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2026/10/21 グッドライフ漢方
2026-10-24 14:30

2026/10/21 グッドライフ漢方

 成島さん対談 秋の3か月は容平

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サマリー

秋は気温差や日照時間の短さから、気分の落ち込みや睡眠の乱れが起こりやすい一方、漢方では収穫と成熟の「容平」の季節と捉えます。朝の光や散歩、ストレッチ、トリプトファンを含む朝食、早寝早起きなど、秋の生活リズムと養生を紹介します。首元・お腹・腰を冷やさない工夫や、気の巡りが悪いときに渡辺薬局で案内する「ケイシンタン」についても、その由来や処方の特徴を話します。香りのある食材やアロマを取り入れながら、秋の味覚や紅葉を楽しむ過ごし方で締めくくります。

秋の気分と「容平」の意味
グッドライフ漢方。 この番組は渡辺薬局の提供でお届けします。
渡辺桂子です。 寧崎市で漢方相談薬局をしています。 体調の不安や、いろいろな女性のお悩みなど、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
そろそろ暦の上では、曽耕の期間で霜が降りる頃。 ずいぶん秋らしくなってきました。
本当ですね。朝晩は肌寒く感じる日も増えてきましたね。 今年は紅葉も綺麗で、山の景色もだんだん色づいてきましたね。
10月に入って1日の気温差も大きい日が続きましたから、紅葉が順調に進んだようです。 ワイナリーも素敵でしょうね。
結構いい景色が広がってきて、ブドウの木も紅葉をするので、もっともっと秋が深まると、もっと見応えのある季節になるかなと思います。
夏の暑さもようやく一段落して、とても過ごしやすい季節ですけれども、もうあの夏の暑さを忘れていませんか。
本当ですね。すっかりね、呑気なもんですね。ちょっと冷え込んでくると、体も暑さを忘れちゃいますね。
食べ物もおいしくなりますし、実りの秋で収穫の時期ですよね。
10月は結構収穫のイベントも多いですし、楽しみにされている方も多いですね。
でも一方で夏の暑さが終わって、日没がどんどん早くなってきますから、なんとなく気分が沈んでしまうという方もいらっしゃいます。
わかりますね。同じ時間帯なのに暗くなりますよね。
木々の葉っぱが色づいていくのを綺麗だなって思う一方で、なんとなく物悲しくなったりセンチメンタルな気分になるかもしれません。
普段はとても元気で明るい方でも、秋になると感傷的になることがあります。
日暮れも早いですし、秋っていう言葉そのものにちょっと寂しいイメージがありますね。
気温もどんどん下がってくるんですけれども、2000年以上前の古典、皇帝大継、これは秋の3ヶ月を陽兵と表しているんです。
陽兵、寒陽とか受陽の陽という字に浮かんぶりに谷の陽ですね。
あとは平、平和の平で陽兵。どんな意味があるんですか?
これは直訳すると、包容力のある平穏。万物が成熟して形を整え収穫される時期という意味のようです。
まさに実りの秋っていう感じですが、春夏秋冬、季節の特徴をとらえる言い方があるんですね。
例えば春は発鎮、この芽を出して、そして夏は盛んに成長するっていう盤集っていうんですね。
秋になると陽兵で育ててきたものが実を結んで収穫される。そして冬は収蔵、収めるっていうね、そういう意味なんです。
発鎮、盤集、陽兵、収蔵。
本当に意味がありますね。
春夏ってね、外に向いてたものがね。
秋になると、だんだん逆に内側に収まっていくということでしょうか。
そうですね。これは自然界だけじゃなくて、人間の体とか心にも同じような変化が起こると考えてますから。
日照時間と秋の養生
秋はね、何かを始めましょうっていうよりも、これまでやってきたことを整理したり仕上げたりするのに向いている季節って考えられてます。
なるほどな。そう考えると、秋にちょっとこの気持ちが内向きになるのも悪いことではないですね。
なんとなくね、ちょっと人には会いたくないなとか、一人でいたいなとかね、そういうふうに感じることも必ずしも悪いことではないですよね。
そうですよね。季節の変化によって少し静かに過ごしたくなることは自然なことでもありますよね。
ただ最近は秋鬱という言葉も聞くようになりました。
この季節によって繰り返す気分の落ち込みっていうのをね、季節性感情障害と呼ぶこともあります。
日照時間が短くなることで生活リズムとか睡眠、あと気温の変化とかね、いろんなことが関係しているって考えられてるんです。
じゃあ日が短くなることも関係するんですか?
そうですね。私たちの体は太陽の光と深い関係がありますものね。
朝の光を浴びることで体内時計がリセットされるので、睡眠とか覚醒のリズムにも影響しそうですね。
幸せホルモンと呼ばれているセロトニンっていう神経をつないでいく物質があるんですけれども、それも日光や運動、生活リズムで影響されます。
セロトニン、気分とか心の安定に関係する大切なホルモンですよね。
ですから秋になってこの日照時間が短くなる時期には、やはり意識して朝の光を浴びるということはとても大切ですね。
