インターネットに関心があったところからのヤフーっていう感じなんですか?
そうですね。やっぱりインターネットでものづくりをしていろんな人に影響を与えることができるっていうのは素晴らしいなと思いまして、
その時はやっぱりヤフーが非常に魅力的に感じて入社をしたというところですね。
入社したのは何年でしたっけ?
2012年に入社しまして。
12年入社で、その時ってもうZVCは、ZVCというよりかはYJキャピタルはあったんでしょうか?
そう、おそらく入社半年後ぐらいにできたタイミングでしたね。
さすがにいきなりYJキャピタルにいたわけではない。
ではなくて、6年半ぐらいは、そのいわゆるインターネットの事業会社での経験を積んで、
そこでいろんな、主に広告とかデータビジネスというドメインで企画開発とかマーケティング、それから財務、結構幅広い経験をしてですね。
こういった経験はスタートアップ都市に活かせるんじゃないかなというふうに思ったタイミングで、移動させていただいたと。
割と社内で自ら希望して、ZVCさん、当時でいうとYJキャピタルさんに移動したって感じですか?
そうですね。もともとずっとスタートアップには興味があって、横目でYJキャピタルの活動については見ていたので、自分で最終的には希望をしました。
横目で見てたって話もありましたけど、その横目で見てたファンドが強烈なリターンを出してるじゃないですか。
だって数字で言うと、記事にも公開されてるんで、約30億円ぐらいのファンドで約24億円ぐらいを投資実行したお金が、結果168億円。
24億が168億なんで、大体7倍強ぐらいの投資リターンを出したっていうのは、そのサイズのファンドでそのぐらいの倍率でリターン出すってあんまないっすよね。
しかもCVCでそれやってるってほぼないっすよね。 そうだと思います。
やっぱり当時横目で見てても、すごく上手くいってるなーって感じだったんですか。どんなふうに見えてたんですか。
個人的には本当にスタートアップという新しいビジネスにいち早くコンタクトをして、支援をしていくっていうところをやっている。
結構やっぱりヤフーの中では非常に珍しい部分ではあったので、面白そうだなと思って見ていましたけど。
とはいえ1号ファンドの時の活動の振り返りとか、今後も2号3号とやっていかれる中で、改めて1号ファンド時代の方はどういう会社さんに例えば投資していて、
振り返るとこういうふうに今後も投資の見極めしていくと、すごく今の両輪ちゃんと回せるよねみたいなところって整理されたりするんでしょうか。
そうですね。まず代表的な投資実績というところで言いますと、パレットクラウドやヤプリっていうところ、こういった会社が実はヤフー出身の企業家の方々でして、
そういったところへの出資でしっかりと実績を残しているというのは素晴らしいなと思ったというところと、
あと非常に幅広く今の業界を牽引されているようなラクスルとかフリークアウトとか、そういったいわゆるITの会社に投資をしてきておりました。
学びというところで言うと、企業家の方となるべく長い間付き合いをして、その方を深く理解した上で投資をするというのは非常に重要なのかなと思ってまして、
まさにそのパレットクラウドさんとかヤプリとか、そういった会社はヤフーで実際に働いているところを見た上でですね、信頼して投資をしているっていうところがあるので、
やっぱり今後の投資をしていく上でも、なるべくその企業家の方が実際にどのように働いているかとかを直接あるいはレファレンスという形で間接的にお話を聞いた上でですね、
投資をしていくというのは非常に重要なのかなというのを、その実績から学んだというところがありますね。
なるほどですね。最初はシードで小さく入って、ちゃんと一緒につかず離れず、いろいろと事業進捗を拝見しながらどんどんボリュームを上げていくみたいなこともやっぱりあり得るんですかね。
まさにそうですね。投資のパフォーマンスを上げていく上では、最初は小さいかもしれないですけれども、素晴らしい企業家だ、あるいは実績が伸びていきそうだという会社さんにはですね、
