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スタートアップ実践砲弾、シニフィ弾。この番組では、シニフィアンの3名、小林、村上、そして私は桜が、スタートアップや上場企業の経営にまつわる、少しクロート好みなテーマについてお話しします。
はい、ということで、今日もまたシニフィアンの3名で話をしていきたいと思うんですけれども、
今日はですね、経営者、特にスタートアップの経営者は、投資家とのコミュニケーションを軽視すると、
一体何が困るのかといったことについて話してみたいと思います。
よく我々の話の中でもですね、投資家とのコミュニケーション重要ですよっていう話をしたいだとかすることがあるわけですけど、
そもそもそれしないと何が困るのか、どういうご利益が逆にしているとあるのかっていう話ですね。
経営者の当然の責任として株主価値を高めましょう、高めるのが経営者の重要な責任の一つですといったような、
そういう規範論、べき論というのは散々世の中にあるわけですけれども、
じゃあそれぶっちゃけ無視するとどうなるのっていう、何かそれで困るんですかっていったことについて今回は考えてみたいと思います。
そういう意味ですと、もう結論、ショートアンサーでいくと資金調達の難易度が上がる、条件面が不利になる、最悪の場合できないというところが究極的なデメリットなのかなと思うんですね。
多分この話ってなかなかピンときづらいと思うんで、そのあたりをちょっと今日深掘りして話したいなと思うんですけど、
今コロナの影響で、何となく調達がとはいえできそうな会社とものすごく苦労している会社って分かれていると思うんですね。
当然ファンダメンタルが喰らいやすい、喰らいづらいっていうところで、影響を受けやすい業界、受けづらい業界で差もついていると思うんですけど、
この部分も相応に影響しているんじゃないかなと思うので、裸をもって今回理解いただけるいい機会かなというふうにも思います。
やっぱり投資家の方が過去どういうやり取りをしてきたかって、意外に非常によく覚えていらっしゃるじゃないですか。
そういう意味では過去のやり取りの中から感じた信頼性とか、どのぐらい会社が一貫性のあることを言っているかとか、
ということを踏まえてその次のラウンドでも考慮されるということが起こるのかなと思うので、
実際に過去のやり取りが仮に簡単に言うといい加減なものだとすると、いざ今どうしても調達したいという時でも、
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前ちょっとああいう話だったしなというようなことが起こっちゃうと、そういう感じですかね。
そうですね。あと先ほど資金調達に差が出るという話をしましたけど、
多分マクロ環境によって差の出方が違うのかなと思ってまして、やっぱり非常にマーケット環境はいい時で、
実はこのコミュニケーションに気をつけたかどうかの差って出づらいと思ってるんですね。
これはもう上場企業でもそうだと思います。
上場企業っていうのはマーケット環境がいい時に調達をよく進められるわけなんですけど、
これと極論ですね。
経営がダメな会社でも、コミュニケーションが下手くそな会社でも、
マーケットはいいので投資家からお金が集まりやすいんですよね。
なので結果に差が出づらいんです。
マーケットがいい時っていうのは。
ただ今回のコロナの状況のように、マーケットが悪い時っていうのは、
基本的に投資家っていうのは投資したくなくなっているので、
こういったコミュニケーション、過去のトラックレコードの差っていうのが、
まさに選別理由の中で上位に入ってくる。
ここで大きく差が出やすいと思ってます。
なので実はこれまでスタートアップのエコシステム、この10年くらいブルーマーケットでしたけど、
なんでこれ差あるんやろって感じづらかったのは、
マーケットが良かったからで、
まさにこれから1、2年、過去の積み重ねの差が出てくる局面なのかなとは思ってます。
これね、未上場のスタートアップのことを中心にお話をしてますけれども、
上場企業の場合もそういった差っていうのは、
例えば株価だとかそういった側面に現れるもんなんですよね。
それもですね、理論上はマーケットが良い時も現れるはずなんですけど、
やっぱり差は少ないと思うんですよね。
なぜかっていうと、環境が良い時って物売れるんですよね。
物売れるので、ある程度の収益構造、ユニットエコノミクスの会社、原価率の会社でも利益が出るわけなんですよね。
なのでそれなりのPRで評価されたりとかってことが起きやすいので、
誰でも追い風10メートルの状況だと利益が出る。
マーケットの投資家もブルなんで、それなりの株価で買ってもらえる。
当然成長性とか利益率で差はつきますけど、
