社長になるべき人は。それがスティーブ・ジョブズだったと。もちろんですけど、スティーブ・ジョブズは採用できなかったので。
スティーブ・ジョブズはやっぱスターですね。
3人というか3つのグループがいて、1つはピーター・ティールさん。ピーター・ティールさんもファンダーサウンドを作った人で、PayPalの創業メンバーでもあるんですけど。
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PayPal自体に、PayPalってイロン・マスクさんが率いるX.comと合併してるんですけど。そこで、当時X.comの株主だったセコイヤのマイク・モディッツさんとすごい戦いになってて。そこでVCがすごい嫌いになったんですよね。
その話はまた別の会話の中で話せばいいと思うんですけど。2人目がポール・グラムさんで、ポール・グラムさんもVCが結構嫌いで、会社を立ち上げるときにできるだけ少ない株を取って、そういうアドバイスを提供するべきなんじゃないかという話で。
で、3社目がアンドリー・センで。アンドリー・センの立ち上がりの話を聞くと、なんでここについて、この創業者を大事にするかとか、特にテクニカルな創業者を大事にするかとか。
あとは、アンドリー・センって業界で有名ですけど、ベンチマークが嫌いじゃないですか。明らかに。
アンドリー・セン なんか仲良くないイメージはありますね。
仲良くないイメージですよね。その理由も実はこのアンドリー・センの創業物語の裏であって。
アンドリー・セン 確実があるんですね。
確実があるんですよ。で、やっぱりベン・ホロウィッツさんって、ネットスケープの後に自分の会社立ち上げたじゃないですか。
アンドリー・セン はい。
よくハードシングスの本で書かれてますけど、ラウドクラウドっていう会社立ち上げるんですけど、当時マークさんがアクティブな共同創業者になりたくなかったんですよね。
アンドリー・セン うーん。
でもなんかとりあえず会長になるよって言って。
アンドリー・セン うーん。
じゃあ6億投資しますと、自ら。
アンドリー・セン はい。
で、ラウドクラウドが調達する際にもちろん6億以外にももっとお金必要だったので、当時ベンチマークに行ったんですよ。
アンドリー・セン はい。
で、ベンチマークって、ベンチマークの創業者のアンディ・ラックレフさんっていう方がいるんですけど、彼後々ウェルスフロントの社長になるんですけど。
アンドリー・セン うーん。
アンディさんがすごいベン・ホロウィッツさんが好きで。
アンドリー・セン はい。
で、そこから出資を受けたいと。
で、もちろんベンさんとマークさんが会長なんで、すごいホットな案件。
ベンチマークも高い地価総額でも投資しますと。
アンドリー・セン うーん。
で、45ミリオンプレ、プレマネー。
ベンチマーク15ミリオン出しますと。
しかもベンチマークは、だいたいベンチマークって投資する時にパートナー全員揃って決めるんですけど、
それをやらなくてもいいと。
もう投資したいという話になって。
それだけホットな案件だったんですけど、当時やっぱり1個重要だったのが、
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当時のVC業界ってプレマネーで全部決めてたんですよね。
アンドリー・セン うーん。
で、プレマネーっていわゆる45ミリオン入れて、
例えば15ミリオンベンチマークが入れたとすると、
最終的な地価総額が60ミリオンになって、
ベンチマークは60ミリオン中15ミリオン株を購入してるので、
25%の株を持つという話だったんですけど、
逆にプレマネーで計算すると、後々他の人たちもお金入れられる可能性があって。
ベンチマークで25%っていうのを所有したかったんですけど、
マークさんが6億その後入れるって言ってくると、
結局25%もらえないと。
ベンチマークはマークさんを切ろうとしたんですよ。
もちろんマークさんはそんなことを許さないって言って、
6億出資して結局ポスト66ミリオンになるんですけど、
ベンチマークは結局22.7%しかもらえないんですけど、
そこはまず良いとして、
その後にベンさんとマークさんといわゆるラウドクラウドの経営メンバーが
