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2023-04-24 10:38

【第76回】三遊亭朝橘・柳家㐂三郎二人会23/04/23

#落語  #三遊亭朝橘  #柳家㐂三郎
やっぱり面白いこの二人、聴かないのは損!

久しぶり道楽亭の料理を堪能しながら、お二人との会話を楽しみました。内容は秘密ですけどね。
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お二人の再会とダイエットトーク
はい、シェアする落語のshikeです。
4月の23日日曜日、新宿道楽亭でですね、三雄亭長吉師匠と柳屋貴三郎師匠の任員会、でっかい像を聞いてきました。
このお二人はですね、お二人とも私が主催している落語会、シェアする落語に2回ご出演いただいているというですね。
しかもですね、このお二人が仲がいいというような間柄でございます。 そんなことでですね、私もぜひ行きたいと思って日曜日だったし、行ってまいりました。
まずオープニングトークでですね、コロナというのがありましたので、お二人が仲が良いのになかなか会ってなかったということで、何年ぶりに会ったのかという、何年前に会ったのはいつだったのかというところで、結構長い間揉めた後、その会わなかった間にですね、長吉師匠がダイエットに大成功しまして、どれぐらい大成功したかというと、なんと20キロぐらいは言わせになったと。
筋トレガンガンやってたらですね、20キロ痩せてしまったみたいですね。 その長吉師匠の痩せ方、ハウツーダイエットについてですね、
キサブロ師匠は聞きたがってはいたんですが、長吉師匠は長い間キサブロ師匠に会ってなかったので、あちこちでその話を言い過ぎてあんまり乗り気にならないみたいなんですね。
そんなやりとりが非常に面白かったです。
長吉師匠が楽屋に、道楽展の楽屋ってとっても狭いんですけど、引っ込んで、キサブロ師匠は気流しのまんま、そのまんま講座に上がりまして、
1席目ですね。これがですね、この2人よくネタ交換をしていたということで、長吉兄さんから習った話というのを全部上げてですね。
これとこれとこれを習いましたみたいな話を上げて、その中でということで、推しの釣り。
いやー面白かったですね。長吉師匠の推しの釣りというのは、かなりバッサリ縮めたバージョンで、これが今和楽器業界に伝わっている推しの釣りとはちょっと違うというようなところをキサブロ師匠が引き継いでいるということなんですが、
キサブロ師匠がそこに大胆なアレンジを施してですね、なんでしょうね、これどこまで言っちゃっていいのかな。非常にこのですね、六兵衛さんですか、最後の方出てくる六兵衛さんと役人とのやりとりが、どうしようかな、独特な感じになっています。
長吉師匠の落語
これぐらい止めておきましょうか。あまりにも独特でびっくりなんですけども、またね、これがうまいんだ。何がうまいのか説明しないとうまいということを説明するのが難しいのでございますが、さすがのキサブロ師匠のこの器用さね、器用さと発想の良さというのが存分に出たコーナーでございました。
その後、出てきた長吉師匠が嫁に出した、教えてあげた押しの釣りがあんな風な形で大胆にアレンジされて、しかも金型園芸大賞ですね、国立園芸場の銀賞を受賞した時にその押しの釣りをかけていて、キサブロ師匠からお礼を言われたんだけども、自分も金型園芸会でかけた時にかそりもしなかったみたいなですね。
こういう気持ちをどう訴えたらいいんだみたいな話を、微妙にひかみが入った感じの話を面白く話すのは長吉師匠は本当にうまいですね。
枕をいろいろと振った後にですね、困った時は三坊でしたっけ、ということで泥棒のお話と言いつつ締め込み、うまいですよね。
特にね、旦那夫、あの人のですね、おかみさんを疑う時の困ったようなすごい顔、これは長吉師匠の得意ネタの一つがにらみ返しなんですけど、にらみ返しの時にも使える強烈な表情というのがあって、
その強烈な表情がこの話の流れ、スムースにスーッと流れていく話の中でグッと見せるところが本当に魅力的ですよね。
基本的に長吉師匠は声が大きくて、体も大きいので、大きく見せられる落語をやられるところはあるんですけど、その実、目の使い方とか指の使い方とか本当に繊細ですからね。
それがあっての全体のバランスがあって、めちゃめちゃ笑っちゃうみたいなところがある。これがね、やっぱり長吉師匠の魅力。
これは二つ目のキツヤさん時代の時からね、この辺りが魅力だったんですけど、ますます磨きかかってるなというふうに思いました。
仲入りを挟んでまた長吉師匠なんですが、本人としては全くやる気がなかったけれども、八中西からのオーダーがあったので覚えた。
それも師匠の参入で、閻吉師匠の18番だったので覚えたと。閻吉師匠に教わってやってるうちにすごく楽しくなったというのが、ココト念仏。
これがまた良かったですね。なんかね、あやって文句つけるネタっていうのも長吉師匠うまいんですよね。
長吉師匠とキサブロ師匠の演目について
ココト念仏って基本的に何もやるって言いながら、いろいろ文句つける話なんで、ああいう文句をつける話って本当に長吉師匠はなぜか本当にうまいですよね。
綺麗にリズムを揃えるし、土壌のところで長吉師匠の大声がすごく効果的に聞こえますよね。
自分が選んだ話をやるときは本当にうまいなと思いました。
と言いがですね、キサブロ師匠ということで、ここでね、三教一門のお家々なのかな。
イクヨモチです。このイクヨモチがね、セリフを結構刈り込んでますよね。
キサブロ師匠っていうとどうしても器用っていうところが前に来ちゃうんですけど、確かにセリフの刈り込み方に関しては器用を感じますが、
一つ一つのセリフ、特にクライマックスのあたりのセリフに関しては、かなりストレートなハードパンチですね。
やっぱり長吉師匠がでっかい大砲で、キサブロ師匠が即射砲みたいなね、マシンガンみたいなイメージはあるんですけど、
このイクヨモチにおいては、結構重いハードパンチをバンバンバンと出していって、人情話の王道をやってるなっていうところが感じられました。
周りの人たちの軽さは聞きどころかなというところですね。結構なものを聞かせていただいたなと思います。
この道楽亭さんですので、終演後に希望者で打ち上げがありまして、わずか3500円で飲み放題、料理は食い切れないほど出てきてみんな美味しいというですね。
演者と一緒にお話ができるという夢のような打ち上げがありました。
こういう楽しい時間もね、本当に久しぶり。コロナ明けだと初めてかな。
しかも昔からの付き合いもありますし、酒飲んでも結局ずっと落語の話してるんですよね。中身については一切喋りませんけど。
楽しいですね。楽しかった。道楽亭さんはこういう会をいろいろとやってますので、ぜひチェックしてみていただきたいと思いますし、
三友邸長吉師匠、屋根木屋貴三郎師匠、お二人とも相変わらず面白いというか、新宇寺昇進前ぐらいにグーッとその腕をさらに上げて、そこから手を抜かずに、コロナだったけども手を抜かずにですね、しっかりと自分の芸を磨いていて、どちらのお二人も本当に面白いです。
ぜひチェックしてみていただければというふうに思います。シェアする落語のしけでした。ではまた。
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