00:14
百百
I can see nothing but a city of fog
あなたの耳に百の話を
立石従寛/陳暁夏代による人生万年ラジオ
100?100?ずるいな。6月になりましたけど。あ、梅雨の時期でございます。
最近なんか面白い展示やってますかね、東京は。東京6月入ったという意味では
えっと、行きます?
まだね、見れてないんだよ。最近ちょっと忙しくて見れてないんだけど、今月までなので、絶対見たいなと思ってるのは、美術館ではないんだけど、ファーガス・マカフリーでやっている
どこどこどこ?
ギャラリー
ファーガス・マカフリーって、すっげーこう、結構シュッとしてる、めちゃめちゃしっかり現代アートかっこよくやってますっていうギャラリーなんですけど
青山やるのかな?大本山道あたり?やるギャラリーでのアンゼルム・キーファー展ですね。ちょっとまだ行けてないから
今やってるんですか?
今やってる。6月29だっけな。6月末までやってます。
見つけました。ちょっと行ってみよう。
と、今やってるモリビーのアフロミンゲー展
行きました。
行けてないんですよ、私。
本当ですか?
どうやった?
アフロミンゲー展はね、初めて、こんだけいろんな展示行って初めての感想が出た。
気になる。
展示会にアートを見たというよりかは、わーこの人友達めっちゃ多いんだなと思った。
行ったらわかります。
でも想像はつく。
このおじさんめちゃくちゃ友達多いんだな、すげーって思った。
それこそアフロの精神ですね。
そうなんですね。そういうのを感じる大展示でした。
日本でやるということに、これはキュレーションの話でもあるんですけど、
彼のアーティストの作品が見たいっていうモチベーションで行くとちょっと違うかもしれない。
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すごい今時だね。それ聞くだけでも今時なんだなと思う。
本当ですか?シアスター・ゲイツが好きでとか興味があって行くと、見たいシアスター・ゲイツはあまりそこにないのかもなと思った。
というよりかは、日本であるアフロミンゲーというもののシアスター・ゲイツの思いとか解釈とかが見れる。
それがまさに彼のしたいことだろうし?
じゃあ合ってるかもしれないです。
日本人が見たら、日本の陶芸とかがあったりするんですけど、
日本の陶芸とか日本のミンゲーとかって結構それを普段見てる。
私も見てるんですけど、見てる人からしたらこれねっていう感じがする。
だから外国人が見たら日本なんですよね。
新しさはなくて、彼の眼差しという意味で楽しむことができる。
酒とか。
日本酒とかも置いてあるんですけど。
アフロミンゲーとして捉えると、外国人はこういうふうに日本を捉えてるんだっていう見方はできる。
ちょっと行かないとコメントできないな。
行ってみてください。
友達多いって思う。
最高じゃん。
最高ですよ。だからむしろ日本の陶芸というのは、
この人はこういう人で、すぐ友達ができて、バイブスだけで展示やれちゃう。
いいじゃん。やろうよ。やる。みたいな。
最高じゃん。
そういう感じの人なんだなって思います。
なんか見えてる。
そういう人はこういう人で、すぐ友達ができて、なんかもうバイブスだけで展示やれちゃう。いいじゃん、やろうよ、やる、みたいな。
最高じゃん。
そういう感じの人なんだなって思います。
なんか見えてる。
アートだったり、展示会への感想というかは、本人の人間性に興味を持ちました、私は。
なるほど。
それはでもね、もちろん作品を出すということがある種の本業の一つではあるけど、アーティストの。
でもね、まあまあ言うて、最終的には自己表現の一つですから、究極目的の一つとして。
なんかそういう意味では大成功してるんだろうなと思って聞いた、今。
そうですね、ぜひ見に行ってみてください。
割とね、すごい重くならないです、見終わっても。
最高です。
見終わってもう1個用事こなせる。
最近なんかね、ちょっと重い展示も。
重いとね、もうどっぷり疲れちゃうので、私1日がっつり見れるの2件までですかね。2件見るともうフラフラですよ。
そうだね。
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頭使うんでね。
使います。
はい。それで言うと、1個議論したいことがあって。
何だ?