ベンチマークに会いに行くんですよね。
今回はベンチマークのパートナー全員と、
ありがとうございますみたいな、投資してくれてみたいな。
そこでもう決まってたので、投資するのは。
一応噂によると、
これ実際に何が起きたかっていうのは、
なかなかみんな言ってくれないんであれなんですけど、
噂によると、そのうちそのミーティングの中で、
あるベンチマークのパートナーがベンさんに、
お前はいい社長じゃないと。
次の社長いつ見つけてくるんだと。
っていうのをラウドクラウド、マークさんを含めて、
全経営メンバーの前で言い始めたんですよ。
お前じゃあ物足りないからみたいな。
そういう噂があるんですね。
そういう噂があって、でも何人から聞いてるので、
多分本当なんですけど、
これがいわゆるベンさん、マークさんとベンチマークの
いわゆる嫌いになった理由で、
逆にその一見があったからこそ、
ベンさん、特にマークさんだと思うんですけど、
どういうVCになりたいか。
いわゆるアンチベンチマークになりたいと。
っていう発想がそこから生まれてくるんですけど、
いわゆるそこから、ラウドクラウドがそこから伸びて、
いろいろハードシンクスの話で見れば分かると思うんですけど、
上がり下がりがあって、結果買収されて、
マークさんとベンさんはそこからエンジェル出資するんですけど、
ツイッター、ジンガー、フェイスブック、リンクティーンとか、
いろんな会社にエンジェル出資してる中で、
マークさんはフェイスブックとかもその時からやっていて、
結局36社ぐらい投資していて、
21:01
そのタイミングでセコイヤのラグリオンさんという方が
ベン・ホルビッツさんに電話して、
うちに入らないかと。
そこでベンさんとマークさんが集まって、
じゃなくて、うちらで作りましょうとなって、
アンドリー・セン・ホルビッツが作られるんですけど、
これが2008年ですよね。
2008年、2009年ってリーマンショックが起きるわけじゃないですか。
セコイヤが有名なプレゼンがあるんですけど、
お金を無駄遣いするなみたいな話があって、
それと対抗したのがアンドリー・センで、
いや、テックは大丈夫だと。
シーコンバレーでそういうマーケットクラッシュは起きないから、
だからファンド立ち上げようと。
いう話で、やっぱり逆張りしてるなって思うんですけど。
カウンターを置いてますね、本当に。
そこでVCを立ち上げるにあたって、
やっぱり彼らもやったことがないので、
アドバイスを求めに行くんですよね。
アドバイスを求めに行ったのが、ベンチマークのアンディ・ラックレフさんで。
ベンチマークに?
アンディさんだけは好きだったので。
アンディさんだけは別。
アンディさんは良いと。
アンディさんだけは好き。
ベンチマークは良いやつと。
アンディさんはベンチマークの創業メンバーなんですけどね。
そこで、アンディさんは当時ベンチマークとかあんまり関わってなくて、
今スタンフォードで教えていて。
そこでアンディさんの助言がすごい面白くて、
逆に今後VC立ち上げる方とかに対してすごい参考になる話だと思うんですけど、
ベンチマークってある戦略がないと新しいVCって作れないっていう考えがあって、
それがカウンターポジションっていうもので。
いわゆる逆バディみたいな話なんですけど。
1個事例を出すと、セコイヤってジェネラリストだったので何でも投資するみたいな話に対して、
アクセルってスペシャリストだったので、業界特化型のファンになるっていう話で。
ベンチマークですと、当時セコイヤとクライナーがトップ2だったので、
そのうちクライナーに対してのカウンターポジションを作りましょうと。
当時クライナーの投資先はそのクライナーの系列モデルがあったので、
他のクライナーの投資先と一緒に仕事しないといけないっていうプレッシャーを感じてたりとかしたので、
それに対してベンチマークは一社一社別々に扱いますというところと、
やっぱりクライナーは一人がジョンドアさんだったので、
もちろん他にもいっぱいメンバーいたんですけど、
もうやっぱりジョンドアさんのお金が欲しいと。
24:00
圧倒的にジョンドアさんの力で。
まさにそうで、やっぱり彼が顔だったので。
彼のアドバイスも欲しかったんですけど、
