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今週のものづくりニュース Vol.24【AIポッドキャスト回】
2026-10-10 15:15

今週のものづくりニュース Vol.24【AIポッドキャスト回】

🎙️内容
今回のエピソードは、今週のニュースから「当たり前を、ひっくり返す」という視点で3本を紹介しました。キーの方がベルトコンベヤーに乗って手元へ流れてくる、Googleの「Gboard くるくるバージョン」と公開された設計データの話・Boston Dynamicsが人型ロボットAtlasの新しい手を、チームで小指と薬指をテープでくっつけて1日過ごす実験を経て、あえて4本指にした話・ホンダが大成建設、大成ロテックと、走行中のEVに道路から給電するシステムを開発し、インバーターとコイルを一体化した給電ユニットで世界初を達成した話。動かす側を入れ替える、足すのをやめる、止まる前提をやめる——という回です。

▼ 紹介したニュース
・キーの方が手元へ流れてくる、Googleのくるくるキーボード
・人型ロボットなのに小指をやめた、Atlasの新しい手
・止まって充電から走りながら充電へ、ホンダの給電道路

⏱️チャプター
オープニング
キーの方が手元へ流れてくる、Googleのくるくるキーボード
人型ロボットなのに小指をやめた、Atlasの新しい手
止まって充電から走りながら充電へ、ホンダの給電道路
エンディング

参考👇
https://fabscene.com/new/news/google-gboard-conveyor-belt-keyboard-design-files-2026/
https://fabscene.com/new/news/boston-dynamics-atlas-new-hand-four-fingers-13-dof-no-pinky/
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2610/05/news063.html
https://global.honda/jp/topics/2026/c_2026-10-05b.html
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サマリー

今回は「当たり前をひっくり返す」を軸に、ものづくりに関する3つのニュースを紹介する。Googleの「Gboard くるくるバージョン」は、キーをベルトコンベヤーで指元へ運び、片手入力を可能にする発想で、3Dプリンター用の設計データも公開されている。Boston Dynamicsの人型ロボットAtlasは、小指と薬指をテープで固定して一日過ごす実験を踏まえ、工具操作を重視して4本指の新しい手を採用した。ホンダなどが開発する給電道路では、道路に埋めたユニットから走行中のEVへ非接触給電し、コイルとインバーターを一体化して施工や部品を簡素化している。3つの事例を通じて、足す前に削る、止まる前提を疑う、まず試して確かめるという設計の姿勢を考える。

