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#36 吃音ピンチ図鑑
2026-08-05 29:36

#36 吃音ピンチ図鑑

仕事以外の日常生活でも、吃音によるピンチは度々訪れます。・・ということで、僕の中の「吃音ピンチ図鑑」から、3つのシチュエーションを紹介します。ピンチを笑い飛ばして楽しく生きていきたいものです。

音楽のコーナーでは、ゴリラズについて話します。ゴリラズは、商業主義がはびこる世界で、純粋に音楽を届けるために生まれたバンドだと思っています。

<大体のチャプター>

吃音ピンチシチュエーション①店での注文/ 吃音ピンチ②「お名前窺ってもよろしいでしょうか?」/ 吃音ピンチ③聞き返された時/ 聞き取りにくくても言葉を判別できる人間の脳/ 「こう言いたい」というこだわりでハードルを上げてしまう/ 世の中に「言葉レス」が増えてきたけど、直接言葉で伝えたい

めくるめくライナーノーツ「ゴリラズ」/ 「実体がない」ことがプロジェクトのミソ/ 人種も性別もボーダレス化した音楽/ 社会的なメッセージをポップに表現/

デーモン個人の視点が光るアルバム「ザ・ナウナウ」(2018)/

ゴリラズというフィクションのバンドだからこそ、音楽やメッセージを自由に届けられる/ 喋れれば幸せ、うまくコーヒーが注文できれば幸せ

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サマリー

このエピソードでは、吃音を持つ田中嘉人さんが日常生活で直面する3つの「吃音ピンチ」を紹介します。店での注文、名前を尋ねられた時、聞き返された時の具体的な困難と、それらを乗り越える工夫や心情が語られます。後半では、架空のアニメキャラクターバンド「ゴリラズ」を取り上げ、そのユニークなコンセプトや、商業主義に流されず純粋に音楽を届ける姿勢、そして社会的なメッセージをポップに表現する点について掘り下げます。吃音というハンデを抱えながらも、些細な成功に喜びを見出し、前向きに生きる姿勢が示されています。

