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2023-01-30 27:40

最終回 新しいスタートアップ投資スキームが出現するための条件 [スタートアップファイナンス講座No5(ミニシリーズ) ]

Mai
Mai
Host

スタートアップファイナンスミニシリーズ最終回。Web3などの、スタートアップ向けの投資スキームが進化するために必要なことについて話します。

なんとなく知ってるようでいてきちんと勉強する機会がなかった、という方向けに、スタートアップファイナンスをわかりやすく解説するミニシリーズを始めます!特に、初期スタートアップに参画してストックオプションはもらったけど、これって結局どういうことなの?というくらいの前提知識レベルの方を対象にしています。

START/FMは、"はじめる"を応援するPodcastです!連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽と、起業家でラジオパーソナリティの関口舞が一緒にお届けします。

番組への質問はこちらからお寄せください。番組ハッシュタグ #STARTFM で感想お待ちしています!

00:06
はじめるを応援するポッドキャスト、STARTFM、おはようございます。 起業家でラジオパーソナリティの関口舞です。
セーラー株式会社の柴田陽さんと、起業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
どうですか、最近。
最近は、少しずつ忙しくなってきました。
あれ、移住がだんだん近づいてきておりますね。
そうですね、ちょっとずつですね。
そうですよね。
今日この頃ですけれども、この第1回からお届けしてきたスタートアップファイナンスミニシリーズ、
今日が5番目というわけで、一応このミニシリーズの最後になります。
最終編ですね。
はい。
今日はどんなお話を。
今回は過去4回と少し違って、多少番外編というか、今後スタートアップファイナンスがどんな感じになっていくのかとか、
課題みたいなところで思っていることを話せればなというふうに思っております。
お願いします。
はい。
そもそも結構ですね、意外と見落としがちな観点として、
1個あるなというふうに思っているのがですね、
パブリック投資とプライベート投資の違いみたいなところがすごいあるなというふうに思っていて、
そもそもパブリックとプライベートって何なのかというと、
第1回目のリキャップなんですけど、証券投資には2×2の4証言のジャンルがありますよという話をしたかなというふうに思うんですけど、
軸はそのパブリックとプライベートっていうやつと、株式と債権ですかね、エクイティとデッドっていう、
それで2×2があって、一番わかりやすいのはパブリック×エクイティのパブリックエクイティってやつで、
日本語だと上場株投資に相当するものです。
パブリックでつまり上場っていう意味ですね。公開されているっていうことですね。
ETFとか、あとは上場株式に投資するいろんな投資商品っていうのは世の中にたくさんあるので、
大体世の中の人が投資って言われてパッと思いつくのはこれかなというふうに思っています。
はい。
同じくパブリックで、パブリックのデッドっていうのも一応あって、
社債って呼ばれているものなんですけれども、日本だと個人向けはソフトバンクとか、
最近だと楽天モバイルとかがちょこちょこ出してますけど、基本的にはあんまり日本だと流行ってないやつなんですけど、
機関投資家向けだったり、あとは企業がこの社債を発行する側っていうのはすごく使われていますと、
世界的にはですね。っていうパブリックのデッドっていうのがあって、
03:04
その反対にプライベートのエクイティっていうやつとプライベートのデッドってやつがあって、
プライベートエクイティがいわゆる、あの人どこに勤めてるの、PEらしいよっていうそのPEってやつですね。
PEはプライベートエクイティの略。ベンチャーキャピタルはこのサブジャンルに相当しますと。
これがね、なんとなく一番馴染みがそのスタートアップ界隈だとね。
そうですね。そうなのかな。
わかんない。私的にはなんか馴染みがある感じが。
そうですね。VCがプライベートエクイティですからね。
そうですね。はい。
一応プライベートデッドっていうのもありますよという感じで、
企業がスタートアップから上場を目指すっていうのは、
プライベートエクイティの業界からパブリックエクイティの業界に行くっていうことと同義になりますと。
ここまでが前提知識で。
はい。
プライベートとパブリックの根本的な違いって何があると思いますか?
