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2021-01-01 16:45

BC002 アフターショー

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はい、ブックカタリスト第2回収録が終わりました。
これ何て言うのやったかな、こういうの。アフターショー、何て言うかな。なんか堀さんが言ってたけどな、忘れたな。
舞台裏? 舞台裏。 楽屋トーク? 楽屋トークかな。
次回紹介する本をどういうのがいいのかなっていうことを考えたり、今日話した本がどうだったのかなっていうことを簡単に話せればと思っています。
ほう。 俺、次回話そうと思っている本が3冊、3つ候補がありまして、
1個目が13歳からのアート思考っていう本で。 思考は考える、思考は考える、思考力の思考。
思考力の思考。 はるなさんが借りてきて、それをきっかけに読んでみたっていう意味で、自分だったら絶対読まないなっていう意味で、
そういう意味で意外と良いのかもなっていうので、読んでみた本なんですが。
大人たちも今最優先で受けたい美術の授業っていうキャッチコピーがありますね。
タイトル的に、タイトルっていうか帯的にも多分自分だったら読まないだろうなって感じなんだけど。
まあ俺も読まないでしょうね。きっと俺は。
なんか、はるなと俺が読んだ感想が全然違ってて。
面白いなあ、それ。
なんかね、はるなはね、ビジネス書チックな捉え方をしていたんですよね。
で、俺ね、そのビジネス書チックな印象、記憶が全くなくって、書かれていたのは全部その20世紀のアートの歴史がざっと学べた?
いや、だからそれが、その感想の違いがやっぱ面白いなって本を読むと面白いなって思う。だから、はるなさんにとってはある程度知ってることだったんでしょうね、そういう話が。
はるなはね、美術史に興味ないらしい。
逆に興味がないから飛ばしたってことか、なるほど。
で、なんかアートの作品が、例えばそのピカソの何だらっていう絵とか何種類かあって、その絵っていうのが歴史的になぜすごい絵だと言われたのか、何がどうすごいのか。
まあわかりやすい話だけど、ピカソの絵ってあれ何がすげえかよくわからんって誰もが言う話じゃないですか。
うん、確かに。
で、まあ読んでみて一定の答えみたいなものが自分の中に出てきたなっていう感じかな。これはすでに読み終えている本で。
で、あともう一個、今読んでいる途中なのが、ちくま書房の新書なんですけど、公理主義入門っていうやつ。
公理主義入門。
これは1個目のダーウィンエコノミーともつながるところっていうか、そういうニュアンスが割とあって、
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ダーウィンエコノミーで社会全体を良くするためにはどういうことをしたらいいかみたいな話を色々話していた感じなんですけど、自分的には。
で、その中でも多分そういう倫理だとかっていう話が出てきたりもしてたし、ちょうどたまたまこれは偶然自分がセールで買っていて、自分の通読リストの中にあったんですよね。
はいはいはい。
で、それをきっかけに読んでみたら、そういえば俺、倫理って勉強全くしたことないよねって思って。
倫理って本当に高校の1授業以外ではまず習わない学問ですよね。
うん。でね、一般的にうちの高校は1年生の時に1コマ1時間あってやってたんだけど、なんか多くの高校はそれすらも存在してないみたいで。
へー、そうなんや。俺も受けたけどな。小学校とかでは道徳の授業はあるけど、倫理の授業ってないんですよね。
そうそう。で、道徳ってね、しかも今の時代から見たらこれやべえんじゃねえかっていう価値観のやつとか結構押し込んでくるから、あまりよろしくないと思うんですよね。
確かに。
特に時代にそぐわない価値観がなんか出てくる。
うん、確かに。
で、倫理とかって言ったら知らない分野っていうのもあるし、今の自分にとってその世の中が変わっていく中で正しいことという言葉はあまりよろしくないんだけど、いろんな判断の基準としてある程度の倫理を学んでおくのも悪くないなって思ったりとか。