00:01
どうもこんにちは、田中嘉人のスタマースタジオです。 この番組は、スタマー、つまり、吃音の人である、私、田中嘉人が大好きな音楽や、人文学から得た生きるヒント、それから、吃音のことなどを話していく番組です。よろしくお願いします。
今日は、日常生活で、吃音で困ることだということで、話していきたいと思います。 後半の音楽のコーナー、目くるめくライナーノーツでは、ゴリラ図を紹介します。
吃音による日常生活でのピンチ①:店での注文
仕事じゃない場面でも、プレッシャーがかかっていない場面でも、結構、吃音に悩まされてきました。 どういう場面かということなんですけどね。そのシチュエーションを3つ絞ってお話したいと思います。
まずですね、吃音で困るシーンその1、店での注文。 すいませんは結構言えるんですよね。すいませんは。
メニュー決めてすいませんって結構店員さんは呼べるんですけど、その後読んだはいいもののメニュー名が言えない。 読んだのに決めてないんですかみたいな、そういうイライラが態度に出ちゃう店員さんもたまにいますよね。
そういう時はやっちまったなと思いながら必死に言うんですけど、あとは店じゃなくて、そういうご飯屋さんじゃなくてもね、コンビニとかでもそういうことがあります。
僕はコンビニのコーヒーが好きなんですけど、この注文の言うタイミングが僕の中で結構難しいんですよ。
それはレジの前行ったらいいじゃんと思うんですけど、そこではって言おうと思って気にせず言える時もあれば、やっぱり吃音が気になっちゃうと、もう気になった時点で言葉は出づらくなりますから、そうなってくるとね、発売のタイミングがね、かなり難しくなるんですよね。
レジまで待ってる場所があるじゃないですか、次の人が待ってる場所、そこから自分の番になり、そこからレジまでの2、3歩の間に言い始めるのか、ちょっとフライング気味に言い始めるのか、それからカウンターの前に着いて満を持して言うのか。
僕の理想はカウンターの前に立ったらすぐ言うっていうのがやっぱり理想なんですよね。でもね、これが難しいわけですよ。すっと自然にそれができないんですね。店員さんと目が合ってるのに何も言えない。
コンビニだから、なんか持ってって他のものも買うみたいなこともいいんですけど、そうじゃなくてコーヒーだけ欲しい時ね、コーヒーだけ欲しい時には手ぶらでレジに並んでるわけですけど、手ぶらなんだけど何も言えないっていう気まずさ。
だからね、結構手ぶらでレジに並んでコーヒーだけ注文するっていうのは勇気がいるんですよね。これがね、最近できるようになったんですよ、やっと。ちょっと嬉しいんですよね。
あんまり気にしなくなったというか、なんかちょっと最近できるようになったので嬉しいんですよね。だから前までは何か他にも買ってレジに出して、それを店員さんがスキャンしてる間にタイミングとって、あとコーヒーくださいみたいなのをこっちのタイミングで言うっていう技をよくやってましたけど、お金がかかってしょうがないですからね、それじゃね。
で、あとね、コーヒー関係で言うと、サイズね。サイズが言えない。サイズっていうかアルファベットが嫌なんですよ。こいつが強敵でとにかくボインで始まる文字、アルファベット。サイズなんか全部SとLとMですから全部Aから始まる。これ地獄ですよ。
どれでも言いづらい。どのサイズにしても言いづらい。だからたまに諦めてホットコーヒーのミディアムくださいみたいなね、言っちゃうんですよ。そうやって乗り切った時期もありました。肉の焼き方かよっていうね、ミディアムレアじゃんみたいな。
だから最近だとレギュラーサイズ。ホットコーヒーのレギュラー、セブンとかそうですけどね。レギュラーって言いやすくていいんですよね。あとグランデとかも言えますけど。見切れません、グランデなんかね。
吃音による日常生活でのピンチ②:「お名前伺ってもよろしいでしょうか?」
それが一つ目のシーンですね。店での注文シーン。次も店ですけど、これは自分の名前ですね。これは次の話にもつながるんですけど。お名前伺ってもよろしいでしょうかって聞かれると余計言いづらくなります。
聞かれたことにこっちが答えるっていうのは向こうのタイミングになるわけですよね。我々喫音の人というか、スタマーである僕はなんですけど、自分のタイミングじゃないと最初の音を出しづらいんですよ。
