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2024-10-23 10:57

#121 読書の秋!「厚利少売」から学ぶお寺経営とブランディング

noteの「読書の秋」企画に触発され、現在読んでいる「厚利少売」という本についてお話しします。「薄利多売」の対となる考え方である「厚利少売」。この経営哲学は、実は私たちお寺の運営にも大きな示唆を与えてくれます。

伝統だけに頼らない、新しい時代のお寺運営とは?小さなお寺だからこそできる、独自のブランディングとは?本書から得た気づきと、これからの寺院経営への想いを語ります。

ビジネスパーソンの方々にとっても、個人のブランディングやキャリア戦略のヒントとなる内容です。ぜひお聴きください!

#読書感想文 #読書の秋 #お寺 #寺院経営 #ブランディング #副住職 #厚利少売
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00:05
どうも、コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で、
副住職をしております。
現在ですね、私は長崎県の方に旅行に来ております。
妻と二人でね、来ているわけなんですけども、
初めて長崎県の長崎市に訪れたんですけども、
すごい良いところですよね。
良いところってかなり雑な言い方なんですけども、
何が良いって、食べ物も美味しいし、
風景がね、
私の住んでいる栃木県というのは、
海無し県なんですけども、
栃木県というのは。
海がないですし、
また私の住んでいるエリアは、
平地なんですよ、関東平野。
なのでね、とにかく平らなんですよね。
山っていうのがね、
遠くの方には見えますけども、
平らでね、
景色があまり変わり映えがないと言ったらいいのかな。
立体的な感じっていうのがあまり感じられない。
自然のダイナミックさっていうのかな。
そういったものを感じられないような場所なんですよね。
よく言えばすごく安定してるんですけども、
悪く言うとね、
味気ないというかつまらないというか、
自分の故郷をけらしちゃうのもどうかと思うんですが、
そのような場所に住んでいるわけです。
それがですね、
この長崎県はですね、
海と山に囲まれてね、
とにかく坂が多くてね、
立体的なんですよね。
特に長崎市なんかは、
北と東と南、
三方が山に囲まれていて、
南側だけが海で開けているというような場所なんですけども、
その海もですね、
その海のまた向こうの方に山が見えると。
山に囲まれていると大きく言えばね。
その山の中腹にも建物がいっぱいあって、
すごくね、
夜になるとね、
そのライトが立体的ですごくきれいなんですよね。
そのようなこの長崎県。
長崎県に旅行に来た目的の一つとして、
原爆資料館というものにね、
行ってみたかったんですよ。
私は、
なんて言うんでしょうね、
私のおじいちゃんがですね、
03:01
戦争に行った経験がありまして、
その戦争のお話というのをね、
小さい頃から聞いていたんですけども、
おじいちゃんから聞く話は、
なんて言うんでしょうね、
やっぱり活躍した頃の日本のお話が多かったですね。
悲惨な頃のお話よりも。
なので、
日本がね、
勢いがあって冷戦連勝みたいな時のね、
おじいちゃんにとってとてもね、
誇らしい時代のお話ばっかり聞いていて、
戦争の第二次世界大戦の後半の、
日本が熱戦になって苦しかった時、
あとは終戦の後の大変な時期のお話というのは、
あまり聞いたことがなかったんですね。
なので、
広島の原爆資料館の方に行ったことがあるんですけども、
長崎の方に訪れて、
戦争の時、
長崎に原爆が落とされて、
一体どうなったのかというのをね、
ちょっと見てみたいという気持ちがあって、
原爆資料館に行ってきました。
行くとわかるんですけども、
その戦争の悲惨さ、苦しさ、
そういったものがたくさん詰まっておりました。
多くの学生、高校生かな、
中学旅行生がたくさんいて、
みんな真剣に展示物、掲示物を見ていて、
勉強されていて、
こういう未曾有のね、
人災といったような、
戦争の被害というものがあったんだということを、
きちんと後世に伝えるためには大事な場所なんだな、
そんなことを感じながら、
見学をさせていただきました。
そんな風な旅行なわけなんですけども、
また明日、続きをお話ししたいと思います。
今日はどんなお話をしようかというとですね、
ノートというブログサービスの中の企画で、