なるほど。
本にも書いてあったんですけど、倫理の入門としてまず一つの型を身につけるのは良いことで、その入門として公理主義は比較的わかりやすくて簡単な考え方なので、倫理の入門としても公理主義に入門しておくのは良いことだっていうことが書かれてて。
それも1個目と繋がるという意味でも選択肢として割と良いんじゃないかなって思ってたり。
もう1個が会計の世界史、帳簿の世界史っていう2冊の本。
これは個人事業主をやっているとめっちゃ思うんじゃないかと思うんですけど、帳簿付けアホくさいじゃないですか。
生産的ではないよね。
帳簿付けがすごい嫌いで嫌で、嫌いとは違うな。行為自体はあまり嫌いではないんだけど、何のためにこれをやるんだろうっていうのはすごい思っていたりだとか、一番気に食わなかったのが原価消却っていうやつ。
はい、原価消却。
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個人事業主じゃないとあまり体験しないかもしれないんですけど、30万円を超えるもの、例年は10万円ですよね、を超えるものを買ったら原価消却として何年間かに渡って費用として計算しないといけないという、分かりにくくするだけにしか思えない仕組み。
そうですね、確かに。
って思ってたんですけど、ちゃんと歴史を学ぶと、なぜ原価消却というものが生まれて、何のために存在していたのかっていうのがちゃんとわかって、ちゃんと歴史を勉強したら、その会計の自分が不条理に感じていたことは納得できるようになったんですよね。
これ、さっきの1冊目のアートのピカソの評価とも一緒で、歴史が学ぶとわかることが増えるんですよね、納得できることが増える。
そうですね、言ってみればそういうことなのかもしれない。
わかるためには歴史を学ばなければいけないというふうに言ってもいい?
俺ね、そういう意味で言ったらね、人生で一番影響を受けたのはね、たぶんサピエンス全史なんですよ。
なんとってサピエンスの歴史だからね。
あの本を読んでから、あらゆる物事の見え方が変わったというレベルで、すごい影響を受けた。
まあね、面白いもんね、あの本。
ただね、長大すぎて、長すぎてね、いつかブックカタリストでも取り上げたいと思いつつ、1回や2回で終わるレベルのものではないなと思って。
いやー、でもそうやって長いって言われる本をちゃんと読み切らせてる著者の筆力がすごいですよ。
サピエンス全史、俺最初読んですごいなと思ったのは、本文中に参考文献が出てこないんですよね。
え、そうだったっけ?
あの学説の本っていうのは、これこれこういう学者がいて、この本でこれを論じてるってことは、いちいち本文中に出てくるんですけど、それが一切ないんですよね。
え、あの人が全部なんかやっているってこと?
いやいや、参考文献は後ろにまとまっているだけであって、いわゆる学者の名前をいちいち挟んでこない。
あー、だから読みやすいのか。
そうそう、読みやすいんですよ。そういうふうに、学術書の題材じゃなくて、いわゆる読みやすい人、人文書というか、広く読まれる形でちゃんと書かれてて、そこがすごいなと思って。
まあね、あの人の2作目3作目はサピエンス全史に比べるとインパクトが圧倒的に弱かったんだけど。
まあ確かに。
まあでもやっぱその、そもそもね、自分が本に入ったきっかけっていうか、読書がだいたい歴史本が原点なんですよね。
なんか小学校の頃のアニメで三国志がやっていて。
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はいはいはいはい。
あのあらしたさん、そうか、同世代だから多分もう見てたら分かりますよね。
あのね、打ち切りになったんですよ、あのアニメ。
で、石壁の戦いで曹操が負けて、そこでもう三国志終わって。
中途半端じゃない。
すごいでしょ。
で、これも独学大全と繋がるんですけど、そこからですね、私の知的探求心がですね。