アート系の話で言うと。
はいはいはい。
私はじゃあ、アート系の仕事をする人間、そして一般来場者としての疑問。
じゅうかなさんはアーティストとしてどう思うか、ちょっとお聞きしたいんですけど。
はいはいはい。
アートと自撮り。
はいはいはい。
これやっぱそのインスタ時代になって、それこそかなりスタンス分かれますけど、美術館によってはもう写真解禁してたりとか。
はいはいはい。
日本は多分半々くらいかな。
そうだね、いまだにね。
森ビルとかそういう民営のところは結構開放してて、むしろそれでPRしてて、京セラとか。
だけど、国立博物館とかそういうところは逆にまだ撮れなかったりとか。
そうだね、あとはそのコレクションしてるその借りてるものとかね、ちょっとまだ厳しい。
そう、あと物によって撮れたり撮れなかったりとかすると思うんですけど、中国はもう撮影禁止なんてのは存在しなくて、基本的に全部撮影できますと。
はいはい。
ってなった時に、そのSNS時代でどちらかというと、アートが本当に、何て言うんですかね、一個の大型展示会でも小さいインディペンデントなギャラリーでもいいんですけど、行くとみんな撮影してるんですね。
アートを撮ってるんじゃなくて自分を撮ってるんですよ。完全にもうフォトスポットになっている。
美術館が。
美術館が。
それって博物館でもそうなんじゃない?
博物館でもそう。
だから、キュレーションもインストールも設営、会場設計も含めて、もうそこまで考慮されている。配置とか、作るものとか。
自撮りをするフォトスポットとしての役割を担うわけないよね。
それが逆に実際の集客につながるので。
まあね、大事だよ。実際。実際大事だとはもう本当に。
でも中国だとそっちのボリュームの方が大きいんですよ。
うーん、なるほどね。
ただ、なんていうのかな、やっぱこの展示良かったよっていう意見。
日本も別にアートわかる人が展示行くのって1%とかだったじゃないですか。
そう思います。
9割は素人が普通に見に行く。
デートで。
デートとか散歩で見に行く感じ。
口コミとしては、ここはいい写真が撮れるよ、みたいな感じで。
実際そんな感じなの?
そんな感じで、世にSNS上で情報が出てくるんですよ。
へえ。
結局世に出てる写真は、日本も中国も変わらないなと思うんですけど、
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1個の大盤のね、例えば絵が3、4メートルの絵がドーンってあったら、
私が1個気になるのは、それのど真ん中の真ん前に立って写真を撮るっていうのは、
なんか私はそれって、その人が主人公になっちゃってるから、ちょっと違和感があるんですよね、めちゃくちゃ。
作品と一緒に写るとか、フォトスポットというのはわかるんだけど、
私はまだちょっとアートに対して、アートじゃないです。
アートというか、人様が作ったものに対してそれを奪うみたいな感覚があって、
ど真ん中に立つと。
人の撮った写真とか、人の一生懸命作ったものを隠すような感じで、
ど真ん中に立つと、それなんかちょっと失礼じゃないって思うところがあるんですよ。
なるほどね。はいはいはい。
ちなみに、ちょっと先にコメントする前に質問で、
ちなみに中国では、例えば食事の時の写真とかはどうやってあげられることが多いんだろう。
食事ね、今話してて思いました。でも普通ですよ、きれいな状態で撮りますよ。
普通に撮って。
うん、普通に撮って。
そこに自撮り性、見たものはないんだよね。
全くない。飯は飯。
なんかさ、逆に日本では最近ちょっと増えてるでしょ。
天井に置いて、上から食べている自分たちをリールで回すみたいな。
そうなんですか。それむしろ知らないかもしれない。
初めてじゃない?こういう。
流行ってはないんじゃないですか。あるけど私が見たことないだけ。
わかんないわかんない。最近とりあえず上から撮るのが流行ってるんでしょ。
角度としては上からこうやって上から撮るのは流行ってます。
で、その中の一つに食べてるところをもう上からずっと撮っとくみたいな。
見たことないです。
らしいです。
そうなんですね。後で見たい。
でもあんまり食事は別かな。特にアートにおいてだけですかね、この話は。
私はあんまり個人的に人が作ったもののど真ん中に立つのは、作品を隠すような感じで立つのはすごい気になっちゃうんですよね。
なんかその横に立って横に立つとか、空間としてそこに立つ分には問題ないかなと思うんですけど。