読書の秋という企画がありまして、
その中の読書感想文というテーマでお送りしたいと思います。
読書感想文、私は子供の頃、
そういった感想文を書くのがすごく苦手で、
自分の感じたことを表現するというのは、
文章にするのは特に苦手でした。
なので今回は大人になったことですし、
その感じたことを文章というか声で表現してみて、
みなさんに少しでも役立つ情報になればなと思います。
今読んでいる本、どんな本を読んでいるかといいますと、
氷商売という本を読んでおります。
氷商売、みなさん聞いたことありますかね、氷商売。
この氷って聞くとちょっと分かりにくいと思うんですけどもね、音だけで。
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漢字を見ると一目瞭然です。
どういう漢字かというと氷というのは厚いという字ですね、厚い薄いの厚い。
厚みのあるという厚みのあるパンとか、そういったときに使う厚いですね。
その厚いに利益の利、そして少は少ないという字ですね。
少ないに売る、氷商売。
薄利多売という言葉がありますけど、そのちょうど反対語、氷商売。
つまりどういうことかというと、少なく売って厚い利益を得ると。
考え方ですね。
これはそういう本を読んでいるわけです。
何でそんな本を読んでいるかというと、ある人にお勧めされたという理由もあるんですが、
お勧めされてすぐ買いました。
というのはやっぱり最近のお寺の運営の仕方というもの。
お寺はどちらかというと、もしかしたら一般的な企業とかに比べたら、
氷商売寄りの運営スタイルになるのかなと思うんですけども、
それでも田舎の小さなお寺にとっては、もっと氷商売というものをしっかりと考えて、
いろんなものを設計しなければ、これからお寺を存続するというのは難しいなというふうに考えまして、
その中で少しでも参考になればということで、こういう本を読ませていただきました。
書いてあることというのは、簡単に言うと、
ブランディング、お寺の持つ強みというものをしっかりと確立した上で、
それを必要とする人にきちんと提供する。きちんとというのがポイントですね。
雑にじゃなくて、お寺でいうのであればこのお寺にお願いしてよかったと。
今後ともこのお寺を応援したいんだと。
そういうふうな気持ちになるように、お寺のいろんなものを設計するというのは大事だなと思いました。
やっぱり伝統的なやり方、それは決して悪いわけではないんですけれども、
それに乗っかって、なんとなく今までこうやってきたからこうなんだというやり方というのは、
これからの時代にはそがないですよね。きちんとね。
なんでこれはこういう理由でやるんですかとかいうことに対してきちんと答えるというのは当然ですし、
向こうが期待すること、それ以上のことをお寺としては提供する。
提供するというのはものだけではなくて、お話であったり、
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あとはお坊さん自身のたたずまい、振る舞い、話し方、そういったものですよね。
そういったことを大事にしていく勉強として、この郷里生まいという、
もうちょっとよく読んでね、まだ途中なんですけれども、
これから私が住職として代替わりした時にお寺を運営するということを
小さなお寺ですから、小さなお寺なりのやり方というものはしっかりと確立していきたい、参考にしたいと
そんなふうに思ったわけです。
皆さんもどうぞ、この郷里商売というやり方ですね、
特にビジネスをやられている方、商売をやられている方、大切な考え方ですので、
一度手に取ってみて、一読してみるというのではないでしょうか。
サラリーマンの方もきっと自分というもの、自分自身、個人をブランディングするという考え方、とても大事ですので、
自分が組織の中でどうやって生きていくのかというところを、
剥離多倍じゃなくて、体を動かすだけじゃなくて、自分が得意な分野という強みを生かしてですね、
それを生かしながら、組織の中で存在感を増していく、そういう考え方もできますので、
どうぞ、この本を読んでみてください。
今日はですね、秋のね、読書の秋ということで、読書感想文というテーマでお送りさせていただきました。
今日のお話を聞いて、ご意見、ご感想などあればどうぞ、コメント欄へよろしくお願いいたします。
では、蓮城院副住職の幸文でした。ではでは、またねー。
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