プライベートだとみんなが一般人というかが勝手に買えない。
パブリックだとみんなが買える。
はい。その通りです。
より精密にというか言うと、なんでみんなが買えないのかというとですね。
実は買えるんですけど、なぜなら例えばエンジェル投資家が会社の株を買えたりするじゃないですか。
そうですね。
エンジェル投資家ってただの一般人じゃないですか。
確かに。
これ単に会社の許可がなく売買できないか売買できるかという違いで、
上途制限、株式上途制限っていう条項が定案に記載されている企業がプライベート企業。
そうじゃない企業がパブリック企業ですと。
法律上勝手に上途制限を外すことはできなくて、上場している企業しか外せないので、
イコール上場していれば自由に売買できるし、上場していなければ自由に売買できないというオチになっている仕組みになっています。
結構あれですもんね、上場企業でよく漫画とかで勝手にヤバい株主がすごい株を買ってどうしようみたいなシーンってありますもんね。
そうそう、まさに上場企業は誰でも会社の断りなしに株主になることができるので、
誰でもどの楽天の株を買って、おいコラミキタイン社長みたいな、俺は株主だぞみたいなことが一応できるたてつきになっていますと。
確かに。
してどうするんだって話があるんですけど、そういうたてつき。
一方でマイさんの会社とかにそういうことは起こらないですと。
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そうですね、それだけ聞くとリスキーだなというか、そもそもなんで上場するんだろうかみたいな気持ちになっちゃうわけですけど。
そうですよね、なんで上場するんだと思います。一般になんで上場すると思われてますか。
お金がなんだかんだたくさん集まるってことなんですかね。だからでかい勝負がしやすいってことなのかなと思っていますが。
そうですね、その通りでなんで上場するとお金が集まるかということの一応理論的なたてつけとしては、上場すると自由に売買できますよと株式を。
そうするとおそらくは活発な取引が行われますよと。
自由に売買できるからって取引が活発かどうかって実は別の問題だったりするんですけど、そこは取引所っていうところが活発に取引を起こさせるようにしてくれるというか、
逆に活発に取引が起こらない会社が取引所に上場できない仕組みになっているので、一応イコール取引が活発ですということになってたてつけになりますと。
これ実は、いわゆる転倒市場とかってやつを、例えばグリーンシートっていう制度があって、アメリカのピンクシートって呼ばれてますけど、
自由に売買できるけど取引所じゃないやつみたいなちょっと変なハズレ値みたいなやつも世の中には存在していて、
ちなみに当然ながら全然売買は行われないので、この上場のメリットっていうのは特にその場合はない。今言った分脈の資金調達っていう分脈の上場のメリットは多分ないですと。
ちょっと話を戻すと、取引が活発に行われると何がいいかというと、理論的には一応会社の値段ですね。第3回目にやった会社の値段に誰もが納得しているという状況を生み出しますと。
これちょっと説明が必要だと思うんですけど、自由に売買できれば高いと思ったら売ればいいし、安いと思ったら買えばいいっていう、つまり嫌なら見るな的な感じの状況になっているので、
そうすると一応その値段株価に誰も文句がない状態ですよねという一応論法が成り立つじゃないですか。
それがあるからこそ、それをベースに資金調達をできる。つまり値段が決まっているので、会社の何パーセントを売り出せばどのぐらいの値段だよねっていう根付け機能に乗っかる形で資金調達ができるので、
いちいちうちのバリエーションはいくらですよって交渉しなくてもよくなると。もちろん実際現実的には交渉があるんですけど、マクロに言うとそこには値段が存在しているので、それに乗っかれば資金調達できるっていう仕組みになっていると。
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なので、上場すると資金調達が簡単になって、上場するメリットがあるっていう仕組みになっています。
なるほどなあ、みんな上場を割と目指してますからね。
そうですね。
目指すってことは良いってことなんだろうとずっと思ってます。
そうですね。スタートアップ業を目指しているのは、そうしないと投資してくれた人が現金化できないから、自分の持ち分も含めて現金化できないからという理由はもちろんあるんですけど、
それだけだとあくまで株主側の動機になっちゃうので、世の中全体的な仕組みの議論としてはちょっと弱くて、世の中全体の仕組みとしては今言った根付けを自由に取引させることで、市場の機能によって会社に値段が常についている状況を生み出すための仕組みになっています。
