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【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、
おコンセプトに、吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつ、
サクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で、
5点チャージしていこうという、教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第172段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
若さと老いの特徴
若い時は、血の気があまり、心がすぐ揺れて、欲も多い。
身を危うくするのは、玉を転がすようにたやすい。
見目の良さに惹かれて金を使い、一転して詫びの良さを言え。
好・悪は日々揺れ、いさみたって争い。
恥や煽望に心が乱れ、恋や情に溺れる。
行いを急ぎ良く見せることに固執し、
百年の身、イコール一生を謝って命を落とす例は数知れず。
若さは身を謝る季節だ。
一方、老いは精神が穏やかに衰え、感じが淡くなって過度に動じない。
心が静かなので無益なことをしない。
身を守り、煩いを減らし、人の負担を思う。
ということですね。
要点3つです。
若さの衝動に対する対処法
若さイコール、衝動プラス過信の季節。
美・名・色・正しさへの過剰。
老いイコール、静けさが生む節制。
身を助け、人に煩いをかけない。
強みは後退性。
若さの推進力×老いの判断で生きる。
現代のしさ&使い方。
若さの謝りやすさを前提に置く。
衝動・恥・羨望・恋・潔癖、どれも強く出る。
対処は即談を遅らせる仕掛け。
買い物は一晩置く。
SNS投稿は下書きで寝かす。
退職・転職は第三者の面接・相談を一回挟む。
確かにね、若い時期はね、ホルモンバランス乱れ散らかしているっていうこともあるでしょうが、
まだね、精神が安定しない時はね、
どれに対しても結構衝動的というか、
あまり後先を考えずにね、
やってしまうことがありがちなんでね、
即談を遅らせる仕掛けですよね。
一晩置く。
SNS投稿とかまさに衝動でね、反射で打っちゃうとね、
その後の人生に大打撃っていうこともあるのでね、
気をつけないといけないですよね。
潔さ依存のリスク
そして潔さ依存の落とし穴。
正しい自分を演じるほど引っ込みがつかずに破綻しがち。
ミスは早い謝罪。
恋は境界メモ。
論争は撤退ルートを用意。
潔さは知りづく勇気まで含めてこそ。
正しい自分ね。
なるほどね、引っ込みがつかずに。
これは見せたい自分ですね。
見せたい自分を演じすぎて引っ込みがつかずに破綻しがちみたいなのはありますよね。
結構表舞台に出てくる人とかはこういうの、
転落劇みたいなのよく聞く話ですよね。
早め早めの謝罪だったり、
過度に自分をよく見せないとかっていうのも大事かもしれないですね。
というわけで今回はこれぐらいです。
また皆さんもぜひ使ってみてください。
日常とかビジネスに使ってみてください。
それではまた明日お会いしましょう。
さよなら。
