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はい、シェアする落語のshikeです。
大変お久しぶりでございます。
なんでお久しぶりかという話なんですが、実は私ですね、この授業に乗っかってしまってですね、コロナに感染しまして、
先週の金曜日まで施設に隔離をされておりました。
熱が出たのはほんのちょっとなんですけども、家族に移したくないので申請をして、
とある自治体が抑えたビジネスホテルに1週間くらいかな、逗留をしておりました。
で、出てきた翌日の土曜日に落語復活ということで、流氏寸士の落語ができました、に来てまいりました。
これはもともとコロナ感染最初に拡大して、自粛期間があった時に、この2人が落語ができないということで、
youtubeで2人で対談をしていたんですね。
これは五楽百歌さんという、普段は劇団を運営されている、脚本を書いたり演出されたりしている黒川さんが主催されている、五楽百歌のyoutubeコンテンツとして放送されている、今でも見れると思います。
これが落語がやりたいというタイトルだったんですが、自粛期間が終わって、じゃあこの2人で落語界をやろうということで、落語ができましたというタイトルですでに3回かな、開催されているかと思います。
今回この落語界のシリーズを提供されている五楽百歌さん、他にもいろんな魅力的な、はっきり言って僕が行きたくない界は一つもないという素敵な界をいくつもプロデュースされている五楽百歌さんなんですけども、
五楽百歌さんが5周年ということで、ものすごく面白いプログラムをいくつも一気に新宿のシアタートップスという小劇場で連続開催するということで、この落語ができましたというのはそのシリーズの一つでございます。
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この元々のyoutubeコンテンツの落語がやりたいというのが、youtubeで落語を流すよりは落語の話を落語家2人がした方が面白いだろうということだったと思うんですけども、落語に関する様々な話をですね、
落語界若手の中でも切手の落語好き、落語マニアの2人が語るという非常に面白いコンテンツだったんですね。
それのイベント版ということになりますので、落語は2人で出てきて1人1本ずつです。
メインとなるのは落語に関するトークということで、まずお二人が出てきて、その舞台ですね、高座山台が組まれていて、その左側に畳が敷かれていて、なんと火鉢が、丸火鉢が置いてあると。
これは新宿津江広邸に置いてある丸い火鉢と一緒ですね。
これで楽屋を再現して、話しかが講座に上がるまでというテーマで、ここは旬風邸隆史さんメインで、楽屋というところはどういうところで何が行われているのかというのを紹介してくれると。
隆史さんの素晴らしいセオノカッパスタイルのイラストで、新宿津江広邸と上野鈴本園芸場の楽屋の上から見た図がスクリーンに映りまして、これを元にここに誰が座るかとか、ここには誰も座らないとか。
一番驚いたのは、この鏡に反射させて、上野鈴本の色物さんの楽屋が隣にあるんですね。隣と言っても繋がってはいるんですけども、そちら側にテレビがあるので、メインの楽護家さんの楽屋にはテレビがなくてテレビが見れない。
バフ賞は前座に姿見の位置を調整させて、姿見に反射させてテレビを見ているという、ちょっと驚愕の事実が発覚しました。びっくりです。
有名な火鉢のある、鈴本に比べるとだいぶ狭い新宿末広邸の楽屋、こっちの方の解説もあったりしまして、実は鈴本も末広邸もYouTubeのカメラが入っております。
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鈴本については確か旬風邸一之助師匠のYouTubeチャンネルで放送されたものでかなり細かく説明してますし、新宿末広邸については神田白山TVでかなり映してますね。
なのでイメージは実は僕はしやすかったです。ただそこで行われていることを事細かに解説していただいたので、これが面白かったですね。
この日前座で三友邸ご飯粒さんが入ってたんですが、三友邸ご飯粒さんが今度秋に昇進されるんですけど、昇進しても三友邸ご飯粒さんだそうです。
