ハロー、MARIKOの何を言ってるかわからねぇと思うが、感じたことをありのまま話すぜっ。
今日はですね、もうめちゃくちゃドハマリしてる アニメのお話をしようかなと思います。
はい、何のアニメか作品かを言う前にですね、突然なんですけど、皆さん最近、泣くほど感動したってことありますか?
私はもうこの作品に出会って、本当にね、もうめちゃくちゃもう心が震えて、もう泣いております。
何回も同じ話ね、繰り返してみたりしてね、同じとこで泣くわ、また違うとこで泣くわとか、そんな感じなんですよ。
この作品を見て、この作品を見てる間だけグッと来るんじゃないんですよね。
もうちょっとね、怪しいんですけどね、この作品を1回目、初めて最終回まで見終わった後、街を家の外出て歩いたらね、それだけでグッと涙がこみ上げてくる、熱いものが自分の中からこみ上げてくる感じがあって、
私は歩きながらね、アスファルトとかね、石畳、綺麗に整えられた、並んだ石畳とか、街灯、その街灯のデザインも出し、中で光ってる電球にも出し、足元にあるマンホール。
このマンホールの下では下水っていうものがね、整備、下水道が整備されてて、私たちの生活を支えてくれるインフラですよね、そうなってるんだっていうね、どうなってるかまではわからないけど、そういうことが仕組み化されてて、
そういうふうに、わからないけれどもそういったものに、どうやって作ってるのかな、わからないけれどもそういったものに、あらゆるものがそういうものですよね、日常の身の回りのもの、
それに囲まれて支えられて、安全に生きている、生かされている、生かしてもらっているんだっていうね、
それはこのなんてない目に映るいろんな日常のお景色で、先人たちが知恵を振り絞ってとか、実験をしてとか、何回も失敗してとか、
そういうもので作られてきたものだったんだなとかってね、思うと、もうなんか全部が人類の宝物みたいなふうに見えて、人類の宝物っていうかその栄知が詰まった宝物っていう感じに見えて、フルフルしてたんですよ。
なんで私のこの日常の何気ない景色の解像度がこんなに爆発的に上がってしまったのかっていうのが、この作品、アニメなんですね。
タイトルはですね、ドクターストーンっていう作品なんですけども、少年ジャンプで掲載されていた漫画なんですね。漫画がアニメ化したもので、私はそのアニメを見たんですよ。
で、これね、科学、科学漫画っていうか、科学と冒険、ファンタジー、SFみたいなそういうものがギュッと詰まっている作品でしてね。
で、実は2年ぐらい前から存在は知ってたんですよ。この連載時期とか、アニメがスタートした時期とかはもっと前なんですけど、2019年とかなんですけど、私がこのドクターストーンっていう作品の存在を知ったのが2年前ぐらいで
いちおかげんき先生っていうYouTuberのね、サイエンティスト、科学、サイエンスアーティストっていうね、でんじろう先生の弟子だった人がやってるYouTubeチャンネルがあって、それが好きでたまに見てたんですよね。
で、それでこの元気先生がドクターストーンの主人公のコスプレをしたりだとか、ドクターストーンに出てきた、実際に作中に出てきたこの実験をやるみたいな、そういう企画があって。
で、それで元気先生もすごい大好きな漫画みたいで、へーとかって思って、で試し読みをしたのかな、Amazonとかでね、何かで。でもなんかその1巻の最初の方の感じ、試し読みのとこだけで私なんかちょっとピンとこなくて、当初2年ぐらい前ね。
なんかちょっとスルーしちゃったんですよ。元気先生は好きだけど、この作品はなんか、うーんみたいな。で、でもなんかそのスルーしちゃったのが面白くなさそうっていうよりは、ちょっと脱線するけど、なんか多分2年前ぐらいの今、なんか漫画読んだりアニメ見たりしてる場合じゃないかもっていう、なんかそういう焦りみたいな、そういうのが結構強かった。
かなって今喋りながら思い出しました。だから多分読みたかったし、面白くないなとは思わなかったけど、なんかこう、読んだらあかんなみたいな、なんかそういう自分にそういう風に化してしまったっていうか、今やらなきゃいけないことやらなきゃみたいなモードになっちゃったんですよね。
