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「完璧じゃなくても大丈夫。子どもと一緒に成長する保育」
2026-10-15 19:02

「完璧じゃなくても大丈夫。子どもと一緒に成長する保育」

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【ほいくプラスについて】

ほいくプラスは、保育に関わる人が、自分らしい保育を続け、互いに学び合えるつながりを広げるための場です。

このポッドキャストでは、保育士の等身大の声を届けることで、保育者同士の縁を育み、保育に関心を持つ人との新しい接点をつくります。現場で頑張る保育士の魅力と、実践に込められた思いを、より多くの方へ届けていきます。


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こんにちは。保育を語る在宅保育士の声です。 この番組は、保育士がそれぞれの現場で出会った経験や、保育を通して大切にしてきた価値観を語り、保育への尊敬や共鳴、気づきを広げていく番組です。
今回のパーソナリティは、もい先生こともいです。 今日は、「完璧じゃなくても大丈夫。子どもと一緒に成長する保育」というテーマで、私がこれまで保育士として経験してきたことや、そこから感じたことについてお話
ししたいと思います。
どうぞ最後までお聞きください。
私は保育士として8年間働いてきました。 これまで0歳児以外の1歳児から5歳児までを担当としてきました。
その中でも、1歳児と2歳児はそれぞれ2回ずつ担任を経験しています。 こうして振り返ってみると、本当にいろいろな年齢の子どもたちと関わってきたなと思います。
保育士になったばかりの頃は、毎日わからないことだらけでした。 先輩の先生の保育を見たり、子どもたちと実際に関わったりしながら、少しずつ保育を覚えていきました。
8年間保育士をしていると、もう慣れてるでしょう? と思われることもあるかもしれません。
でも実際は、8年経った今でも迷うことはたくさんあります。
同じ年齢でも子どもによって性格も違います。 好きなことも違えば、苦手なことも違います。
自分の気持ちをすぐに言葉にできる子もいれば、なかなか言葉にできない子もいます。
昨日うまくいった関わり方が、今日もうまくいくとは限りません。
だから今でも、この声かけてよかったのかな? もっと違う関わり方があったんじゃないかな?
この子にとってはどうすることが一番いいんだろう? と考えることがあります。
そんな私が保育の中で大切にしているのが、子どもの気持ちを受け止めながら、その子の成長を考えることです。
今日は、私がそう考えるようになった経験についてお話ししたいと思います。
私には、2歳児から5歳児まで持ち上がりで退任をした子どもたちがいます。
2歳児、3歳児、4歳児、そして5歳児、4年間同じ子どもたちの成長をすぐそばで見てきました。
今振り返ると、この4年間は私の保育士人生の中でもすごく大きな経験だったと思います。
2歳児の頃は、まだまだ小さくて、自分の気持ちをうまく言葉にできないこともあります。
嬉しい時は全身で喜んだり、嫌なことがあったら泣いたり怒ったり、
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自分でやりたいという気持ちはあるけれど、まだうまくできない、そんな姿もたくさんあります。
それが3歳、4歳、5歳と成長していく中で、少しずつ変わっていきました。
自分でできることが増えていったり、自分の気持ちは言葉で伝えられるようになったり、
友達との関わりもどんどん増えていきます。
もちろん、友達とぶつかることもあります。
自分の思いが通らなくて泣いたり、怒ったりすることもあります。
でも、そういう経験を繰り返しながら、少しずつ相手の気持ちにも気づけるようになっていく。
毎日一緒にいると、その成長は少しずつなので、意外と気づきにくいこともあります。
でも、ふと2歳時の頃を思い出したときに、
こんなことまでできるようになったんだ、あんなに小さかったんだなと思う瞬間がありました。
4年間持ち上がりで担任をしたからこそ、
子どもの成長ってある日突然大きく変わるものではなくて、
毎日の積み重ねなんだなと感じました。
昨日までできなかったことが、今日突然できることもあります。
反対に、何ヶ月もかけて少しずつできるようになることもあります。
大人から見ると、まだできないと思ってしまうことでも、
よく見てみると、その子なりに少しずつ前に進んでいることがあります。
だから私は、目の前のできる、できないだけではなく、
その子が今どんなふうに成長している途中なのかを見ることが大切なんじゃないかなと思うようになりました。
そして、子どもたちを担任していた中で、私にとって大きな転機になったのが3歳時のときでした。
この年、私は初めて一人担任を経験しました。
それまでも保育士として子どもたちと関わってきました。
でも、実際に自分が一人でクラスを担任するとなると、やっぱり違いました。
子どもとの関わり方、毎日の保育の進め方、クラス全体のこと、一人一人の成長のこと、考えなければいけないことがたくさんありました。
今日はどんな保育をしよう、この活動はこの子たちに合っているのかな、
この子にはどんな声かけをしたらいいんだろう、そんなことを毎日のように考えていました。
初めてだったので、もちろん自信満々だったわけではありません。
むしろこれでいいのかな、と悩むことの方が多かったように思います。
