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丸亀製麺はなぜ「一斉休業」できるのか?休めない会社との決定的な違い【第80回】
2026-07-31 21:53

丸亀製麺はなぜ「一斉休業」できるのか?休めない会社との決定的な違い【第80回】

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サマリー

このエピソードでは、丸亀製麺の全店一斉休業を事例に、休める会社を作るための「仕組み化」について解説します。単なるお願いではなく、カレンダー化、例外の排除、継続という3つのポイントを押さえることで、従業員が心から休める構造を作り出すことの重要性を説いています。これにより、離職率の低下や従業員の満足度向上といった具体的な成果にもつながることを示唆しています。

はじめに:休める会社の作り方というテーマ
経営者のためのヤバい仕組み化ということで、この番組は、仕組み化の専門家、松田幸之助が様々な事例を仕組み化の視点で解説する番組です。
ということで、今日はですね、休みは仕組みで作るという風なテーマで、先日ですね、丸亀製麺さんが全店一斉休業を行っておりまして、
そこからですね、休める会社ってどんなものなのか、休める会社はどういう風に作っていくのかというですね、そんなお話を少ししていければなという風に思っております。
はい、なので今日のテーマはですね、休める会社の作り方みたいなところになってくるかなと思うんですけれども、こういう風に経営をしていると、
従業員をもっと休ませてあげたいという風に思っている社長さんは本当に多くいらっしゃいます。
本当にですね、自分の自社で長く働いてほしいなとか、とはいえ、その中でも家族とかプライベートの時間も大切にしてほしいという風に思っている社長さんがすごく多いです。
ただですね、実際現実はどうなのかというと、人手不足でシフトは結構ギリギリで、誰かが休めば誰かにしわ寄せが行ってしまうみたいな。
今月は忙しいから来月に休みを取ってもらおうとか、もう少し休みが増えたら、もう少し余裕ができたら休みを増やしてあげようとかですね。
こんな風に考えて、なかなか休んでもらうことができずに、時間だけが過ぎていくということが、結構ですね、起きてしまいます。
で、なんでこういう風になってしまうのかというのを、今日はちょっと丁寧に解いていければと思うんですが、
丸亀製麺の全店一斉休業事例の分析
そんな中、やっぱりすごいニュースがあったんですよね。
それがご存知の方もいらっしゃると思いますが、丸亀製麺さんが7月29日にですね、全店舗一斉休業、丸亀ファミリーホリデーということで、全国で870店舗あるうち、ショッピングセンターなどを除いた一部店舗を除いてですね、終日休業というところで、
飲食店さんであれば夏休みはやっぱり夏休みもありますし、丸亀製麺さんであれば余計かき入れ時だったと思うんですけれども、そんな真っ只中に全国のお店をまとめて閉める、普通に考えるとすごい決断で、一日閉めれば当然その時の売り上げはゼロになります。
これはしかも思いつきではなく、昨年から続いていて、2年連続2回目の取り組みだったと。
今日お話ししたいのは、この休みの仕組みのヒントがこの中に結構詰まっているなというふうに思っておりまして、ここらへんをちょっと解いていこうかなというふうに思っております。
このニュースの中身を整理していくと、まずどんなことを実施したかですね。先ほどお伝えした通りに一部テナント店舗を除いて、全店舗が休日お休みになりましたよというところです。
ここで注目してほしいのが、実は前日の28日です。7月の28日ですね。
7月28日も店舗メンテナンスのために閉店時間を実は繰り上げて営業時間を短縮しているんですよね。
つまり、明日7月29日お休みだから遅くまでみんな頑張ってね、頑張って準備してね、みたいなことではなくて、休みの前日もしっかりと設計されていると。
なので、全体でこの休む、休んでもらうというところが本当にサイドウェアで設計されているなというふうに思いました。
「お願い」と「仕組み化」の違い
この休みなんですが、私がいつもお伝えしているルール化はお願いで、仕組み化は構造ということを思い出してもらいたいと思うんですけれども、
ルール化というのは分かりやすく言うとお願いですね。お願い、今回ので言うと勇気を取ってくださいねとか、なるべく休んでくださいねとかっていうふうに方針として掲げることはできますが、
これやるかどうか本人たちですね、従業員の皆さんの意思に任されると。なのでどうしても忙しいと休むってこととかが後回しにされてしまいますし、
