BC003 アフターショー&倉下メモ

Jan 15, 2021 goryugo

ブックカタリスト第三回の倉下メモ功利主義(ユーティリタリアニズム: utilitarianism)について行為や制度の社会的な望ましさは、その結果として生じる効用によって決定されるとする考え方。重要な人物は二人。十八世紀のイギリスのジェレミー・ベンサム(1748〜1832年)とジョン・スチュアート・ミル(1806~1873年)。共にイギリスの学者。ジョン・スチュアート・ミルのお父さんは、ベンサムの友人だったと覚えておくと、二人の世代感覚がわかりやすいかも。倫理における功利主義倫理学とは、私たちはどのように行動(あるいは判断)すればいいのかについて考える学門。道徳は、「このように生きましょう」と教えるものであり、前提は決まっておりそれを疑うことはない。その点が倫理学と道徳の違いだと言える。もし「道徳」の授業を受けて、「本当にそれは正しいのだろうか」という疑問が立ったのならば、それが倫理学の始まりだと言える。ちなみに、古くはアリストテレスが徳に基づいて生きるべし、という倫理観を「幸福論」という形で提出している。功利主義の特徴功利主義は四つの特徴を持つ。一つ目は、行為の評価においてその結果を重視する「帰結主義」。二つ目は、その結果において幸福を重視する「幸福主義」。三つ目は、個々人の幸福ではなく全体の幸福を考える「最大多数の最大幸福」。四つ目は、一人を一人以上には数えない「公平性」。功利主義とは何か | 哲楽より。よく出てくるトロッコ問題は、この考え方を示すのにうってつけの例。1人の命の5人の命ならば、全体としては前者が犠牲になっても、後者が助かった方が幸福が高いと計算できる。もちろん、こうした考え方には批判も多く出ているが、少なくとも功利主義がいかなる理路を用いているのかは、この例によってつかまえやすくなる。ただし功利主義を認める人(功利主義者)においても、違いは少なからずある。たとえばベンサムは幸福=快楽-苦痛を単純に計算できると考えたが、ミルは快楽と苦痛には質的な違いがあり、単純に量を比べるだけではうまくいかないとした。ベンサムの考え方を量的快楽主義、ミルの考え方を質的快楽主義と呼ぶ。ただ、どちらの立場であっても快楽を計算できると考えている点では同じ。倉下はこの点に現代の「デジタル」と似たような思考方法を感じる。特にベンサムの思考は非常にデジタル。時代の流れと功利主義二人の思想家は、18世紀から19世紀のイギリスで活躍しているがこの時期のイギリスは重要な思想家が多い。さまざまな理由があるだろうが、産業革命による人々の生活と社会制度の変化はその理由の一つとして見逃せない。王政や貴族制が実質的な権力を弱めていく中で、新しい規範性が社会の中で求められていた。功利主義者たちは、そうした思いを代弁、集約したものだと言えるかもしれない。功利主義の「公平性」は、現代ではもはや前提とも呼べる考え方だが、それは真理でも絶対的事実でもなく、ある歴史の流れの中でなんとか確立されてきたものである。ただし、時代が進むと、政治と倫理だけでなく、経済と倫理、科学技術・文明と倫理など人間が考えないといけない分野が広がってきており、原初の功利主義ではうまく新しい地平を切り拓けない場面も出てきている。功利主義も変化し、さまざまな主義・思想とぶつかりながら新しい潮流を産み落としていくことだろう。紹介した漫画『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ)『憂国のモリアーティ』(三好輝)次の回の候補『ワークマン式「しない経営」――4000億円の空白市場を切り拓いた秘密』(土屋哲雄)『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ) 』(東浩紀)『記憶のデザイン (筑摩選書) 』(山本貴光) This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