気になっちゃうんですよ。
でもやっぱり展示会のインスタとかに上がってる写真見るともう完全にフォトスポットとして扱ってポーズを決めてる人たちが結構いて、
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それをなんかアーティストたち本人はどう思うんだろうなって思ってるんですよ。
なるほどね。
特に塾川さんの作品は映像とかインスタレーションが多いんで、体験装置としてむしろ、
もう入ってくる入ってくるとか。
そうそうそう、介入するようなものもあるからちょっとわけが違うと思うんですけど、むしろお客さんが使って完成する作品が最近は多いからちょっと違うと思うんですけど。
平面はね。
平面やりますよね、塾川さんも。
平面もやるやる、そんな多くないけど。
でもそうだね、確かに夏吉さんの言う通り平面のど真ん前、ど真ん中に立って云々は、まあそりゃいい気はしないよね。
そうなんですね。
行き通りを覚えるほどじゃないかもしれないけど。
なんか諦めに近いんですかね。
もう別に、なんか私はこれ多分本当に作家ね、全員違う意見を持ってると思うけど、私はなんか作品って自分の子供と一緒で、自分の子供である自分の生み出したものというものには違いないんだけど、
実際の子供とかに対してのとある程度近くて。
今例えばの写真をいくつか見せてるんですけど、
もう自分が主人公なんですよ。
そうだね。
こういうのは。
しかもカメラ目線なんだね、もはや。
作品のことを見ている自分でもないんだね。
そう。
それは結構違うか。
構図としてのフォトスポットなんですよ。
こういう写真が結構あって。
ちょっと面白い、ちょっと面白い。
なるほどね。
もう背景なんですよ。背景とかしてるんですよ。
舞台美術だね、どっちかというと。
そう、舞台美術。
スタジオって感じ。
そう、スタジオ。
なるほどね。
そっか、これもしかしたら見せないと伝わらない?
私が違和感を覚えていること。
これ中国だけ?もしかして。
僕だってそこまで、今一応言うね。
一応私なりに言語的に表現しますけども。
とある作品。
とある作品で見せてくれているのは、
いわゆる白い空間に囲まれてホワイトキューブって言われてるギャラリーの中で、
彫刻作品が空間の真ん中に置かれてますと。
で、今その中に出てきているもう一つの存在が、
女性のモデルさんみたいな人なんだけど、
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なんなら作品を見てるわけでもないし、立っているわけでもなくて、
もはや作品からもう10センチぐらいの距離に寝転んで、
寝半のポーズをとって、
右手を上げるっていういわゆる脇を見せることによって、
体の綺麗なラインを見せる女性得意のモデル。
その説明で。
概要欄に写真貼ります。
そうですね。
なんですけど、
これはたまたま中国の写真。
今、樹冠さんと見て話してるんですけど、
日本でもインスタに上がってくるものはこういうもの結構あって、
こういうものが私は結構気になるんですよね。
個人的に気になるのは、
平面作品の割合、面積を奪っていることよりも、
作品を見てるわけじゃないってのが面白い。
そう。
面白い。
ここまで来るとね。
なんかやっぱり、先に先の続きを言っちゃうんだけど、
私なりに、多分作家にとってみんなそうなんじゃないの?と思っちゃうけど、
自分の子供には違いないんだけど、
だからといって、子供と自分は別の存在であるっていう思う親と、
もう同一化してしまう、自分を子供に見出してしまうっていう親とさ、
2種類いるように。
なるほどね。
多分作家にとっても2種類いて、
この作品は私そのものであるっていうふうに思うタイプと、
私はもう出た瞬間からもう別のもんなの。
すっごい客観的に見るの。むしろ客観的に自分を見たいから作品作ったぐらいの感じ。
なので、その作品が世の中に出たらもう私のもんじゃないから、
もうどうやられようが、どう扱われようが、どう見られようが、
もう半ば諦めてるというか、もうどうでもいい。
なるほど。
その最大限伝えるけど。
っていう意味で、息取りは覚えない。私だったら。
ただ単純に面白いのは、その作品を見てるわけじゃないっていうのがめちゃめちゃ面白い。
見てもないし、むしろどういう作家で、どういう作品でっていうところも1ミリも知らないと思います。
ハッシュタグとかついてるの?