で、ちょっとほんと脱線しててあれなんですけど、最近はね、アニメ見たりドラマ見たりとかばっかりしてて、そういう今はモードなんですよ。それによってそのドクターストーンを一気見するっていうことができたんですよね。
で、見てみようかなと思って、見たらもうね、大激進ですよ。本当にもっと早く出会いたかったっていうか、もう2年前に見とけよっていうね、もうほんと猛烈に妙大するほどのアニメ、アニメというか作品です。
原作はまだちょっと全部終えてなくて、ちょっとずつAmazonのKindleで購入していこうかなって思ってるんですけど、アニメはもう全部見て、もう2週目に入ったり、今3週目ちょいぐらいです。
もう8分くらい喋ってるんですけど、今日はこの作品が単なる面白いアニメの枠を遥かに超えているということをですね、語りたいと思ってるんですよ。
私たちのね、生きる世界、この世界そのものを愛おしくさせてしまう。
あらゆるものにリスペクトを抱きたくなっちゃう、その凄まじいね、ロマンと哲学がギョって詰まってるんですよね。
それについてたっぷりお話をさせてください。もう9分くらい喋ってますけど。
この作品を全然知らないっていう人に聞いていただけたら嬉しいなって思います。
このね、ドクターストーンは物語のスケールがばっかでかいんですよ。
とにかく規格外で、あらすじっていうかその物語の始まりがね、ある日突然地球上のね、全人類がね、謎の光によって一瞬で全人類が石化しちゃうところから物語が始まるんですよ。
科学の漫画なんだけども、始まりは思いっきりファンタジーです。
石化しちゃって、そこから時間が流れてなんと3700年、3700年の時が経ちます。
3700年ってすごくないですか。
ざっくり言うと、紀元前17世紀とか16世紀とかその辺ですね。
ざっくりちょっと調べたんですけど、メソポタミア文明とか古代エジプト文明とかその辺り、日本は縄文時代です。
はい、そのそれぐらい、その3700年という月日が、この連載当時2019年ですね。
令和というか、現代21世紀を生きていた高校生が、主人公ね、主人公高校生なんですけど、石化して3700年経つと。
3700年経ってるから、すべての文明が風化して消え去ってるわけです。
メンテナンスされてない建造物とかっていうのは、朽ち果てていくみたいで、
ピラミッドとかみたいにね、石造りのものとかは多少何か残ってるのかもしれないんですけど、
木造だったりとか、鉄筋、鉄骨とかも朽ち果てて、無くなってるんですね。
大自然に追い尽くされた世界になってるんですよ。
これを作中ではね、ストーンワールドって言ってます。石器時代、石器時代ですね。
3700年前、さっき日本では縄文時代って言ったけど、
でもその一人一人いない、全人類が石化してるんで、縄文時代みたいに火を起こす生き物がいるとか、土器があるとか、そういう話でもないんですよ。
だから石器時代になっちゃってるんです。
で、21世紀に石化しちゃった主人公はですね、3700年もの間、体動かないようにひたすら秒数を数え続けることで、
意識を保ってるんですよ、3700年間。
で、その3700年後に意識を保っていたからっていうことが、後から発覚するんですけど、
急に石化が解除されるんですね。バキバキバキって。
で、この主人公がですね、天才的な頭脳と科学知識を持つね、少年、高校生なんですよ。
幼少期から宇宙の法則とかね、科学というものに魅了されて、
中学生にしてちょっとしたロケットを作っちゃうみたいなところまでたどり着いてた主人公なんですね。
で、その主人公がバキバキバキって言って、3700年後、石器時代に戻った日本で石化が解けて目覚めるわけですよ。
周りには誰もいなくて、道具もなくて、服ももちろん、その当時着てた3700年前に着てた服は、
もう朽ち果ててて素っ裸で、家もないし、食料もないわけですよ。
あるのは豊かな大自然、ネイチャーと自分の知識だけなんですよ。
彼はこの知識が武器だったんですよね。
知識こそ武器っていう。
普通だったら、どうですか?絶望っていうか、起きれたみたいな。生き返ったみたいな。
嬉しいけど、同時に詰みますよね。どうすんの?みたいな。
だって、そんな大自然の中で火を起こせます?
