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2026-05-07 21:57

刈高は結果。子株を動かす春のグリーン作り

畑
畑
Co-host

4月中旬を過ぎ、芝の動きが一気に活発になる季節。
キーパーにとっては、冬の間に考えてきたことを実践に移す、腕の見せ所です。
ただ、春のグリーン作りは「何ミリで刈るか」だけでは終わりません。
今回は、親株と子株、刈高設定、そしてフェイス作りの話をしています。

 

【今回の内容】
滋賀の寒さと琵琶湖の話 / ゴルフシーズン到来とキーパーの腕の見せ所 / 梅雨・夏越しを見据えた春の1か月半 / 芝を過保護にしない追い込みメンテ / 良いグリーンとは?については第7回を参照 / 親株と子株の成長バランス / 子株にアプローチする刈高設定 / 刈高は目標ではなく結果になる

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サマリー

今回のエピソードでは、ゴルフコースの芝生管理、特にグリーンコンディションの最適化について、元キーパーの畑さんと田村さんが語り合います。4月に入り、芝生が活発に成長する時期を迎えたことで、キーパーにとっては腕の見せ所であると同時に、梅雨や夏を乗り切るための芝生作りが重要になるとのことです。畑さんは、良いグリーンとは単に見た目が美しいだけでなく、芝生一本一本が均等に密度高く生え揃い、プレーヤーの意図通りにボールが転がる状態であると定義します。そのために、親株と子株の成長バランスを整え、子株を活性化させるための「追い込むメンテナンス」の重要性を強調します。具体的には、刈高設定を工夫し、子株に刺激を与えることで、芝生全体の密度を高め、均一なグリーンを作り上げるプロセスについて詳しく解説しています。このプロセスは、盆栽の世界における栄養バランスの調整にも例えられ、芝生一本一本の成長をコントロールすることの難しさと奥深さが語られました。