何もついてない。ただ自分の写真を撮る背景として着てるだけ。
やっぱ美術なんだよ。舞台美術なんだ。
舞台美術なんですね。
すごいね。
そう。
すごいな。ただでできる、かっこいい。しかも照明もしっかりしてる。
そう。ただで映えるところなんですよ。
最高じゃん。
最高なんですね。そうなんですよ。
こういうのを日々見てて、なんかでも。
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いや、おもろいな。
そっか。で、やっぱ、よく芸能人とかもインスタ見てると、なんかアートと撮るような投稿をしてると、どーんってど真ん中立ってたりするんですけど。
ちょっと見るたび、やっぱ私結構気になっちゃうんですよね。
気になるね。
気になっちゃうんですよ。
すごいね。
でも今の説明はすごいわかりやすかった。だから人によるってことですよね。
こうやって使ってもらってもいいよ。むしろそれを見て、より多くの人が来てくれたらって思う人もいるし、自分のお客さんにはならないと思うけど認知してないから、そもそも来ても。
気にしない人もいれば、気にする人もいるってことですね。
で、もう一つ思ったのは、これはもう作家としてというよりは、ただの思考を巡らして面白いなと思ったことなんですけど、そもそもそんなもんっていう考え方もあるかなと思いました。
あえてひげした言い方しますけど、アートなんて。つまり特に、中国で起きてるからより面白いなと思ってるんだけど、特に今の現代美術って言われてるものなんて、基本は西洋からの文脈でございますと。
西洋における、東洋と西洋美術の大きな点は、暮らしの中にあるか、プロパガンダとして使われてきたかの差でございます。基本的に。
で、西洋においては、もともとアート、宗教が世のようなものから来ています。プロパガンダでございます。
で、そうなってくるととにかく貴族の権威性を保つための装置でございます。
ってなると、もともと、もうそんなもんで、礼拝堂を思い出してください。教会を。
でっかいキリスト像なり、平面のキリストが、わからないマリアに抱かれているようなものとかを思い出してもらったら、それってだいたい祭壇の後ろにあるの。
はい。
だから、そういうもん。
今の説明はいいですね。素晴らしい。
でも、権威を招うためのもんなので、今の話でいうと、ポープね、ポープじゃなくてもいいけど、貴族、ニアリー・コール、もともと祭壇の前に立つ人でございます。
その人が自分の背中にそういうでっかいかっこいい作品を置いて、イエス・キリストの話をすることによって自分の権威を保つ、なんならプロパガンダしていくっていうもんだから。
面白い。
それを捉えまえて、今の状況を言うと、さっき舞台美術って言ったけど、インフルエンサー一人一人が牧師。
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SNS時代における権利っていうのはフォロワー数ですもんね。
そうでございます。
だから、こういうよりゴージャスなものを投稿すればするほど数字がつくと。
そうだね。信者がつくみたいな。
信者がつくと。
すごい似た、ごめん、ちょっと1点だけ、牧師って言っちゃったけど牧師はプロテスタントなのでちょっと偶像崇拝的にしてませんから、こういうカトリックの方の考え方ですね。
なので一緒でございます。モデル的には。
いや、今すごいしっくりきました。
宣伝してるんですね、自分をね。
宣伝、宣伝、宣教してます。
宣教してるんですね。
だから、そのスマホが境界になるっていう状態。
でもある種そうですよね。本当にそうですもんね。
本当にそうなってるっていうことなのかなと思いました。
じゃあそのマリア様の石膏を掘る人が、今もうアーティストに置き換わっちゃってしまってるという。
まあでもそういう意味では変わってないんじゃないかな。
面白い。
ある種。
なんか、でもちょっと違うなと思うのは、結構現代アートって自分が作りたいものを作ってるもので。
作家がね。
歴史上のそういう教会とか、権威の王室とかの装飾っていうのは、どちらかというとオーダー作品というか。
そうです。パトロネーションです。おっしゃった通り。
そこかもしれないですね。
だから、ここを豪華にしてくれって言われて作ったものはそれでもしっくりくるけど、むしろ背景として作ってるから、背景に使われても目的が合致してるというか。
作者と依頼者の。だから、今の現代アートはどちらかというと、そういう役割で作ってないけど、そう使われる。
そうだね。ちょっとシニカルな話だね。
そうだね。むしろそういう権威を排除しようとしてきたのがある種、現代アートでもあるから。
結局権威に好かれてるじゃないですか。
好かれてるね。
フォロワー多い人がいい映画撮れるから行くわけじゃないですか。
いやー、皮肉でございます。
面白いですね。
面白いね。
なんかもうちょっと話せそう。
それこそやっぱり、特に中国は日本よりもSNS社会なので、フォロワーをどうやって増やすかとか、誰がフォロワーが多いかで結構人の偉さが変わってくるんですよ。