結局クライナーからお金もらっても他のパートナーがアサインされちゃうので。
そうですよね。
なので、ベンチマークとしてそこのカウンターポジションは何かというと、
小さいパートナーシップを組みますと、ただ全員いいパートナーになりますと。
なので、ジョンドアさんみたいに一人歩きっていうものをなくすっていう。
最後はクライナーは大きな会社だったので、大きなファンドだったので、
それに対してベンチマークが小さくいきますと。
このCEOとの一対一の関係性を重要視するのがベンチマークですと。
っていうのが彼らのクライナーに対してのカウンターポジションだったんですよね。
アンドリー・センも立ち上げるときにはそういうカウンターポジションを考えないといけないですよっていうのがアンディーさんのアドバイスで。
アンドリー・センは誰とカウンターポジションするかというと、ベンチマークとやりますと。
まず、創業メンバーをクビにしない。
若手のテクニカルなファウンダーをサポートしますと。
彼らこそ最もふさわしいCEOになるべきだと。
完全愚痴ですよね。
煽ってますね。
さらにこの小さいチームというよりは大きな、いわゆる後々VCエコシステムプラットフォームと呼ばれる考えですけど。
いわゆるリアルな大きな会社のCEOが持っているリソースとかツールをファンドとして提供しましょうと。
いわゆる科学者がCEOになる育成プログラムも兼ねて、そういうサービスを提供したかったと。
イチゴファンドを立ち上げるときに、もちろんマークさんの名前があるので、ベンさんももちろん成功しているので、300億ぐらいのファンドを立ち上げるんですけど。
これもやっぱり大きなチームを作るためにやっていて。
あともう一つ意外と重要だったカウンターポジションが、当時のVC企業っていうのがほとんどシリーズAにしか投資していなくて。
今でもなんとなくあると思うんですけど、シリーズAが本当の調達だみたいな。いわゆるシリーズAから、Aっていう言葉もあるので、Aがスタートなんで。
今でもそうですけど、やっぱりシリーズAのタイミングで社外取りが入るので。
27:01
いわゆるプロのVC企業がそのタイミングで入るみたいな感覚じゃないですか。
それに対してもやっぱりカウンターポジションを取ってて、どのラウンドでもやりますと。シードでもやるし、場合によってはグロースラウンドでもやるし。
当時はそれってありえない話で、VCからするとファンドレイするときにLPに説得するときに、どこに投資するかっていうのを説明しないといけないんで。
なんでもありです。だったらさすがに説明しづらいんで。
このマルチステージ、特にレイターステージやるっていうのは、マークさんがFacebookにいたから理解してたことで。
これはまたどこから対面話せばいいと思うんですけど、FacebookかDST、ユリー・ミルナーさんから投資を受ける話なんですけど、そういうのもあって。
ここからどういう戦略を作るかっていうところで、ベンチマークライナー、セコイやっていたので、いわゆるビルガーリー、ジョンドアさん、マイケル・モリッツさん、勝てるのかっていう話で。
このタイミングでCAのマイケル・モリッツさんに話にかけるんですけど、そこでビーズ・デブのネットワークを作って。
ニューヨークにある、2012年にアンドリー・セン・ホルディッツが立ち上げたExecutive Briefing Centerというものがあるんですけど、そこに30人ぐらいスタッフがいるんですけど、アンドリー・センから。
彼の仕事は、ひたすら投資先のために営業をかけてくれるところ。
買収でもいいですし、実際の営業案件でもいいんですけど、2012年に立ち上げて、5年間で3.5ビリオン分の売り上げを作ってるんですよね、投資先のために。
やっぱすごいことをやってますし、もちろんPR効果もアンドリー・センでいうとすごい重要で。
ベン・ホルディッツさん自身も言ってるのが、マーケティングっていうのがVCにとって新しいコンセプトだったので、そこを考えたのが我々だと。
そのタイミングで、マーゲット・ウェン・マッカーさんってアンドリー・センでは裏方ですごい有名なPRの人なんですけど、彼女に相談しに行くんですけど、最初アンドリー・セン・ホルディッツっていう名前をすごい嫌ったんですよ。
なんでですか?