マッチもないし、火起こしで、キャンプの道具で、摩擦で火つける道具とかもあるけど、
あれも火つきやすいように、火打ち石みたいな、何て言うんでしたっけ?
そういうのが、そういう素材で作られてる道具だから、できるけど、
そんなんも何もないところで、火を起こせますか?っていう話でね。
この現代人が。
生き返れたと同時に詰むっていう、死ぬの確定みたいなところで起きて。
でもね、主人公の名前言いましたっけ?
主人公の名前は石神千空って言うんですよ。石の神に、
ストーンワールドのお話なんでね。石の神様、石神に千の空で千空です。
千空はですね、でもね、不敵に笑うんですよ。
この笑い方がまたかっこいいんです。
結構なんかね、上から系の、人のこともてめぇとかっていうような系の主人公なんですけど、
またいいんですよ、彼のキャラクターがね。
不敵に笑ってね、科学の力でゼロから文明を作ってやるって言うんですよ。
人類、人類史、人類の科学200万年をワープするとかって言うんですよ。
200万年っていうのは、石化してたのは3700年だけど、
さっき縄文時代って言ったけど、今から3700年前はね。
でもその縄文時代は、すでに人類が石器時代とかも終えて、
ある程度、文明になるのかな、
家を作ったり、集落を作ったり、ちょっと食べ物保存したりだとか、土器作ったりとか、
そういうのがあった時代なんで、そっからもっともっともっと遡って、
200万年以上遡った石器時代になっちゃってるわけなんで、
だから千空はこの200万年を一気にワープするんだって言うんですよね。
もうこの時点でめっちゃ面白くないですか?私だけ?
結構人気作品なんで、ここでも掴まれた人は多いはずです。
ここから何もない石器時代で、素材を集めて、最初は葉っぱを紐状にして、
棒に紐をくくりつけて火を起こす原始的なサバイバル術とかにあるやつ、
あれとかを作って、火を起こしてとか、木の大きい葉っぱで雨をしのぐ小屋を作ったりとか、
そういうのから始めるんですよ。
でもどんどん彼の頭には、頭脳には科学知識があるわけなんで、
これをこういう風にしたらこういう風になっていくみたいなのがあるわけですよ。
ルールを知ってるっていうかね。
だからちょっとずつ、でも一気にワープできないかな、
一つずつ科学というものを武器にして味方にして、
現代のテクノロジーまで近づいていく、クラフトしていくっていう、
そういう物語なんですよ。
別に最初から最後まで一人なわけじゃなくて、だんだん仲間が復活していくんですよね。
この何か途方もない冒険、冒険の物語でもあるんですよ。
このね、ロードマップこれを作るぞってなって、
何だろうな、例えばだけど、途中で電球を作るとかってなるんですよね。
そのために必要なものはこれだ、みたいなロードマップみたいなものが出てくるんですよ。
これをたどって、一つずつこれを自然科学のルールにのっとって、
これを集めて、これをこんな風に加工して、こんな風にしていったらこれが作れるんだっていうね、
この泥臭い、めちゃくちゃ地道なこのロードマップを見せてくれて、
それも知識があるからって、現代の道具がいきなりあるわけじゃないから、
素材っていうかね、原始的なものから作るわけだから失敗もあって、
トライアンドエラーってやつですよ。それがね、とてつもないんですよね。
でも絶対に諦めないっていう、そこも描かれてて、
この泥臭いトライアンドエラーのプロセスがね、すごくグッとくる部分、
胸を打たれる部分でもあるし、あとは知的好奇心をね、これでもかと刺激されます。
私は科学の知識があるわけじゃないし、勉強もできるほうじゃないんですけども、
こういう、どうやって、どうやってっていうか、どうやって作られているのかとか、
そういうのを知るのはすごく知的好奇心が満たされるっていうか、
スイッチが入るっていうか、刺激されるなっていうのがあって、
だからそれもあって面白いんですよね。