喫音の人みんなそうだと思うんですけど、向こうのタイミングで言うっていうのは厳しいんです。だからお名前伺ってもよろしいでしょうかって聞かれてるのに黙っちゃってみたいな。名前聞いちゃいけなかったみたいな。聞かないと誰だかわからないから予約確認できないけどさみたいな感じに向こうをさせちゃうんですよね。
別にこっちも言いたくないわけじゃないんですと。こっちが先に言おうとしたのに、あなたが先に聞いちゃうからこっちのタイミングで言えなくなっちゃって、どもっちゃって最初の言葉が詰まっちゃうんだよっていうね。頭の中ではそういうことをめちゃくちゃ早口でペラペラ喋ってるんですよね。
だから予約してるときとか名前言うときはこっちから先に言っちゃった方がこっちのタイミングで言えますからね。それがいいですよね。あとは何時から予約してるなんとかですみたくちょっとワードを付け足すというね。そうすると言えますよね。
あとは常連になるというね。常連になっちゃえば楽ですよね。もう整体とかは定期的に通ってるので向こうから名前で呼んでくれちゃいますよね。ただ新しいスタッフさんとか普段会わない人とかだと急に名前引かれるからこっちがびっくりしちゃってうってなっちゃいますよね。うってなったらもうダメですからね。
2つ僕の場合のピンチシリーズ、喫煙ピンチシチュエーションシリーズを言ってきました。このピンチシチュエーションはあくまで僕の場合ということですね。喫煙の人でも人によって嫌なケースは多分違うと思います。みんな自分なりに工夫して乗り切ったり諦めたり開き直ったりしながら頑張ってるんだと思います。本当に大変なんですよね。
吃音による日常生活でのピンチ③:聞き返された時
で、最後ですね。僕の場合3つ目の一番嫌なシーン。これはね、聞き返される時です。これは辛いんですよ。最近はあまり気にしなくなりましたけど、昔は特に辛かったんですよ。
喫煙だからっていうのもあるし、もともと滑舌が悪いんだよね。そもそも僕の言った言葉とか話は聞きづらいと思うんですよ。それプラス普通の人のリズムっていうか、その人とはタイミングが違う感じで言葉を僕は言うので、向こうも準備してなかったり、リズムが違うから余計聞き取りづらいんですよね。
自分で言うタイミングが普通に喋れる人とは違うので、喋るテンポが違ってくるんですよね。変なところで間ができたりするんですよ。
ここは繋げていっちゃった方が流れで言えるなっていうところは、本来あるところでもワッと勢いで流れで繋げていっちゃうからね。余計聞き取りにくかったりするんでしょうね。
だから相手が想定しているタイミングで返答が来ないんですよ。ちょっと遅れちゃったり、あるいはかなり遅れちゃったり、あと間がなくて早口で繋げて全部言っちゃったり、ちょっと変な間が空いた後に急にゴニョゴニョってよくない滑舌で向こうの人にとっては言われるもんだから、向こうからしたら聞きにくいんです。
それで聞き返すんだと思うんですよ。それは分かるんですよ。でもね、それが今度はこっちにとってはきついんですよね。自分のタイミングでやっと言えたワード、もう2回目言えないってっていう、やっとうまくじゃないけどなんとか言ったそれをね、そっちのタイミングで2回目?もう成功できませんよみたいな。
それであ、えっとその、いやだからさみたいな変な感じになっちゃって、向こうがいい人だと、いやちゃんと聞いてなくてごめんねみたいになっちゃうんですけど気を遣わせちゃうわけですよね。
僕が悪いんですけど。僕もねハートが弱いんで、聞き返されたことにショックを受けちゃうわけですよ。やっぱきついんだからだなーとか、滑舌が悪いからだなーとか早口だったからだなーとか変な間があったからだとか、そういうのを自分でその瞬間に反省しちゃって、もうショック受けちゃうんですよね。そこも情けないんですけどね。
でその向こうの聞き返しが若干強めだったりすると、余計ひるんじゃうんですよね。
はい、そういうことが常にあるんですよね。お店行っても、お友達とかと会っていても、喋る場面というのは常につきまといますからね。
でもまあ人間の脳ってすごくてすごいなと思うんですけど、僕みたいな滑舌とかの話とか言葉とかでも、ある程度文脈とあとなんとなくの音の感じ?
なんかゴニョゴニョって言ったけど、これ多分あの言葉だなーっつって、その相手の人が聞いて頭の中で変換して、僕が何を言ったか想像してくれるわけですよね。
それでこんな僕でも会話をしてこれたのかと思うとありがたいですね。