なるべく大きい金額投資していきたいと思っていますので、日々の伴奏というのは非常に重要かなと思います。
ZベンチャーキャピタルでLINEやHOOグループって聞いてしまうと、おそらく見ていただいている企業家の方も、
実際株主になって身内になっていただいた時にどういうことを、もちろんファイナンシャルリターン目的かつ本体とのシナジーというところだと思うんですけど、
どこまで企業家さんはZVCさんに対して期待していいというか、どんな感じのイメージをするとバランスが取れるなという感じなんですかね。
そうですね、あまりこうやると決めたものはなくて、柔軟に対応してますというのが実際のところではあって、
我々LINEやHOO内部のことは非常に知っているので、
例えば、ライトパーソンに正しい、ライトなタイミングでこういう提案を持っていくと、事業連携に結びつきやすいんじゃないかとかですね、
あとこっちの事業部がこういうことに興味を持ってますよというようなインプットを企業家さんにしていくというところは、かなり力を入れてやっているところでありますね。
じゃあまずは入り口としてはHOOグループをうまく活用する道先案内を一緒にしてくれるという感じなんですかね。
まさにそうですね。
自分たちのことはスタートアップとLINEやHOOのブリッジとなるような存在であるというふうに位置づけていまして、
そういった取り組みはよりそのスタートアップエコシステム全体を広げていきたいなという思いがあって、今でいうとZVCコネクトというイベントを定期的に開催していたりします。
これはですね、スタートアップの方にピッチをいただいて、LINEやHOOグループから事業部の人に参加をいただいて、そこで直接マッチングをすると。
それによって営業連携ができたりとか、サービスコンテンツ連携ができたりとか、そういった機会をですね、幅広く作っていこうという取り組みをやっていたりします。
それを通し先に限ってやってるんでしょうか。
いえ、外部の我々の通し先ではない方々もですね、お呼びしてやっています。
招待制なんですか。それでも定期的にやってる、公募していらっしゃるんですか。
はい、公募しております。Xの公式アカウントがありますので、それをフォローいただけるとありがたいです。
ぜひ概要欄の方にZVCさんのXの公式アカウントを載せておくので、ちゃんと見ておいていただくと、おそらくZVCコネクトの機会を見逃さずに済むんじゃないかなと思うので、
ぜひフォローの方もいただければなと思いますが、少しまた投資側の活動の話の質問に移れればと思うんですけど、
いうてSEEDからレイターまでオールステージでやってると、投資検討プロセスも5億投資するケースと500万円投資するケースは当然流度は多少違うのかなと思ったりするんですけど、
ぐだりになんか、企業家さんと初回面談した後どのぐらいのプロセスで、ちょっとラウンドによって異なるかもわかんないですけど、
どう検討していらっしゃったり、どのぐらいのスケジュールを、企業家の方々としては見ておくと、ZVCさんとのコンタクトって良さそうなんでしょうか。
大きく我々投資プロセスを2つに分けています。SEEDの投資と、大体シリーズA以降ぐらいの投資で分けていかして、
通常はですね、先ほど1から5億円という風に申し上げた方で言うと、1ヶ月半とかそれぐらいで投資のプロセスを終えるような。
それでも1ヶ月半なんですね。早いな。
他のVCさんと同じぐらいのペースで意思決定はできるようにしていまして、そこではデューデリジェンスしっかりさせていただいて、
あとマネジメントインタビューという形で、代表の方々と、あと弊社のパートナー人とのセッションを設けていた上でですね、
最終的に投資委員会で説明をして期間決定をするというようなプロセスを設けています。
もう1個のですね、シードの投資ですね、こちらは3000万円までという上限は設けているんですけれども、
もう少し簡易的というかスピード感を持って意思決定ができるような体制を作っていまして、
そちらで言うと早いと2週間ぐらいで投資できるような状況になる。
CVCじゃもうないですね、ほとんど。通常のCVCで考えられない速度で、3000万円はいわゆるリードとかフォローとかっていうスタンスとかレギュレーション決まってないんですか。