名前でやるのみたいな。
確かに、あんまりないですね。
名前自体はあるんですけど、ただそもそもアンドリー・センのコンセプトが、よりファウンダーフレンドリーとか、そういう話で自分の名前をその名前に出すのみたいな。
それっていいんでしたっけみたいな。
で、マークさんとベンさんの言い分は、今はマークさんがセレブだから、アンドリー・センっていう名前を入れさせてくださいと。
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で、後々トランジションしますと。
で、アンドリー・センってよくA16Zって呼ばれるじゃないですか。
で、これって意外と重要で、去年でしたっけ、2年前でしたっけ、アンドリー・セン・ホルディッツでリブランディングしたじゃないですか。
確かにしましたね。
でもそこで、業界の人たちって注目してたのって、何名前に変えるのかっていう話で。
結局アンドリー・セン・ホルディッツのままだったじゃないですか。
で、マークさんとベンさんが言ったのが、マークさんとベンさんが引退というか、引くときに名前をA16Zに変えますと。
オフィシャルの社名を。
いなくなったら。
いなくなったらとか、彼がそこまで関係性をなくしたり。
A16Zになりますと。そこでいわゆるアンドリー・センという名前から抜けると。
逆にそうならなかったからこそ、僕もマークさんとベンさんってまだこれから活動するんだなっていうのがわかるので。
逆にそのタイミング、A16Zって正式な名前が変わったタイミングがそのタイミングです。
もちろんアンドリー・セン・ホルディッツって立ち上げたばっかりのファンドなので、そこでPRが必要だったので、マークさんがチャーリー・ローズってテレビ番組に出るんですけど。
そこで3分ぐらいしか自分のVCのプロジェクトについて話さないんですけど。
その話の中で、なんかすごいこの面白いスタートアップがあるんだよねっていう話をしてて。
で、そこにその会社が何の会社かというと、誰が創業したかというと、アンドリー・チェーンさんなんですよ。
えー、あのアンドリー・センのキャピタリストの。
今ではそうですよね。
えー。
実はアンドリー・チェーンさん。
そこから繋がってるんですね。
そっから繋がってたらしくて。
へー、最近本出した。
そうなんですよ、すごい意外だなと思ってて。
で、そっから2009年の7月にフォーチュンマガジンで正式にローンチしましたっていう話を出して。
そこから最初に投資とかするんですけど。
一番最初の投資はDIGとかそういうところら辺だったんですけど。
一番最初の良かった投資、良かった投資というかリターンがすぐに出た投資。
が、実は2009年の9月なんですけど、50億出資したんですよ。
わー。
で、当時300億のファンドだったんで。
33:01
はい。
50億で6分の1を一発で使ったんですよ。
強気ですね。
それもありえないことで。
わー。
で、どこに投資したかっていうと、当時マークさんはeBayの社外取りだったんですよ。
へー。
で、eBayって数年前にスカイプを買収してたんですよね。
へー。
eBayが。
eBayが持ってたんですよ。
へー。
で、eBayがその後何をやったかっていうと、スカイプの創業者をクビにしたんですよ。
うーん。
で、スカイプの創業者、創業メンバーはeBayに対して訴訟を出したんですよ。
はい。
結構めんどくさい状況になってた中で、あるPE会社、シルバーレイクなんですけど、がスカイプを買い取りますと、eBayから。
うーん。
で、オファーを出していって。で、マークさんは何をやったかというと、もちろん内部情報を全部知ってたので、
マークさんがスカイプの創業メンバーに連絡して、スカイプの創業メンバーが戻ってくれる、来れる状況を作りますと。
うーん。
で、実際に何を提案したかというと、シルバーレイクはスカイプの50%以上購入しますと。
はい。
で、スカイプの創業メンバー14%の株をもらう代わりに、訴訟を下ろしてくださいと。
うーん。
で、アンドリー・センホロイツは50ミリオン投資できる権利を持ちますと。
うーん。
で、もちろんそれでうまくいって、マークさんがそこからスカイプの経営者、マネージャー30人いたんですけど、そのうち29人クビにして、リプレイスして。
