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This is 令和スタートアップ。この番組では、猫大好き森厚子と馬大好きYusuke Asakuraがスタートアップにまつわる話題についてゆるふわっとお話をしているのですが、
今回は森さんがおらず、Asakura一人がスタートアップにまつわるトピックについてゆるふわっとお話をしております。
はい、今日も一人でぶつくさ話をしています。スタートアップの世界に限った話ではありませんが、
世の中、自分の所属している業界だとか、コミュニティにまつわる議論でですね、物議をかましたり、いろんな意見が出る、ざわっとする議論ってたまにありますよね。
今だと、日本だとツイッターのたまにノートみたいな、そういったところが言論空間を構成、主に構成しているのかなと思います。
いろんな議論が出るのは大いに結構なんですけれども、正直ね、特にツイッターなんかでやり取りしてても全く噛み合わないし、あんまり意味ないなっていうので、
そこであんまり言っても、あんまり生産性がないかなというふうに思ったりします。
なので、こういう自分のポッドキャスト、おいしいね、思うことを話そうかなという点において、これはね、誰も聞いてないからね、聞きやすいし、
王様の耳はロバの耳って穴を掘って言ってるに等しい行為なんですけれども、今日はそんな話です。
最近よくある話で言うと、スタートアップというのは、場外大ホームランを目指さなければいけないという類の、ある種非常にポジションを取ったスタンスを取った議論があって、一部話題になることもありました。
まずもって、僕が今代表を務めているアニマルスピリッツというファンドでは、これ以前も自分のポッドキャストおいしいでお話をしたことがあるんですけれども、
自家総額1兆円の会社を出したいと思っています。最低限それを出さなければ、VCとしての僕のキャリアは失敗だろうなという、それぐらいの必達目標に近い気概で取り組んでいます。
ただし、未成長の間でデカ行為になるって言ったことは別にことさら求めませんし、逆に言うとファンドライフって基本的には10年間ですから、10年間の間に何が何でも1兆円になってくれっていうことを求めすぎる。
数字が一人歩きすると、これなんかものすごいいろんな矛盾が起こるなというふうに思っていて、数字というのはあくまで目安であって、そこに本質があるわけではないというふうに思っています。
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そんな中で、とはいえ1兆円上場して以降でもいいし、我々が株式を公出した後でもいいので、1兆円になる会社を出したい。我々が生み出すわけじゃないんだけど、少なくともそういった会社の創業初期を支える役割を担えれば、シードアーリーVCとしての役目を果たせる面目は保てるのではないかなという、
そんなことを思いながら、ファンドウェイに当たっています。
そういう意味でいうと、1兆円というのはまさに非常に大きな大成功、フォームランであると。
少なくとも言って、再使えない規模感だろうというふうに思うわけです。
ちなみにこれ、我々投資する際、全ての会社に1兆円求めてるわけではないですし、これ全部の会社に求め出すとめちゃくちゃ非現実的なので、
それはあくまでフォートフォリオのバランスの中から、逆に言うとどこか一社でもそういった会社が出てくればそれでいいという、そういった考えでファンドウェイに臨んでいます。
1社だけだったら物足りないな。
僕のVCのキャリアを通して、複数社そういった会社が生まれるチャンスを作っていきたいというふうに思っています。
いずれにせよ、そういった大フォームランを狙うスタートアップを応援していきたい、ファンドとして応援していく。
この点は本当に僕たちも常に心がけていることですし、自分に対してのプレッシャーとして思っていることです。
一方で少し物事を引いて考えると、これもまた以前の自分のVCでお話ししたことがありますけれども、
スタートアップを語るとき、マクロの視点で語るのか、ミクロの視点で語るのかという違いがあると思っているんですね。
マクロの視点で考えると、大きい会社を生み出す、産業構造をひっくり返すような会社を作っていく。
そういう会社こそが必要なんだという、この議論って成り立つと思いますし、僕もそんな思いでいます。
一番わかりやすい例で言うと、スモーラIPOばっかりだといかんよ、けしからんみたいな。
けしからんというか、スモーラIPOばかりでいいの?という問題提起ですよね。
これは僕自身がかなり以前から先導してやってきたことで、問題意識も10年近く前から持って活動して、
2017年にシニフィアンを作って、最初から大きな規模感で上場できるように。
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そのためにはしっかりレートステージに大規模なリスクマネーを投じる、そういったプレイヤー、投資家が必要だと思って、ザ・ファンドというファンドも作りました。
なので問題意識はもう10年来持ってますし、そもそも僕が代表を務めていたミクシーという会社が自家総額180億円、170億円になったときにバトンをついてますから、
これはいかんわと、こうなってしまうとどうにもならんなということは痛感しているので、
それなりに緊張感、危機感を持ってですね、スモールIPOだと厳しいなと。
ミクシーの場合はスモールIPOではなかったんですけれども、結局その単位に落ち込んでしまうともう打てる手が本当になくなってしまうという、