天道師匠のお弟子さんですね。このご飯粒さんが前座がどういう立ち振る舞いをするのか、例えば着物を着付けする時どういう風にどこに立ってどうやって着物を渡すかけるのかっていうのを実演されたんですが、
これのねこの書作がねやっぱりすごい美しいんですよ。楽屋仕事ってまあ前座によってもいろいろだと思うんですけど、楽屋で何かをする、こういうことしちゃいけないっていうルールっていうのは、やっぱり落語をやる上での書作である程度役に立つんだろうなっていう気がしました。
よく楽屋仕事は、さしてその後の落語の上手い下手に関わらないみたいなことをおっしゃる方もいらっしゃるんですが、やっぱりその捨て耳って言われる、ずっと落語を仕事しながら聞いてるというだけではなくて、その前座の仕事、いろんな師匠方のお世話をする仕事というのは、ある程度
その落語のためになっているという部分はあるんだろうなという感じが致しました。そういう意味で大変興味深かったです。でその後、楽屋風景を舞台で再現する中からそのまま講座に上がった劉師匠が、引っ越しの夢。
もうね見事でしたね。この話めちゃくちゃ難しいと思うんですけど、やっぱり書作というか、仕方ですね。仕草とその台詞のシンクロ度がものすごいんですよね。
結局その今では誰ももう見たことがないような釣り戸棚ですね。釣り戸棚を抱えるっていう、しかも闇夜の中で釣り戸棚を抱えるっていう、どう想像していいかもよくわからないようなシチュエーションをですね。
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その台詞とその仕草のですね、見事なシンクロで描くあたりが爆笑でした。さすがだなというふうに思いましたね。ここで中入りを挟みまして、今度は孫子さんの講座、風呂敷です。
風呂敷はね、もう孫子クラシックスっていうか、もう鉄板、孫子鉄板ネタになりつつありますね。横浜っていうキーワードを一個入れただけでこんなに面白くなるのかっていうところと、やっぱりそのスイさんはその瞬発的なフレーズの面白さも非常に魅力なんですけども、
やっぱり構造、話の構造をちょっとずつずらしていくことによって、そこの登場人物の持っているおかしさが際立つっていうところがもう素晴らしかったですね。風呂敷2回目でしたけども、もうこれは鉄板でどこでも使えるかなというふうに思いました。
この孫子さんの講座が終わった後に、今度は孫子さんメインのパートで、四天王について。孫子さんはかなり昔から、確か道楽亭で落語研究会っていうのをやってた頃から、落語家をマトリクスに落として分類するっていうことをやってたんですけども、それの発展系ですね。
特に四天王、四天王と呼ばれる人は実は5人いらっしゃるわけですけども、四聖言の中に落として、それぞれの立ち位置を解説していくというようなところです。
このあたりの細かい細かい説明、ディティールにこだわった、かつ全体を俯瞰できるような説明をするっていうのは、やっぱりもう立川孫子ならではという感じでございます。
僕はこの四天王の四聖言の位置およびその意味ですね、あとその四聖言同士の関係みたいなものに関しては、孫子さんの持論に対して全く異論がないです。
ただ、当日語られてた中で、ちょっと孫さんそこは一回、僕もその議論に参加させてよって思いたいところがあって、それはちょっと捨てときますけども、だからそういうアジェンダをセッティングしちゃうところがすごいんですよね。
落語というテーマでもって面白い話を作れるだけ落語を愛しているというところで、さらにその孫子さん主体のその解説の中に最後に劉四少がものすごく重要なかつ、何というのかな、まあ情緒的な面だと思うんですけどもね、を入れてきたのがあって、
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これが入ったことによってこのイベントはぐっと締まりました。やっぱり何が言いたいかというと、この二人で組むと面白い。お互いの落語および落語知識、落語への愛情に対するリスペクトというのがあって、そこに非常にいい価格反応が生まれるので、
ご楽百貨さんまたぜひこの二人の落語界を開いていただきたい。ご楽百貨さん5周年本当おめでとうございます。いつもその企画力に私は感覚しております。また行かせていただきたいというふうに思います。ではまた!