00:03
田村
コース管理の現場。この番組は、トーナメントコースをはじめ、数々のコースを渡り歩いた元キーパーの畑さんと、そんな畑さんを裏から支える私、田村が、コース管理の現場で見えることをいろいろと語る番組です。
はい、よろしくお願いします。
よろしく。
滋賀県の気候と琵琶湖の水位
畑
どう?なんか朝から雨が降ってて、ひどい天気だった。
田村
あ、そうなんだ。なんかこっちもどん寄りして、今にも降りそうな感じ。
あったかいね、でもあったかい。
畑
こっちはね、ちょっと肌寒いな。
田村
あ、そう?
畑
うん。今、滋賀県という都道府県。
田村
今、滋賀県という都道府県にいるんですけど。
畑
都道府県にいるんですよ。なんか寒いですよ。
田村
え、でもさ、滋賀県ってさ、琵琶湖が真ん中にどーんってあるから、あったかいんじゃないの?
畑
んなことないよ、寒いんだよ。
田村
海のそばとかってさ、夏涼しく冬あったかいみたいな。
畑
うん、けど、やっぱり滋賀県って、琵琶湖を中心に、その比叡山とか茨城山とか、標高のそこそこ高い山に囲われてるっていうか。
へー。
で、自分の住んでるところは、その鈴鹿山系があって、そこから吹き降ろしがあるんだよね。
田村
風が強い。
畑
そう、風が強いし、その冷たい風が降りてくるんだね。
田村
琵琶湖の水面とさ、海面って言ったら、琵琶湖の方が高いの?
畑
そんなこと考えたことがないわ。
田村
でも、もしかしたら高い可能性はあるよね。
畑
高いんじゃないかな。
田村
ねえ、ちょっと後で調べてみよう。
畑
あの、何、昔のその琵琶湖の出来た大分地っていうのか、
田村
うん。
畑
要は水溜りができて、それがちょっとずつ広がっていったみたいなね。
田村
あ、じゃあ雨水なの?
畑
雨水だろうね、たぶん。
田村
へー。
畑
もともとは。
あが、これ嘘言ったらダメだ。
田村
へへへ。
畑
だからそれを思うと、山々があってさ、窪みがあって、そこに水が溜まります。
で、それがどんどんどんどんこう山が侵食されていって、湖が増えていきました。
地殻変動と共にね。
畑
ということは、海面よりも高いんじゃないかな。
田村
ねえ、それの可能性あるよね。
畑
単純にね。
田村
でも、もうこの話広げる必要なし。
畑
そやな、けどまあ考えたことなかった。
へへへ。
ちょっと、あの、滋賀県民としては勉強しておきます。
田村
わかった、調べたらお知らせします。
畑
あ、逆に調べてくれるんや。
田村
はい、調べます。
畑
よろしくね。
ゴルフシーズンの始まりとキーパーの腕の見せ所
田村
はい、今日は?
畑
あの、ちょうど今、4月の中旬に差し掛かって、だいぶ暖かくなってね、もう半袖で過ごせるような時期になってきた。
ということは、ゴルフ場の芝生に置き換えると、まあいよいよ動きが活発化して、例えばグリーンで言えば収蔵量が増えてね、どんどんどんどんそのゴルフシーズンに突入してね、お客さんに提供するそのクオリティの高いグリーンを提供できる時期になってきた。
うん。
キーパーにとってはもう腕の見せ所の時期ですよね。
田村
はい。
畑
だからワクワクしてる。
田村
ワクワクしてる。
畑
自分は今グリーンを触ってるわけじゃないけど、なんかこうね、職業病じゃないけどワクワクしてる。
そんな時期ですよ。
田村
もうだってさ、今まで散々妄想してきたことをさ、ついに実践して結果が出てくる時だからね。
畑
そうそうそう。
うん。
畑
そうやね、妄想したことを実践しながら、いよいよ本格的に取り組める時期になってくる。
田村
うんうんうん。
畑
この集大成が、梅雨越し、夏越しっていうのに影響を及ぼすからね。
うん。
だからスポーツターフとしても成り立たさないとダメだし、梅雨のことも考えないとダメだし、当然夏のことも考えないとダメだから、キーパーにとっては過酷な時期に差し掛かったわけでもある意味。
芝生を鍛える「追い込むメンテナンス」
田村
そうだよね。冬の間にさ、春になったらエアレーションして、更新作業して、肥料を撒いて、芝芽を増やして、みたいなのを考えてて、
え、そんなの1ヶ月でできないじゃん。もし張り替えが必要だったら張り替えもしてみたいな。今まさにその時期だもんね。
その時期、真っ只中ですよ。
田村
真っ只中、もう緻密に計算してさ、スケジュール組んでいかないと収まりませんっていう状態だよね。
畑
ものすごく日数って1年間を考えたらありそうな感じなんだけど、ゴルフ場の芝生作りって本当に限られた時間しかないよね。
例えばグリーン作りっていうことに置き換えて言えば、本当にグリーンが活発に動いてくれる今の時期から、今の時期っていうのは4月の終旬以降から梅雨に入るまで、これが本当に健全に芝生が生育成長してくれる時期にあたるわけだけど、
それって1ヶ月半ぐらいしかないのかな、正味。その1ヶ月半でゴルフプレーヤーが好む芝生に仕上げないとダメだから。それでいて、梅雨に突入する前には梅雨に耐えられる芝生を作るっていうこの複合的な作り方をしていかないと、やっぱり生き物だから。