BC003『功利主義入門』

Jan 8, 2021 goryugo

面白かった本について語るPodcast ブックカタリスト第3回。今回は、『功利主義入門』について語ります。Amazon.co.jp: 功利主義入門 ──はじめての倫理学 (ちくま新書) eBook: 児玉聡: Kindleストア概要倫理学とは「倫理について批判的に考える」学問である。すなわち、よりよく生きるために、社会の常識やルールをきちんと考えなおすための技術である。本書では、「功利主義」という理論についてよく考えることで、倫理学を学ぶことの意義と、その使い方を示す。「ルールはどこまで尊重すべきか」や「公共性と自由のあり方」という問いから「幸福とは何か」「理性と感情の関係」まで、自分で考える人の書。選んだ理由ブックカタリスト第1回、ダーウィンエコノミーについて考えているときに、Kindleセール時にこの本を買っていたのに気がついた。自動運転にしてもコロナにしても、これからの時代のあり方などを考える際に倫理の重要性が増してきた、と感じている。ダーウィンエコノミーの内容ともつながる部分が多く、知識を補強するため基礎を学んでみようと本書を読み始めた。読み進めていく中で、自分は高校以来倫理というものをまともに学んでいなかったことにも気がついた。変化がますます激しくなる今の時代だからこそ、考え方の基礎となる、普遍になりうる理論を学ぶメリットは非常に大きいことではないか、と思うに至った。読書メモ倫理を学ぶ際に、1つ「型」を身につけておくと他を学ぶ時にも学びやすい。その中でも「功利主義」というものは、比較的習得が容易で、これをまず入門として身につけておくとよい。この流れに沿って、前半は主に功利主義とは何か?から始まり、時代とともに功利主義がどう変化していったのか、というのが論じられる。功利主義は「功利原理」に基づき、最大多数の最大幸福を目指すもの。この考え方に対する批判を紹介しながら、その批判への返答を書いていく、というのが本書の基本的な流れ。その後、それを社会政策に当てはめて「自由主義(リバタリアニズム)との類似点、相違点などを語りつつ、幸福についてや、現代功利主義の主流はどうなっているか、などの話まで書かれている。2011年に書かれた本だが、コロナ禍のこの時代に深く考えたい「公衆衛生(Public Health)」という概念についても入門的な解説があり、その部分だけでも今の時代に読む価値はあると思う。J・S・ミルはすごい。知れば知るほどそう感じるようになった。末尾のブックガイドも解説つきで充実しており「入門」として非常に良い本だった。この本のおかげで、他の倫理関係の本を読むのが非常にスムーズになった。用語解説批判的思考これまで身に付けてきた考え方について改めてその根拠を考えたりその性格の意味を問うたりすること。倫理学、道徳哲学を学ぶ際にもっとも重要だ、と言われていること。倫理的相対主義絶対的に正しい答えなどない、という考え方。例:倫理観は時代で変わる。ずるいと言われても合法ならいい。多くの人が知らずに支持している立場でもある。J・S・ミル1806-1873自然論の著者。ダーウィンエコノミーでも名前が登場。危害原理の提唱者でもある。自然論では、自然に従うことは、不合理で不道徳である、という主張。ジェレミー・ベンタムの弟子。🐷この時代にここまで未来を見越した普遍性のあることを考えていたのはすごい。この人の凄さを思い知った本でもあったジェレミー・ベンサム(本書では「ベンタム」と表記されている。この本の著者はベンサムの研究者)1784-1833功利主義の主張者。書籍:道徳及び立法の書原理序説(序説自然は人間を、苦痛と快楽という二人の王の支配下に置いた。弟子にJ・S・ミルなどがいる。功利原理人がなすべきこと、正しい行為は社会全体の幸福を増やす行為。正しくない行為はその逆。幸福とは快楽で、不幸とは快楽がないor苦痛のこと。ベンタムが批判したもので「禁欲主義」というものや「共感・反感の原理」(正しいものは気に入った行為)などがある。功利計算快苦の量を計算しないといけない。強弱、長短がある。今すぐか、将来か、ということもある。快には14種類、苦痛には12種類ある。(味覚や触覚、記憶や想像、親切にした喜びの共有。人の不幸を見て得られる悪意の快。身体や精神的苦痛、苦しみを共有する苦痛、他人の幸福を妬んで感じる苦痛など)帰結主義行為の正しさを帰結によって評価する主義結果と帰結は違う。こう行為すると、こういうことが起きるだろう、という予測に基づいて評価する。幸福主義快楽を増やし、苦痛を減らすような行為が含まれる快楽主義などもこれに含まれる。自由や真理の価値は、それが幸福を増進するから内在的価値を持つものは幸福だけである、と考える。リバタリアン・パターナリズム(ナッジ)ナッジ、と呼ばれる政治哲学的な立場。(肘で突っつく、背中を押す、という意味)強制するのではなく、それを選ぶようにうまく誘導する。人間はあまり合理的に行動しない、という前提に立っている(行動経済学)ウイリアム・ゴドウィン1756-1836アナキスト(無政府主義者)家族や友人を優先することは許されない、と強く主張していた。のちにメアリ・ウォルストンクラフトと結婚。結婚制度自体を批判していたので、多くの人に非難された。(本人は信念を曲げることに問題を感じていなかったようだ)妻は出産で死亡。その伝記を書いて、婚外子、自殺未遂などが明るみに出て、さらに評判を落とす。娘は駆け落ちし、フランケンシュタインを執筆。間接功利主義家族への義務、道徳を考慮して行為すれば、結果的に功利主義的に行動する。功利主義者も、常に功利原理に基づいて意思決定する必要はない、という考え方。規則功利主義過度な道徳規則や義務を疑い、社会全体の幸福に貢献するか評価。認められる義務や規則を採用する。最初期の功利主義は「行為功利主義」と呼ばれる。ミルの危害原理はこういう「二次的な規則」として理解できる↑行為功利主義者ではこの概念は通じない。ミルは「個人の自由を保障した方が長い目で見て大きな幸福が見られる」と考えた。あとがき回数を重ねてブックカタリストもようやく収録から更新までの流れが安定してきました。私の中でも、ついにようやく「このくらい準備しといたらいいんだな」というのが見えてきた感じで、本を読むという行為もいい意味でこれまでと違うものになってきています。(これは、やってよかったな、ってしみじみ思ってます)これを読んでくださったあなたにも、ブックカタリストを面白いと思っていただけたら大変嬉しいです。そして「いいね」「シェア」「コメント」などいただけたら、こんな嬉しいことはありません。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