そういった課題感を持って意見表明してきたし、そういったスモールIPOを防ぐような取り組みをしてきたつもりでいます。
なので若干ね、今さらみんな言ってるのかよっていう感はあるんですけれども、ようやく追いついてきたのかなという気はしますね。
一方で、これってマクロの話なんですけれども、ミクロの観点で見ると全然話が違うわけですよ。
みんなややもするとスモールIPOっていうのを少し細かにしたりだとかする。
実際大変なんですよってなってしまうから、それは当人にとってもあんまりポジティブじゃないんじゃないのっていうような、
そういった意味合いで僕は問題提起してますけど、中にはスモールIPOをちょっと小馬鹿にするような人もいるじゃないですか、
そういった風潮ってあるじゃないですか。
そういった風潮、これはこれでいけすぎというか嫌だなと思うところもあって、
一人の人間としてね、一人のビジネスパーソンとしてどれだけスモールでやろうがなんだろうが、
上場までこぎつけるまでに事業を育て上げるっていうのはこれはもう立派な、本当に立派なことだと思うし、
それは一人の人としては大成功だと思うわけですよ。
これはミクロの観点ですよね。
そのことについて他人からとやかく言われる筋合いは全くないし、
できたこともない人間が特にやらそうな口聞いてんじゃねえよというふうに思ったりすることもあります。
だからとてもアンビバレントなんですよね。
マクロの観点でいうと、大きく成長する会社作っていかなきゃいけないというふうに思うし、
かたやミクロの立場に立つと、人としてこれはとても立派なことじゃないかというふうに思うわけで、
とてもいつもアンビバレントな思いでスタートアップの議論っていうのは、
僕も望んでるし、見てきていたりします。
そんな中でね、最近よくある風潮として、
スタートアップっていうのはホームラインを打たなきゃいけないんだと。
ホームラインを打たないからもう存在価値がないんだぐらいの、
ちょっとなんか振り切った議論。
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ポジション取るという意味ではとてもいいと思うし、
そういった論調もあると思うんだけど、
なんかね、さっきのアンビバレントの話で、
これはこれとてもモヤっとするんですよ。
マクロとしてはそうだよなと。
これは本当に真剣そう思います。
僕たまに言うことなんですけど、
これだけスタートアップっていうものが盛り上がってきて、
結構時間がたって、いまだに最大の成功事例、
最高傑作っていうのがメルカリっていうのはどうなんだって思うわけです。
これは別にメルカリをディスってるわけではなくて、
メルカリはメルカリとして素晴らしい会社だと思います。
素晴らしい会社なんだけど、いつまでメルカリに頼っているんだと。
日本の21世紀、それこそ令和のスタートアップの最高傑作が
メルカリですって、ちょっと悲しくないですか。
いつまでメルカリに頼り続けているんだ、擦っているんだっていう。
そういうことだと思っていてですね、
これは若干イーロンマスクじゃないや。
ピーター・ティールの欲しかったのは空飛ぶ車だったのに、
手に入れたのは145時だったっていうのに、
若干近い気持ちな気もするんですけれども、
そこばっかり言ってても仕方ないでしょって思ったりするわけです。
その点ではですね、やっぱりそういった大きな会社が出てきてほしい、
生み出さなければいけない、そういう焦燥感あるし、
そういった答えを出さなければいけない回答期限っていうのを
僕はそんなに悠長に打てられないんじゃないかなというふうに思っています。
一方でね、じゃあ何かものすごくスケールする会社以外
スタートアップを名乗ってはいけないし、違うんだっていうのは、
それはそれで違う気がしていてですね。
スタートアップってね、結局企業家が実現したい理想を生み出す
ある種の装置であり手段だと思うんですよね。
で、その企業家自身の理想を他人がとやかく言う権利はない。
他人からとやかく言われる筋合いはない。
このように僕は思っているわけです。
これもまたたまに人に話すんですけど、
アントレプレーナーってね、一応言葉としては企業家として
訳されることが多いわけですけど、
僕内の独自解釈があって、何かというと
誰からも頼まれてもいないのに、自らが実現しないと
堅く信じること、その実現のために率先して行動する人のこと。
これがアントレプレーナーだと僕は思うんですね。
勝手な定義です。
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勝手な定義ながら、それなりによく体を表してるんじゃないかなと自負をしています。
やっぱりアントレプレーナーって下請けじゃないんですよね。
下請け業者じゃない。
誰かから言われたから何かやるっていう、そういう人たちじゃない。
だからスティーブ・ジョブズがAT&Tから依頼を受けて
そういうタッチ形式の、タッチ方式の携帯電話を作ってくれって言われて
iPhoneを作ったのかっていうと、違いますよね、これは。
一見、このタッチ式のUIなだけの携帯電話に見える
ただその実、すべての人のポケットに入るパーソナルコンピューターを作れば
きっと世界が変わるに違いない。
そしてそれはものすごい大きなビッグビジネスになるに違いない。
こんなある種の共振的な思い込みがあって
生み出したのがiPhoneだと。
少なくとも僕はそういうふうに理解をしているんですけれども
誰かから頼まれてやるものじゃないわけですよ。
先ほどの話に戻ると、スタートアップがことごとく大きなスケール感にならなければいけないかというと