真面目に働いてくれている、取り組んでくれている方ほど、自分が休んだら迷惑をかけてしまうかもしれないという遠慮が出てしまいます。
一方、仕組み化というのは構造ですね。やらざるを得ない形で業務の中に組み込まれているものなので、
丸亀千名さんの一斉休業はまさにこれなんですよね。7月29日はそもそも店が開いていないので、出勤しようがないんです。休んでいいよではなくて、この日は全員が休む日ですよというふうに構造で決めてしまっています。
なので、やる気を出させるよりも先にやらざるを得ない仕組みを作ると。休みを作るっていうのも実は同じことが言えるんじゃないかなというふうに、この丸亀千名さんの取り組みを見てですね、思いました。
休めない会社と休める会社の決定的な違い
なぜ多くの会社さんでは休ませたいという社長の思いがなかなか実行できないんだろうかというところなんですけれども、やっぱり人が動けない理由はですね、何をいつまでにどのようになぜ、どれかが欠けているからだというふうに思っております。
これらをしっかりと決めれば実行されますし、丸亀千名さんの今回のお休みの全店舗、お休みの件では、この4つがうまく埋まっていて、反映されているから実行できたことじゃないかなと思います。
じゃあ何なのかという問題に入っていきたいと思うんですけれども、丸亀千名さんの今回の取り組み、仕組み化の設計で言うと大きく3つあると思っています。
1つ目がカレンダー化ですね。2つ目が例外をなくす。3つ目は継続するというところです。1つずつ順番にお伝えしていきたいと思います。
休める会社を作るための3つの設計ポイント:カレンダー化
まず設計1、カレンダー化ですね。これも丸亀千名さんが7月29日は休みですって言ったのがまさにカレンダー化です。
余裕ができたら休もうとか、余裕ができたらっていうのが永遠に来ないですね。いつか温泉でも行きたいなとかですね。余裕ができたら海外旅行行きたいなとか、こういうふうな夢とかってなかなか実現されないです。
先にやっぱり日付を決める。カレンダーに逆算で決めてしまうっていうことが大切だと思いますし、今すぐできなくても、例えば経営計画書などの私たちは長期事業構想書というですね、これからのどういうふうに会社をやっていきたいかっていうのを名文化する経営計画書のページがあるんですけれども、
そこに例えば5年後に一斉休業ができるような会社にするみたいな、こういうふうにするだけでもカレンダー化としての役割になると思います。今すぐできなくても、2030年には従業員さんが1日、丸1日みんなで休める日を作るっていうふうに、そこに日付を決めるっていうのでも効果的だと思います。
実際私たちプリマヴェーラもですね、この経営計画書の中に事業年度計画というですね、カレンダーが1年間のカレンダーがあるんですけれども、その年間カレンダーの中にもう各従業員さんがですね、休みを取る日、もう5日間の休みを取る日とか、そういう日をですね、決めてます事前に。
私たちの会社は今400名ぐらいの規模になっているんですけれども、正社員で言うと140名ぐらいですね。もう誰がいつ休むと、休みの日がもう書いてありますので、その日はじゃあ佐藤さんお休みだねとか小暮さんお休みだねっていうのがわかります。
なのでそうすると前後のスケジュールをどうするかとかですね、シフトをどうすればいいかっていうのが調整できます。なので日付を入れた瞬間にこれが予定になりました。
日付を入れなければ願望のままですね、で終わってしまいますので、まずは日付を決めるということが大切じゃないかなというふうに思っております。
休める会社を作るための3つの設計ポイント:例外をなくす
2つ目が例外をなくすというところですね。ここが本当に上手なところだなと思ったんですけれども、普通休みを増やすならば交代制でもできるというふうに考えると思います。
前点お休みにしなくても交換交換でみんなで休んでいけばいいじゃんとなると思うんですけれども、交代制にするとですね、やっぱり弱点があって自分が休んでいる日は誰かが働いているんですよね当然ながら。
そうするとやっぱり真面目な方は申し訳ないなと、自分だけ休んでていいのかなというふうに思ってしまいますし、休んでいてもスマホで今はチャットワークでもスラックでもLINEでも確認できちゃいますので、反射的に確認してしまったりとか。
店長さんとかだとですねお店から電話来ないかなとクレームないかなと休んでいてもやっぱりですね心から休めないという時はあると思います。でも本当に前点お休みであれば当然電話になりませんし、みんな休んでるんで堂々と休めると。
