00:06
【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに、
吉田健康の【徒然草】を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・課時の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第112段を見ていきましょう。
早速、現代語訳です。
人生の雑事と心の余裕
追いかけられても悔やむ者はいない。
だから、老いや病に苦しむ者や、世を逃れようとする者も同じで、
人間の慣習や儀式はなかなか手放しがたく、世俗の煩わしさに従えば、
願い事は多く身も心も休まらず、結局は雑事に人生を消費してしまう。
日暮れは遠く、人生はすでに過ぎ去り。
今こそすべての縁を手放すべきである。
信仰や礼儀も忘れ、その心を得られぬ者は、まるで夢中でさまようような存在。
たとえ、あざけられ、称賛されても、聞き入るには値しない。
はい、なんというか、急になんか毛色が変わりましたね。
要点3つ。不死命には雑事ではなく心静かな時間を。
慣習や儀式に縛られると人生が雑事に埋もれる。
本質を得られぬ生き方は虚ろである。
現代への死さ、なぜ今も刺さるのか。
引っ越しや転職、人生の不死命を、やるべきことで過ごしがち。
雑部に追われると心の準備・耐性が置き去りにされる。
やるべきこと、やるべきことで過ごしがち。
なるほど。やるべきことに追われてしまうってことね。
なるほどね。
日常&マインドセット応用ネタ。
実践的なアプローチ
1つ目。ライフイベントリトリート。
引っ越しや転職前にデジタルデトックスを1日儲け、
煩雑な手続きを一旦脇に置いて耐性の時間を持つ。
これはね、結構引っ越し転職っていうとね、
どうしても慌ただしくなってしまうんですが、
一旦それらを脇に置いて耐性を取る。
めちゃくちゃ大事ですね、こういう時間。
一番大事かもしれない。
2つ目。ミニマルチェックリスト。
不死命に本当に必要な手続きだけリスト化し、
他の雑事は後回しにすることで心の余裕を確保する。
やるべきこと、絶対に必要なものだけをリスト化して、
他の雑事っていうのは一旦後回しにしようってことですね。
心の余裕をそれで保とうと。
いいですね。
3つ目。シンク&レッドゴー。
重要な決断の前に手放すべき思考・習慣化リストを作り、
断捨離的に思考をクリアにするワークを行う。
手放すべき思考・習慣リストを作って、
一旦思考をクリアにする。
あらかじめ作っておいて、
重要な決断前に見返そうみたいなことかな。
決断前に作るって言ってる。
よくわかんないですね。
というわけで、ぜひ皆さんも日常&マインドセットに応用してみてください。
今回はここまでとなります。
また明日お会いしましょう。さよなら。