一人の子の気持ちを大切にしたい。でも、クラス全体のことも見ないといけない。
子ども自身がやろうとしているなら、待ってあげたい。
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でも、集団で生活している以上、ずっと待ってあげられない場面もあります。
子どもの思いを受け止めたい。でも、ダメなことや危ないことはきちんと伝えなければいけない。
そういう一つ一つの場面で、どこまで待ったらいいんだろう、今は声をかけた方がいいのかな、
この子のためにはどうすることが一番いいんだろう、と考えていました。
今振り返れば、あの時はもっと違う言い方ができたかもしれないな、と思うこともあります。
あの時、もう少し待ってあげてもよかったのかな、と思うこともあります。
決して全部がうまくできていたわけではありません。
それでも、その時の私なりに目の前にいる子どもたちのことを一生懸命考えていました。
ただ、できたからいい、できなかったからダメ、ではなく、
この子は今どんな気持ちなんだろう、どうして今こうしたんだろう、と考えてみる。
そして、この子がこれから成長していくために、私は今どう関わったらいいんだろう、と考える。
もちろん、毎回答えが出るわけではありません。
今でもわからないことはあります。
でも、この時にたくさん悩んだ経験が、今の私の保育につながっていると思っています。
そんなふうに、私自身も悩みながら、子どもたちはどんどん成長していきました。
3歳児から4歳児になり、そして5歳児になりました。
2歳児の頃からずっと一緒に過ごしてきた子どもたちなので、
5歳児になった姿を見ると、本当に大きくなったな、と思いました。
そして、5歳児になると卒園が見えてきます。
私自身も、この子たちが卒園するところまで見届けたい、という気持ちがありました。
2歳児からずっと担任してきた子どもたちです。
3歳児では、私にとって初めての一人担任を経験させてもらいました。
私が悩んだ時も、うまくいかなかった時も、その子どもたちと一緒に過ごしてきました。
だからこそ、最後まで一緒に過ごしたい、卒園する姿を見届けたい、という気持ちは強かったです。
でも、私は5歳児の途中で育休に入ることになりました。
自分自身にとっては、もちろん嬉しいことでした。
でも、保育士としては寂しい気持ちもありました。
ずっと一緒に過ごしてきた子どもたちと、卒園まで毎日一緒に過ごすことはできない。
最後まで担任として見届けることができない。
そのことに対して、最後まで見たかったな、一緒に卒園を迎えたかったな、という気持ちがありました。
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そして、迎えた卒園式。
私は卒園式に参加しました。
2歳児の頃から見てきた子どもたちが卒園する日です。
成長した子どもたちの姿を見て、本当に大きくなったな、という嬉しい気持ち。
もう卒園するんだな、という寂しい気持ち。
そして、小学校に行っても頑張ってね、という気持ち。
いろいろな気持ちがありました。
そんな卒園式で、今でも心に残っていることがあります。
保護者の方から、来てくれるなんて思ってなかった、と言っていただきました。
それだけでも私はすごく嬉しかったんですが、実は私へのプレゼントまで用意してくださっていました。
来ると思っていなかったのに、私の分まで用意してくれていた。
それを知ったとき、本当に嬉しかったです。
私は5歳児の途中で育休に入っていたので、最後まで他人として一緒に過ごすことはできませんでした。
それでも私のことを覚えていてくれて、私の分まで用意してくださっていた。
そして、子どもたちからも保護者の方からも、先生でよかった、と言ってもらいました。
その言葉は今でも忘れません。
私自身、この子たちにとって、ちゃんといい先生でいられたのかな、と考えたことは何度もありました。
初めて一人単人をしたときは、本当に悩みました。
自分の保育に自信があったわけでもありません。
もっとこうすればよかった、と思うこともあります。
最後まで単人することもできませんでした。
それでも最後に、先生でよかった、と言ってもらえた。
そのとき、私が悩みながらやってきたことも、ちゃんと子どもたちや保護者の方に届いていたのかな、と思いました。
そして私も心から、この子たちの先生になれてよかった、と思いました。
保育士は子どもの成長を支える仕事です。
でも、この4年間を振り返ると、私自身も子どもたちに成長させてもらったと思っています。
子どもたちがいたから悩みました。
一人一人違うからこそ、この子にはどう関わればいいんだろう、と考えました。
うまくいかないことがあったから、次はどうしよう、と考えることができました。
もし何も悩まず、何も迷わずに保育をしていたら、今の自分の保育館はなかったかもしれません。
だから今は、悩むことも保育士として成長していくための一つの過程なのかな、と思っています。
子どもたちが少しずつ成長していくように、保育士も最初から完成しているわけではありません。
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子どもたちと関わって、悩んで、振り返って、また次の日に関わって、その繰り返しの中で私たち保育士も成長していくんだと思います。
そしてその後、私の保育に対する考え方をさらに変えた出来事があります。
それが、自分自身が出産して子育てを経験したことです。
私は保育士として働いていたので、毎日のように子どもたちと関わっていました。