ここらへんもすごいですねみんながちゃんと休めるっていうふうな形にしていると。
じゃあこれプリマベラはどうなんだよというところで事例をお伝えすると、私たちもこれですね先ほどの長期休暇っていうものがあります。みんなちゃんと決められた日数ですね。5日間前後休みましょうねと約束で休みの日は若干前後するんですけども、だいたい皆さん5日ぐらい休みましょう長期間休みましょうというのがあります。
この日はですね基本的には仕事をしてはいけないと。これは社長も含め仕事はダメですよっていうふうなルールにしています。ここも例外を作ってしまうとみんなやらなきゃいけないという雰囲気になってしまいますので例外は作らないと。
何かをするにしても方針ですね方針やルール作った時にも例外っていうのは基本的にあるとその方針は実行されません。例えば社長だけが何かやらなくてもいいっていう風な方針とかこれやっぱりなかなか浸透しづらいものになりますので、基本的には例外をなくす設計にするっていうのが仕組みとして実行確率を上げるためのポイントになってくるかなと思います。
休める会社を作るための3つの設計ポイント:継続
3つ目の継続ですね。最初やった時はイベントという風な形であったと思うんですけれどもしっかりと続けていくとイベントというものになっていきます。しっかりと継続しているんですよね。
丸亀ファミリーホリデーという名称では2年目ですけれども、週日出席休業そのものは2024年にもされていたみたいなことがニュースであります。なので実際休日ですね。みんなお休みだよって言ったらこれも3年連続ぐらいになっているので、本当に継続されているというのはすごい特徴だなというふうに思います。
これだけみんな休んでいいよみたいなイベントにするわけではなくて継続することによって仕組みにしていくと。こういうふうになっているとやっぱ来年もこの会社で働こうとかですね。いろんな仕組み仕掛けが丸亀製麺さんは上手に作られてるなぁと本当に今のこの時代に合わせた仕組み作りができてるなぁと思っております。
1回目はイベントですね。2回目から仕組みとしてやっぱり会社の資産とか周りに定着していくっていうのがあるんじゃないかなと思います。
休める会社は仕組みのある会社である
で結局今日何がお伝えしたかというとやっぱり休める会社は仕組みのある会社だというところですね。仕組みがないとやっぱりなかなか休むっていうのは難しいと思います。どんなに従業員の皆さんが大切ですと、いつも大切にしてますというふうに言ったとしても、ただ思いだけで従業員の皆さんは休めません。
で、休んでいいよって疲れて休んでいいよって100回言うよりも、やっぱり会社として休んでもらう仕組みがあった方が休める会社になっていくと思いますので、こういう風な休める会社を作るために俗人化をなくして、仕組みを作って、さらに今ではAIを活用すればですね、どんどん効率化ができると思うので、効率化していった先にみんなが休んで楽しめる。
楽しく仕事ができる。そんな状況にしていく。いわゆる健康経営というところにも、これはつながっていくんじゃないかなというふうに思っております。
休めない会社は俗人化のサイン
ということでですね、こんな部分の話したんですが、もう一歩だけですね、せっかくなので踏み込んでお話ししていくと、先ほども少しお話ししましたが、休めない会社っていうのはやっぱりもう俗人化のサインでもあると思っています。
あの人がいないと現場が回らないよねとか、あの業務はあの人でしかわからないみたいなことがあると、一斉で休むどころか交換交換で休むってことも難しいと思いますので、なので基本的には一つの業務を2人以上ができるダブルキャスト化、こういう風なことをちゃんとやっていくのが必要だと思いますし、
全員が同じ日に休んだら何が困るのかというのも書き出して先回りして対策していくっていうところが必要になってくると思います。
時間管理の視点:刈り取りと種まき
あと時間のそもそもの使い方の部分で考えると、やっぱりこの刈り取りと種巻きで考えるとまた見え方が変わってくるかなと思います。
今日あの従業員の皆さんに休んでもらわなくても休ませなくても売り上げは落ちないんですよね。だからどんどんどんどん休む仕組み、休んでもらう仕組みっていうのは後回しになりがちです。
ただ、実はこの休みとかっていう部分に関しては種巻きですね。緊急ではないけど重要なことになってきますので、今はやらなくても休みを作らなくても売り上げが下がらないかもしれないですが、これ後回しにすればするほど実は離職率が上がってしまったりとかですね。
