#009|京都モダン建築祭|10月31日開幕|過去最多61件|非公開建築|詳しくなくても楽しめる美術館|300名調査|ジブリ美術館|彫刻の森美術館|金沢21世紀美術館|種と根っこ|都市の耕し方|東京オペラシティ|12月20日まで|安藤忠雄|ロン・ミュエク|石上純也|現代美術|建築|展覧会
2026-10-26 14:09

#009|京都モダン建築祭|10月31日開幕|過去最多61件|非公開建築|詳しくなくても楽しめる美術館|300名調査|ジブリ美術館|彫刻の森美術館|金沢21世紀美術館|種と根っこ|都市の耕し方|東京オペラシティ|12月20日まで|安藤忠雄|ロン・ミュエク|石上純也|現代美術|建築|展覧会

今日のアートニュースを1つのテーマで読み解きます。10月31日に開幕する「京都モダン建築祭」では、過去最多の61件の建築がパスポートで公開され、普段は入れない聖堂や安藤忠雄の商業建築の内部に入れます。全国300名への調査で「詳しくなくても楽しめる美術館」1位になった三鷹の森ジブリ美術館、2位の彫刻の森美術館、3位の金沢21世紀美術館――知識がなくても直感で楽しめる場所が、なぜ支持されるのかを考えます。専門知識も、非公開の扉も、もう怖くない。アートの扉が開くときを考えます。この番組を作っているチームのアプリ「Moshilin」では、世界中のアート好きと音声ルームで直接話せます。京都の建築祭の感想も、現地の声で聞いてみてください。💌 番組へのメッセージ募集中:感想や取り上げてほしい展覧会を、Spotifyのコメント欄から送ってください■参照サイト京都モダン建築祭/10月31日開幕!一般非公開の名建築5選(ELLE) - https://news.yahoo.co.jp/articles/063bed329cbd2fb66ac1f4346625315c711bc32f朝日新聞/Kyoto Modern Architecture Festival to show 150 buildings - https://www.alojapan.com/1556627/kyoto-modern-architecture-festival-to-show-150-buildings/京都モダン建築祭 公式サイト - https://kyoto.kenchikusai.jp/TRILL/詳しくなくても楽しめる美術館300名調査 - https://trilltrill.jp/articles/5085336三鷹の森ジブリ美術館 公式サイト - http://www.ghibli-museum.jp/彫刻の森美術館 公式サイト - http://www.hakone-oam.or.jp/VISIT KANAZAWA/金沢21世紀美術館 - http://visitkanazawa.jp/en/spot/detail_10066.htmlRICHESSE/秋の美しい金沢へ - https://www.richessemag.jp/lifestyle/art/a73784788/kanazawa-museums-261025-vc/Meitetsu/金沢21世紀美術館 - https://www.meitetsu.co.jp/exp-nagoya/eng/1270240_8916.htmlYahoo!ニュース/佳子さま青森美術館・久子さまターナー展 - https://news.yahoo.co.jp/articles/016fe9a09d29d6aee0dfe1303de590133022e323十和田市現代美術館/Ron Mueck Standing Woman - https://towadaartcenter.com/en/collection/category/permanent-collection-en/Casa BRUTUS/石上純也 バラガン賞初代受賞 - https://casabrutus.com/categories/architecture/495488アイエム/ARTIZON NOW - https://www.museum.or.jp/event/127512アーティゾン美術館 公式サイト - https://www.artizon.museum/Yahoo!ニュース/プレバト展1万5000人目 - https://news.yahoo.co.jp/articles/25569af66d80cddbdc66950a3d32b26c9daa4f32東洋経済オンライン/48歳で美大受験 - https://toyokeizai.net/articles/-/960200?page=4

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あなたは毎日同じ道を歩いて通勤とか通学をしていると思うんですけど、その時、目に入ってくる風景っておそらくただの背景ですよね?
そうですね。コンクリートの壁とか街路樹とか見慣れたビル群とかですよね。
はい。でももし誰かがその風景にポンと見えないスイッチを取り付けて、「はい、今日からここは美術館です。」って言ったら、一体どうなるでしょう?