そうですね、あんまり決めてないですね。
めっちゃ柔軟。ちなみにそこまで柔軟だと、これ見てる企業家さんとかも、
じゃあ自分たちのとりもかくにもアタックしてみようみたいになりがちな気もするんですけど、
特にオールステージでオールジャンルだけど、こういう領域に2号ファンドはフォーカスしていこうみたいな、
重点テーマとか注力領域、注目指標みたいなのってあったりはしないんですか。
もちろんこれまで注力してきたITセクター、特にメディアやEコマース、フィンテック、この3つの領域は親会社との親和性もありますし、
我々が得意な領域ですので積極的に投資をしております。
これに加えてですね、ZPC2号ファンド、今年始めたファンドからは、宇宙とかロボティックスといった少しディープテック寄りの領域にも投資の力を入れている状況でございます。
そういった中で、どういう事業、起業家の方に投資をしたいかっていうところで言うと、やっぱりLINEやグループのお金を預かって投資をしているっていう立場で言いますと、
業界の構造を根底から変革するような、本当に大きいチャレンジをされる起業家の方に投資をしたいなと思ってまして、
やっぱりより多くの人に使われるプラットフォームを作りたいというようなアプローチをされる起業家さん、ビジネスに投資を積極的にしていくような傾向があります。
なるほど。LINE、Yahoo!グループって正直知らない人、多分日本人だったらほぼいないじゃないですか。
LINEってついてるし、Yahoo!ってついてるし、とはいえ大きいグループ会社なのは何となく想像つくんですけど、
誰がいるの?どんな会社がいるの?っていうのは知らない人も結構まだまだ大勢いると思うので、
要はZベンチャーキャピタルさんと連携していくってなると、どんな会社があって、どんな可能性があるみたいな感じで整理すると認識してくれたらしいんでしょうね。
そうですね、実はたくさんのサービスをいろんな領域で持っていまして、
本当にメディアだとLINEもそうですし、Yahoo!Japanですとか、あと漫画系のサービスとかそういったものがあったりしますね。
あとEコマースで言うとZOZO、ASKLE、それから1Qのようなサービスもありますし、
Fintechで言うとPayPay、たくさんの事業をやっていたりしますと。
加えてですね、LINEやHOOの親会社っていう意味で言うと、ソフトバンクグループ、それからネイバーといった会社がありますので、
かなり幅広い事業をB2C、B2Bでやっているグループになります。
なんか他のスタートアップと実際協業して、高連携しているみたいな事例とかってあるんでしょうか。
はい、一番多い事例で言うと営業連携になっていまして、特にソフトバンクグループですね、
B2Bの顧客基盤をたくさん持っている会社ですので、スタートアップの方々が取り組んでいる特にSaaS、
クラウド系のサービスをソフトバンクの営業を使って販売していくっていうような連携は非常にたくさん生まれていたりします。
あともう一個はサービスの連携というのも事例としては生まれていまして、最近で言うと我々がご出資したホブというですね、
口コミコムという飲食店等の口コミを一元管理できるサービスを提供している会社があるんですけれども、
そちらがヤフーの検索とかマップのサービスを管理しているヤフープレイスというところがあるんですが、
そこと連携をしてですね、口コミコム上でヤフーの口コミを一元管理できるようになったという事例がございます。
そうすることでスタートアップにとにかくヤフーグループのアセットを使って活かしてもらって一緒に伸びていきましょうという座組が一番綺麗という感じなんですね。
そうですね、我々としては資金を提供するだけではなくて、いかにそのグループのアセットを活用してお金以外のサポートができるかというところは常に追い続けているテーマです。
ちなみに今までだいぶ国内の話をいただいてきたと思っていて、とはいえさっきネイバーという社名が出てきましたけど、ネイバーってあれ韓国の会社ですよね。