BC002 アフターショー

Jan 1, 2021 goryugo

ブックカタリスト収録後のフリートーク&次回の本をどうするか、の打ち合わせトークです。今後は、アフターショーを交えて毎週更新をしていこうと考えています。アフターショーで出てきた本のリストもこちらでご紹介します。「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 | 末永 幸歩 | ビジネス教育 | Kindleストア | AmazonAmazon.co.jp: 功利主義入門 ──はじめての倫理学 (ちくま新書) eBook: 児玉聡: Kindleストア会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語 (日本経済新聞出版) | 田中靖浩 | 実践経営・リーダーシップ | Kindleストア | Amazon帳簿の世界史 (文春文庫) | ジェイコブ・ソール, 村井 章子 | 世界史 | Kindleストア | Amazonサピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 | ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之 | 歴史学 | Kindleストア | Amazon三国志(一) (吉川英治歴史時代文庫) | 吉川英治 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

BC002『独学大全』

Dec 25, 2020 goryugo

面白かった本について語るPodcast ブックカタリスト第2回。今回は、『独学大全』について語ります。ブックカタリスト第二回の倉下メモ*本のリンクはすべてAmazonアフィリエイトのリンクです。▼読書猿さんについてくるぶしさん。Twitter IDは @kurubushi_rm。ブログは「読書猿Classic: between / beyond readers」著作は、以下の三冊。『アイデア大全』(フォレスト出版)『問題解決大全』(フォレスト出版) 『独学大全』(ダイヤモンド社)マシュマロの回答をまとめたScrapboxプロジェクト。◇marshmallow-rm▼異例のビジネス書最近のビジネス書は「わかりやすく、すぐに読める」ものが好んで出版される傾向があった。図解や漫画でわかるといったものが好まれるという認識。そこに『アイデア大全』(2017年)は殴り込みをかけた。「わかりやすく、すぐに読める」ものは、どうしても具体的なノウハウやTipsだけが扱われ、そうしたものを生み出してきた知識の系譜への記述は軽んじられる。あるいは無視される。個人的には、野口悠紀雄さんの『「超」整理法』は、既存のノウハウについて分析しながらも新しい知見を提出しているという意味で、論文的な書き方がされていたが、しかしそういう本が後に続くことはなかった。「成功したすごい人のノウハウ」として、再現性が検討されることもなく出版されていった。それって何か違うのではないか、という思いが『アイデア大全』からは感じられる。その意味で、『アイデア大全』の出版はエポックメイキングであったはずだが、その実その後に続いたのはいわゆる「大全もの」の氾濫だった。たしかにそれらには「教養的」な情報が記述されているが、きわめて断片的で散り散りでしかない。そうした状況を読書猿さんがどのように感じていたのかはわからないが、嬉しさよりももどかしさや憤りの方が強かったのではないかと予想する。そのエネルギーが『独学大全』では爆発している。鈍器と評されるページ数と、3000円という価格設定。ビジネス書では異例である。にも関わらず、権威あるアカデミズムで評価されるような難解な文章が踊っているわけではなく、むしろ文章は読みやすく、さまざまな工夫が仕掛けられている。つまり、ビジネス書という体裁は(土俵ギリギリいっぱいではあるが)はみ出していない。そこが本書の異例中の異例なところであろう。▼これからの仕事術『独学大全』は、個人はどうしたって自分を思い通りに動かせないことがスタートになっている。これまでは、「今までのあなたはダメだったかもしれないが、この本のノウハウを実行すればすごいあなたに成れますよ」と説いていたことに比べると大きな変化な変化だ。もちろん、これまでの言説の問題は、その「この本のノウハウを実行すれば」ですら、「自分を思い通りに動かす」必要があるという点で、これを乗り越えられないから基本的にうまくいかない。そもそもそれができるなら、そうしたノウハウは必要とされていないはずである。もう一つの問題は、画一性の前提であり、それは多様性の否定である。たった一つの、しかも具体的に提示される方法を「その通りに」やってうまくいくほど、人間は均質ではない。本来それは具体性を通じて抽象性に至る道を提示すべきなのだが、なにせ「わかりやすく、すぐに読める」ものではそうした知的作業は好まれない。結果として、「わかりやすいけど、ぜんぜん自分には役立たない」ノウハウ書が山のようにできあがる。『独学大全』は、きちんとその前提を踏まえている。つまり、人間は自分すらもままならないのだ、と。しかし、少しずつ歩みを進めていくことならできるのだ、と。一進一退どころか、二退三退しつつも、前に進む意志を持ち続けることはできるのだ、と。この変化を私は経済学と行動経済学の対比と同様に捉えている。つまり、完璧な「経済人」と現実的な人間との立ち振る舞いの違いは、仕事術においても同様に理解されてしかるべきなのである。『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』はまさにその観点に立って書かれているし、 戸田山和久さんの『教養の書』や『思考の教室』も、ダメダメな人間を起点として何ができるのかが検討されている。▼個人の知の営みについて最近の書籍で、個人の知の営みについて語った本のリスト。『これからのエリック・ホッファーのために 在野研究者の生と心得』『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』『知的生活の設計』『勉強の哲学』 それぞれに異なる特徴があり、読んでいて楽しい。知的生産の技術的に参考になる話も多い。▼本を読むことについて「本を読む」という行為は、個人の頭の中だけで行われる上、執筆やアイデアと違ってその結果が直接表に出ることがないので、他の人がどうやって本を読んでいるのか(本を読むとはどういう知的営為を指すのか)が案外にわからないことがある。少なくとも、小説のように頭から最後まで読んで、著者が構築した世界に浸りきる、ということだけが「本を読む」ことではないことは間違いない。以下の本でそれを確かめられる。『知的生産の技術』『本を読む本』『読んでいない本について堂々と語る方法』 人と人の付き合い方にバリエーションがあるように、人と本の付き合い方にもバリエーションがある。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe

BC001 『ダーウィン・エコノミー』

Dec 11, 2020 goryugo

面白かった本について語るPodcast ブックカタリスト第1回今回は、ダーウィン・エコノミーという本について語ります。概要* Amazonリンク* 日経BP (2018/3/23)(オリジナルは、2011年に執筆されている)* 購入日:190106* 著者:ロバート・H・フランク 若林茂樹 (翻訳)* 価格:2000円■昔のほうが、生活は豊かだった。社会の中間層には経済的活力があり、社会インフラはきちんとメンテナンスされていた。だが、その後何十年にもわたって経済成長率は大きく鈍り、中間層の時間当たり賃金は減少する一方で、CEOの賃金は10倍になった。富の格差は広がる一方だ。■「経済学の父」とされるアダム・スミスは、自由な市場はすべての人にとっての最善を生み出すと考えた。だが、現実世界を見回すとスミスの「見えざる手」が機能していないように思える。むしろ、ダーウィンが観察したように、個々の動物の利益と、種としての大きな利益は深刻に対立している。■このダーウィンの観察を、経済に応用したら、どんな世界が見えるだろうか。個人の利益と、社会全体の利益は、どうやってバランスさせればよいのだろうか。格差、教育、公共投資、貧困といった諸問題に対し、人気経済学者が解決策を提示する。要約中流階級は相対的に貧乏になり、政府は意義あることにお金を使わなければならない。現在の最適解は税金が最も高い価値を生む政府を作ることであるが、そのためにどういう手法があるか。ダーウィンの進化論を元に、方法について考える。まず知っておくべきは、物事の多くは相対的な関係で決まる、ということ。この相対的な関係から起こる事象に規制をしないと、結局全員が不幸になってしまう。また、個の進化は全体の最適化に結びつかないことがあるので、そういう場合に規制が重要になる。例:ホッケー選手はヘルメットをつけない規制のポイントは相対的な関係への過剰な投資をやめさせることと、有害な活動に対する課税である。これが結果的に全体の幸福を生む。🐷コメント著者は、とにかくリバタリアンを嫌っている印象が強い。リバタリアニズムが強い人は反発を覚える可能性あり。今回最も「役に立ちそう」な言葉は「地位財」「非地位財」というもの。地位財は「相対的なもの」で、結果的に(一般人には)幸福に結びつけることが難しい。書籍では「地位性が強いものほど多く課税すべきだ」という累進的消費税、という概念が述べられていたが、個人的には自分の消費行動においてこの「地位財」「非地位財」という観点で見直してみると「コスパ良く」幸福に繋げられるように感じた。読んでみて、5〜6章あたりが大変に難しかった。(通読に加え、複数回読み返してようやく大筋が掴めた)そして最終盤、11章での「効率的な課税による解決策」が最も楽しく読めた。 This is a public episode. If you'd like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit bookcatalyst.substack.com/subscribe