朝起きたらまずカーテンを開けて日の光を入れるということでしょうか。
曇っていても朝起きたら一応カーテンを開けてできれば外の明るさとか空気を感じる。
朝の散歩もいいんですよ。
気持ちよさそうですね。朝の光を浴びて体を動かすっていうのは秋に限らず生活のリズムが整えますよね。
あと気象樹のストレッチ、これも最高ですね。
続けてます。気持ちいいですね。大変なんですけれどもね。
伸ばすといいですよね。
気持ちいいですね。
セロトニンの材料になるのはトリプトファンっていうアミノ酸なんですね。
これお肉とかお魚、大豆製品、卵、乳製品、ナッツとかいろんな食品に含まれているので朝ごはんっていうのは栄養をしっかりとりたいですよね。
秋は実りの季節ですから食欲も出ちゃいますね。
先ほどの肯定大継に書かれている秋の養生なんですけれども、早く寝て早く起きる。
鶏のように早寝早起きをして心を安らかに保ち、あまり激しく動き回らないようにするって書かれているんです。
なるほど。2000年以上前の養生法ですけど、今の私たちにも参考になることがありますね。
心を安らかに保つ。今の時代には大事ですね。
今、スマホを開けば情報が次から次へと入ってきますし、AIもどんどん身近になってきています。
季節は巡って気持ちもその季節に合わせて変化をしていくのですが、頭だけはスマートフォンとかの関係で夏のようにずっと常夏活動し続けているような生活になってしまっています。
エネルギッシュですよね。
秋に少しペースを落として、今年も後半だし頑張った。ちょっと立ち止まってみるのもいいんじゃないでしょうか。
冷え対策とケイシンタン
収穫のシーズンですからね。春に初めて夏に育ててきたものを秋に収穫する。養平ですからね。
何かを増やすのではなくて減らすっていうことも養生ですね。
もう一つ気をつけたいのが気温差なんですね。皇帝大経でも秋の冷えから体を守ることが養生の一つって書かれています。
秋は昼も暖かくても朝晩は急に冷え込みますから、思った以上に体が冷えるっていうことがあります。
体温調節をしているのが自立神経ですけれども負担がかかりますからね。
ですからできれば首元とかお腹とか腰冷やさないようにしたいですね。
それでもやっぱり気持ちがなんとなく落ち込んでしまうとか考えが止まらない、眠りが浅いっていう時の漢方での解決方法とかあるんですか。
ストレスとかそういった季節の変化で気の巡りが悪くなるといろいろな不調につながると考えています。
この渡辺薬局ではケイシンタンっていう製品をご紹介することが多いんですよ。
ケイシンタンというと結構歴史が長いお薬なんですよね。
四国、徳島県の犬節製薬で作られている商品なんですね。
ご先祖様は戦国時代の阿波三好氏の家来ということで犬節状の上手だったってされているんです。
戦国時代まで遡るんですね。
この安土桃山時代に歩けなくなっていた旅人を助けたところお礼として処方を伝えられてきた。
なんかあるあるな話ですけどね。
江戸時代に改良を加えてケイシンタンの製造が始まったんです。
時代劇でおなじみの陰道を見ると昔の人が持っていた薬はもしかしたらこういうものだったのかななんてね想像しちゃいますね。
実はこの江戸時代から処方内容変わってないんですよ。
昔ですからねこういった貴重な商薬が今ほど簡単に手に入る時代ではなかったのでね。
多分限られた人しか使えなかったんでしょうね。
大変な時代を越えて長い年月をかけて変わらずに同じ内容で伝えられてきたっていうのはそれだけ大切に守られてきた処方だったということですよね。
このケイシンタンには蛇口、珍口、藕、人参この14種類の商薬が配合されていますが中でも蛇口、珍口、藕っていうのはね本当に昔からとても貴重な商薬として知られていますよ。
蛇口、ムスクですね。
世界的に有名なあの香水を思い浮かべてしまいます。
有名ですよね。この蛇口自家に由来する動物性の商薬でとても古くから貴重なものだったんですけれども現在は野生動物の保護とかですね、それから国際的に厳しい制限があります。
なるほど。そして珍口、これも香りって漢字が書いていますし香りの世界では結構有名ですよね。
この日本書紀にも記載があるんですよ。
小僧院に伝わるお香の大樹香ですかね。大樹香も珍口の意思として知られていますが貴重なお香では飲んでしまうということですね。
飲んじゃうんですね。
気の巡りを良くしますからね。
香りを取り入れて秋を整える
香りのある商薬が多いですね。シナモンとかクローブ、生姜は家庭料理にも使えますね。
香りは気の巡りを良くしますから、なんとなく気分がすっきりしないという時は食事や日常の生活にも香りを取り入れるといいですね。
自分の好きなアロマとかフレグランスも秋は楽しめる季節だと思います。
季節の変化とうまく付き合いながら秋の味覚、それから紅葉、朝湯の涼しい空気を楽しんで心も体もゆっくり整えていきましょう。
香りは食欲もそそりますしね。
そうですね。
もう一度言いますね。
どうぞお気軽にご相談ください。お待ちしています。
グッドライフ漢方、ではまた来週。
14:30

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