【9月18日】ウォーシュFRB議長、トランプ氏期待に背く利上げ-円安抑止へハードル高まる日銀
2026-09-18 04:57

【9月18日】ウォーシュFRB議長、トランプ氏期待に背く利上げ-円安抑止へハードル高まる日銀

【このPodcastについて】

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演:

野上英文(Bloomberg Managing Editor, Japan Digital Lead)

https://twitter.com/Hi_noga3

▼出演番組 

Big Take Asia:ユニクロ・柳井正氏に直撃、アメリカ内陸部制覇の執念(Podcast)https://www.bloomberg.com/jp/news/features/2026-04-09/TD7WYFKIUPT000

ウェビナー「日銀9月会合直前 ー 利上げ過去最速のペースとなるか」

https://www.bloomberg.com/jp/news/videos/2026-09-14/-9-video

▼支援プログラム「Chronicleサポーター」については、こちらをご参照ください。

https://chronicle-inc.net/support

▼参考ニュース:(いずれもブルームバーグ)

高市首相が内閣改造、タカイチノミクス推進で片山・城内両氏が続投

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-17/TLHPPDT96OSG00

ウォーシュ議長、トランプ氏の期待に背く利上げ-インフレ楽観崩れる

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-17/TLHG4TKK3NY800FOMCが25bp利上げ、トランプ氏の利下げ要求退け-年内追加措置を予想

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-16/TLGY5NKJH6V500

円安抑止へハードル高まる日銀、FRBがタカ派利上げ-160円回帰の声も

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-17/TLHESRT96OSH00

トランプ氏、ウォーシュ議長を支持-利上げは「敵対的」な理事会に責任

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-16/TLH6O1T96OSL00

ウォーシュ議長の記者会見、過去最短の30分-かねての自身の方針実践

https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-09-17/TLHAS0KK3NY800

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サマリー

2026年9月17日、高市首相は片山さつき財務相と城内実経済財政担当相を続投させ、財政拡大路線を維持しました。米FOMCは政策金利を0.25%引き上げ、FRBのウォーシュ議長はインフレの長期化を理由に、トランプ大統領の利下げ要求に背きました。ウォーシュ議長は会見を過去最短の30分で終え、追加利上げの見通しを明確に語らず、インフレ退治を優先する姿勢を示しました。FRBの利上げでドル高・円安が進み、日銀会合では利上げだけでなく、上田総裁が継続利上げへの確信を示せるかが焦点となっています。

高市政権の内閣改造と金利上昇への警戒
おはようございます。2026年9月18日金曜日、ニュースコネクトあなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティを務めますブルンバーグマネージングエディターの野上英文です。
この番組では1日1つ5分間で世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。朝の下から散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
随分寒くなりましたね。思わず裸で寝ていると風邪をひきそうになりました。
さて高市さなえ首相が17日就任後初となる内閣改造を行いました。財務大臣に片山さつき氏、経済財政担当大臣に木内みのる氏を続投させ、看板政策である高市のミクスを維持する夫人となりました。
日本の長期金利が一時3%台に乗せるなど市場が財政拡大を警戒する中、国内外で金利をめぐる緊張が急速に高まっています。
FRBの利上げとウォーシュ議長の判断
その震源地の一つとなっているのがアメリカ、中央銀行のFRBです。
トランプ大統領が自ら任命したFRBのトップが大統領の激しい利下げ要求を知りどけ、およそ3年ぶりとなる利上げに踏み切りました。
今日はこのニュースと日本の日銀会合への波紋を読み解いていきましょう。
アメリカの金融政策を決定するFOMCは現地16日、主要な政策金利を0.25%引き上げ、誘導目標を3.75%から4%とすることを前回一致で決定しました。
FRBの利上げは2023年7月以来、実に3年2ヶ月ぶりとなります。
今年5月に就任したケビン・ウォー主議長は、もともと技術革新によってインフレなき高成長が可能だと主張して、金利の引き下げを望むトランプ大統領の期待を一心に背負ってトップに就いた人物でした。
しかし長引くイラン戦争によるエネルギー価格の上昇、トランプ政権の関税政策、さらにAI投資ブームによってインフレは鎮静化するどころか再加速しています。
トランプ大統領の利下げ要求とFRBの独立性
ウォー主議長は記者会見でインフレ率が高すぎ、しかもその状態があまりに長く続いているというのが紛れもない事実だと語り、史上のインフレ楽観論を否定しました。
アメリカでは中間選挙前に金利を下げたいトランプ大統領、自身のSNSでアメリカの金利について1%かそれを下回るべきだとして、アメリカの金利を引き下げろ、しかも直ちにと激しく反発しました。
一方、トランプ氏はウォー主議長を直接攻撃はせず、彼には敵対的な理事会がいると語って、理事会側に利上げの責任を転化してかぱう姿勢を見せました。
大統領からの激しい政治的圧力を受けながらも、FRBが中央銀行としての独立性を支出した形となっています。
ウォーシュ議長の短時間会見
今回の決定でウォー主議長は肩破りな姿勢も見せました。
その象徴が会合後の記者会見です。
2011年にFRB議長が定例会見を始めて以来、過去最短となるわずか30分で打ち切りました。
かねてから中央銀行は無駄な発言を大幅に減らすべきだと語っていた持論を実践した形ですが、今後の金利の見通し、フォワードガイダンスと呼ばれますが、
こちらをほとんど語らずにインフレ退治に専念する姿勢を印象付けました。
日銀会合と円安抑止の課題
そしてこのFRBの利上げによって最も重い試練を突きつけられているのが、ほかならぬ日本銀行です。
アメリカの利上げ発表を受け、ドルが買われたことで、外国為替市場では演奏場が一時1ドル156円台半まで急落しました。
今日18日、日銀は金融政策決定会合の結果を発表します。
市場では日銀が今日0.25%の利上げを決めることはすでに完全に織り込み済みです。
しかしFRBが年内にさらなる利上げを見通す中、上田総裁が今後の利上げ継続に強い確信を示せなければ、
日米の金利差が開いたままとなって、市場関係者からは再び160円台の円安に逆戻りするリスクがある、そうした警戒も出ています。
内閣を改造した高市政権が金利上昇を警戒する中、海の向こうから押し寄せる利上げ圧力。
日銀は円安を止める明確なメッセージを打ち出せるのでしょうか。
今日の午後3時半、上田総裁が望む記者会見の言葉一つ一つに、世界のマーケットから熱い視線が注がれることになります。
ニュースコネクト、お相手は野上英文でした。
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それでは良い一日をお過ごしください。
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