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おはようございます。 コウブンです。
栃木県の片田舎にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
本日はお悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会というのは、
蓮の葉というお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイト、そちらに寄せられたお悩み相談を私、コウブンが答える、といったものでございます。
はい、ではですね、早速お悩み相談の方に行きたいと思います。
10代男性の方より、
タイトルが、「親友との付き合い方の修復について」となっております。
はい、私にはエス君という1歳年下の親友がおります。
冊子でカラオケに行ったり、お互いに自分の推しグッズを交換し合ったりと非常に仲良くしてくれていたのですが、
とある出来事によって、エス君から怖い、距離が近すぎる、と避けられるようになってしまいました。
一体、この壊れた関係を修復するのは不可能なのでしょうか。
自分自身、相手の期待を裏切る行動をしてしまったという自覚があるので、
なんでよ、と強くも言えません。
といったお悩み相談でございます。
親友から避けられる、これは非常に辛いですよね。
ある意味、自分の心の寄り所としていたものを失うというものに等しいですよね。
失うどころか、避けられるというところですからね。
失うなのかな。これは非常に辛いことなんだと思います。
仏教を開いたお釈迦様は、信頼できる友達というのはこういう人だよという教えを説いております。
それは4つのパターンがあるんだというふうに言っておりますね。
それをまずご紹介したいなと思います。
信頼できる友達とは、まず一つ目は助けてくれる人ですね。
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困った時に手を差し伸べてくれる人ということですよね。
落ち込んでいる時に話を聞いてくれたりとか励ましの言葉をくれたりとかね。
あとはシンプルに何かお金がない時にそういったお金の援助をしてくれたりとかもしかしたら入ってくるかもしれません。
とにかく困っている時に手を差し伸べてくれる、助けてくれる人というのは一つ目とされております。
二つ目、苦しい時も楽しい時もいつも一緒にいてくれる人。
本当に寄り添ってくれる人ですよね。
失敗とか挫折を経験した時に批判をするのではなくて一緒に解決を考えてくれる人みたいなそういった人なのかなと思います。
三つ目、自分のためを思って話をしてくれる人。
どういうことかというと不適切な行動、間違った行動を自分が取ろうとしている時にリスクを指摘してより良い選択肢を提案をしてくれるという。
間違いを指摘してそうじゃなくてというもっと良いやり方というものを教えてくれる人。
そういった人が自分のためを思って話をしてくれる人ですよね。
四つ目、憐れみと喜びの心を持つ人ですよね。
これはどういう人かと言いますと大きな失敗をした時に責めるのではなくて心配をしてくれる。
どうすれば立ち直れるのかを一緒に考えてくれる人。
今言った四つのタイプの人がお釈迦様が得信頼できる友達であるとそのように言っております。
今回のお悩み相談の方の場合は、この相談者さんは過去に社会的にどちらかというと良くないことをしてしまった経験があるんですね。
詳しくは非公開ですので語れませんけれども、ともかく良くないことをしてしまった。
それを聞いた友人はそれを聞いたことによって避けるようになってしまったというところですよね。
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確かにこの相談者さんは悪いことをしたと思いますが、それに対して反省もしているし悔いていると思います。
その時に寄り添うことなく、励ますことなく、むしろ離れていくというところは、もしかしたら信頼できる友達とは言えないのかもしれませんね。
もしかしたらただ単にお話、上辺上の付き合いと言ったらあまり良くない言葉かもしれませんけれども、表面上ちょっとノリが合うとかその程度の感覚、暇つぶしと言っちゃうとこれもまた良くないかもしれませんけれども、
その程度の付き合いであったというふうにもしかしたら言えるのかもしれません。
ですので残念ながら、この相談者さんが困った時に手を差し伸べてくれることがなかったという事実を鑑みると、
これから何かをきっかけにもしかしたらまた仲良くなるかもしれませんけれども、信頼できるかというとそうではないというふうに言えるのかなと思います。
ですので、その方はきっと気が合うし楽しいんでしょうけれども、別の方を気が合う人、一緒に推しのグッズを見せ合って楽しめるような人を見つけてもらって、またその友情を深めていただく方が将来的にはいいんじゃないでしょうか。
分かりますよ、大事だと思っていた人に裏切られた悲しみというのはね。
だけども本当に裏切っているのはどっちかなと考えると、もしかしたらあなたの方じゃなくて友達の方かもしれませんね。
まあそのぐらいそういったことを頭に入れていただいて、今後の付き合い方というのを考えていただければなと思います。
いろんな人がこの世の中にはおります。
気が合う人、合わない人もおりますし、
推しグッズを見せ合うこともできる人もいれば、とてもそんなことできない人もおりますし、とにかくいろんな人がいるわけです。
残念ながら今回は信頼できるまで至らない人は、至らない形のタイプの友達だった。
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ということで、次はもっと信頼できる友達を探せばいい。
なかなか見つからないとは思いますが、きっとどこかにいると思いますのでね。
どうぞそういうふうに思って、新しい友達というのを探してみてください。
では本日のお話はここで終わりたいと思います。
今日のお話のご意見・ご感想等あればコメント欄へお願いいたします。
では、蓮城院副住職の幸文でした。
ではではまたね。
