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2024-04-13 14:15

2024年4月13日

2024年4月13日の日記です。柳家小ふね「鮑のし」/古今亭文菊「岸柳島」/快楽亭ブラック「五人廻し」/三遊亭青森「髪結新三」/芝居噺

※途中、たぶん歌舞伎の用語とかが間違っている気がします(そこら辺の知識が疎いので……)

#声日記

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2024年4月13日、そろそろ過去になりますが、今日は渋谷落語の14時からの回に行ってきまして、
出演者が柳屋小舟さん、それから古今亭文技屈賞、快楽亭ブラック屈賞、鳥ヶ尊雄亭青森さんという、
渋谷落語以外でこの面々がこの順番に出てきて落語することはないだろうという、
独特な顔づけだったんですけど。トップバッターが柳屋小舟さんで、
アービノシという、わりと古今亭落語の中ではスタンダードなネタなんですけど、小舟さんはなんとなく口調は淡々として古風で、
ちょっととぼけた雰囲気なんですけど、ちょっとあの、登場人物の言動がちょいちょいおかしいというか、奇妙なフレーズをポンポン投げ込んでくるようなところがあったりして、
途中で教わった口調をうまく言えないみたいなくだりがあるんですけど、他のところはモニョモニョとかうーっと、
うまく言葉が出てこないのに、1ヶ所だけ、ワンセンテンスだけスラスラ言えるみたいな、そういう独特なぼけとかを入れたりしてて、
すごいちゃんと受けてて、場を盛り上げつつ、小舟さんはいつも渋谷落語出ると、渋谷落語はみんな持ち時間30分なんですけど、
早めに上がるんで、だいたいその次の出番の人が小舟さんが早めに終わることをいじるんですけど、今回の文技屈賞もね、
20分ぐらいしかやってないのに、それで同じギャラをもらおうとしてるみたいな、そういう釘の刺し方をしつつですね。
文技屈賞が岩竜島というネタで、渡し舟にちょっと偉そうな侍が乗ってきて、トラブルが勃発してあわや一触即発みたいなところから、
ちょっと間抜けなオチに至るみたいな、そういう話だったりするんですけど、それもその侍が乗り合わせた、
他のおぶけさんと一触即発のあわや切り合いかみたいな、そういう空気感になるような緊張感と、
それを周りで見守ってる他の船に乗り合わせた客たちのワイワイガヤガヤみたいなメリハリとかがすごい楽しくてですね、めちゃめちゃいい一石でしたね。
文技屈賞はどの落語を見ても面白いっていう、どの個展やってもめちゃめちゃ面白いっていうすごい一賞だなというふうに改めて思いまして、
岩竜島は文技屈賞では初めて見たんで、すごいいいもの見れたなと思いましたね。
3番手が快楽帝部落屈賞。もうね、序盤から自民党の件やら、大谷翔平の通訳の博打の件やら、いろいろジジネタを普通の放送媒体とかだと絶対に載せれないようなレベルのいじり方をして、
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それでそういうふうなジジネタの枕から五人回しという個展のネタに入りまして、いわゆる吉原でオイランが来るまで待ってるんだけども全然オイランが来なくて待ちぼうけをくらっている男たちが、
吉原の若江氏に文句を言うという、今でいう風俗のクレーム客のネタなんですよ。
落屈賞はですね、五人回しという個展のネタを現代のイメージクラブという風俗に置き換えたイメクラ五人回しという改作の方が有名な師匠だったりするんですけど、今回は個展の五人回しを演じられていて、
男たちがですね、性欲を持て余し、女には相手にされずに金だけ取られて、もうみっともねえ思いをするぐらいならと若江氏に辛く当たるという、本当にもうどうしようもない男連中を演じるみたいな、
そういうふうなのを、昼の渋谷のラブ歩街とかのあのあたりで聞いてるというのは、なんか不思議な気分になりましたけど。
落屈賞はね、時々やっぱりお年を召したからかもあって、ちょいちょい言葉が出るまで時間がかかる時とかもあったりするんですけど、今回の五人回しはだんだん乗ってきてて、すごく見てて面白い講座でしたね。