向こうにとっては聞きにくい言葉だとしても、僕にとってはもごもごで言ったとしても、言えた言葉が出せたっていうので嬉しいんですよ。
だから相手に届けるための言葉なのに、相手に届いてるかどうかはもはや関係ないっていうね、もうそういうレベルなんですよね、僕にとっては。
吃音と「こう言いたい」というこだわり
でですね、ここまで喋って思ったんですけど、僕は喫音の人とかじゃなくて、僕はこのタイミングでこう言いたいっていうのがもしかしたら強いんじゃないかなって思いました。
喫音なのに自分でハードル上げちゃうっていうか、でも喫音だからこそそうやって強く思うのかはそれはわからないんですけど、
言うこと?喋ること?タイミングとか言い方とか?なんか無駄なこだわりがあるのかもしれないですね。
だから余計タイミングとか言い方とかを気にしちゃうのかもしれないですね。
なんか言いにくかったから言葉言い換えたけど、なんか変に捉えられちゃったかなとか、
やっぱ最初に思った言葉でそのワードのチョイスで言えるのが一番いいよななんてよく昔思ってましたね。
それで気にしちゃって余計言えなくなるっていう、もうこれはどんどんこじれていくっていうパターンですよね。
気にした時点でタイミング取ろうとか思った時点でもうダメですからね。
その時点から言葉を出すということとの戦いが始まるわけですよね。
でもそうやって毎日生活していきました。
言葉レス社会と直接コミュニケーションの重要性
最近は店とかの話に戻るとタッチパネルとかセリフレジとかで言葉レスも増えてきましたね。
言わなくても注文できたりするんですよね。
昔の僕にちょっと教えてあげたいですよね。
無理にしゃべれるようにならなくても言えるようにならなくても大丈夫だよって安心しろよって。
でもやっぱり言葉が伝わって直接コミュニケーションできると何でもないことでも安心する感じもありますよね。
ちゃんと伝わったな、ちゃんと言ったよな、これちゃんと注文したよな、間違いないよなみたいなね。
そういうのはありますよね。
だから言葉で意思を伝えるっていうことはやっぱり人間にとって大事なことなのかもしれませんね。
そういう話です。
音楽のコーナー:ゴリラズの紹介
ではここからは音楽のコーナーです。
めくるめくライナーノーツ
今日はゴリラズですね。
ゴリラズの2018年のアルバムThe Now Nowを紹介します。
まずゴリラズですけどね。
ブラーのフロントマンデモン・アルバーンのプロジェクトなんだと僕は認識してます。
架空のアニメキャラクターがいて、ちょっとダークな感じのイラストのアニメーションのキャラクターがいて、架空のバンドメンバーがいて、その物語があると。
だから2000年くらいですかね、ゴリラズが出てきたのは。
その時に知った時には面白いなと思いました。
だからもう26年とか前ですから、当時画期的ですよね。
その架空のメンバーの中の2Dって言われる人がデモン・アルバーンですよね。
で、その他のメンバーにも対応する現実のミュージシャンがいるのかなと思ったら、そうじゃないですよね。
だから一応対応しているのは2Dとデーモンだけっていう。
で、その他はレコーディングとか曲作りでは、このデーモンがいろんな楽器を演奏していたり、彼はマルチプレイヤーですからね。
していたり、あとは様々なゲストミュージシャンと一緒に曲を作ったり演奏したりしてるっていうのが、このゴリラズの正体というか、実体がないっていうことをコンセプトにもしてますしね。
そういうバンドというかプロジェクトというかですよね。
ゴリラズのコンセプト:「実体がない」ことの意味
で、スタジオ録音にはいろんな豪華ミュージシャンが参加してますけど、スミスのジョニー・マーがギターで参加してたらしいですよね。
ちなみにデーモンは政治の立場の話になると熱烈なイギリスのEU残留派だったので、ジョニー・マーと同じスミスのモリッシーとは真逆。
ジョニー・マーはゴリラズのレコーディングに参加したけど、モリッシーが参加することはないでしょうね。
それでいいと思いますけど、これは余計なことでした。
で、ライブはどうしてるのかっていうと、ライブの場合はそれぞれのパートに現実のミュージシャンが一対一で対応してるって感じらしいですね。
でもライブで演奏してる人がこのキャラクターの正体だったっていうのじゃない。
あくまでキャラクターは空想のもので実体がないっていう風にしてますよね。