デメリットとか注意点とかってどういうところですかね。
そうですよね。これが成立するためにはいくつか前提条件があって、その一番大きいものとして、情報公開について様々な規制が設けられています。
というのは、さっきの上場して誰もが納得する根付けをするためには根付けをするための材料が平等であるっていう前提条件が必要になりますと。
例えばAさんはすごく会社の内部事情とかに詳しくて、この会社もうダメだってことを知っているけど、Bさんはそれを知らないみたいな状況だと、Aさんが思う会社の適正な値段とBさんが思う会社の適正な値段が、そもそもその人の意思決定というか判断が原因じゃなくて、持っている情報が原因で差が生まれてしまうので、
それは不平等で、それを突き詰めていくと逆にそういうマーケットに誰も取引したくなくなっちゃうので、
何て言うんですか、そういうの。
ズル。
そうですね、八王朝火事のみたいな感じじゃないですか。
確かに。
それの最たるわかりやすいニュースとかに出てくる言葉で言うと、インサイダー規制っていうのがありますと。
つまりその内部の特定の人だけしか知らない情報をもとに株式を売買しちゃいけませんよっていうことだし、
裏返せば、基本的には会社について語るときはみんな、少なくとも機械の面において平等に知れ渡るようにしましょうと。
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それは密室の会議とかで、特定の人にだけある事実を教えて、他の人は知れないようにするみたいなことはやめてくださいねと。
なんかあれですよね、昨今SNS社会だからその辺気をつけないとうっかりする人いそうですよね。
そうですね。
フレンド設定を既存の友達だけにした状態で、例えば私が上場企業の社長だとして、
孫正吉さんと会食しましたとか言って、なんかこれからご一緒できるのが楽しみですみたいな。
やっちゃいそうと思って気をつけないと。
そうですね。
それ結構アウトなんですよね、多分ね。
ちょっといろんな角度があるんですけど、今の話、インサイダーだけの話で言うと、まずそれを教えちゃうと何が起こるかっていうと、
聞いちゃった人にインサイダーの範疇に入っちゃうので、それがもし仮にすごい重要な会社の重要事実だとした場合ですね。
重要事実の規定もいろいろあるんですけど、仮に重要事実に当たるとして、それをグループチャットとかで言ったとすると、
聞いちゃった人が責任発生するので、おいおい言うなよ、みたいな大前提として出ちゃいますと。
もちろん他にもNDAとかいろいろあるでしょうから、その会社にとってそれを全然知らない第三者に言っちゃダメだよっていう、
それはまた別の話があるんですけど、ことインサイダー規制の観点で言うと、おいおい言うなよっていう話になりますと。
だから親切に言うとネタバレみたいな感じですね。
そうですよね。気をつけないとやっちゃう人いそうですね。
たまにね、特に上場するよっていう事実自体もそのインサイダー情報その1、一番最初のインサイダー情報みたいなのに当たっちゃうので、上場する直前のね。
だからまだアナウンス出てないように上場するの聞きました、おめでとうございますみたいなことはダメ。聞いちゃダメなんですけど、そもそも。
確かに。
ダメです。
はい。
ちょっと話を戻すと、スタートアップはじゃあ何かっていうと、当然上場してないので上等制限がついてるってさっき話出てきて、逆にその情報公開の面で言うと、さっきまいさんが言ったみたいに、さっきのまいさんのSNSの例で言うと、ソフトバンクの情報を漏らすのはソフトバンクが上場企業なので、これはダメなんですけど、
自分の会社は上場してないと仮にすると、まいさんの会社は上場してないと仮にすると、まいさんの会社について何と言おうと、それは自由だってことになりますと。
そっか、だけどさっきの例で言うと、こっちはね、例えば孫さんと会食して何か提携することになったら自慢したいかもしれないけど、孫さん側がそういうスタートアップと何かやるってことがバレちゃうとよくないから、どっちにしろやめたほうがいいですかね。
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逆に言うと、例えばVCと投資家ミーティングをしたときに、実はここだけの話、ソフトバンクさんとこういう協業が進んでるんですよ、これ言うじゃないですか。
それは言いますね、はい。
でも、上場企業はこれやっちゃダメなんですよ。だってその情報を全員に行き渡ってる情報じゃないので、特定の人だけにそれを伝えて投資してくださいっていうのはダメなんですよ。