ああ、そうなんだみたいな、ちょっとたまに専門的すぎて難しいなってこともあるんだけど、
でも少年ジャンプに掲載されてた漫画なんで、結構デフォルメっていうか、
ものすごくわかりやすく噛み砕いて、こんな風に作るんだみたいなシーンとか、
もうちょっとキャラクターたちがデフォルメされた、ちょっとちびっこになったみたいな、
そういうイラストっていうか、そういう風な視覚的にもワクワクするように描かれてて、
それはアニメにもそのままそういう演出っていうのはされてるんですよ。
なので本当に大人が読んでも本当に面白い作品です。
もう20分喋ってますね、まだ喋ります。
このドクターストーンの核心部分というか、私が本当に震えた部分っていうのが、
すごく視座というか視点がむちゃくちゃ高いんですよ、この作品に出てくる。
この哲学的な考え方っていうか、科学哲学っていうのはそんな言葉あるのかわかんないですけど、
それがとにかく素晴らしくて、やっぱその主人公千空の思想とかそういうものがですね、
本当に素晴らしいんですよ。
本当に一番深く震えてるのは、感動してるのはここかなっていう感じなんですけど、
いろんなところでいろんなポイントで感動してるんで、
順序はつけがたいというかつけなくてもいいのかなと思うんですけど、
この哲学的な部分ね、どういうことかっていうと、
世の中って結構、今から言う対立構造が結構あると思うんですよ。
それは人工的なもの、化学物質、ケミカルなものですね、は悪で、
自然のままのものね、ナチュラルなもの、ネイチャーのままっていうか、それが善であるっていうようなね、
いわゆる自然派絶対進行みたいな考え方あるじゃないですか。
人が手を加えていない方が素晴らしくて美しいみたいなね、
そういう考え方があると思うんですよ。
ケミカルなものは悪だっていう、これだから二項対立ですよね。
割と相入れない2つの概念みたいな、善と悪みたいになったりすることが多いと思うんですけど、
ドクターストーンのベースにある思想はね、そんな不毛な対立を遥かに超えてるんですよ。
ものすごい高次の概念なんです。
高次の概念っていうのは、2つの対立構造さえも含むってことです。
それを含んだまま超えてるっていうね、そういう概念なんですけど、
その主人公たちね、千空たちは、ただの砂とか石とか、あとは植物の汁とか鉱物とかね、
そういうものから大自然の素材をですね、泥臭く集めてですね、原子の世界で組み合わせたりね、
化学反応を起こすことでガラスを作ったりとか、高性物質を作ったりとかね、
そのうち本当ね、どんどん現代に近づいていくんですよ、物語の終盤で。
携帯電話も作るし、あとはなんだろうな、船作るし、バイク作るし、
最終的にはこれちょっとストーリー言っちゃうけど、ロケットまで行くんですよ、行くんですね。
でもそれの材料っていうのがその自然界なものなんですよ。
全部その砂の中にある、鉄だったら砂鉄だったりとか、ガラスも珪砂でしたっけ、
その砂とか、あと植物の汁だったら漆とかね、そういったもの、鉱物、石の中に、
天然石の中に含まれている、そこの銅の部分を取り出して銅線として使うとか、
そういうことをね、していくわけですよ。
これっていうのは、別にその人間が自然を蹂躙してね、人工的な悪を生み出しているのかっていうわけじゃないんですよね。
なんかそういう単純なことじゃないっていうか、
人間が作るプラスチックもですね、化学繊維もですね、ポリエステルとかね、複雑な金属ね、ステンレスだったりとか、
そういうものとかも、全部はこの地球に元からある原始の素材、元々の素材っていうものを、
ある原則に従って、それを宇宙のルールってやつです。
これをこのようにして、このような条件で、このような、例えば熱を加えるだとか、
このようなことをすれば、このような温度でとかね、この条件が揃った時に必ずこうなるっていう、再現性ですよね。