お客さんがどんどんゴルフをして、糖圧がかかって糖圧っていうのは足で踏まれてね、それにも耐えられて、しかも耐えきってその後に迎える梅雨という過酷な高温多湿の日照不足を乗り切れるような芝生、この2つを両立させていかないと、夏が越えられない。だから本当に難しいと思う。
田村
夏が越えられない芝っていうのはヒョロヒョロ長い芝って、根っこがちゃんとしっかり生え揃ってなくってヒョロヒョロしてて、いかにも病弱ですみたいな感じになっちゃうと、過保護でね。
過保護っていうのはどういうこと?肥料とか、水とか常にちゃんと与えられてて、栄養とかも常にちゃんと与えられてて、頑張らなくても生きてこれたみたいな。
畑
そういうこと。手取り足取り、いたれり尽くせりの育て方をされた。
田村
じゃあこの時期はちょっと本人みたいな感じになっちゃっても大丈夫なの?例えばお水が本当だったら今日撒いてあげたらいいのになみたいなんだけど、もう無理みたいな感じ?
畑
今は過酷な環境を逆に与えてあげる方が芝生にとっては強くなる。過酷な環境っていうのはやっぱりゴルフ場の芝だから、どういうかな。お客さんに踏んでもらえて、お客さんが来るからグリーンが荒れる。
グリーンが荒れるからそれを整えるのにグリーンを乗っけて表面を整える。目綱をやるとか切り込みを入れるとかね。とにかく攻めたメンテナンスをした方がいじめ倒した方が芝生は強くなる。
ウェイトトレーニングをする人が重いものを持ってガシャガシャ上げたり下げたりするのと同じことであって、いじめればいじめるほど筋肉のつきが良くなったり。
いじめなければそういった過酷な環境に耐える必要もないし。
田村
今すごい雨がダーって降ってきたから、もしかすると私のマイクの方には雨の音が入るかもしれないけど。
畑
いいんじゃないですか。
田村
ザーって聞こえたら雨の音です。
畑
それは芝生の人はいいと思いますよ。
田村
ごめんね話し落ちちゃった。
畑
いやいや、とにかく刺激を与える時期だと思うよね。
だから運動させて鍛える。
田村
運動させるってのはどういうこと?
畑
運動させるっていうことは自分では動けないよね。
田村
自分では動けない。
畑
自分では動けないよね。
だから外部から刺激を芝生自体に直接与えて、それを回復させる力を利用したり。
田村
なるほど。
畑
自力で回復させたりっていうのが運動になるかな。
田村
なるのね。
畑
その自力で回復する力を持っておいてもらわなあかんから、今の時期に至るまでに根っこの改善をするために土壌中の酸素吸入であったり、
土壌を緩めてあげたり、鍛えるための準備を冬の間にしておく。
田村
環境を整えておいてあげるね。
畑
環境を整えてあげる。
そうすることによって過酷な運動にも耐えられる。
だからそういった流れができてくるよね。
畑
だから本当に今は過保護にするのではなくて、とにかく追い込むメンテナンスをしていく。
田村
追い込む。
畑
追い込む。
良いグリーンの定義とフェイス作り
畑
追い込むっていうのはいろんな考えがあると思うんだけど、
色も緑でみずみずしくて、よくグリーンスピードが出るからいいグリーンだねっていう一般的な考え方ではなくて、
私の考えはいいグリーンの概念っていうのはフェイスが整ってる。
グリーンの中って芝生一本一本、森でいうなら木一本一本がきれいに整って生え揃って、
頭が揃ってる。木の高さが揃ってる。きれいに密度が揃ってる。
まんべんなく芝生が存在してる。
そういうグリーンがやっぱりクオリティの高い品質の高いいいグリーンなんじゃないかなと。
田村
今見てたら第7回の時にグリーンを仕上げるとは何かってお話してて、
その時に多分プレイヤーがこう転がるだろうなって思った通りに転がるみたいな。
目がポコポコしてないとかそういう話は多分してると思う。
畑
グリーンの傾斜通りに転がってくれる?
田村
うんうん。
畑
けれども密度が濃かったり薄かったり、芝生の葉っぱの大きさが太かったり細かったりすれば、
どうしたって傾斜以上に違う影響を受けてしまう。
田村
それはどうやって直していくの?
畑
そこが追い込むっていう作業をしないとダメだよね。
田村
それが追い込むんだ。
親株と子株の成長バランスと刺激
畑
仮高だけにとらわれてグリーンを仕上げていくっていうのは誰でもできるんだけど、
じゃあどこで仮高をセッティングするのかっていうのをキーパーなんかは決めるんだけど、
例えばグリーンの収総量。
グリーンの中でものすごく生育の旺盛なものと、生育が緩やかなものと、
それは土壌環境によって大きく左右されるよね。
田村
そうだよね。この前なんだっけ。
秋のコアリングでさ、砂が入らなくて、中が空洞になっているところを葉っぱが肥大化するみたいな話があって、
それはどうしても避けられないことだみたいなことを言ってたから、
どのゴルフ場でもきっと肥大化した芝っていうのはあるよね。
畑
それでやっぱり肥大化するっていうのは、