オープニング:当たり前をひっくり返す3つのニュース
どうもしぶちょーです。 ものづくりnoシテンは、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、ものづくりに関するトピックを独自の視点で解説する番組です。
最初に一つだけお伝えしておきたいんですけど、この番組はAIが原稿を生成して、それを音声化してお届けしている AIポッドキャストなんですね。
普段のものづくりnoラジオとは別のラインで、最新のニュースをAIに整理してもらって、そこにしぶちょー視点を乗っけた台本を読み上げてもらっている、いわば実験的な番組です。
なので、内容にたまに事実と微妙に違うところとか、ニュアンスが本来とちょっとずれている箇所が混じる可能性があるっていうのは、ぜひ頭の片隅に置いておいてほしいのよね。
気になった情報は概要欄のリンクから一時ソースを確認してもらえると、より楽しめると思います。
さて今日は今週分のニュースから、当たり前をひっくり返すっていう視点で繋がる3本を揃えました。
1本目は、キーボードのキーの方がベルトコンベアに乗って指のところまで流れてくるっていう、Googleの冗談みたいで本気な話。
2本目は、人型ロボットなのにあえて小指をなくした話。
決め手になったのは、開発チームのみんなが指をテープでくっつけて1日過ごした実験でした。
そして3本目は、電気自動車は止まって充電するものっていう常識をひっくり返す、走りながら充電できる道路の話。
しかも世界初のところは、ホンダの技術なんです。
動かす側を入れ替える、足すのをやめる、止まる前提をやめる、どれも当たり前を1回疑うところから始まってるのよ。
それでは早速いきましょう。
GoogleのGboard くるくるバージョン
パソコンのキーボードって文字を打つたびに指の方がキーを探しに行くじゃない?
じゃあ逆にキーの方が指のところまで来てくれたらどうなるかっていう話です。
GoogleのGboardっていう文字入力アプリのチームが10月1日にGboardクルクルバージョンを発表しました。
これがね、ベルトコンベアーの上にキーがずらっと並んでて、それがクルクル回りながら手元に流れてくるのよ。
打ちたい文字が指の下に来たらポンと押す。回転寿司のお皿を取るみたいな感じです。
ふざけてるように見えるでしょう?でもちゃんと理由が書いてある。
今のキーボードは両手で打つ前提で作られてて、片手や指1本で打とうとすると、
腕や手のひらを大きく動かさないといけない。
だったら手を動かす代わりにキーボードの方を動かしちゃえっていう発想なんですね。
片手で全部の文字が打てるからもう片方の手でマウスを握ったままでいいとまで歌ってます。
ちなみにこのチームこういう一風変わったキーボードの提案を続けてて、
今回で15回目。去年は電話のダイヤルを回して打つダイヤル版だったのよ。
今回の10月1日っていう発表日も数字で並べると1、0、1。
キーが101個ある昔ながらの101キーボードに欠けてるんだって毎回遊び心全開のシリーズなのよね。
ここからが本気なところ。製品として売る予定はないんだけど自分で作るための設計データをGitHubっていう公開の場所に出してるのよ。
と言っても今出てるのはキーが流れる本体の作り方までで実際に文字を打てるBluetooth版はこれから公開だって。
本体の方はキーが1個ずつベルトのコマに乗ってて、そのコマを歯車で送っていく。
このコマや歯車まで含めて3Dプリンタでする部品が全部で157個。それを小さなモーター1個で回す。
いやー157個の部品って3Dプリンタを持ってる人間からするとめちゃくちゃ擦りごたえのある数なのよね。
私はまだ擦ってないんだけど東京の部屋のプリンタで回したら何日かかるかななんて考えちゃいました。
で私がこれ面白いなと思ったのはベルトコンベアって工場の流れ作業の主役だってところなの。
人が部品を取りに歩き回る代わりに部品の方を人の前に流してくる。
100年ちょっと前にフォードの自動車工場で一気に広まった考え方です。
私は産業機械のエンジニアなんだけど工場の現場って今でも人が動く距離をどれだけ減らすかの勝負なんですよ。
このキーボードはその発想をそのまま机の上に持ってきたってことです。
ただ物を流すと今度は欲しいものが回ってくるまで待つ時間が生まれる。
回転寿司で食べたいネタがなかなか来ないアレなのよ。