そうですよね、言うならみんなに言わなきゃいけないってことですよね。
そういうことになりますよね。
これ逆にスタートアップと逆になってるんですね。
インサイダー規制がないっていう状況ですと。
さらに踏み込んで言うと、ベンチャーキャピタルの観点から言うと、いわゆるインサイダー情報がないと、逆に言えば情報公開してないじゃないですか、デフォルトで。
そうですよね、何もわかんないですよね。
だから、むしろインサイダー情報だらけというか、インサイダー情報を元に投資をするっていう環境になっていますと。
だから投資するときにいわゆるデューデリジェンスするし、だから企業家との人間関係がすごい大事で、本当のことを言ってくれるような関係性を築くことが大事っていうことですね。
そうですよね。
一時期、暗号資産界隈でトークンを売り出して資金調達みたいな話があったと思うんですけど、あれってどうなるんでしょうか。
いい質問ですね。
これだから、ベンチャー投資今後どうなるか議論の中の一つに、トークンを使って、擬似的にベンチャーキャピタル市場みたいなものを作れるよっていう可能性があると思うんですけれども、
一方でトークンの売買、これ上等制限がついてるトークンもあるし、ついてないトークンも当然ありますと。
要するにトークンもいろんな種類あるんで一概には言えないんですけれども、仮にこれが株式に類似したものだとしましょうと、
例えば会社の収益に応じて何か収益が分配されるような仕組みがあるとか、あるいは会社の意思決定に一定の議決権というか声を反映する方法があるとかっていう形で、
擬似的に株式と似た機能を備えていて、なおかつそれが上等制限がない、要するにプライベートな状況になっている場合と、
取引所に上場したりしてパブリックな状況になっている場合がありますと。
現時点だと国によってだし、このポッドキャスターは別に法律相談のポッドキャスターではないので、自分で調べてほしいんですけど、
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ここに関する規制って今曖昧な状況になっていて、特に情報公開についての規定みたいなものは未整備な状況になっていますと。
そうするとさっきの問題が出てきて、知ってる人と知らない人の間で情報格差があるけど、知らない人も全然知らずにバイバイできちゃうみたいな状況が発生しちゃうので、
場合によっては非常に不正の温床になるような環境っていうのがありますよねと。
確かに詐欺とかね、ちょっと怖いですね。逆になんでスタートアップ投資は詐欺にならないでしょうか。
そうですね、これもまず単的な答えだと、詐欺が実は定期的に起こってますっていう。
あれ、あら。
大きいやつだと有名なセラノスとか、FTXとか。
大好きなセラノス。
あと小さいやつ、例えば企業家がエンジェル投資家のお金を女の子と旅行行くのに使っちゃいましたみたいな。
これもたまにあるんですよね。
あとその真ん中ぐらいの、KPIは嘘でしたみたいなやつとか。
ちょっと水増ししてるケースとかは結構よくありそうですよね。
そうですね、水増しもやっぱり程度があって。
今日も水増ししちゃいけないんですけど、当然。
これ普通に刑事罰になるので、牢屋に入りたくない人はやっちゃいけないんですけど。
それもものすごい完全な嘘なケースもあって、たまに大手のベンチャーキャピタリーでも引っかかっていますと。
もちろん公開されることはないんですけど。
大手のベンチャーキャピタリーとしてはないですと。
ないですというのはそんなにたくさんあるわけではないですと。
理由は2つあると思っていて、1つはまずプロしか参加してないですと結局のところ。
なので今の話を十分理解した上でみんなやっているので、
情報を取ってくることができる人しか出資していないというのが1個あると思います。
もう1個すごい大きいのが、結局のところベンチャーキャピタリーが儲かるタイミングって上場したりM&Aされたりして、
いわゆるエグジットする状況がその2つに基本的には限定されていて、
別の投資家に転売して儲けるようなスキームの投資じゃないという、
要するにセカンダリでエグジットしないということなんですけど。
これ転売で儲けられるとどうしてもバブルが起きやすくなっちゃって、
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仮想通貨とかわかりやすいですし、他にもいろいろあるんですけど、
今この会社の価値は全然ないと思うけど、まだこの会社の価値がないって知らない、
あると思っている人に売ってやれっていうことがまかり通ると、情報規制がないのでできちゃうんですよね。