コミュニケーションの差とかトラックレコードの差っていうのはより小さくなると思うんですね、差分が。
ただマーケット環境が悪くなると、基本的に物が売れないっていう状態になってきますので、
より売れない中でなぜ君の会社はサステナブルに成長できるのか、もしくはターナラウンドできるのか、
という経営者の力量がより問われてくるわけなんで、
これまで非常に苦しい局面でも、戦略を持って経営してきた経営者、
またそれに対して実績を出してきた会社経営者と、
あなたの会社はこれまで調子が良かったのは、ただ単にこのマーケットが伸びてきたからだよね。
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業界の追い風があなたの実力と過信してしまっていた会社、
そういった逆風のぺく面だと当然差が出るので、
マーケットがクラッシュしかけている時っていうのは、
こういったところの差が株価にものすごく現れやすいと思います。
なので、多分皆さんが興味のある業界の株価チャートを見たら、
何か同じような動きしていたのに、
ある程度株価がステイしている会社と、どーんと下がっている会社、
別れ始めているのは、そういったところの差かなとは思います。
これまさに数字でこれまで見せてくるっていうのは、
上場企業だったら当然やってきたことだと思うんですけども、
数字の背景にどういう思想があって、どんな戦略があって、
どんな体制だったらエグゼキューションがあって、
っていうのをきちんと説明して株主とコミュニケーションしていた会社と、
数字書いておいたんで見てください、見たら分かると思うんだよという会社でも、
上場市場だとなかなかマーケットの調子が良い時は差が出づらい、
そういうところですよね。
これが実際数字が剥落して、
実際に本当にファンダメンタルのPLだったりキャッシュフローだったりが崩れてきた時に、
この会社ってこういう考え方でこういう戦略を持ってて、
っていうところまで評価される会社なのかどうかというと、
当然そこをしっかりコミュニケーションした会社の方が、
より評価されやすいっていうところはあるんでしょうね。
コミュニケーションっていう時に、
ただ単に話し方の話だけをしてるんじゃないということは補足をしておきたくて、
多分経営戦略の立て方から戻っていく必要があると思うんですね。
良いコミュニケーションができる会社っていうのは、
経営戦略自体はもっと緻密なわけですよね。
なので言っていた通りに戦略を立てて、
マーケットの変化を見ながら戦略をファインチューンして、
必要な組織拡大、投資っていうのをして、
着実に言っていた予算を達成していくと。
こういったことを事前に投資家に説明して、
それをクリアしてきたという会社、
これが非常にグッドコミュニケーターだとすると、
バッドコミュニケーターは何か伸びますって言って、
結果伸びてるんだけど、
それって言ってたほどは伸びてへんしとか、
逆にこういうトラブルが起きたとか、
思ったよりコストがかかったとか、
思ったより逆にコストはかからなかったとか、
言ってたことの差分があって、
これってなんとなくマーケットが伸びてるところに
タコをあげたら上昇キルで伸びたっていうことで、
その目利き自体はアグリーなんだけど、
あなたの経営による改造度とか、
コミュニケーションっていうところは非常に荒かったと。
なので、今この非常にマーケットが悪い環境下における、
あなたのビュー、戦略っていうところは、
非常に信用しがたいという、
こういうある種のトラックレコードの差になってくるので、
こういうバッドコミュニケーターに対して、
こういう局面において資金調達がより難しくなるっていうのは、
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こういったところの重要性が、
投資家にとって増してくるからっていうことだと思うんですね。
正しい戦略とエキセキューション、実効力がないと、
この逆風では生き残れないと。
こういう見られ方をするからということかなと思います。
ベータの追い風をアルファの実力史と間違えて、
混同してしまうということですね。
これありがちな質問だと思うんですが、
上場企業であれ、未上場企業であれ、
自分たちが調子がいいときは何も言われずとも、
むしろ積極的に言いたいわけですよね。
その一方で、あまり状況がかんばしくないときについて言うと、
できることなら忘れておいてほしいし、
そのことを説明することによって、
かえって投資家から厳しい目で見られてしまうことを
恐れるという局面もあるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、
そういう時ですら、なるべく解除したほうが、
あえて解除したほうがいいんでしょうか?
