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田村
あともう一つ面白いなと思った記事があって、
2025年5月に、バーンハム&ベローゴルフクラブっていうところで全英オープンの最終予選を開催する予定だったんだけど、
開催したんだけど、その8週間前に何者かにガソリンとかをまかれて、27グリーンのうち20グリーンがダメになったっていう。
で、それを復旧させて何とか開催できたっていう話があって、
畑さんよくこういう話するけど、本当にあるんだと思って、
この時のキーパーの方のインタビューがあったから、それも読んでみたのね。
そしたら、この人がキーパーになる時に、そのまま普通になったんじゃなくて、
外部のキーパー候補の人と一緒に採用試験みたいな面接とかを受けなきゃいけなくて、
で、その中で勝ち残ってキーパーに任命されたらしいんだけど、
考えてみると、2年くらい前から引き継ぎみたいな感じで、どんどんキーパー教育みたいなのは始まってた。
けど、結局最後のキーパーになるならないっていうのは、外部の他のキーパーの人たちと一緒に面接とかを受けて、
田村
先行に残らなきゃいけなかったみたいな話があって、
あ、そういうのもなんかいいなぁと思ってさ、
ただ、内部の人がそのままキーパーになってくれるのがベスト。
2年間そういう引き継ぎがあったから、キーパーになった時も何の違和感もなく、何の困り事もなく、
スッとキーパーになれたって書いてあったから、それがベストだけど、
そういうね、外からの血っていうのを一度見比べてみるっていうのもいいのかもしれないと思った。
畑
やっぱりさ、やりたいとかやれますとかって言ったってそれは自分の概念であって、
できてるかできてないかっていうのはやっぱり人が決めるし、それって結果がものを言うやんか。
それを見極めるっていうのはやっぱり本当に難しいんだけど、だから故にやるんやろね。
いろんな人にそういう試験を受けてもらって、雇う側もチョイスができるから、
この人に比べてこの人の方がいいねとか、これはこの人の方がいいねとか、
なんかこうどういう試験なのかわからないけど、だからいいことではあるんやろね。
田村
そうだね。
畑
一人だけ見て判断するよりはね。
けども、いいものを維持するのが本当のキーパーかといったら、それもキーパーなんだけど、
そうじゃなくって、やっぱり悪くなった時とか何か不足の事態があった時に、
いかに知恵袋を絞って対処、対応して、しかも結果が出せるかっていうのは、
本当の技術がないと。応用だから全てのね。
8週前にやられてるっていうことは、瞬時にこれって決めないと間に合わないよね。
田村
でさ、結局張り替えをしたみたいなんだけど、張り替えのクオリティとかもさ、
ちょっとボコボコしてたりとかしたら絶対ダメだから、
みんなを完璧な仕事をさせるためにマネージメントしてるわけだから、
そういうのもすごいなと思って。
畑
絶対ダメ。
けどさ、考えたら8週前でね、その時点で仕上げてきてるグリーンがそうなるわけだから、
どういう芝質のものを張り替えるかっていうのは、全く品質が変わるからね。
芽を何年もかけて仕込んできてるじゃん。
じゃあどこからその芝生を持ってきてっていうのが本当に微妙なところだよね。
けど8週前だから、まだ可能性はあると思う。
田村
そうだね。私もちょっと優しいなと思ったの。
もう2週間前だったらもう多分延期するとかさ、なんかするじゃん。
畑
いや、それでもするよ。
田村
するかな?
畑
する。
あのさ、国内でも前日に張り替えたっていうケースがあったじゃん。
代替えのコースがないのよ、そういう時って。
ということは大会が中止になってしまうのよ。
だからそれを避けるためにはどうするかって言ったらやっぱり是が非でもやって。
大変だけど、いい勉強されたんじゃない?
田村
でも今日はこの話をしたいわけじゃない。
今後もちょいちょい私のAIが選んでくれた記事の紹介はきっとすると思うので、
今日はまた空想頼りが来てます。来てますっていうのかな?