このキーボードも指が動く距離を減らした代わりにキーを待つ時間が増えているわけです。
チームの検討案にある流れるのが速いハイスピードモードも私から見ればまさにその話。
もう反射神経のゲームじゃんって突っ込みたくなるけどね。
工場でも流す速さを作業に合わせるのが腕の見せ所なんですよ。
だから聞いてるあなたも自分の作業の中で自分の方が動いているところを一つ探してみてください。
工具を取りに行く資料を探しに行く何でもいいそこで一回物の方を自分のところへ持ってこられないか考えてみる。
その時待ち時間が増えないかもセットで見てみてそれだけで当たり前が一つひっくり返るはずです。
Boston Dynamics Atlasの4本指の新しい手
さっきはキーの方が指のところへ来てくれる話でした。
今度はその指の本数をひっくり返す話です。
人型ロボットなのに小指をやめちゃった。
アメリカのボストンダイナミクスが10月1日に人型ロボットアトラスの新しい手を発表しました。
指は親指を入れて4本。小指がないんです。
人の形を真似て作るロボットなのに指を1本減らした。
最初に聞いた時、え?って思うじゃない。大きさは平均的な人の手よりちょっと大きいくらいで、
人が使う道具や人のための場所にそのまま手を伸ばせるようにしてある。
人の世界で働く前提なのに指は人と同じにしないってことです。
この小指、開発の最初の頃に社内で議論になったそうなのよ。
技術のトップのザックさんがチームのみんなにある実験を頼んだ。
小指と薬指をテープで一緒にくっつけて、つまり2本を1本みたいにしてそのまま1日過ごしてみてくれ。
それで何ができなかったかを報告してくれと。
結果、みんなの意見が小指はいらないでまとまったんですね。議論で決めるんじゃなくて1日やってみて決めた。
いやーここすごく好きなところです。
もちろん理由は感覚だけじゃなくてちゃんと設計の理屈もある。
指を1本足すと指を動かす駆動部品、いわゆるアクチュエーターが3つ増える。
その分お金がかかって場所を取って壊れる確率も上がる。
指1本って見た目以上に重いんですよ。
じゃあ4本で何ができるのか。
例えばドリル。持つだけじゃなくて握ったまま指で引き金を引かないと使えないでしょう。
新しい手はそれができるのよ。
工具を握る現場の人ほどここ。お!ってなるところじゃない?
釘打ち機や溶接のトーチも同じ握り方ね。
というのもまだ自動化されていない手作業の多くは工具を使ったりケーブルを取り回したりする器用さがいる作業なんですね。
だから新しい手は工具を扱う器用さを優先して形を決めていったそうです。
実は前のアトラスの手は指が3本だったのよ。
人の手からは1本減らしたけど前の手からは1本増やしたってこと。
関節を動かせる向きの数も前の7から13へほぼ倍。
そのうち4つは親指で親指の動きは人の手にぐっと近づけてあるんです。
前の手はいろんな形のものを掴むための手だったのよ。
新しい手は掴んだものを手の中で持ち替えたり向きを変えたりするための手なんです。
それでいて荷物を詰めて荷物を詰めて45キロを超える小型の冷蔵庫を運べる力もある。
さっき指を1本足すと壊れる確率も上がるって言ったでしょ。
細かいところもその考え方で作ってあるのよ。
関節を動かす駆動部品は関節ごとに丸ごと収めてある。
だから関節を跨いで走る切れやすい配線がない。
動くところを跨ぐ配線って曲げを繰り返すうちに切れる機械の故障の定番なんですよね。
壊れるところを設計の段階で先に消してるんです。
私は機械の仕組みや機構の本も書いてるんだけど、設計ってどうしても足し算になりがちなのよね。
つけられるものはつけたいし、人の手は5本指だから5本で考えちゃう。
でも本当に大事なのは何を削るかを根拠を持って決めることなんです。
しかもその根拠をテープ1本で1日かけて取りに行った。
これ試作の一番いいお手本だと思います。
だからあなたも自分の設計や仕事の中でみんなついてるからつけてるものを1つ選んで1日だけ使わずに過ごしてみてください。
困ったことを書き出したらそれがそのまま残すか削るかの根拠になりますから。
ホンダの走行中給電道路
さあ最後の3本目。
キーが指のところへ来る小指をなくすときて最後は止まるっていう前提をひっくり返す話です。
電気自動車って充電するときは止まるものじゃない?
家の駐車場で一晩つなぐか充電スポットでしばらく待つか。
