落語家の紹介
はい、シェアする落語のshikeです。
ゴールデンウィークも終盤の5月6日、神田連絡邸の昼席なのかな、キャタピラ寄せだったかな、に行ってまいりました。
連絡邸の常席っていうのかな、久しぶりですね。
最初に出てきたのが、三遊邸太鼓さん。
魚のタイに好きと書いて、太鼓さん。
僕は結構前からこの方は存じ上げてました。
交絡師匠のお弟子さんですよね。
いろんなエピソードがある方で、とにかく本当にラジオが好きで、
ラジオをずっと聴いていて、聴きたい番組が多すぎて、3倍速で聴いているというですね。
そういう方で、神田博山先生がもう長い間、問わず語りの神田博山をやってますが、
それが問わず語りの神田松野城だった頃にゲストで出演してます。
ほとんどゲストを呼ばない番組なので、多分未だに寄せ芸人のゲストって太鼓さんたった一人なんじゃないかな。
そういう不思議な立ち位置の方でございまして。
古典落語を楽しむ
ラジオに関する漫談がすごい面白いんですが、
最近ちょっと聞けてなかったんですけども、久しぶりに聞かせていただきました。
しっかりと古典落語を坪さんで楽しませてくれました。
あの、なんか正統派ですね。
古典やるとしっかりした正統派で、きれいな語り口で、聞きやすくていいですね。
ストライクゾーンの広い落語だというふうに思います。
坪さんもちょっとね、僕の知っている方とは違う感じで、そこら辺も新鮮で良かったですね。
太鼓さんたぶんそろそろ新打ちだと思うんですが、
もっと正統派の落語ができる人として知られていいんじゃないかというふうに思うんですけど、
色々とのんびりした感じのある人で、またそこが魅力的だったりするんですけどね。
いかにも新生師匠に憧れているなという感じがしました。
続いて、これも久しぶりですね。
立川忍太郎さん。
僕もこの方好きなんですけど、この子のとこずっと聞いてなかったですね。
篠助師匠のお弟子さんでね、新作落語がいかにも篠助師匠のお弟子さんが作りそうだなという感じの落語で、しかも面白いというのがですね、この方の新作落語だったんですけど。
今日、この日に関して言えば古典で、古典も非常にお上手で、
かつやっぱり、軽く現代を入れてくるというか、あまり大胆にやっている感じではないんですけど、軽く現代を入れてきて、すごく身近にしてくれる感じですよね、落語を。
普段の墓場でした。
割とクラシックな感じの古典ですけども、
なんか武士を真似ちゃうハチが、どこか今風なんですよね。本当に今風だと話が壊れちゃうと思うんですけど、とってもいいですね。この人本当にもうちょっと聞きたいなというふうに思っております。
若手落語家の魅力
3人目がですね、旬風邸喜一さん。旬風邸一之助師匠のお弟子さんで、元俳優さん。やっぱり顔立ちはかっこいいですよね。
ですがね、この日はね、非常に気合の入った笑わせぶりというか、がっつり滑稽話で、滑稽話の超スタンダード浮世床をですね、本から夢までですね、いい感じでやってましたね。
いや、笑った笑った。しっかりなんかこの客捕まえてやろうっていう前に出てくる感じがありましたね。だけどそんなに厚苦しさは感じずに、語り口も綺麗で笑わせてくれていいなというふうに思いましたね。
で、最後がですね、かつら新実証のお弟子さんで、かつら新進さん。この方、僕初めてでしたね。脱サラで新実証に入門したということで、宮司さんの弟弟子になりますが、宮司賞と同じパターンと言えなくもないかもしれませんね。
あのね、この日は大光さんと新進さんが二人スキンヘッドということで、特にこの新進さんはすごくお坊さんっぽいんですよね。人柄のいいお坊さんという感じ。
なんか笑顔がいいですね、この人は。とってもいい笑顔をしているし、語り口もすごくいいですよ。素直に聞ける感じで。
前に出た木市さんがたっぷりやっちゃったんで、ちょっとやりにくい感じもあったんじゃないかなというふうに思うんですが、こちらもたっぷり茶の湯を聞いて、客があんまり疲れる感じにならないっていうところも含めてですね、しっかり古典落語をやってくれる人という感じで。
すごかったですね。この日の連尺程、なんと4人とも古典というですね、若手の古典を4席まとめて聞くという、最近では個人的にはあんまりない体験をさせてもらいまして、4者4様で、よく考えて4羽でね、4羽の揃い踏みということで、とても楽しかったです。
連尺程ね、安いですし、空いてる時間にフラッと行くといいですよね。たまに人気者が出てると、札止めになったりとかすることもあるらしいですけど、基本的にはまあまあ行けばね、ワンコイン寄せとキャタピラ寄せにはもうまあ入れると思いますんで、カレンダーですね。
連尺程のサイトを検索して、カレンダーで誰が出てるか確認した上でフラッと行ってみるといいんじゃないかというふうに思います。シェアスルー落語の試験でした。ではまた。