なので、やっぱり他の誰も見たことない景色を誰よりも早く上げることが結構大事で。
だからアートシーンがすごい使われるんですよね。
なるほどね。
そりゃそうだね。アーティストが今までない景色を作ろうとしてる人たちだからね。
そうですそうです。
そりゃそうだ。
それはアートだけじゃなくて、新しいスポットでも同じ使われ方がしてて、新しいショッピングモールとか、新しいレストランとか、誰よりも先に行って誰よりもいい絵を撮ってあげる。
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みんなそれの一番になりたい。
なるほどね。それがちょっと硬い言葉を使うと権威になるってことだよね。
権威になってるんですよ。SNS時代においては。
それが日本よりも顕著って感じですね。中国市場は。
そう思うとちょっと脱線するかもしれないけど将来的にはどうなるんだろう。
それこそ別に自動生成AIで、今は単純にユーザビリティとして低いからそういう人あんまりいないけど、生成してその前に自分が立ってるように見せる。
っていうこともある種目的は果たそうとするじゃない。
その要は行かずにAIでやっちゃうってことですか。
でも違うな。それは違うんだろうな。行けないところには興味ないかっていうのか。
先週話した限定品の話とも近いかもしれない。
私もそこに行けるかもしれないっていう。
なるほどね。
手を伸ばせば届くぐらいの贅沢がいいんですよね。
なるほどね。
あの人だけ選ばれてる。あの人だけ呼ばれてるパーティーみたいな。
あるね。あるよね。
なるほど。
でもその役割にアートシーンがすごい寄与してるっていうところもあって、
だから新しいエリアとかショッピングモールの作り方も結構やっぱり日本よりもアーティストに発注するケースが多いんですよ。中国は。
その店舗設計もね。
アーティストに発注しなくても装飾アートみたいなものを業者が豪華にあしらっちゃう。
すごいね。
そういうところもあるので。
前に夏代ちゃんに見せてもらって色々教えてもらったりして、見ててなんかこう不思議な気分だった。
これやってるのは、だいたい全部やっぱりリファレンスが見える。
あの人の作品リファーしてるなとか。
誰がどういう気持ちで作ってるんだろうって思う。
言い方悪いけど、二番煎じをコマーシャルで作ってる。
私はそれちょっとできない。プライドっていうかなんか。
でもさっきの、要はアートを見る人の9割が素人なんだとしたら誰もリファレンスは見れないんで。
まあね。
だしそれこそやっぱり市場のデカさっていうところもあって。
日本のこの広さと1億人の人口が14億になったときに、北京でやってることは上海は知らないわけですよ。
そうか。
27:00
だからいろんなところで同じことができちゃう。
まあね、割り切るのかな。
だしそれに対して、全都道府県で需要があるっていう感じです。
ガッボガボや。
割り切っちゃえばいい仕事やね、確かに。
そうですね。それがSNSに食われるというか、活用されてるっていう感じなんですよ。
だからそれがアートかどうかは結構重要じゃなくなってきてる感じはありますよ。
なんかよりわかってきたけど、日本で言うならば、スタバみたいな。
アラビカでもいいや、最近で言うと。
基本、トンマダは一緒だけど、全店舗も1から設計師入れて、全部違う感じにしますみたいな。
設計師が一緒だったとしても。
なんかあれはそういうことなのかなと思った。
少し前まではどこに行っても同じ体験が得られるってことが。
スタバですね。スタバとアラビカの違いね。
そうそう。どこに行っても安心できるみたいな。ある種の、それこそ教会みたいな。
全世界どこに行ってもプロテスタント教会に行ったら同じ体験が得られるから、そこのコミュニティも得られるしみたいな。
ホームカーみたいな。が価値としていた時代から、同じブランドなのに全部違う。
今は全部そうですよね。最近のブランドは。本当に全部そう。
ポールスミスとか前からやってたけど、またちょっと違う意味で。そこだね。それが今の価値なんだな。
そういうことで来てもらうというか、集客ツールが。ビューリーだって京都と東京は店舗デザインがまるで違うし。
売ってるものは同じなんですけどね。
音楽でもやっぱりそうなんだね。バージョン違いどんどん作っていくとか。
そうそうそうそう。一曲の横転。
それだ。
それ、それ、それ。企画できた。
ということで、すごいいい説明でした。
やったぜ。
結構しっくりきました。
よかった。
先教師としてみます。これからはインフルエンサー。
そういうことです。
この人は今、信者を集めようとしてる。
先教してる。
そうですね。
という話もあった。
ついついここでまた来週と言いたくなりますが。
が、一つお知らせがあります。
やったぜ。
じゃあ、じゅがんさんから。
この度、我々100100金沢21世紀美術館の公式ポッドキャストである
30:01
21Hzの中の企画コレクションウォーキングとコラボしました。
します。
しました?