ここではやっぱりカモがカモられるっていうことが生まれてしまうと。
ベンチャーキャピタル投資はそうなってないんですよね。
転売して儲けるわけじゃないじゃないですか。
そうですね。
なのでそこができないと。
ここが整備されてきて、どういう方法かわかんないんですけれども、
情報公開のところで先ほどのカモられるみたいな状況が起きにくいような枠組みが整備されていくと、
ベンチャーキャピタルのあり方みたいなのは変わっていく可能性があるかなと思っていて、
一つは日本でも一時期そうでしたし、アメリカでも多少そういうトレンドがありますけれど、
より小さなVCとかクラウドファンディングにかなり近いような
素人とか素人に気が生えた人が参入してくるっていうモデルだったり、
それよりさらにラディカルなのは、いわゆるクリプトを使った投資の仕組みっていうのが生まれる余地っていうのはあると思うんですけど、
それって結局、譲渡制限なしかつ情報公開についての枠組みがないっていう組み合わせはイコール詐欺みたいな感じの公式になっているので、
それとセットじゃないといけないかなというふうに思っていて、
そこが結構難しいなというふうに考えています。
なので、よりベンチャー投資の民主化というか、一部の限られた人ができることっていうところから、
より多くの人が参加できるようなものになっていくということは、技術的だったりサービスとか面の進化も必要なんですけれども、
結局のところ、情報の取扱いに関する枠組みの整備と一緒にならないと進化しなさそうだなというふうに思っています。
でも、だんだんとそっちの方向に行く雰囲気なんですかね。
そうですね。徐々に行ったり来たりしながら、だんだんそういうふうになっていくかなと思っていて、
実はファブリックに上場される商品の種類っていうのは年々増えていっていますと、
例えばリートって一時期前なかったんですけど、取引されるようになりました。
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リートっていうのは不動産ファンドですね。
ここの範囲ってどんどん広がっていますと、
リットの面でもファンズみたいな枠組みとかは、
プライベートにあったものをファブリックの方にちょっとずつ移動させる試みの一つなので、そういうのはあると思います。
あと、そういう意味で言うと、この枠組みからすると不思議だなと思う異例なアセットクラスが2つあると思っていて、
1つがM&Aですね。M&Aは別にM&Aするのにライセンスとかいらないんですよ。
誰でも自由に売り替え、会社って実は誰でも自由に売り替えできるんですね、会社全体だったら。
例えばM&Aの仲介とかって何の許可もいらないんですよ。
もっともっとM&A増えてほしい一方で、そういう情報の非対称性の塊みたいなものなので、
ここも何かしら枠組みがあると、もしかしたらM&A起こりやすくなるっていう可能性はあるのかなと、
ちょっとあんまりアイディアはないんですけど、理論的にはそういうつながりがありそうだなと思っています。
あともう一個外れ値のアセットが不動産ですね。
不動産は実はインサイダー規制がなくて、なおかつ転売でも受けるっていうことがある種当たり前に、
不動産って言うぐらいなんで無くならないんで、必ず新規に土地を作るってことはないので、
常に転売になっていて、特段情報面の規制はないと。
なぜ詐欺が少ないのかっていうと、評価がこなれてるからなんですよね。
土地ってこのリッチで、こういう広さで、地下にこういうものが埋まっていて、
こんな感じの用途で、だったらこのくらいの値段でしょうみたいなのがある中確立されているので、
別にことさらインサイダーとか言わなくても、見ればわかるでしょうみたいになっているということで、
一応枠組みがないのに、もちろん不動産関連の法律はあるんですけど、
今話した文脈におけるインサイダー的なものの枠組みはないけど、
比較的健全なマーケットになっているっていう例はあるので、
透明性が情報の非対情勢が埋まっていくと健全なマーケットになりますよということですかね。
そういうふうになっていくことを祈りたいですね。資金調達の手段もいろいろあったほうがありがたいですもんね。
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そうですね。
ありがとうございます。
というわけで、スタートアップファイナンスミニシリーズ、これで全5回終わりました。
参考になっていたら幸いです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。
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