その再現性っていうものが科学なんですけど、それをやっているという、つまり物理とか化学とか、
何か言い方が難しくなってきたな。
物理や化学の法則っていうのは、宇宙のルール、原理原則っていうかね、それに従って組み合わせているだけっていうか、
その組み合わせを考えたりするのが人間の知恵なんですよね。
知恵とか飽くなき探求心とか、今よりも良くなりたいっていう、その本能的なっていうか、そういう欲求なんだなって思うんですよ。
なんかうまく表現できなくなってきたけど。
だからこのね、この世に自然物以外は存在しねえっていうセリフも出てくるんですよね。
作中で何かを作った時に、化学反応して作った時に、この世に自然物以外は存在しないみたいな。
それも自然物だよみたいなことを千空が言って、
でも本当そうなんですよ。人間が手を加えたね、ケミカルなものだって、すべてを自然原理の延長線上にあるっていうことなんですよ。
私はこれを結構前から思っていて、昔は違ったんです。私も自然派信仰みたいな時期があったんですよ。
ちょっと話が脱線しちゃうけど。
でもちょっととある時から、私はすごく低い視点で物を見てたんだなっていうことに気づく時があって、
人間もその人間が生み出したものをこの自然の一部なんだっていう、私はその考えになってたんですよ。
それで、この作品を見て、私が感じていること、思っていることとか、そういったものがアニメでものすごくテンポよくわかりやすく描かれているものだから、それにすごく感動したんですよね。
私が思ってたことってこれ?とか、私が思ってたことよりもさらに遥かに上の、私が思っていることさえもさらに包括するような、主人公たちの考え方っていうのが出てくるんですよね。
サイエンスって、科学って別に自然を破壊するものではなくて、地球が、宇宙が何億年もかけて育んできた素材、それが偶然であってもね、その法則を深く深く読み解いて理解して、そこにリスペクトを持って、
世界の法則、宇宙の法則、ルール、これをこのようにこうしたらこうなるんだっていう、その再現性っていうのを味方につけることっていうね、これこそが科学の本質なんだと。
科学っていうのは人類の進歩とも切り離せなくて、それが人類がこうやって発展してきたっていうことの本質的なところなんだなっていうのをね、この作品は教えてくれるんですよね。
途中で結局はその使い方なんだよって話も出てくるんですよ。
途中で武器とかも作るわけです、彼らは。自分の身を守ったりするためにね。
でもそれも、悪いのは道具じゃないんだっていうね。悪いのは科学ではないっていう、科学は悪だっていう勢も出てくるんですよ、作品でね。
だから対立構造がこの作品にも描かれてるんですよ。
でもその使うのは人間、人間の心の問題なんだっていうね。
科学自体はそのように恐れたりとか、悪みたいにするものではないみたいなね、そういうことを教えてくれるんですよ、この作品が。
私はそういうこと思ってたんだけど、うまく表現ができない部分をアニメとしてね、すごくエンターテイメントとして見せてくれるっていうね。
これがその作品の魅力、大きな魅力の一つですね。
これほんとね、ケミカルっていうね。
ケミカル、化学、自然派進行の人ってこのケミカルが嫌いなんですよね。
サイエンスっていうよりは、ケミカルって化け学の事とね、科学ってサイエンス、のぎへんの方と化学、化け学の方、ケミカルとあると思うんですけど。
この有機化学とかね、何かと何かを反応させて、本来だったらほっといたらそんなもの、生まれないようなものを作るみたいな、それが嫌なんだと思うんですよ。
そのケミカルっていう言葉だけを忌み嫌って、科学全体を拒絶してしまうっていう、アンチ化学、自然信仰みたいなね。
そういう方がいたら、対立するためじゃなくて、むしろこの地球規模、宇宙規模の桁外れの包容力に触れられるんで、ぜひこの作品を読んでみてほしいなって思うんですよ。
世界の見え方が優しくなるんじゃないかなと思います。