よく盆栽の世界で言われることがあって、
栄養をどちらかと言えばそちらに引っ張られる。
田村
そうだよね。強いし大きいからさ、
畑
周りから栄養を取っちゃう。
田村
そうだよね。食べれちゃうもんね。
畑
盆栽の世界で言うと、ものすごく広くな土地に植えた木っていうのは、
1本目の枝、2本目の枝、3本目の枝ってあるんだけど、
一番地面に近い枝をイチノエダって言うんだけど、
この枝が強すぎると、この枝に栄養分が全部寄ってしまうよね。
そうするとこの枝が肥大する。
そうすると上に栄養分が上がらない。
だからイチノエダってものすごく太ってしまって、
売り物にならないような盆栽植木が育ってしまうんだけど、
それとは全く違うんだけど、
例えて言うなら、肥大した芽があったり、
ちょっと痩せ細った芽があった場合に、
どうしたってそちらに栄養分が偏ってしまって、
その部分が葉っぱが肥大化したり、
成長をプラスアルファで促されて、
上に上に伸びていく。
田村
でもさ、肥大化した芝とかがあったら、
そうなんだと思うんだけど、
肥大化した芝がない芝、綺麗なグリーンだったとして、
でも分裂はするわけだから、
親株と子株だったら親株の方が強いでしょ?
畑
親株の方が強い。
田村
そうすると親株ばっかり育っちゃって、
子株が育たない、下っちゃう可能性とかあるよね。
畑
そういうことだ。そういうことだ。
だからキーパーは何に目をつけるかっていうと、
その親株と子株がある。
当然親の方が体が大きくて目立つ存在だ。
子供は体が小さい。
そのまま同じように肥料を与えていると、
どうしたって親の方に肥料を取られてしまう。
そうしたらこの親の方が肥大化してしまう。
子供はそんなに肥大化しない。
親に栄養を取られてしまう。
そういう構造がグリーンの中でも繰り広げられてくる。
だけどそれを防ぐためにどうしたらいいか。
それを防ぐため、それは防げないんだけど、
じゃあ子株をもう少し大きくさせるにはどうしたらいいのか。
やはり刺激を与えるしか方法がない。
刺激を与えるってどういうことなのか。
グリーンで言えばカットをする。
子株にアプローチする刈高設定
畑
刈り込みをする。
それからグルーミングをする。
縦回転の目に刺激を与える。
厳密に言えば刺激を与えるために使うような作業ではない。
畑
表層のサッチを取ったり、
表層の寝てる芝生を少し起こしながら刈り込みをしたり。
そういった小さい株に刺激を与えることによって、
その芝生自体が活性化してくる。
そういうアプローチをとにかく繰り返していって、
刺激を与えた芝っていうのは分月が進んでくるから。
田村
それは親株の方が。
畑
親株も当然そうなんだけど、子株も分月が進んでくる。
田村
子株からさらに子ができることがあるの?1年の間に。
畑
ただ、それは1年っていうのか、
いきなり生まれた子株っていう表現ではなくて、
何年か存在するんだけど、
何年か1年、2年くらい存在してるんだけど、
目が小さいっていう表現をすればいいのかな?
田村
なるほどね。
畑
そういう意味で子株。
ただ、今まで親株がどういうのかな?
田村
親株がメインだったんだけど、
畑
親株が邪魔をして、
なかなか子株に刺激を与えられるようなメンテナンスを
やれてないグリーンっていうのは、
親株だけが刺激を受けてるんで、
親株がより大きくなっちゃう。
で、その株がどんどんどんどん分月をしていく。
それはそれでいいと思うんだけど、
やはり地面より高い位置で、
これちょっと表現的に。
田村
親株に合わせたメンテナンスをしてると、
親株はだんだん葉っぱも大きくなってくるし、
親株と子株の間の差っていうのが
どんどん広がってくるから、
ある一定の時に親じゃなくて、
子株の方をメインにしていかなきゃいけないっていう話?
畑
そういうことですね。
田村
で、それはどうやるの?
さっき言ってたのは、グルーミングで
刺激を与えて、子株を活性化させるっていうのが一つ。
あと他には。
畑
で、刈り込みっていう手法があったね。
ところが、刈り込む時に、
刈り込みのセッティングっていうのは、
フロントローラーと後方ローラーの一番底辺で
刈高をセッティングしてるんだね。
それがゼロ点で、
そこからリールバーっていうのが上についてて、
リールバーとローラーの底辺の高さを
刈高としてセッティングしてあったよね。
で、ここのローラーの一番底辺が刈り込む時に、
親株の上に乗っかって転げてるんだよね。
田村
あー、はいはい。
畑
一歩一歩で考えたら、
当然親株、子株って乗っていきそうな感じがするんだけど、
グリーンの小さい中で、やっぱり親株も無数にあるし、
どちらかといったら、
左下、大きくなった葉っぱの上をローラーが転んでいくような
刈高設定になるよね。
で、そうなってしまうと、
どうしても、いつまで経っても親株はカットができるんだけど、
子株にアプローチができない。
でさあ、そこでどうするのかっていうと、
現場に行って、その子株にアプローチができるような