畑
来てるね。
田村
いいですか?読んでいいですか?
畑
どうぞどうぞ。
田村
3年目さんからのお便りです。
畑さん、たむらさんこんにちは。いつも通勤中に楽しく聞いてます。
私は関東のゴルフ場でコース管理をしている入社3年目のスタッフです。
今年の夏もグリーンの管理には苦労しましたが、
秋になって気温が下がり、夏に弱っていたシバも少しずつ元気を取り戻してきました。
10月に入って秋の更新作業も一段落し、
田村
今はグリーンの回復状況を見ながら管理をしています。
さて、以前の放送で夏の暑さによって根が弱ってしまうというお話を聞いてから、
地上部が元気になっても根っこはどうなんだろうと気になるようになりました。
これから冬に向かって気温も地温も下がっていきますが、
シバの葉があまり伸びなくなっても根はまだ成長しているのでしょうか。
また、夏に傷んだ根を冬までに少しでも回復させるために、今の時期にできることはありますか。
更新作業も終わったところですが、この先は根を育てることを意識して管理した方がいいのか、
冬に向けて別のことを優先した方がいいのか、そのあたりの考え方を教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
畑
難しいね。
田村
難しいんだ?
畑
いや、難しいというか、単純に考えるべきだと思うよね。
まず、冬季に根が動いているのかというと、全く止まっているという表現はおかしいと思うんだけど、
おそらく地温が10℃から15℃ぐらいを切り出すと、ほぼほぼ休眠状態に近くなるんじゃないかなと。
田村
ベントグリーンの場合ね。
畑
ベントグリーンというより植物として考えたとき、ほぼ休眠状態に入るので、
冬季に根を動かすこととか肥料をやることっていうのは、なかなか難しいんじゃないかなと。
それはなぜかというと、根が動いていないから。
田村
クマの冬眠みたいな感じでしょ。生きてるけど。
畑
そうそう。上の成長も止まっちゃうと。
とはいうものの、土壌環境っていろんな環境があるから、環境次第では多少動いている根があったり、植物によってはすると思うよね。
そういうのが見極められたら、栄養を与えたりはできるんだろうけど、大体止まるんじゃないかな。
そこでさ、たとえば気持ちはさ、もうちょっと冬でも動かしたい。成長もさせたい。葉っぱを夏のダメージから回復させたい。
そういうのに対して肥料を与えたり、水なんかを与えるとどうなるかというと、土壌中に水分が残ってしまう。
残ってしまうと、本来は根が動いていると水を植物が吸ってくれるから。
それと、下に重力で下がる分と、上に蒸散する分と、この辺りが考えられるよね。
ところが冬期って、休眠状態に入った時に、
やっぱり根が動かないから、重力である程度落ちていく分と、蒸散する分だけに頼るしか方法がないよね。
そうなるとどうなるかというと、必要以上に水がその部分に残ってしまう。
そうすると環境的なものが大きく作用すると思うんだけど、
カビが生えたり、根が水分によって腐ったりする現象が、ずっと根っこが水の中に浸かっている状態に近い環境が生まれてしまって、
だから根腐れを起こしたりする危険性があるので、水分管理も大事になってくるんじゃないかなと。
田村
また私が見失いかけてるんだけど、質問はこれから冬に向かって、葉があまり伸びなくなっても根はまだ成長してるんでしょうか?
答えとしては、根はもうあんまりしてない。
田村
夏に傷んだ根を冬までに少しでも回復させるために今の時期にできることはありますか?これについてはまだ話してないでしょ?
畑
夏にダメージをもらったものを回復させるために冬期に水を撒いたり肥料を撒いたりするということは、
根が動いていないから悪影響を及ぼすよね。
田村
でも冬じゃなくて、秋は今の時期って秋だから、秋に何かまだできることはありますか?
