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2026-10-25 13:12

【#383】お寺で小ふね26/10/24

センスも語り口も個性的で、なんか好きになっちゃう不思議な落語。
小ふねさん、人気上昇中の注目株です。

#柳家小ふね
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サマリー

東京・金麗寺で開かれた柳家小ふね独演会を訪れ、4席の落語を聴いた感想を語る。小ふねの落語は、古典の型を保ちながら、人物の表裏や機嫌の変化を独特のとぼけた味で描く。『金明竹』『長短』『二階ぞめき』『棒鱈』では、それぞれの人物造形や妄想、一人芝居の喧嘩、細かな改変が小ふね独自の世界を作っていた。林家菊丸作の新作『ロボット長短』や、人気の高まりにも触れ、本人の癖を武器に変えつつある落語家として今後に期待を寄せている。

金麗寺の柳家小ふね独演会へ
はい、シェアする落語のシケです。 10月24日土曜日、東京柳中の金麗寺というお寺で開催されました
柳家小ふね独演会お寺で小ふねへ行って参りました。 柳家小ふねさんというとですね、非常に今注目されている人だと思うんですよね。
古典落語に独特のひねりを突っ込んでくる。
あと、新作もね、僕が聴いて本当に面白かったのは、林家菊丸師匠の作られたロボット長短。
まあ面白かったですね。とにかくその、出てくる人に何か微妙にとぼけた味があって、
これがアクティブに動き出すと、まあ笑いが止まらないというですね。 なかなか素敵な二つ目さんです。
一回独演会に行ってみたいなと思っていたので、今回足を運ばせていただきました。
実はこの独演会の前日に、春風亭一蔵師匠のラジマガフライデー文化放送ですね。
朝8時から11時半かな。
こちらの九時台のゲストで、一蔵玄仙落語の輪のゲストでご出演されていまして、
一蔵師匠とね、そんなに深い縁があるわけじゃないんですけども、
楽屋で前座の頃、二つ目の一蔵師匠を見て、一蔵師匠が二つ目の出番で100パー受けると、この人なんだろうと思ってたっていうようなお話をされてましたね。
もう一つ、NHKAMの真打共演、未来の真打のなんとかとかな、ちょっと正式なタイトル忘れましたけど、
NHK新人落語大賞の予選で、惜しくも決勝に進めなかったけども、面白かった人の落語を流すという、そういう番組。
立川一蔵師匠と春風亭一蔵師匠のお二人で案内でやってたんですけど、そこで鶴をやっていて、これが流れたんですけど、めちゃくちゃ面白かったんですね。
そんなこんなでですね、独演会に行ってみたいなと思って来た次第でございます。お寺なんですよ。
本当にお寺の本堂、まさしく高座というところですね。やっぱお寺なのでね、ちょっと暗いんですが、椅子は非常にしっかりとしたものを、
もともとその備え付けの椅子と、まあちょっと稼働式の椅子ですね。よくお寺で見かける背もたれがないタイプの椅子ですね。
あれがもうずらーっとありまして、結構入ってましたね。いっぱい人がいて、人気高いなというふうに思いました。
『金明竹』と小ふね独自の人物描写
椅子席目がですね、
金明竹でしたね。
なんでしょうね。今回4席聞かせていただいたんですけど、どれもそうなんですけど、このキャラクターの独自のすっとぼけ具合と、立派な人というかまともな人でも
裏があるっていうか、独白に近いところとか、急に機嫌が変わるところになると、途端にそのセリフが雑になる、乱暴になるというところで、
それがすごくスムースなんですよね。人格が変わったという感じじゃなくて、この人の表の面と裏の面っていうのがあるんだろうなっていうのが、
ものすごい速さで切り替わったりするんですよ。 その辺がやっぱりすごく面白い。
で、金明竹もね、そんな感じで、もう言い立ても綺麗でバッチリで拍手も中手もくるんですけど、やっぱりどっかその小船流っていうか、小船ワールドの中で響いてる感じなんですよ。
この辺が面白いですね。
『長短』と小ふね流の型
2席目が長短。ロボット長短かなと思ったらですね、古典落語の長短でした。面白いですね。なんかある意味、僕はそこまで詳しくはないんですが、あとご本人がおっしゃってたのは、
例えばシグサで、五代目小さんがこの長短でやっていた長短って、キセルスの話ですから、キセルのこの火玉を見るようなシグサなんかは、五代目小さんのやり方でやろうとしてるらしいんです。
それがすごい評判悪いっていうご本人がおっしゃってましたけど、面白いですよ。
シグサもちゃんとしてるんです。ちゃんとしてるけど、どっか小船流っていうところがあって、表情の作り方とかもですね。