この実体がないっていうのがミソなんですけど、これがバンドのコンセプト、このプロジェクトのコンセプトとも関係してきます。
このコンセプトがね、架空のバンドというかデーモンのプロジェクトのコンセプトが好きですね。
これがいいんですよね。
商業主義への対抗と純粋な音楽
どういうのかっていうと、まずブリッドポップの時代に一躍時代の顔となりましたね。
ブラート、デモン、アルバンは。
なんですけど、ヒットチャートを見ていて、みんな音楽聴いてなくないって思った。
僕の解釈ではですけど、そんなことを思ったみたいで、だから見た目とかゴシップとかでアーティストが消費されてると。
そういうシーン、ちょっと嫌だなと。
で、そんなシーンの中でちゃんと音楽を聴かせたい。
ということで、人間味のないアニメーションのキャラクター、中身のないもの。
そういう人たちが音楽を鳴らしているっていうことにして、中身がないもんだから、音楽を純粋に聴くしかないっていうね。
そういうところで、この実体のない架空のバンド、アニメーションのキャラクターっていうのが選ばれたみたいです。
もうあれですかね、これも僕の勝手な解釈ですけど、
どうせ中身なんか見てないんだから、ゴシップとかに踊らされてるんだから、
こっちがそのキャラクターのストーリー作ってやるよみたいな。
ゴシップまでこっちで作ったものをスターにしてやるぜっていうね。
だから本当に好きなことができる、そういう見た目とかゴシップとかに縛られず音楽だけを届けられるんじゃないかみたいなことを、
でも思ったと僕は解釈しています。
人種・性別を超えた音楽性と社会へのメッセージ
あといろいろコンセプトがあって、もう一個は白人男性を中心としたロックじゃなくて、
人種も性別もボーダレス化した音楽をやりたかったって、これ調べたらそういうふうに分かりました。
その架空のメンバーの中にも、日本の大阪出身のヌードルっていう女性ギタリストがいますよね。
最初登場時はダンボールに入っていて、また少女だったっていう設定なんですけど、
今大人になって巨大化の能力もあるとか、そういうキャラクターも存在したりしてますよね。
あとはゲスト、実際にレコーディングをしてたり曲作りをしているゲストミュージシャンたちが、
人種も性別も様々ってすごくバランスよく曲作りとか演奏をしている、参加しているっていうことですよね。
あと政治的な思想というかで言うと、いろんな社会問題への批判も含んでいます。
曲とかアルバムとか作品に含んでいます。
それをポップな音楽とデモの相方というかね、イラストを描いているアートディレクターのジェイミー。
そのジェイミーのイラストやアニメーションで積極さくならないようにポップに表現しているっていう、
だいたいコンセプトを説明するとそんな感じですね。
アルバム「The Now Now」の紹介
いよいよこのTHE NOW NOWという作品の紹介です。
ここで今週の一節。
前の文章でバラエティーに富んだ曲とか、
一曲一曲のキャラクターの濃さがすごくあるね、このアルバムはっていう。
その前段階があっての、今週の一節の文章で、
なので一曲一曲全然違うバラエティーに富んだ曲なんだけど、
メロディーが美しくて人恋しさや憂いとか孤独感が入っていると、
そういうアルバムになっているよっていう解説ですね。
で、この前作のHUMANSがちょうどあれですよね、
イギリスがEU離脱するぐらいの時ですよね。
デーモン個人の視点が光る「The Now Now」
分断の時代の始まり。
その時に多彩な出身と多彩な世代、
あとは多彩なジャンルを網羅して男女のバランスも良く、
大勢のミュージシャンを交えてパーティーみたく作ったアルバムなんですよね、HUMANSは。
それに対してこのTHE NOW NOWはデーモン・アルバンのその作品みたいな感じなんです。
だからデーモンの視点がかなり入っている。
デーモンはこのゴリラ像をやるにあたって純粋に音楽を作りたくて、
いろんなジャンルのいろんな世代のいろんな人種の音楽にしたかったから、
自分のエゴを結構消してたみたいなんですけど、
エゴが出てるっていうわけじゃないですけど、
このTHE NOW NOWはデーモン個人の視点とか感覚が入っているので、
個人的にはそういうところも好きなんですよね。
だからこのTHE NOW NOWはフューチャリング曲が2曲だけです。
前作からの流れも含めて、デーモンの視点でデーモンの声で心の声も含めて、