畑
それは根の動きを見ながら肥料を、適量っていうのかな。
まあ、それ辺は感覚的なものが強いからね。
田村
多すぎず少なすぎず。
畑
多すぎず少なすぎず。
やっぱり今の話じゃないけど、冬期も水が抜けづらい状況が出るがごとくに、秋も同じで、
田村
そうだよね。
畑
その10℃、15℃を割らなくても根の水分を吸収するという力がものすごく弱くなっているから、どうしても表面に水を持ってしまうよね。
田村
蒸散しづらくて、湿気てるからコアリングの時に穴に砂を入れづらいとかいう話もあったもんね。
畑
そうそう、湿ってるのよ。
これは冬期も秋も一緒で、だんだんそういう傾向が強くなっていくよね。
田村
例えばさ、根っこを増やすためにたくさん蒸散とかさせたいから、刈高を上げるとかはどうなの?葉っぱ部分を増やすとか。秋はしない?
畑
それはしないね。
田村
秋って下げていくイメージがあるけどさ。
畑
いや、下げない。現状をキープした状況で上げることはほとんどしないけど、下げることもしない。
現状をキープした状態で根を発酵させる方法を考えていく。
田村
夏ってさ、ちょっと上げるじゃない、刈高。
で、その、例えば春は3.5ぐらいだったやつが、夏に4.2ぐらいまでになって、秋になると4.2からまた3.8ぐらいまで下げていかない?
畑
下げていくよ。下げていくんだけど、夏を超えた弱い芝っていうのは、
秋の芝生の成長の仕方っていうのは、春と違って分月もするんだろうけど、そんなに著しく上に伸びていって、芽数が増えてっていう、芽がだんだん刺していって健康になっていくっていう形じゃないよね。
どちらかというと、気温低下とともに緩やかに夏のダメージを回復させながら、芽が充実していく時期みたいなイメージだよね。
だから上に一旦伸ばして、樹勢を回復させて、やり方としてはあるんだけど、
ある程度普通のグリーンの状態とか、普通の芝であれば、夏の多少のダメージを受けてきた芝であれば、
その面をできるだけキープした状況で、競争の環境改善を行いながら、グリーン芽を作っていく。
田村
コアリングとか目砂とかを撒いて、芽を作っていくってことか。それが、根っこを増やすことにつながっているの?
畑
そう。競争の環境改善をすることによって、どうしても夏のダメージを受けた芝って、秋口っていうのはものすごく根量も少ないし、競争がウェットな状況が続いているから、なかなか発根しないよね。
多少は発根してくるけど、やっぱり劇的な発根にはつながらない。
ちょうど10月の中旬くらいから、大体、根っこの発根が旺盛になってくるような仕向け方をしていきたい。
どうするかっていうと、そのままの状態にしていると、表層の環境があまり良くないから、どうしたって表層がウェットな状態が続いてしまう。
それを打開するのにどうするかっていうと、例えば夏を乗り越えた芝の芽の高さが4ミリで越えてきましたと。
その時にその芽を3.5ミリに落としたりしていくのではなくて、その高さをキープした状況で温存させてあげると。
どちらかというと、温存させた状況で私は砂で床をあげていく。
田村
砂を1ミリ撒いて。
畑
1ミリ撒いて、刈高を1ミリ下げる。
田村
芽の大きさは変わってないけど、1ミリ上がったから。
畑
頭の高さをキープしてあげる。
田村
なるほどね。
畑
そういうやり方で仕込んでいく。
田村
そうすると根にも良いんだ。
畑
根にも良い。やっぱり表層に砂を撒くことによって、結構隙間ができたり環境が良くなってくるので、しかも軸を守ってくれる。
上の葉先で芽を作っていく。
田村
この質問に答えると、秋の更新作業も含めだけど、
秋の芝管理、ベントグリーンの管理としては、根を育てることを意識して管理しているっていうことでいいの?
畑
そういうこと。
いかに根を発根させて健全な状況を取り戻すか、作り出すかということを意識してやる。
それにはどういう更新作業が良かったり、どういう芝管理が良かったりするのかっていうのを、
頭の中で妄想しながら、目をとって観察しながら決めていく。