なんかどっか小船流があるんですよ。それは可愛らしくもあり、クールでもあり、時にぶっきらぼうになるんだけど、落語の中でこの人たちが動いていくと確実に面白いっていうところがすごいなと思いますね。
『二階ぞめき』の一人喧嘩
もう一席あるんです。二階ぞめきです。これもね、仮想二階に作った吉原で喧嘩するじゃないですか。そういう話ですよ。一人で、誰もいないから一人で喧嘩をするっていう、そういうシーンがあるわけですけど、この喧嘩
がね、すごい。
もうボコボコにするっていうか、一人でやってるんですけど、この喧嘩が非常に楽しかったですね。妄想でここまで引っ張れるかっていう。
『だくだく』と同じで、妄想で引っ張る話ですからね。でも『だくだく』と比べると『だくだく』二人でやりますけど、完全に一人ですからね。本当面白いですね。
この二階ぞめきは本当に合ってるなっていうね。本当に小船さんの落語に合ってるなっていう感じ。全部のネタそうなんですけど、特にこの二階ぞめきが僕は気に入りましたね。
ここで仲入りが入って、この会はどうなんですかね。主催の中に入られてるのかどうかちょっと僕は詳しく見てないんですけど、チケットのイラストとかがドイラブヘさんなんですよね。
東京カラー版でおなじみのドイラブヘさん。ホイハチショーのグッズとかいろんなところでやってますけど、面白い似顔絵イラストを描かれる方で、チケットに小船さんの顔の絵が描かれてるわけですよ。
そのグッズを作ったと。僕ちょっとチラッと見かけたんで、どんなグッズなのかはちゃんと見てないんですけど、そのグッズが早々に売り切れてしまって、売り切れましたっていうのをこの仲入り明けで言ったん
ですね。
それでも客席から悲鳴が上がるっていうね。すごいなぁと思って。小船さん、そういう人気がある人になりつつあるのを自分であんまり若手ないんじゃないかっていう気がしまして、その辺もちょっと面白いところです
よね。
『棒鱈』と変化するキャラクター
4席目が棒鱈です。棒鱈もいろんなやり方があって面白いですけど、基本線は全然大胆な解策をしてるわけでもないし、わかりにくい下げも実はそのままなんですけど、そこに出てくる人っていうのが面白いんです
よね。
ちょこちょこ変わっているところあります。ちょこちょこ変えていて、その変え方も小船ワールドを作る上ですごく重要なんじゃないかなと思いますし、細かいギャグであったり、
あとあれなんですよね、この棒鱈に関しては僕の知らない方で、これが小船型なのかどうかわかんないんですけども、熊さんと庶民の方ですね、侍じゃない方のところにも芸者さんを呼ぶんですよね。
この芸者さんが結構大変な芸者さんなんですけども、もう嫌になっちゃって、この2人が熊さんって言ってる方と熊さんですね、この話の中ではなぜかカバーになってましたけども、熊でカバーなんですね。
帰るって話になって、帰る前に隣の間抜けな田舎侍の顔を見に行くって言って酔っ払ってるんで、大騒動という、そういう流れなんですよね。流れなんですよ。
今ちょっと小船さんの口を真似してみましたけどね。それからの大騒動に持っていくまでの、一人一人のキャラクターの作り方、さっきから同じこと言ってます?
本当に面白くて、変わってるんだけど、どう考えても落語の中でしか成立しない魅力なんですよね、そのキャラクターが。それがね、とても楽しいですね。
柳家小ふねの個性とこれから
古典落語をきっちりポンスポーでやりきるという風でもなく、もうがっつり解釈していくっていう風でもなく、自分なりの、ご本人がおっしゃってたのは、習ったようにやってるつもりなんだけど、なんか違うみたいなこと
をおっしゃってましたけども、
多分なんか、自分がストレートのボールを投げると変化してしまうっていう、癖玉みたいになってしまうっていうようなことを、自分の体を、自分の持ってるものを把握し始めてるんでしょうね。
だったら、これはこういう風、落語やるとこういう風になっちゃうんだから、こういう風にやろうみたいなですね。自分の持ち物、自分の性質を自分の武器に今変えていってる最中なのかなと。だから面白いですよね。
非常にケグな、稀に見る個性だなっていう風に思います。あと多分ね、すっげー稽古してると思う。なんかそんな気がしました。これからもね、柳家小ふねさんというのは気になる存在ですよ。皆さんもぜひね、どっかで
聴いてみていただきたい。ということで、シェアする落語の四家でした。ではまた。
13:12

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