ああ、きっといつもは見過ごしていた壁のシミが現代アートの筆跡に見えたりとか、街路樹の落ち葉が計算されたインスタレーションのように思えてくるはずです。
人間の認識って実はすごく脆くて、ちょっとした視点の変化で世界がガラリと変わっちゃうんですよね。
そうなんです。そしてそれこそが今日の深掘りで私たちがやってみたいことなんですよ。
あなたが普段無意識に通り過ぎている都市空間とか日常の営みを、アーティストや建築家たちの視点を借りてもう一度見つめ直してみると。
OK、Let's unpack this!ということで、紐解いていきましょう。
今日はいくつかのアートや建築のニュースを取り上げるんですが、全体を貫く一つの大きなテーマがあります。
それは見慣れた風景に惹かれた境界線を壊すということです。
境界線を壊す、非常に興味深いテーマですね。
私たちは都市という空間を人間にとって一番都合のいいように整備して、ここは自然、ここは人工物、ここは自分の領域って線を引いて生きているじゃないですか。
はい、確かにそうですね。
でもそこにアートや建築の視点が介入することで、その線がいかに恣意的なものかが浮かび上がってくるわけです。
今日はなぜ彼らが境界線を壊そうとするのか、そしてどうやって壊しているのかをじっくり掘り下げていきましょう。
都市空間において、ただの物体と私たちと同じ市民の境界線はどこにあるのかという話です。
青森県の戸和田市現代美術館の話題ですね。
この美術館にはロン・ミューエクという作家が作ったスタンディング・ウーマンという有名な常設作品があります。
2007年に製作された高さ4メートルを超える巨大な高齢女性の彫刻なんですけど、
なんと今年の2026年9月11日に戸和田市からこの彫刻に対して特別住民票が交付されたんです。
へー、それは面白い取り組みですね。
そうなんですよ。
戸和田市役所の観光町づくり家に行けば、無料でこの記念住民票がもらえるそうです。
ちなみに美術館は2028年度の開館20周年に向けて、来年度の2027年度は改修工事のために長期休館に入るらしいんですけど。
なるほど、2008年の開館以来、18年間町のシンボルとして愛されてきたこの作品に自治体が主導して住民という枠組みを与えたわけですね。
費用も市の観光施策として負担されていると。
ええ、でも、ここが本当に面白いところなんです。
03:03
ここが本当に面白いところなんですけど、正直に言うと最初このニュースを見たときは、よくある自治体の観光PRのギミックだなって、少し冷めた目で見てしまったんですよ。
ギミックだと。
はい。話題づくりのためにわざわざ彫刻に住民票を出すって、観光客を呼ぶための仕掛けとしては面白いけど、それってアートの本質と何か関係あるの?って疑問に思っちゃって。
その疑問は非常にまっとうです。単なるマスコットキャラクターに特別住民票を出すような事例は過去にもいろいろありましたからね。
ですよね。
しかし、これがロン・ミューエクのスタンディングウーマンであるという点に、ギミックを超えた深い意味があると私は考えています。
え、どういうことでしょう?
彼女の姿を思い出してみてください。彼女はアニメのキャラクターのようなデフォルメされた存在ではないですよね。
確かに。肌の深いシワとかたるみ?透けて見える青い血管?一本一本の髪の毛に至るまで恐ろしいほどリアルに作られた名もなき普通の高齢女性です。
下から見上げるとそのあまりの生々しさに圧倒されますよね。彼女の巨大な姿は、見るものに老いや孤独といった普遍的な人間の脆弱さを容赦なく突きつけてくるんです。
あー、なるほど。
私たちは普段、街角にいる高齢の女性を風景の一部として見過ごしてしまうことが多いじゃないですか。しかし、それが4メートルのサイズで目の前に現れたとき、もう無視することは不可能です。
そっか。無視されていた存在をあえて拡大することで強制的に直視させるわけですね。
その通りです。そして戸肌氏は、この脆弱さを体現する巨大な存在を単なる美術館の展示物として扱うのではなく、同じ街に住む隣人として法的な概念である住民に拡張した。
これは地域社会がアートという異物をどう消費し、どう共生していくのかという、実は非常に壮大な社会実験になっているんです。
ただの展示物じゃなくて、私たちの隣人として受け入れる。そう言われると、4メートルの巨大なおばあさんが市役所で住民票をもらったっていうニュースが、なんだかすごく温かくて愛おしい出来事に思えてきました。
アートが美術館の壁を越えて、都市の精度の中に見事に溶け込んだ瞬間ですね。
いやー、この話、本当に海外のアート好きに話したら絶対驚くと思います。実は先日、海外の友人にこの巨大なおばあちゃんが住民票をもらったっていうニュースを伝えようとしたんですよ。
どうでしたか?