落屈賞はね、結構渋谷落語で何度か見てて、すごいいい講座をたくさん見れているので、見てよかったなと思う賞なんですよね。
あんまりね、渋谷落語っていわゆる落語の初心者向けの落語界、初心者の人にもっと落語を見てもらって、落語好きになってもらいたいみたいなスタンスを強く押し出している落語界なんですけど、
普通その落語界のレギュラーに快楽テープ落屈賞って入ってこない賞なんですよ。もう言ったら放送禁止落語みたいな本とかを出しているぐらいのそういうネタがたくさんあるようなタイプの人なので、なかなか初心者向けの落語界というのを企画するときに入ってこない人なんですけど、
でもね、やっぱりベテランとしての芸の深みと、あと政治とかもそうですけど歌舞伎とか映画への造形とかそういうもののめちゃくちゃ深い師匠でもあるので、やっぱりそういう意味ではこういう人がいるんだっていうのを見せたいという、渋谷落語はただ初心者の人にベタにいい落語、スタンダードな落語を見せるっていうよりは、落語っていうのはいろんな幅があって、
古典のすごいうまいのもあれば、なんかめちゃめちゃ変な新作をやる人もいればみたいな、そういうふうな落語にいろんな幅があって、落語っていうのはすごい懐の深い芸能なんだよっていうのを見せたいっていうのが多分、コンセプト、初心者向けの中でもそういうふうな方向のコンセプトを持っている、性格を持っている落語界なので、そういう意味で、
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ブラック師匠がほぼ毎月とか2ヶ月に1回ぐらいのペースでレギュラーで入ってるっていうのはすごい面白いなというふうにいつも思ってるんですが、ブラック師匠は渋谷落語を毎回何回か見てるんですけど、この前見た英国密公とか、あと柳田角之進とかもすごいよかったんで、今日の五人回しも楽しく見ましたね。
で、鳥が三優天青森さんですよ。で、昨日も渋谷落語出てて、その時に神井真座という長いネタの前半部分をやったんですね。で、残りは明日やりますみたいなことを言ってたらしくて。で、なんで今日は芸をやるのかなと。神井真座の芸、後半をやるのかなと思って見てて。やっぱり最初出てきた時に、昨日来たお客さんいますかとか言って。
で、ここで誰も手が上がらなかったら別にそのネタやらなくていいんだけど、昨日来てたお客さんもいたから、他のお客さんには全然関係ないことなんですけど。昨日の続きで神井真座の続きをやりますということで、後半をやっててですね。
神井真座というのもちょっと説明すると、口頭で説明するとややこしい話なんで、ちょっと省きますけど、結構笑いはそんなに少ない。悪党に対してネゴシエーションをしていって、どうにかその悪党が自分の家にさらっている娘さんを、金とかの駆け引きを使って娘さんを家から元の家に
神井真座という悪党の家から元の家に返してやろうとする。ネゴシエーションするみたいな。そういう話だったりするんですけど。そんな笑いどころがない話をもう淡々と、でもすごい結構言い合いになったりとか短歌を切るときの迫力とかをすごい。
やっぱり佐伯青森さんというのは声の迫力がすごいある人で、短歌を切ったときの威勢の良さというか声の太さみたいなものがすごい武器になるというか、迫力のある短歌を切れる人なんですけど、そういう良さがいかんなく発揮されていて、いいなと思ってたら最後の方で切り合いになる。
神井真座っていうのが、自分のメンツを潰された親方が神井真座っていうのを殺そうとするみたいな場面があったときに、いわゆる芝居話といって、落語なんだけども語り口が歌舞伎の芝居町になって、お林さんとか
ツケっていうチャンチャンチャンみたいな拍子みたいな音が歌舞伎で入ったりするじゃないですか。ああいうのを入れて芝居町にある芝居話っていうような型があるんですけどね。落語にはちょいちょいそういう話があるんですけど、渋谷落語ってお林さんがいないので、基本的には芝居話ってやりにくい回というか、基本選択肢から外すんですよ。