しましたし、もう公開されています。
されている。あ、しました。
イエーイ。
実は私も以前から21Hzが立ち上がるタイミングから参加させていただいてたんですけれども、
今回その一つの企画、21世紀美術館の持っているコレクション作品を定期的に展示しているんですが、
毎回キュレーション入ってね、結構。
そのコレクション展をある位置、鑑賞者として歩き回りながら、
頭の中に浮かんだ言葉をひたすらアウトプットしていくっていう企画を夏代ちゃんと2人で今回やらせていただきました。
めちゃくちゃ疲れました、あれ。
めちゃめちゃ疲れたよね。
さっき受館さんが言った通り、私も受館さんも一つの展示において、
全く事前知識を入れず、何も調べず、誰のどんな作品があるかも調べずに、
もう用意どんで美術館の入り口から入って、20点ぐらいですか?
今回コレクション展だからもうちょっと少なかったかな。
10から20点ぐらいを全部初見で見て感想を言う。
大変よ。
大変。てかもうめっちゃ疲れた。あと何時間撮りました?4時間?5時間?
4,5時間。
4,5時間撮りました。休憩なしで。
あの時さ、本当はね、これまでコレクションウォーキング、私一人で2回やってきたんですけど、
2回目やった後に担当学芸員である高木優さんにぼやいたんです。
これしんどいと。一人でずっと一人事を何時間もずっと喋るから。3時間とか。
なのでちょっと誰かと2人でやりたいですって言って、じゃあ100と100とやりましょうよって話になったんだけど、変わんなかった。
変わんなかったですね。
ただ2倍になった。
本当ですか?2倍?本当?
時間的には多分ただ。
時間は2倍ね。
単純計算2倍だし、自分の脳みそで言うと1.2倍。
本当ですか?
なんか変わんなかったしんどさ。
じゃあやっぱ次からまた受鑑さん一人で。
いやいやいや。
あと、一応プレッシャーとしては21世紀美術館の公式でやっているので、出現ができないと。
できない。
要は一応初見で感想を言うんだけれども、適当には言えないと。
これいいっすねみたいな。
いいっすねみたいなことは言えないから、何これわかんないとか言えないし、ちゃんと感想をもうひねり出して言うみたいなことをやったから、すごい疲れちゃったのかも。
33:07
疲れてたね。
そう、普段展示見るときって脳内でそれを思うんだけど、こうやって声に出すと、やっぱ全然使う筋肉が違うなって思いましたね。
思ってることは一緒なんですよ。
パッと見て感じたことは、別に口に出しても変わらないんだけど、出すとやっぱり文脈を整理しなきゃいけないから、人に伝えようとして。
そこなんだよね。
それがすごい疲れちゃった。
かつ、美術館に、美術っていうぐらいですから、基本的に視覚的な芸術が多いものを口で説明しようとする意味でさ、本当にこと細かく、この作品は空間こんなところで、空間のどんなところに置かれていて、この作品どんぐらいの大きさで、どんなマテリアルで、色はこんなもんとか、形はこうとかって伝えないといけないからね。
耳で聞く展示なんですけど、美術館行くと音声ガイドを置いてあるじゃないですか、入り口に。あれは台本を読んでるんですね。説明文を。あれは作品の横に書いてあるやつを読んでる感じなんですけど。
かつ補足だしね。
我々は音声ガイドプラスです。楽しみ方としては、実際に行って、我々の21Hzさんのポッドキャストを聞きながら作品を見るも良いですし、金沢なのでね、金沢以外の人、もし行けなかったら、ご自宅で耳で聞く展示をやってもいいかなと思います。
100%が話してますんで。
今はね。
あれでも。
あれでもそうだね。ぜひ。本当にいい企画だと思います。なかなかないよ。全世界的に見て、美術館が説明じゃないこと、聞く展覧会はなかなかないんじゃないかな。
しかも関係ない2人がね。
しかも関係ないからね。
そう、キュレーターでも作家でもない関係ない視聴者としての閲覧者っていうんですか。観覧者、鑑賞者としてのポッドキャスト。このコレクションワークというものはアート業界で存在することなんですか?