せっかくこの二項対立より上の概念がベースの作品なんで、この二項対立というか、アンチ化学、自然派信仰の人、読んだらいいのに、見たらいいのに、みたいな。
その次元に下げちゃうような、私のこの提案は、よろしくない気はするんですけど、でも見てもらいたいなって思いますね。
この作品の素晴らしいところ、まだまだあるんだけど、あとは、とにかくどこまでも人間賛歌、人間賛歌っていうのは人間を称える、そういう作品ってことですね。
誰一人として無駄な人間がいないっていう、そこも描かれてるんですよ。
人間ドラマ、極上の人間ドラマですね。これは本当に、ヒューマンドラマっていうほど、そんなウェットな感じはないんですけど、
人間ドラマも描かれてて、誰一人として無駄な人間がいないって、それぞれに特化した能力だったりとか役割があるっていうことが描かれてるんですよ。
主人公の千空は、理系に限らず、地理とかも詳しくて、とにかく賢いんですよ。天才なんですけど、体力は人並み以下で描かれてるんですね。
少年漫画の主人公、しかもバトルとか、冒険、時にバトルとかも出てくるような漫画の主人公なのに、めっちゃ弱いんですよ。戦闘能力がないんですね。
条件反射は早いんかなっていう感じはするんですけど、作品を見てて。でも力がないし、体力がないしっていうので、原始の世界だから重いものを運んだりとか、そういうシーンもあるわけなんですけど、
いつもいつも、ゼーハーゼーハー言ってるんですよ。それがまたいいんですよね。愛すべき、愛される主人公っていう感じでね。
千空は自分では担当ができない部分を仲間の力を借りるんですよ。圧倒的なパワーとか、体力とか、戦闘力を持つ仲間がどんどんできていくんですよね。
科学知識があるのと、それを確実に細かな細工をして、その道具を作れるのかっていうのはまた別の話で、手先がめちゃくちゃ器用な設計図通りに作れる職人とかも必要なわけですよ。そういう人たちも出てくるんですよ。
千空の知識、頭脳にあるビジョン、頭の中にあるものを仲間で形にしていったりとか、千空めっちゃ賢いし、頭も切れるし、3歩先、4歩先とか、4手先とかまで読むような人なんだけど、
でもなんか急に、急にっていうか、てめーとか言うようなキャラでもあるんで、とにかくド直球なんですよね。それをもうちょっとオブラートに包んで、相手の心をほぐしていくみたいなことを担当する、そういう心理学担当みたいなキャラクターも出てくるんですよね。
あとは子供だけど、みんなの役に立ちたいんだっていう少女とかも出てくるわけなんですよ。でもそれぞれの長所がですね、本当にね、歯車があっていくんですよ。それでガラガラガラっとこう、何ていうのかな、作ったものが完成していったり、物語が展開していくんですよ。
それぞれの役割を、ちゃんと分業っていうかね、担当することで、みんなが一つの大きな目的に向かっていくんですよ。この大きな目的っていうのは、石化しちゃった全員を蘇らすんだっていう、そして文明をもう一度復活させるんだ、200万年をワープするんだっていう、この大きな目的ですよ。
ここにね、みんなが向かっていくんですよ。チームワークで。敵だった人が敵対してたのに仲間になっていくっていう、この王道ジャンプの設定っていうかね、それもあって、もう少年漫画の熱さっていうかね、そういうのもあるんですよ。
科学っていうものは、人類の進歩の結晶っていうか、そこがとにかく描かれているし、仲間の、誰の役割も大切だっていうのがあって、
結局は出来上がった道具も、使い方を決めるのは人間なんだっていう部分も、すごく何度も出てくるテーマなんで、とにかく人間賛歌なんですよね。
人間が地球上で何よりも素晴らしいとか、そういうことじゃなくて、人間として生きることの美しさとか、喜びとか、そこに至るまでの絶望とか悲しみとか、そういったものも含めてですけど、
そういったことがものすごく丁寧に描かれてるんですよ。