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お林さんいないから。でもちゃんと神井真座の芝居話の部分を芝居町にやった上で、お林の音源を何回もループさせて、とりあえず芝居話中つなぐと。
前田さんがちゃんと拍子みたいなのをちょんちょんとアクションシーンで入れるみたいな、バシバシっと入れるみたいな、そういうふうなことをやって、ちゃんと渋谷落語内で芝居話をやる。最後の落ちというか、最後神井真座が殺されてしまうシーンまでをちゃんとやって終わるみたいなのを最後までやってて、これね、無茶するぜって感じでしたね。
そんな無茶する?渋谷落語のとりで。っていうふうな感じがして、すごいチャレンジングな意表をつかれましたね。すごいチャレンジングなことやってるなと思いました。
佐伯さんやっぱりね、生で今日何やってくるんだろうっていうワクワク感をすごい毎回感じさせてくれる落語家さんなので、そういう意味で今回もね、面白いことやってるなっていうふうに思いましたね。
2つ目になってからも数年とかで、まだまだキャリアが浅い人ではあるんですけど、そういう大きいネタとかにも果敢に挑戦してるし、もうめちゃくちゃやってるわけですよ、正直。
もう新作もやるし、新作派なのかなと思ったら、三友邸延長が昔やってたけど今誰もやってないような延長ものの昔のものすごい長い人情話とか、そういうのを掘り起こしてやってきたりとか、なんかね、すごいいろんなことをやってて、
そういうもう明確に何らかの才能なんですけど、何らかの才能を持っている2つ目というのが現れて、渋谷落語で録音のお林を使って芝居話をやるみたいな、そういうことやってて、なんかすごい見たなというふうに思いましたね。
三友邸青森さんはね、すごい1回ちょっと見てもらいたいなというふうに思いますね。ということで、渋谷落語今日はめちゃめちゃ楽しめましたね、14時の回。
渋谷落語はね、まだ今週の火曜日までやってるのかな、16日とかまでやってるんだと思うんで、僕もね、ちょっと明日はこの3日間くらいほぼ毎日落語行ってたんで、
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11、12、13と落語行ってたんで、ちょっと明日は落語とか行かずにゆっくり家で過ごそうかなと思ってるんですけど、もう1回くらい渋谷落語今月16日までまだあるんで見に行こうかなと思ってるんで、良ければ皆さんもね、時間あれば、渋谷落語当日券で全然入れるんで、行ける人はぜひ行ってもらえればいいかなというふうに思います。
ちなみにね、明日の渋谷落語は結構いいですよ。14時の回が、その落語にまつわる思い出話を枕に喋ってから語るという、そのネタを語るという渋谷落語思い出話という企画で、14時からの回なんですけど、これが竪川孫子さん、旬風邸桃江師匠、劉邸小ちらく師匠、橘谷遠太郎師匠というめちゃくちゃ強いラインナップで、これも面白いですし、
17時からの回は、林屋菊丸師匠、竪川白之師匠、橘谷文雄師匠、竪川吉祥さんという、もうすぐ新打ちになることが決まっている竪川吉祥さんを取りにおいて、トップバッターの菊丸師匠というのがね、めちゃくちゃ新作を、変な新作をたくさん作っている師匠で、
竪川白之師匠も、ものすごい落語の中に狂気を込めつつも、何かその優しさとかも感じさせるようなアレンジを加えるような、僕すごい好きな竪川白之師匠、それから橘谷文雄師匠という、もう落語の演技、表現力、特にご飯を食べるとかお酒を飲むシーン、食事シーンの表現力とかがめちゃくちゃ高い、すごいね、表現力の高い橘谷文雄師匠という、
そういう風な師匠方が出てきた後に、今もなく新打ち昇進が決まっている竪川吉祥さん、この前は三大話の回で、ものすごい大活躍を見せていたんですけど、その竪川吉祥さんがどういうのを取りでやるかみたいな、そういう風なところですごい注目できる回だと思うんですけど、そういう風な感じでね、渋谷落語、面白いので、ぜひ皆さんも行ってみてください。
本日は僕はすごい行けてよかったなという風に思いました。ということで今日はこのあたりで。おやすみなさい。
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