個人的にはそうあってほしい、そうなる会社が増えてきてほしいというふうに思いますし
アニマルスピーツではそういったスタートアップを投資対象にしています。
それがど真ん中です。
なんだけれども、これみんながそうしなきゃいけないっていうのは
とても気持ちが悪いし、居心地が悪い。
なぜならばアントレプレーナーって
誰かから頼まれてやるものじゃないし
他人から言われてやるものじゃないからです。
そういう人がやっているスタートアップで僕はろくなところを知らない。
仮に形式がサラリーマンだとか一社員、プロジェクトメンバーであったとしても
当人が強烈な意志を持って生み出さなければいけない。
これオリックスなんかそうですよね。
オリックスの宮内さんなんて完全にプロジェクトメンバーですから。
当初に言うと。
だけどもリースというものを日本に持ち込むんだというふうに
そういう強い信念を持って創業プロジェクトメンバーとして関わり
その後リーダーシップを破棄されて今のオリックスがあるわけです。
だから別にアントレプレーナーって
実際文字通り自分でオーナーとして事業を起こした人なのか
あるいはサラリーマンであるのかっていうのは全く関係ないんですけれども
要はマインドセットの問題です。
心意気の問題だと思っています。
なのでね、もしもスタートアップたるもの、器用がたるもの
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ホームランを打たなきゃいけないと言われて
感化されて自分もそうしたいなというふうに思うんだったら
別にそれはそれでいいと思います。
いいと思うけれども自分が取り掛かっている事業っていうのは
そこまで大きくスケールするものじゃないな。
正直どう逆立ちしたって時価総額1000億円には行かないなっていう
そんな規模の会社だって別にいいじゃないですか。
僕はそれを全然否定しないし
それはもう素晴らしいチャレンジだと思います。
もしもそういったホームランを狙わなきゃいけない
それ以外のものはスタートアップじゃねえと言われて
ひどく凝地するんだったら
そんなことは全く気にする必要がない。
なぜならばアントレプレーナーっていうのは
誰からも頼まれずに自分が実現したいという世界
理想を実現するために
もうやまれぬ思いに突き動かされて動く人だと僕は思っているので
それが結果として
誰かの決めた尺度で
結局1ミリオン超えるかどうかなんで
適当な尺度じゃないですか。
超えるか超えないかなんて
僕はどうでもいい話なんだと思います。
実際問題ね、アニマルスピリッツが
規模感実際スケールしない会社に投資できるかっていうと
これはまた話別ですよ。
話別なんだけど
そういったスケールしない会社っていうものを
否定する必要はないし
否定しちゃいけないし
あと当人もそういった外野の声に
惑わされる必要は全くないと思うんですよね。
だってスタートアップって大きくならなきゃ駄目でしょって言われて
そうなんだって思って活動するんだったら
それって結局メンタリティサラリーマンと変わらないじゃないですか。
他人の尺度で動いてるっていう点においては
外形的に自分で起業してようとしてないと
他人がそう言ってるからって思って活動するんだったら
それはサラリーマンと変わらないと思いますよ。
ホームランを打つのが起業ですって言われて
そうなのかって信じ込んでるんだとしたら
それはサラリーマンのメンタリティだと思いますし
そういうのはあまり好きではないということなのかな。
こういった議論を追うだけいい投げ込みなんだと思うんですが
なかなかね、こういうすごい息のいい話に
否定的な水を刺すような発言って皆さんしづらいですし
しないのが大人の勝算なんだと思いますけれど
まあけど僕は、まあいいやそういうのは。
まあ僕は別にもちろん会社としては
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ファンドとしてはそういった大きく成長するスケールする事業に
投資をしたいというふうに思ってますし
サポートしたいと思ってますけれども
そうじゃないからといってそれは否定しないし
絶対笑ったりはしないなというふうに思います。
まあね、そもそもこうあるべしとか
こうでなくてはいけないって話は
まあまあ大概どうでもいい話ですからね。
なんかもうみんなそういうのは
まあそう考えてる人もいるのねというぐらいに割り切って
好きにやればいいんじゃないかなと思います。
じゃないと何のために起業してるのか意味わかんないでしょ。
他人と言われてどうこうするじゃなくて
なんか精神の自由保てないんだったら
そもそもVCから資金頂戴すべきでもないし
VCなんて使うもんですから使ってなんもですし。
そんな外野の発言に頭悩ませる必要もないのかなと。
まあ現実問題ね。
シリコンバレー米エリアのスタートアップも相当数
実際スモールエイマンで狙いで起業してる人たちいっぱいいますからね。
最初からそれ狙いとは言わずまでも
言わぬまでもかなり現実的に
そこをダサン的にしたたかに考えて活動してる人多いですからね。
日本で語られるシリコンバレーではっていうのは
大抵あんまりよく内情をご存知ないのか
あるいはあえてそういうポジショントークをしてるのか
大体そっちのどっちかなんじゃないかなと
一応住んでた人間としては感じる次第です。
そんなとこでしょうか。
なのでみんな好きにやればいいと思います。
マクロとしては大きな会社が出てくることを期待しています。
ということで今日はそんなところです。
おしまい。