刈高設定を目で見ながら合わせていく。
田村
でもそうすると、親株の方は軸刈りしちゃうんじゃないの?
畑
それは、軸刈りは良しとする。
田村
刈れちゃうじゃん。
畑
刈れても良しとする。
極力いったら殺しちゃって、その他の芽にアプローチさせる。
厳密に言ったら刈れないね。
田村
刈れないの?
畑
厳密に言ったら刈れないんだけど、
そこまで強いアプローチはしないんだけど、
成長点というのがあって、成長点より下げることはしないんだけど、
田村
ある意味、軸刈りをさせてしまう。
私、庭の芝生で軸刈りしちゃって、
次の日に全部真っ白になったことある?
畑
それはあるよね。
そういう感じにはならないんだ。
グリーンはもともと小さく小さく作ってるんで、
大きいって言ったって、本当に小さい、ビビタルもん。
だから現場に行って、その子株にアプローチをさせて、
畑
子株の芽数を増やそうっていう行為をさせて。
田村
それはさ、現場に行って刈高を決めるっていうのはさ、
寝っ転がって下から見るって感じ?
畑
寝っ転がってルーペを使ったり、
虫眼鏡を使ったりして、
機械担当、キーパー、サブキーパーあたりが、
こうやって観察してやる。
田村
そんなことしてたんだ。
畑
で、刈高を設定したときに、刈った後を目をとって、
実際にその子株にアプローチできてるかを確認する。
まだアプローチできてなかったらもう一回下げる。
その繰り返しをしていって、
強制的に子株を動かす行為をする。
子株の活性化とフェイス作りの繰り返し
田村
毎日やるの?
畑
毎日じゃない。一回やったらいいから。
田村
え、あ、何?
例えば3.2ミリで子株にアプローチできました。
畑
アプローチできました。
田村
でなったら、もうずっと後は3.2ミリで刈ってて。
畑
うん。しばらく3.2でやって、
そのアプローチした子株がいかに活性化してきたかっていうのを、
ルーペで見たりして確認する。
で、今度第2段階はさらに下に攻め込む。
その子株がそこそこ活性化してくると、
上に上に行こうとしよう。
地域が与えられるから。
今までは下でぬくぬく暮らしてたんだけど、
葉っぱが取られるようになってきた。
そうするとやっぱり植物の習性としては高剛性をしたり、
やっぱり葉っぱを形成していかないとダメだから、
上に上に光を求めて上がろうとしている。
けどもう上で刈り込みで止められてしまってるんで、
肥料とか栄養分が体に蓄積されてきて、
畑
それを体を大きくさすために使っていくんだけど、
上に行けないものだからどうなるかっていうと、
横に増えていく。
田村
なるほど。孫株ができるんだ。
畑
その習性を利用して分月っていうのを促しながら、
目数を揃えていく。
田村
揃えるっていうか増やしていくってこと?
畑
増やしていく。
そうするとまんべんなくグリーンに目が揃ってくる。
田村
なるほどね。
畑
それをどんどんどんどん繰り返していく。
っていうのがフェイス作りの基本なんだ。
刈高は結果であり理由ではない
田村
面白い。
畑
今日なかなか言葉では伝えきれないけど、
もっと上手く伝えられるようにちょっと勉強する。
田村
絵を描いて説明すると一番説明しやすい。
そうだね。
畑
だからね、グリーンの作り方って
人それぞれいろんな考え方があるけど、
私の場合は均等な目をグリーンに存在させるような行為を。
まばらではなくてね。
田村
そっか、だからあれだよね。
最終的な目標を梅雨までに3.2ミリにしますとかさ、
2.8ミリにしますとか言うけど、
そうじゃないって話だよね。
畑
そうじゃないね。
その仮高っていうのは結果的に何ミリであったっていう考え方、私は。
何ミリにするとかではなくて、
結果何ミリだったっていう。
それには仮高の理由じゃなくて、
それ以外の理由があって、
たまたま仮高が2.8であったり3であったりしただけのことであるっていう。
田村
なるほどね。分かりました。
番組の締めと過去のエピソード紹介
畑
なんか分かったような、分からないような説明をしたけど。
田村
分かりました。面白かった。
面白いですか。
終わりにします、今日は。
畑
終わりですか。
田村
もう終わりです。
終わりですか。
今日の話は、畑さんの経験をもとに話をしています。
感想や質問は、Xかインスタグラムで、
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フォローやレビューもお待ちしています。
もしよかったら、第7回のグリーンを仕上げるとは何かっていう回が、
グリーンの仕上げ方というか、
どういうグリーンがいいグリーンかっていうのを話していると思われるので、
概要欄を読む限り、ぜひ聞いてみてください。
今日はおしまいにします。
畑
ありがとうございました。
田村
ありがとうございました。
21:57

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