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2022-06-05 05:10

【第22回】掘り起こしにネタおろしに 柳家一琴の会 22/06/04

#落語 #柳家一琴
『佐々木政談』表情の変化。
『家見舞』うまそうな食いっぷり。

一琴師のテクニックを存分に堪能しました。
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はい、シェアする落語のshikeです。
本日といっても、もう日が回ってしまいました。
てっぺんに過ぎてしまいましたが、
2つ落語を買いに行ってきたんですが、
昼間の方は、柳屋一錦の会、一錦師匠の会に行ってまいりました。
一錦師匠の会にはですね、
昨年末、12月の会に私、なんと出演させていただくと、
トークゲストでですね、出演させていただくなんて、
大変光栄な目にもあっておりますが、
今回の一錦師匠はすごいです。
昼夜で6席、そのうち4席がネタ卸し、
そして、明日池袋園芸場、鳥居で三遊亭博鳥作流れのブタジの天王寺大歓喜劇をやるというですね、
頭の中がぐっちゃぐちゃになっているそうです。
そりゃそうでしょう。
そういうチャレンジなことをやってしまうですね、
一錦師匠がやっぱすごいなと思うんですが、
1席目がですね、家見舞。
これは久しぶりにかけたということだそうです。
なんて言いますかね、
一錦師匠も僕もこの手の汚い話はあまり得意ではないんだそうですよ。
ですが一錦師匠がやるとやっぱめちゃくちゃ面白い。
面白いのはなんでかというと、
これほんと簡単で、もちろん落語がうまいからなんですけども、
うまい中で、物を食うところが圧倒的に一錦師匠はうまいんですよ。
なので、あの話って、
うまそうに食った後でパニックが落ちるという話ですから、
ものすごくうまそうに食うということがものすごくプラスになる話なんですね。
それに今日気づかされました。
ということで、好きじゃない話なのにとっても楽しかったです。
で、2席目がこれがですね、
即帰掘り起こし、菅野の狐。
まあ珍しいですね。
誰も聞いたことないんじゃないでしょうか。
で、やられていない、誰もやっていない話というのは、
なぜ誰もやっていないかというと、
つまんないからだというふうに一錦師匠おっしゃってました。
確かにその面はあるんだと思うんですが、
そこを面白く聞かせてしまう一錦師匠のその腕ですね。
素晴らしい。
いやー、いわゆるその3年目みたいな、
詐欺にまできてやっと面白いみたいな感じの、
笑えるみたいな感じの話なんですけど、
そこまでをぐいぐいぐいぐい引きつけていくあたりがですね、
さすがでございました。
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そして3席目は、なんとびっくりネタ下ろしだという佐々木聖弾。
これはですね、はっきり言ってもっと早くやっててよかったんじゃないかと。
これは他に一錦師匠いっぱいお持ちのネタありますから、
あえて後回しにされていたのかもしれませんが、
これは明らかに柳屋一錦という落語家にあっている話なので、
もっと早くやってよかったんじゃないかなというふうに思いますけども、
全部見事なんですけど、
その中でやはりですね、
佐々木忍の一本取られてムッとするところから、
入話になっていく表情の変化。
これが素晴らしかったですね。
あれがもう積み上げて積み上げて積み上げていった話にすべて、
すべてをあそこに集約させる。
その表情の変化だけで最後にあそこに集約させるというところが見事で、
佐々木の人物のデカさを表情だけで示せたというのは本当に素晴らしい。
それはもちろんですね、そこまで語りで持っていって持っていって持っていったところに
最後に表情なんですけども、
これはやっぱり他の話しか勝てないんじゃないかなというぐらい、
その表情の豊かさは絶品でございます。
夜席も聞きたかったんですが、
残念ながら昼だけで失礼させていただきました。
一見一緒、毎月落語カフェで会をやっていらっしゃいます。
今日は土曜日でしたけども、大体日曜日です。
ぜひチェックしてみてください。
ということで、週夜する落語の式でした。
ではまた。
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