ないです。
あら、創作?
元々仲いいんで、高木って呼んじゃうけど。
が考えた企画なんですね。
そう、美術館がポッドキャストをやるってどういうことだっけっていうのを割と最初に一緒に話していて。多分高木が言ったんだと思うけど、音でしかできないこと。美術館のある種サイドコンテンツとしてふさわしいのは音でしか表現できない美術館のあり方をやってみよう。
36:06
ということで、歩いてみるっていうことを彼が考えた気がする。
でもこれは、やれる人限られますね。我々ベラベラ喋れるのでやれたけど、知らないもの見て感想を言えって結構きつい。
しかも頭で本当に集中したら作品が…ってなるじゃん。
そう、解釈する時間ゼロですから。見て、これは…みたいな。
その場で考えながら話す。
そう、1秒で話さなきゃいけないんで、考えながら。
すごい、脳みその中ただ漏れな。
後半なので何回に分けてオンエアするんでしたっけ?
4回かな?
そう、4,5回に分けるんですけど、我々ぶっ続けで1日かけて撮ったので、後半の回はどんどん滑舌が悪くなってて、何回か噛むこともありましたが、そのあたりはご愛嬌ということで。
今回私たちがコレクションワーキングで歩いているのは、21世紀美術館が震災でメンテナンスで閉じている部屋もあるので、
ただその期間も美術館は開けようという試みで、これまで21世紀美術館がコレクションしている作品を普段は倉庫に眠っているものだったりとか、そういったものを出して展示しているスペシャル企画でございますよね。
コレクションを展示するのは、いつもやってるんだけど、今回スペシャルだったのはパブリックゾーン。
パブリックゾーンだ。
パブリックゾーンで、誰でも、市民というか誰でも入れる場所に、しかも無料でコレクションが見れちゃうというところがスペシャルな企画。
そうなんですよ、無料なんですよ。
無料です。
これ結構みんな知らないかも。
今回はね、特にね。
そうだし、私も最初お話をいただいた時は、無料だから、しかも教養部とかに置いてるから、ちょっとしかないのかなと思ったんですよ。
でも全然、普段の展示と同じぐらい点数があるから、丸一日かかりましたね。
かかりますね。
しっかり全部見ると。
しんどかった。楽しかった。
なので、ぜひ皆さんも機会があれば見に遊びに行っていただきたいんですけど、展示名はポップアップアートコレクションとパフォーマンスを楽しむ2024年。
今日まだ開催中でして、7月15日月曜日まで開催しております。
39:07
開館時間は朝10時から夜の18時までで、無料で開催しているので、いつでも行けるという。
ぜひ21エリスも聞いていただいて、金沢にも遊びに行っていただいて。
あと、金沢21世紀美術館でいうと、真ん中にあるプールあるじゃないですか。
うんうん。リアンドレイヒ。
あのプールも今メンテナンス中なので、なんとプールの中に人がいない状態が見れるんですよね。
そうだね。
それこそ今日の話ですけど、いい写真が撮れますよ。
めちゃめちゃ撮れます。いいと思います。
すっきりした。
なかなかないからね。
なかなかない。いつ行っても人いますから中に。
めちゃめちゃいっぱいいた。そういう作品だけど、新しい見方として楽しむ。
新しい見方ができるという、いい機会ですし、あと体験できる作品とかも、乗ったり触ったりできる作品とかもあるので、
お子さんと行っても、デートで行っても楽しいかなと思います。
私が一番好きだったのは、しゃべるダンボール。あれまだ覚えてますね。
ダンボール役と。こんにちは。
関西弁でしゃべるダンボールがいたので、そういうの探してみたりしてください。
ということで、概要欄に21hzの我々の100100ゲスト回リンク貼っておきますので、よかったら。
それではまた来週。
100100