そういうの聴きたいなって思っていたので、このアルバムはドンピシャでした。
曲調も落ち着いた感じのじっくり聴ける曲が多くていいんですよね。
でもデーモンのソロ作品というわけではなく、あくまでゴリラ図の世界観なんですよね。
ゴリラズのコンセプトとリスナーの魅力
ベースのキャラが刑務所に収監されちゃったからピンチヒッターの新しいベーシストがベース弾いてるみたいなね。
そういう物語もあったりして、各アルバムにそういう物語とかエピソードがついているわけですよね。
そういうゴシップを自分でデーモンとこのジェイミンが作っちゃうっていう、
世間とかに左右されないぞっていう音楽だけ聴けよみたいなね、そういうところがいいなと思います。
なのでさっきも言いましたけど、音楽からミュージシャンとか人間のエゴを消すっていうことで、
人間というか自分か、デーモン自身のエゴを消すっていうことで、
多彩なジャンル、人種の音楽を鳴らすっていうことをずっとやってきたプロジェクトですけど、
そのデーモン自身の個人の視点を楽しむことができるアルバムだと思います。
だからあれですよね、見方によってはゴリラズのコンセプトからはちょっとずれて矛盾しちゃってるじゃんっていう意見もあるかもしれないですけど、
やっぱり僕らリスナーはアーティストの人間性とか思想とか、それこそエゴにもちょっとは惚れたいですよね。
そういうのが魅力だなとも思うので、僕は好きなアルバムです。
ゴリラズの最新作と時代へのメッセージ性
あとジャケットもかっこいいですね。
もともとはね、これはゴリラズについてよく知る前にブックオフでジャケ買いしたアルバムなので、
ジャケットもかっこいいです。
はい、ということで今日はゴリラズの2018年のアルバム、The Now Nowを紹介しました。
メクルメクライナノーツでした。
はい、ということで今ゴリラズは2026年の最新作がありますね、The Mountain。
それはAI時代に対することとか人間性の回復などが謳われてるらしいです。
まだ聞いてないんでじっくり聞こうと思います。
本当にデーモンはその時代時代でど真ん中のことを途直球で正面から歌ってますよね。
2010年代はプラスティックビーチっていうので消費社会のことを歌っていましたしね。
だから消費社会もそうだし環境問題もそうだし、ど直球でなかなかそれについて歌うっていうことが
デーモン本人だったら多分やりにくいというかめんどくさいんでしょうね。
なのでこの架空のバンドっていうコンセプトと設定がそういうことを問題に正面から向き合って
メッセージを発せられる自由さを持ってるんだなっていうのを
このゴリラズのことをいろいろ調べたり曲を聴いたりしていると感じます。
だからストレートに本当に音楽表現ができるっていう音楽のためのプロジェクトなんだろうなっていうのは
今の時代でも画期的だなと思いますね。純粋だなって思います。
ゴリラズから得た自信と「喋れる」ことの喜び
僕も日本なんでね、島国特有のアジア人、男性ですね。
喫音の人、そういう属性そういう人種ですけど
こんな僕でも語っていくことがあるんだっていう風にゴリラズには自信を持たせてもらえます。
思想的なことは何もないんですけど、むしろ中身がない方がいいよななんて最近思ってますけどね。
今というか昔から喫音で喋れるという行為自体が目的になっちゃってますからね。
喋れれば嬉しいんですよね。中身なんかなくても。
そう思うと喋ることに対して話をすることに対して高いレベルが求めてないので
肩の力を抜けていいのかもしれないですね。
だからそれこそ今日はコンビニでホットコーヒーが思い通りに注文できたというだけで幸せなんですよ。
だから小さなことでも言葉で意思が他人に伝わるっていうのは嬉しいと。
そういうのを感じられるんですけど、それも喫音だからなんですかね。
ハンデキャップのある人は当たり前のことができないっていう苦悩もあるけど
なんでもないことができて嬉しいっていう幸せもより大きいと思います。
そんなわけで明るく楽しくポッドキャストもやりながら生きていきたいなと思います。
エンディング
ということで今日もこの辺で終わりたいと思います。
もし最後まで聞いてくれた方いらっしゃいましたら本当にどうもありがとうございます。
では田中よしとのスタマースタジオでした。ありがとうございました。
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