00:06
【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、おコンセプトに、
吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという、教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
小町伝説の不確かさ
さて今回は、第173段を見ていきましょう。早速、現代語訳です。
斧の小町に関することは、突き詰めると確かなことが定まらない。
落根した小町の様子は、玉作りという書に見える。
これを清雪の筆だとする説もあるが、
高野大使学校9階の著作目録にも入っている。
ただし、大使は承知の始めに崩御。小町の前世はその後だろうから時代が合わないのではないか。
やはりよくわからないままである。
はい、こういうのもあるんですね。
徒然草。そうなんですね。よくわかんねえよなーっていうのを、徒然なるままにですからね。
書いてる、なんか残ってるので、こういうのもあるんでしょう。
要点3つ。
小町伝説は出典が揺れ、時代も作草。目録集祭イコール本人作とは限らない。
年表に当てるだけで説が崩れることがある。
現代への施策&使い方。
美談は年表で点検。名言、伝説、舞唄。
登場人物の没年材、成作年を3つ並べるだけで時間の矛盾が見える。
物語は楽しいが、歴史は年表で守る。
これはあるあるというか、逸話が残っていたりするとね、
いや、どう考えても時系列合わなくないですかっていうのがありますよね。
仏陀とかもいろんな逸話が残ってますけど、
仏陀が訪れた場所とかも各地中東の方かな、なんかで見たんですけど、
あれか、完全競争マニュアルで読んだのか、
どう考えても移動距離バグってるだろうみたいな感じなんで、
もうそうなったら仏陀は空飛ばすしかないよな、つって、
なんかもう空飛んだほどにするみたいなのもあったりして、
それはそれで面白いんですけどね。
まあ事実かどうかって考えると、うーんって感じですよね。
編纂者の意図と不確かさ
目録にあるイコール本物じゃない。
目録、まとめ記事、アーカイブは便利。
でも編写の、編集者ですね、の意図や時代の距離で錯誤は起きる。
①誰が編んだ。②いつ編んだ。
③一時の写本や辞筆はこの3問で落ち着く。
まあそうですよね、ポジショントークと言いますか、
絶対に書き手の意図が入っているのでね、基本的には。
だからここはちゃんとどういう名目で、
どういう意図を持って書かれたのかっていうのは確認するというか、
意識しておくにこうしたことはないですよね。
そして不確かさを保留する勇気、健康は断じない、なおおぼつかなし。
現代でも10点が割れる話は保留で良い、決めつけより客注、それが貧。
これはね、結構白黒思考になりがちですけど、なおおぼつかなしでいいってことですよね。
判断保留でっていうのをちゃんと意識的にやっていきましょうよっていうのが結構大事なポイントですよね。
はい、というわけで今日はこれぐらいです。
ぜひ皆さんも日常に使ってみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。