で、アンドリー当時フェイスブックのボードメンバーでもあったので、スカイプとフェイスブックの中で連携を手伝ったりして。
うわー。
で、そこでスカイプのユーザー数がすごい伸びて、案件取引前だと4億人ぐらいだったのが6億人ぐらいまで上がって。
うわー。
で、その可能性を感じてマイクロソフトが8.5ビリオンで買収しに行くんですよね。
へー。
なんで、いわゆる投資してから18ヶ月後に50ミリオンが150ミリオンになったんですよ。
うわー。
で、100億利益が出したっていうのが、一つアンドリーセンってよくシードAとかの投資で有名ですけど。
はい。
意外と最初の成功って結構レーターステージが多くて。
うーん。
で、実はジンガとかフォースクエアとかにも投資してたりとか。
うーん。
IPO前のフェイスブックとツイッターに80億ずつ入れたりとか。
あー。
グループを40ミリオン入れたりとか、ピンタレスト30ミリオン入れたりとか、エアビーに30ミリオン入れたりとかしてるので。
うーん。
実は結構レーターステージ入れてて、2号ファンドもまさにそういうことをやって、650ミリオンだったんですけど、2号ファンドって。
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うーん。
で、650ミリオンの2号ファンドと300ミリオンの1号ファンドで、そこで2号ファンドですでに1000億ぐらいの資金を管理してるわけなんですけど。
そこでマーギットさんをマーケティングのトップとして採用して、そこからいろんな投資をするんですけど、
2011年の4月に、ある当時すごい人気だったゲーム会社の投資をリードして、シリーズBだったんですけど、当時グリッチっていうゲームを作っていて。
はい。
なんとなくこの多分聞いてる方々とグリッチって名前聞くとあってなると思うんですけど、
マークさん自身もシードに入れていて、アンドリースもシリーズAでちょっと入れてたんですけど、その会社名がタイニースペックで。
あー。
もちろんそれはストゥワット・バタフィールドさんが立ち上げてた会社で。
後のスラック。
そうです。で、そのシリーズB調達ほぼ直後に、ストゥワットさんが役員にある命令をするんですけど、そこで、このゲームはうまくいかないと。
どうすればいいですかって。
で、役員はもちろんマークさんも役員なので、お金は返さないでくれと。
うん。
ピボットしろと。
うん。
で、それでスラックになるんですけど、で、もちろんスラックが成功するんですけど。
やっぱりその、そういうメンバーに対して、その信じ抜く力を持ってたっていうのが1個すごいなと思いましたね。
すごいですね。その、ゲームもうダメかもしれない、終わったっていう瞬間が、おそらく生まれた瞬間でもありますもんね。
そうなんですよね。
そういう意味で言うと、ほんとすごい瞬間ですね。
まあ、なんでこの、そのVCの歴史とかを見ると、やっぱりこのオーナーシップレベルって徐々にやっぱり下がっていて。
1960年代ですと、それこそアーサーロックさんとかいたときって、あの、VCって出資した会社の45%持つのが普通だったんですよ。
圧倒的にVCが有利な時代でしたね。
もう圧倒的に有利ですよね。ほぼコントロールしてると同じことなんで。
1970年代か80年代、特にその時のシリーゼ投資家とかですと、大体3分の1ぐらいまで下がっていて。
1990年代の後半、特にそのGoogleの案件があって、セコイヤとクライナーが合計で25%しかもらわなかったんですよ。
2005年ですと、アクセルがFacebookに投資したときって12.5%しかもらってなくて。
やっぱ徐々に下がっているっていうのが1個でも重要なことだと思ってて、VCもいわゆる進化をするんですよね。
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やっぱりそこをちゃんと理解しないとVCとして生き続けれないっていうところで、
次回話すセコイヤとか、アンドリー・センも今まさに進化しようとしてるので、そこが理解できるできないっていうのが重要だと思っています。
結果としてVCって本当に成功してるのかと、ベンチャー・キャピタルっていうモデルは。
今ですとアメリカ内だけを見ると、日本とか海外はちょっと分からないので、1%以下の会社しかVC出資を受けないんですよね、アメリカって。