その常識に対してホンダの研究開発子会社ホンダ技術研究所が10月5日に発表した答えが道路の方を充電器にしちゃうっていうものなんです。
道路の下に給電ユニットを埋めておいてその上を走る車に自快の力を使って電気を非接触で送り込む。
車の側には充電ユニットがついてて走りながら電気を受け取る。ケーブルを刺さなくても走ってるだけで充電されていくわけです。
スマホの奥だけ充電の仲間を道路サイズまで引き伸ばした感じね。
ホンダは2021年からこの走りながら充電する技術に取り組んできてて狙いは家や充電スポットで充電する回数を減らすことなんですね。
そのためにはこの給電ユニットを道路にずらっと並べて埋めることになる。
だから一個一個どれだけシンプルにできるかが勝負でホンダの世界初はまさにそこなの。
道路に埋めるユニットの中に自快を出す巻線と電気の形を変える箱をまとめて入れちゃったこと。
巻線がコイル、箱が前回も出てきたインバーターね。
おかげで電源からは直流のまま配ればいい。
そうすると埋めるところの配線がシンプルになって部品の数も工事の手間も減らせるんです。
その工事を実際にやるのは車の会社じゃなくて道路を作る会社でしょ。
だからホンダはゼネコンのタイセイ建設とそのグループで道路の舗装をやってるタイセイロテックと組んでる。
車の会社と道路の会社が組むっていうのがいかにも道路ごと作り変える話って感じがするのよ。
3社は埼玉県札幌市にある実験道路で一緒に試してきたそうです。
ただ機械屋として一番痺れたのは実はここなの。
道路に埋めるってことは大きなトラックに何年も踏まれ続けるってことでしょ。
だからユニットの中の構造は20トンクラスの大型トラックにも長く耐えられるように作り込んである。
しかも今ある道路の表面を削ってそこに埋め込めるように作ってある。
今年の年末からは試験用の道路を作って実際の車で耐久試験をやるそうです。
車輪一つあたり約5トンに換算した重さで100万回分踏ませるんですよ。
1回1回は耐えられる重さでも100万回繰り返されると材料はじわじわつかれてある日いきなり割れることがある。
機械の設計で一番気を使う疲労ってやつなのよ。
電気の部品を踏まれる前提で設計する。
いやーこれはめちゃくちゃ痺れる条件ですよ。
その先には最大150キロワットでの検証も控えてる。
家のコンセント一口のざっと100倍の電力ですよ。
そして2027年度以降には千葉の立山自動車道での実証事件にも参加する予定です。
最初に狙うのは物流や輸送の分野。
止まらずに走り続けたいトラックこそ一番嬉しいはずだからね。
私はホンダのビートに乗っててホンダ宗一郎さんの大ファンなんだけど
やってみもせんで何がわかるって言葉があるじゃない。
止まって充電するのが当たり前っていう前提を道路ごとやってみてひっくり返しに行く。
いかにもホンダらしいなーって思うのよね。
この仕組みの模型が10月13日から16日までマクハリメッセのジャパンモビリティショービズウィークで展示されるそうです。
無料だけど事前の登録がいるのであなたも近くにいたら是非見に行ってみてください。
行けない人は概要欄のホンダの発表で図だけでも見てみてね。
3つの事例から考える設計の姿勢
今日はキーの型が指のところへ流れてくるキーボードの話。
人型ロボットなのに小指をやめた話。
そして走りながら充電できる道路の話。
この3本をお届けしました。
並べてみると全部当たり前をひっくり返す話だったのよ。
手が動く代わりにキーを動かす。
人の手を真似る代わりに指を1本削る。
止まって充電する代わりに道路の方を充電器にする。
その裏には必ず本当にそれ必要?という問いとそれを確かめに行く一手があった。
テープで指をくっつけて1日過ごすみたいなね。
だからあなたも今週自分の仕事の当たり前を1つだけ選んで
それをやめた1日を試してみてください。
議論するより1日やってみる方がきっと早く答えが出るはずだからね。
エンディング
というわけで今回はここまでとさせていただきます。
私は技術ブログ支部長技術研究所も運営していますのでそちらの方もぜひチェックしてください。
Xの方も毎日ものづくりに関する投稿してますのでよろしくお願いします。
ポッドキャストものづくりのラジオの方も毎週土曜日週1で配信中です。
お時間あればぜひ聞いてください。
というわけで今回はここまで。以上支部長でした。ではでは。
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