私がまさに上場企業として、
アクション資料とコミュニケーションをし続けてきましたけれども、
その中で感じるのは、悪い時にちゃんと話した投資家ほど、
よりしっかり見てくれてるなというのは、
端的に感じましたけどね。
やっぱりいい時でいろんな人は普通に見てくれるんですけど、
逆に塩が引いた時はみんなサーッと聞く人も少なからずいたわけで、
長く本当に会社をある意味支えてくれた投資家というのは、
悪い時も含めてずっと見てきた人で、
そういう時にコミュニケーションをしっかりできた人というのは、
本当に長い関係になったなというのは感じますね。
それはあれですよね、僕は補足すると、
いい時ってコミュニケーションはシンプルなんですよね。
例えば、中国で何々が売れる、みんなそう思っていると。
それだけ言えば説明不要なんですよね。
ある程度のことは理解してもらうと。
で、非常にマーケットが苦しい時って、
いや、なんで?いや、でも?っていうような状況になっているので、
相当説明が難しいんですね、そもそも。
問題が何問か経営者に対して与えられているので、
相当ロジカルに根拠を持って説明しないと、
株価が下がっている、もしくは景気が悪い局面での説明って、
なかなか納得してもらえるのに難しい。
それに対して真摯に取り組み、かつ説得力のある説明ができるというのは、
コミュニケーション力が高い、IR力が高い、経営力が高いという評価をされるし、
実際多分経営力がある企業が多いんだと思うんですけど、
そうするとやっぱり小林さんおっしゃったような結果に繋がっているというふうには思いますよね。
これ今ここまで景気が良い時と悪い時でだいぶ違いがあって、
景気が悪い時に特に差が出るんだよというような話をしてきましたけれども、
あえてここでひとつコメントすると、
じゃあ景気良い時はみんな良いんだから、別にコミュニケーションしてようがしてまいが関係ないし、
逆に言うと景気悪い時はみんなダメなんだから、別にコミュニケーションしてようとしてまいと、
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結局同じことなんじゃないかと。
だったらそんなことにあんまり時間をかけない方がいいんじゃないかという見方もできるんじゃないかと思うんですけれども、
これについてはどう考えればいいんですか?
そうですね。その考えは僕はあると思っています。
どういうことかというと、極論業界会社によるのかなと思っていまして、
僕がよく知っているNintendoという会社、皆さんもよく知っていると思うんですけど、
彼らのビジネスって良い時めっちゃ良いんですよね。
要はWiiが売れましたとかいう時ってバカバカ売れるということなんで、もう儲かりまくるわけなんですよね。
逆に言うと、あんまり売れへん時っていうのは全然ダメなんですよ。
極端にそうなるんですよね。
なのでWiiが売れてる時ってコミュニケーションも含めて、
もうガンガンみんなすごいすごいって言ってくれるし、お金もどんどん入ってくる。
逆に売れない時はもうみんなからボロカス言われて、
どう説明しても売れてないというファクト以上出せないわけですよね。
株価も当然下がるというような状況の認定投資はどうやっているかというと、
基本的には極論、投資家とのコミュニケーションはあんまりプライオリティ高くないと私は感じていて、
頑張ってないというわけじゃないんですけど。
じゃあどういう割り切りしてるかというと、
良い時に稼いじゃうと。
で、もう金庫にガッチリお金入れちゃうと。
悪い時はあるから、悪くなっても死なないように金庫にお金入れとくと。
だから悪い時に資金調達困るっていうのはコミュニケーションの最大のボトルネックだとすると、
悪い時に資金調達で投資家さんに頼らなくていい状態を作っておくことによって、
コミュニケーション、プライオリティをグググっと下げていると。
こういう経営されているのかなと思っているんですね。
なので、任天堂さんみたいな割り切りができるような企業、投資家さん業態であれば、
極論コミュニケーションをある程度軽視しても、
あんまり板手をこむらないというパターンは全然あるかなというふうには思いますね。
規範論として、株主価値の向上に努めていくことが経営者の役目ですという話は、
さておき、実質的なご利益という意味においては、そういったやり方もできる。
だからそういう意味で言うと、任天堂のような財務体制を築ける会社なのであれば、
いいんじゃないですかという話。いいというか、それでも耐えられるんじゃないですかという話ですね。
あとは業態によって、逆に細かくは話さないですけど、
半導体業界って、いいときモーカル会社はいっぱいいますけど、
彼らとコミュニケーションをやってしまうと、落ちるときの落ち方が、
100稼いで300落ちるみたいな話があるので、
そうすると多少財務威力を持っていっても結局困っちゃうわけですよね。
そういう業界については、やっぱりバランスイートによく思う限界というのがあるので、
結局は財務戦略、コミュニケーションは重要だという、そういう種類の業界になりますし、
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スタートアップ、日本のスタートアップの会社さんが資金調達ができるできないが、
事業競争力に本当に差がつくのかどうかということは、冷静に見定める必要があって、
差が出ないというふうに割り切れるのであれば、コミュニケーションの重要性は低いのかもしれないですね。
以上、本日のシニフィアンでした。
こちらの内容は可筆修正してシニフィアンのホームページにも公開しています。
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