本当に0.5%とか0.0何%とかそのレベルだと思うんですけど。
例えば1995年から2019年までの24年間、25年間ぐらいの上場した会社を見ると、47%がVCが出資してるんですよね。
なので明らかに出資してる割合がすごい少ないので、上場確率がすごい高いです。
しかも上場した会社を比較してもVCバッキングを受けた会社の方がパフォーマンスが高いです。
もちろんIPOの会社の47%がVCから出資を受けてるんですけど、その会社が全体の今の時価総額75%ぐらい占めていて。
研究開発の出してるお金で言うと9割ぐらいそこから来てるんですよね。
やっぱりイノベーションにつながってるものがそういうところから来ていて。
もちろんVCはアドバイスであんまり意味ないとかって最近もよく言われてますけど、それも正しい面とかいろいろあると思うんですけど、
何もしてないって考えたとしてもですよ。
いい会社を選んで投資するっていうのって1個のスキルなので。
それでよく言うキャピタルアロケーションって言われるお金をどこに流すべきなのか。
っていうところで言うとVCはある程度正しい判断をしてると。
少なくとも多分アメリカ政府よりは上手くやってますと。
それはちょっと次回話しますけど。
なんでVC出資を受けることによって既存のメインプレイヤーに対して対抗ができるようになったとも言えますし。
逆にUberとかLyftとかAirbnbとかよくこんだけVCお金もらってるからこれができたみたいな。
それってなんかアンフェアじゃないかみたいな話もありますけど。
逆に言うとVC出資受けてなかったらおそらくそういう会社って作られてないので。
そうですね。
42:00
既存の業界をやっぱりディスラプトするっていうところだと場合によっては資金が必要になってくるっていうところ。
やっぱあとVCのすごさっていうのはいろんな業界にまたいで投資ができること。
コラボレーション。
そうですね。なんかハンバーガーでもImpossible Foodsとかスクーターをやったり決済やったり銀行をやったりとかいろんな領域で会社を支援できるっていうのがやっぱりすごいことですし。
あとやっぱり重要なのがもちろん個人としてバイアスがかかっている部分もありますし、
あとやっぱり全部の企業家とか全部の会社がVC出資を受けるべきではないと思っているので。
VCって何を提供しているかというと、これこそビルガーリさんも話していることですけどJETの燃料を渡しているので。
うーん。
それに合う合わない会社って特異業家っているので。
やっぱりそこに最初の期待値っていうのが変わるっていうところはあるんですけど、こういう今の経済とか将来の経済、特に中国とか見るとやっぱりVCとかが結構そこに影響したのかなと思いますし、
このコアプテッション、競争と協力の文化っていうのがやっぱりアメリカを強くさせたのかなと思っていて、それを可能に一部ですけどできたのがこのアドベンチャーキャピタルっていうものだなと思っていて。
まあこういうそのクレイジーだと思うアイディア、よくムーンショットアイディアと言いますけど、そういうのにわざわざ資金提供してくれる人たち。
もちろん起業家もそこで非常に重要になってきまして、逆にまあ資金提供してからより重要なのが起業家だったりするんですけど、やっぱりそれを可能にするのもこのアメリカの強みだなと思っていますと。
なんでその次回ですと、このVCの考え方とか、どういう組織構成しているのかとか、どういう投資判断しているのかとか、あとそのVCの進化がどういうふうに考えられているのかっていうのが、
アクセルとかセコイヤとかアンドリーセンとかを通してちょっと解説していきたいなと思っているので、その次世代VCっていうのはどういう未来が待っているのかっていうのを想像してみたいなって感じですね。
でもやっぱりアンドリーセンはずっと進化し続けているっていうのも、過去の今回の話もそうですし、今の進化の部分も学びがとても多いですよね。
いや、めちゃくちゃ多いですよね。
はい、ということで、今回も聞いていただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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