でも、住民票っていう日本特有の戸籍とか居住を証明するシステムが持つ独特のニュアンスを他の言語で説明するのがものすごく難しくて。
確かに、文化的な背景が絡む精度を別の言語で正確に伝えるのは至難の技ですよね。
そうなんです。ただのIDじゃなくて、地域コミュニティの一員としての証明っていう温かみが抜け落ちちゃうというか。そこで最近、私たちのチームが作っているMOSHIRINっていうアプリを使ってみたんです。
06:07
あ、あの言語交換アプリですね。
はい。これ、世界中のネイティブスピーカーと音声ルームで会話ができるアプリなんですけど、リアルタイムのAI翻訳と字幕表示がついているんですね。22以上の言語に対応していて。
それは便利ですね。
AIが文脈を汲み取って翻訳をサポートしてくれるので、日本のこういうユニークなローカルアートニュースの背景にあるニュアンスまで海外の人と深く語り合うのにすごく最適なんですよ。
あなたもこういう話題を海外の人と話してみたいと思ったら、自然な流れでぜひMOSHIRINを試してみてくださいね。
言語の壁を気にせず、現地の人と意見を交わせるのは素晴らしい体験になりそうです。
さて、ここで番組自身の振り返りとして、前回の深掘りのテーマを少し開講させてください。
前回は、遠い名作が今目の前にやってくるというテーマで、200年前のロンドンとか、900年前の王朝の作品について語りましたよね。
はい。国立西洋美術館で2027年2月21日まで開催されるターナー展や、徳川美術館の国宝である現地物語絵巻、それから2027年5月の京都アートブックフェアについてお話ししました。
そうそう。あの時、前回話しきれなかった問いがずっと私の頭の中に残っているんです。ターナーの作品がロンドンから日本へ海を渡ってくることで、作品がもともと持っていたオーラって物理的な距離によってどう変わる
んだろうって。
オーラの変化ですか?
歴史的な名作が現代の私たちに提示されるとき、私たちは純粋に作品を見ているのか、それともわざわざ海を渡ってきた歴史という物語を見ているのかって、すごく考えさせられちゃって。
それはアート鑑賞における永遠のテーマですね。私たちは作品を追っている権威というフィルターを完全に取り払って鑑賞することはできるのかという。
そうなんです。そしてこの問いは、実はお金を払って何かを見るという行為の意味にもつながってくると思うんですよ。ということで最後の話題に行きましょう。
前回の振り返りで遠くからやってくる名作について語りましたが、実は私たちが毎日通り過ぎている見慣れた日常の風景の中にもまだ見ぬ名作が隠されているんです。
視点をガラッと変えて街の建築のお話ですね。
はい。10月31日から開幕する京都モダン建築祭です。これ過去最多の61件の建築が参加する大規模なイベントなんですが、
例えば安藤忠夫さんが1984年に設計した商業建築のタイムズとか、あと1901年に着工した日本最古の大型木造制度である京都ハリストと聖教会とか。
教会は2022年に重要文化財にも指定されていますね。
09:03
この建築祭のユニークな点は、建築祭パスポートというチケットを提示することで、通常は非公開のエリア、例えば教会の1階正道内とかタイムズの館内道線なんかを特別に見学できるという点です。
実行委員会が主催していて、来場者がパスポートを購入することで運営費用を賄う仕組みですね。
所有者である教会やテナントビルの協力を得て、普段は立ち入れない私有財産を期間限定の公共の文化的資産として開放するわけです。
そうなんです。でもここでもまた私のひねくれた素朴な疑問が湧いてきまして。
今日は視点が鋭いですね。何でしょう。
街にある建物をただ見るだけなのに、わざわざパスポートを買う必要ってあるんでしょうか。
建築って街の中にドンと建っているわけだから、外からただで眺めるだけでも十分楽しめるのに、お金を払うってただのちょっと豪華な物件内覧会なんじゃないのって。
なるほど。しかし、If we connect this to the bigger picture、これを俯瞰して考えてみると、実はそのパスポートという対価を払う行為自体が非常に重要なスイッチになって
いるんです。
スイッチですか?