だから子どもとの関わりについては分かっているつもりでした。
もちろん子育てが簡単だと思っていたわけではありません。
でも実際に自分が親になって感じたのは、子育てってこんなにも大変なんだ、ということでした。
仕事として子どもと関わることと、自分の子どもを育てること、実際に経験してみるとまた違うものがありました。
そして何より感じたのが、子どもは親にとって本当に大切な存在なんだということです。
言葉にするとすごく当たり前のことですよね。
保育士だった頃からそれは分かっていたつもりでした。
保護者の方にとって大切なお子さんを預かっている、そういう意識もありました。
でも自分が親になってからその言葉の感じ方が変わりました。
毎朝保護者の方が保育園に連れてきて、私たち保育士に預けてくれる子どもたち、
その一人一人がその保護者の方にとって本当に大切でかけがえのない存在なんですよね。
自分が親になって今だからこそ、卒園式で保護者の方からいただいた
先生でよかったという言葉の意味も以前より深く感じるようになりました。
当時ももちろん嬉しかったです。
でも今考えると、大切な我が子を預けていた先生に対して
この先生でよかったと思ってもらえることって本当にありがたいことだったんだなと思います。
保育士として働いていると子どもたちと過ごすことは毎日の仕事になります。
でも決して毎日いる子どもたちで終わってはいけない。
一人一人が誰かにとって本当に大切な子どもです。
そのことを自分が親になったことで以前より強く意識するようになりました。
だからこそ私は子どもの気持ちを受け止めること、
そしてその子の成長を考えて関わること、これをこれからも大切にしたいと思っています。
ただ、8年間保育士をしてきた今でも保育に迷うことはあります。
特に最近は不適切保育という言葉を聞く機会が増えました。
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子どもの気持ちや権利を大切にすること、これはもちろんとても大切なことだと思っています。
私たち保育士も自分の関わり方を振り返って、
この関わりは本当に子どものためになっているのかなと考え続ける必要があると思います。
でもその一方で実際に保育をしていると、じゃあどこまでしていいんだろうと迷うこともあります。
子どもの気持ちを受け止めたい、でも集団生活の中では伝えなければいけないこともあります。
危ないことをしていたら止めなければいけません。
友達を傷つけるようなことがあればそれも伝えなければいけません。
その中でこの声かけは大丈夫なのかな、もっと違う伝え方をした方がいいのかなと考えます。
正解を探せば探すほど、じゃあ何が正解なんだろうとわからなくなることもあります。
私自身今でもその答えを全部持っているわけではありません。
だからこそ迷ったときにはこの子は今どんな気持ちなんだろうというところに一度戻りたいと思っています。
そしてこの子の成長のために今どう関わることが必要なんだろうと考える。
もちろん自分の考えだけが正しいと思わないことも大切だと思っています。
わからなければ周りの先生に相談する、自分の関わりを振り返る、
必要なことを学ぶ、もし間違っていたと思ったら次の関わりを変える、
そうやって考え続けていくことが大切なんじゃないかなと思っています。
もし今保育をしていて自分の保育ってこれでいいのかな、
自分は保育士に向いているのかなと悩んでいる先生がいたら私が伝えたいことがあります。
それは完璧じゃなくてもいいということです。
私自身完璧な保育士ではありません。
8年間経験していても迷います。
初めて一人単位をした3歳児の頃は本当にたくさん悩みました。
今振り返ればもっとこうできたかもしれないと思うことだってあります。
それでもそんな私に子どもたちや保護者の方が先生でよかったと言ってくれました。
だから私は完璧な保育ができることだけがいい保育士の条件ではないと思っています。
子どもが好きという気持ち、目の前にいる子どもを大切にしたいという気持ち、
この子の成長を支えたいという気持ち、
それを持ち続けることもとても大切なんじゃないかなと思います。
もちろん子どもが好きならどんな関わり方でもいいという意味ではありません。
子どもが好きだからこそ自分の保育を振り返る。
子どもが大切だからこそこの関わりでよかったのかなと考える。
そしてもっといい関わり方があると気づいたら変えていく。
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そうやって少しずつ成長していけばいいんじゃないかなと思います。
完璧じゃないからと言って私はダメな保育士なんだと、
それまでやってきた保育のすべてを否定しなくてもいい。
子どもたちと一緒に悩んで、一緒に笑って、一緒に成長していく。
私はそんな保育士でありたいと思っています。
今回は完璧じゃなくても大丈夫。
子どもたちと一緒に成長する保育というテーマでお話ししました。
この番組ではこれからもいろいろな先生が登場し、
それぞれの保育の経験や価値観をお届けします。
今回の内容に共感していただけた方、
保育についてもっと聞いてみたい方は、
ぜひこのポッドキャストをフォローして、
これから登場するいろいろな先生のお話も聞いてみてください。
それでは次回の配信でお会いしましょう。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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