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2026-10-25 12:02

【385】第207回柳家一琴の会 三十石 26/10/25

上方落語の楽しさと江戸落語の地語りの端正さのハイブリッド。そして舟唄。
この演目をこの型で、これだけ客を魅了してくれる落語家は他にいません。
一琴師匠はオンリーワンです。

#柳家一琴
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00:05
はい、シェアする落語のシケです。 10月25日日曜日、らくごカフェにおきまして、柳家一琴の会へ行ってまいりました。
今年の柳家一琴賞はですね、大ネタを一席聴講をかけて、その後にそのお話の解説をするという、そういうスタイルで1年間続けられています。
今月のお話は『三十石』ですね。 これは上方落語で、一琴賞は大阪のご出身、正確に言うと京都で生まれて大阪で育って東京にいらっしゃった。
そういう方でございます。
この『三十石』という話はですね、もともと上方落語らしい旅の落語なんですが、これがいろんなパターンで演じられている。
いろんな方で演じられている。 僕が何度か聴いたことがあるのは三遊亭圓橘師匠の高座でございまして、こちらはですね、園匠系とでも言いましょうか、六代目三遊亭圓橘師匠の方だと思います。
登場人物は東から行くんですね。江戸物が京都見物をして大阪に下る『三十石』舟に乗る。
上方落語の場合は京都見物をした人なのかな、あれは。
大阪の人が京都から大阪に帰るという時にこの『三十石』舟に乗るという、そういう展開ですね。
基本的にはその船に乗る前にいろんな人が出てきて、場面をスケチのように描いていくという、そういうお話です。
基本的には滑稽噺だと思うんですが、深夜便なんですよね、この『三十石』舟っていうのは。
夜出て朝着くみたいな。本当は今日お話を一品師匠の解説で伺って、ああそういうことなのかと思ったんですが、
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夜出発して、普通に乗ると数時間で着いちゃう。4、5時間ってたかな。
そうすると真夜中なので、真夜中に船降ろされても行くところがないということで、
割と遅く、あっち寄ったりこっち寄ったりしながら、朝着くという、そういう感じらしいです。
言ってみれば動くホテルでもあるのかなというような気がしますが、逆に夜戸川を上るとなるとですね、
ですから京都の方に、大阪から京都の方に行くときというのは、10時間ぐらいかかるということだそうです。
でも、このですね、今日の高座の最大の特徴は、地語りの部分は江戸弁、セリフが上方言葉ということで、ハイブリッド落語になってました。
元は上方落語なんですが、ここに地語りが江戸弁になる。
これね、聴きやすいです。
まあね、こんなことができるのは、一貴院師匠だけではないかというふうに思いますが、
まあそうね、違う感じではありますけれども、立川吉笑師匠も割とこういう感じがありますね。
登場人物は上方言葉で、地語りは江戸東京という感じのやり方がありますけれども、
ただまあね、古典落語でね、しかも上方落語でこういう感じで演じられるのは一貴院師匠ならではではないかなというふうに思います。
まあその船に乗る前のその売店みたいなところから、船に乗るとその手前の食事するところ、船に乗ってから、船頭と途中にこの誘客があるんですね。
誘女と言っていいのかなとの、船頭と誘女とのやりとりであるとか。
そういう場面場面ごとに出てくる人が変わりながら、スケチ的に描いていって、これを笑わせるという話なんですが、
まあ何よりもやっぱり船のふう丈ですよね。
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当たり前ですけど、別に効果音とかそういうものがあるわけでもないのに、
その会話と大きいのは実はその最後の方に出てくる船頭の歌によってですね、見えてくるんですねシーンが。
やはりね、もうすごい芸だなというふうに思いますね。
ご自身は歌が上手くないというふうにおっしゃってましたけども、僕もそんな船歌っていうんですか、船頭の歌の上手い下手がわかるような強要がある人間ではないですが、
この歌は歌として聴かせるための歌ではなくて、客を船に乗ってもらうための、客っていうのは落語外の客ね。
落語の客に船に乗ってもらうための、要は想像を喚起するためのですね、歌ですから、そういう意味においてはですね、もう素晴らしいですよね。
流れの淀川のその船、30個の船に乗っているという気分にさせてくれるという意味において、非常に素敵ですね。
聴講終わりまして、終わった後、先ほどからちらちらお話ししてますが、このお話のその話についての解説ですね。
『三十石』自体がそんなに長い話ではないので、若干解説が長いぐらいの構成でしたが、やはり上方大阪から東京に来ては豪華になるということで、
コサンジ師匠からですね、コサンジ師匠のところに弟子入りする時に、いきなりは無理で言葉を直してこい、特に微濁音を使えるようにしてこいというふうに言われて、
入門前に結構練習というかね、身につけて、コサンジ師匠のオッケーが出て入門して、すぐの楽屋で宇住義絵師匠、慶子義絵の義絵師匠ですね。
義絵師匠から関西?上方?わからないけど、そんな感じのことをちょっと喋っただけで言われてドギッとした。やっぱり江戸言葉をしっかり使う人が当時の楽屋にはたくさんいたので、いろいろ直されながら修行をしてた
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ということですね。
これでまたその大阪の方に帰って、友達と喋ったりするとまた元に戻っちゃうみたいな、そういうお話をされていました。
そういう形でその東京大阪を両方の言葉を使える楽屋というのも一琴師匠の一つの魅力になったのだなということを改めて思いました。
僕としては、一琴師匠は上方の林家染丸師匠から教わったというふうに伺っていますが、やっぱり上方落語ということになるとですね、これはやっぱりハメ物が欲しいですね。
特に太鼓ね。三油電筆師匠の高座では太鼓叩ける人が楽屋にいるときは太鼓を入れるんです。その太鼓で川の流れにもたゆたう船の感じを出すんですよね。
後、後ろで掛け声を掛ける人とかを入れたりするのかな、上方が。ちょっとすみません、記憶が曖昧ですけど。
今日は本当に素晴らしい話でしたけども、ハメ物が入った柳家一琴師匠の30曲も聴いてみたいなというふうに思いました。
こんな感じで、一つのネタをしっかりと噛み締めるように構成されている一琴師匠の回。
あと10月が今日終わって、11月、12月と。来月11月はですね、なんと楽打です。楽打は元々上方楽手ですが、江戸前で演じられるということでございます。
ぜひですね、一琴師匠聴いてみていただきたいなというふうに思います。シェアする落語ンの四家でした。ではまた。
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