お金を払うという行為が、私たちが普段ただの街の風景として見過ごしている建物を価値ある作品として鑑賞するための儀式として機能しているんです。
まさに冒頭で話した見慣れた風景に、今日からここは美術館ですっていうスイッチを取り付けるって話ですね。
なんか遊園地のフリーパスみたいなものかもしれない。あれを腕に巻いた瞬間、ただの通路がアトラクションの一部に変わるような。
まさにその通りです。そして、中に入らなければ絶対にわからない建築の仕掛けというものがあります。
例えば安藤忠夫のタイムズですが、あの建築は目の前を流れる高瀬川の風景を単なる尺径として扱っていません。
ちょっと待ってください。尺径というのは遠くの景色を自分の庭の一部のように取り込んでみせるっていう日本の伝統的な造園技法のことですよね。
そうです。普通なら川の景色を窓枠から絵画のように見せるだけですよね。
しかし、安藤忠夫は高瀬川そのものを建物の庭として内部の動線に引き込み、京都の路地空間を再解釈しました。
中に入って複雑な路地のような階段を下り下りすることで、川目との距離が劇的に変化するのを感じられる。
時には水面に手が届きそうなほど近づくこともあります。
外から建物の顔を眺めるだけでは、建築がいかに都市の歴史と現代をつなぐ装置であるかは絶対に体感できないわけです。
なるほど。中に入って初めてその建物が都市の自然とどう呼吸しているのかがわかるんですね。
ええ。さらに現実的な話をすれば、古い建築を都市で維持していくのは、所有者にとって莫大な経済的負担がかかります。
12:00
文化財として保存することと、商業利用として利益を生み出すことのバランスをどう取るか。
確かに、古い建物を維持できなくて、結局取り壊されてマンションになっちゃうケースって数え切れないほどありますよね。
だからこそ、このパスポート性が重要なんです。
所有者にすべてを負担させるのではなく、来場者が費用を負担することで古い建築が都市で生き残るためのジレンマを乗り越えるエコシステムになっているんです。
日常の中に閉じられていた私有地という境界線をパスポートという鍵で開く。
それによって、私たちは見慣れた京都の街を全く新しい解釈で耕し直すことができるんですね。
どれも本当に興味深い事例でしたね。
ええ。これらはすべて、私たちが無意識に引いている日常と非日常の境界線を揺さぶり、都市の風景を私たちの頭の中で見事に耕し直してくれる試みだといえます。
今日みたいにアートや建築の新しい見方を知った後は、やっぱりモシリンを使って海外の現地の人の意見を聞いてみるのも面白いですよね。
自分の街の隠れた名建築を教え合うのも楽しそうですし。
異なる文化背景を持つ人との対話は、私たちの頭の中の境界線をさらに広げてくれるはずです。
つまりどういうことか?
あなたはこの深掘りを聞いて何を感じましたか?
ぜひスポーティファイのコメント欄から、今日の深掘りの感想や今後取り上げてほしい展覧会のリクエストを送ってください。
皆さんの視点が加わることで、この議論はさらに深まりますからね。
お待ちしています。
それでは最後にあなたに一つ、少し挑発的な問いを投げかけてお別れしましょう。
明日、あなたがいつもの通勤や通学の道を歩くとき、もしその風景全体があなたのために用意された巨大なインスタレーションだとしたら。
おお、巨大なアート作品だと。
はい。一番最初に何の見方が変わるでしょうか。ぜひ明日はそんな視点で街を歩いてみてください。
いつもの退屈な風景が急に鮮やかに見えてくるかもしれませんね。
ええ。それではまた次回の深掘りでお会いしましょう。
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