その結果仕事ができる人がどんどんどんどんいなくなってしまうっていうことになりかねません。なのでここも長期で見たら意外と優先順位高いよねとか、経営判断すべきことだよねっていうふうな考えになるかもしれませんので、こういうふうな刈り取りと種巻きという視点でも見ていくと面白いんじゃないかなというふうに思います。
丸亀製麺の取り組みによる効果とまとめ
実際丸亀製麺さんはですね、このような取り組みをされて離職率というのもですね、低下していっているというふうな数字が出ております。もちろん他にも様々な取り組みをされての結果だと思うんですけれども、飲食店でこのような離職率を下げるということと取り組みができているということは、
これはもしかしたら数字で見たときに1日前提休業休みにするよりも大きなリターンが出ているかもしれないですね。ここは実際に数字で見なければわからないことだと思いますし、何よりもその数字よりも本当に従業員の皆さんに休んでもらおうというところの思いが軸にあったかもしれませんし、ここばっかりはですね、本当に経営層の中身を見ていかなければわかりませんが、
実際にですね、みんなに休んでもらった結果、離職率が下がっているというふうな数字としてのですね、部分も出ているというのが面白いところだなというふうに思っております。なのでですね、今日お伝えさせていただいた部分のお話を少しまとめさせていただきますと、この休みというのはお願いではなくて構造で作っていくと。
設計のポイントは3つですね。まず日付を決めるカレンダー。本当にいつお休みをとってもらうのかというのを決める。決めないとなかなか休んでもらうのは難しいです。シフト表というのがあると思います。シフト表もいつ休みかというのを書いてますよね。お盆休みがあったりとか年末年始のお休みがあったらそれも書いてあると思います。
それともカレンダー化と同じ理屈で休めているということなので、休みを増やしてあげたいとかそういう部分があるのであれば日付、カレンダーに落とし込むというのが大事だと思います。
2つ目が例外をなくすということですね。なるべく完全になくすというのは難しいところあるかもしれないんですけれども、できる限り例外をなくしていくと。そして最後の3つ目が何かというと継続するということですね。
これも1回やって単発のイベントで終わらせるのではなくて継続した仕組みにしていくというところが大事になってきます。これもちろん1回イベントでやるだけでも、あの従業員の皆様は休みが増えて嬉しいと当然思うと思います。
し、そこに何で休みを増やすかという部分を自社の理念であったりとか思いとつなげてやられると、もっともっとこの休みというのが効果的に仕組みとして回ってくるんじゃないかなというふうに思います。
ただただ休みを増やすというのも一つ方法だと思うんですけれども、何でこの休みを増やすのかというそこの背景も自社の理念とか思いとかとつなげてあると非常にいいと思います。
例えば私たちで言うと働く従業員の皆さんの生活の安定と生きがいを創出するというのが経営理念であります。なのでこの生きがいとかっていうのは仕事ももちろん生きがいにしていただければ嬉しいですけれど、それ以外にプライベートの時間もですね趣味の時間もやっぱ大切にしてほしいという思いが私たちはあります。
なのでその経営理念の実現のために休日をこの日をみんなで休みにしましょうっていうふうにした方がその理念の実現のための休みでありアクションだからその休みの日は皆さん自分の自分自身の生きがいとかっていうのを最大限に楽しんでくださいみたいなメッセージがあるとよりですね。
なんかこういい会社だなぁとか自分はこの日をこういうふうに活用しようっていうふうにより良い時間休みの使い方になるんじゃないかなと思うのでそんなところも最後参考にしていただけるといいかなというふうに思っております。
番組告知と案内
さて今日はここら辺で終わりにしたいと思うんですけれどもこの番組はですね週に1本こうした事例を仕組みからの視点で解説しておりますのでぜひチャンネル登録フォローいいねそしてコメントなどもいただけると嬉しいです。
ぜひぜひお願いいたします。またですね私の方で経営者の皆さんの勉強会コミュニティですね松田光之介の仕組み化実践会というものと中小企業の経営者様向けのAI実践会というものをですね行っております。
仕組み化経営そしてAI経営をともに学んで実践していきたい経営者の皆様はぜひ概要欄からチェックしてみてください。それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
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