三国志ってどうやって終わったのって思ったんですよね。
なるほどなるほど。
で、小学生がね、吉川英二三国志全8冊ぐらいだったかな、っていう本を何を思い立ったか勝手読んで。
すげえな。
そう、最後まで読んだんですよね。
漫画じゃなかったよな。
漫画はね、あれじゃないか、経済的にも変えなかったんじゃないかな。
ああ、そうかそうか、なるほどなるほど。
小説だと多分5000円ぐらいだったと思う。
で、そこから古代中国とかにはまって、宮城谷正光とかその人の本とかを結構いっぱい読んでいたり、
春秋戦国時代に謎に詳しい人だったんですよね。
で、多分活字に慣れて大きく、大人が読む活字を読んだのは多分そこが初めてで。
そういう意味で現体験とかは自分の場合、歴史にあるなっていうのはすごい思ってて。
なるほどね、歴史好きと記録好きは多分重なるところがあるだろうなと思うけど。
そうなのかな、それは今言われて初めて思った。
いやでも自分の歴史を書いているような本やからね、と今ちょっと思った。
ああ、そういう意味ではね、確かに自分の歴史を残しておきたいっていうのとかはあるかも。
うーん、なるほど。
まあでもそんな中でもやっぱサピエンス全史は圧倒的に一番すごかったですね。物語と根本は違うんだけど。
でも一応あれはストーリーの形、人類の歩みを物語の形で書いてるから、
そういう意味では親しみやすい感じではなかったかなとは思いますけども。
そうか、そうすると2021年の目標としてもう一回サピエンス全史を読んで何とか話すっていうのもブックカタリストの一つの目標としてやってみたいかもな。
うーん、まあ壮大な回になるでしょうけどね。
ほんまに語り出すと結局先、僕がやったように関連する本がどんどん出てくる話になってくるから。
まああれはね、すごい感動した割にはやっぱ、何て言うんだろう、なんか全部をまだ読めている気がしていなくて、もう一回読みたいともやっぱ思っていて。
まあそう思わせる本がやっぱり素晴らしい本ですよね。
まあそこ、それとあとあれか、十秒厳禁鉄とかも。
確かに一回読んだんだけどあんま覚えてなくてっていう。
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梅沢さんの文明の生態学っていう本も面白いんですけど、今ちょっとここにないな。
それは知らないかもな。
十秒厳禁が面白かったらその辺も面白いかもね。
ちょっと確実論文寄りやから読みやすさは少ないかもしれないけども。
石井先生の技術以外にも梅沢さんの本、当然のように書かれていて、情報の文明学という本もこれ面白いんですよ。
コッドキャストでは出てこない映像付き。
情報産業社会について、情報産業がテレビが少し流行りだした頃に論じられていて、大体言い当ててはる感じ。
歴史がいいねっていう話で、長文の話か公理主義の話かで。
長文の話も話せることは結構多そうやが、一冊目との絡みで言うと公理主義かな。
そうですよね。やっぱりその方が話の広がりっていうか繋がり的には公理主義の方が良さそうですよね。
うん。
なんかちょっとずつジャンルを変えてこんなに似ているところがあったっていう風に進めていければ、それ自体が面白いかもしれない。
繋がりで聞く人にとってもその方が多分面白いだろうし、一個一個バラバラで聞いてもいいし、繋げて聞くとより面白い的な。
偶然だったっていうのは本当偶然なんですけどね。
でもそういうのって結構ありますよ。目に留まる言葉は自分で選んでるようでいて、それまでのインプットに影響されてることが多いんで。
そっか、その時もそういえば確かちくま新書セールとかで4,5冊買って、倫理みたいなものだったり、確か現代中国史とかも買ってたから、読んでないんだけどそれもまだ。
まあでも新書、やっぱ短いんですよ。なんかね、もうこんなに進んだかと思って読んでて。
それはね。
すげー楽だった。これは余裕で読めるわと思って。
新書が楽に感じるようになったらそれはもう立派な読書家ですよ。
いや、本当にダービーエコノミー本当に終わらんかったよ。
いや、新書のいいとこって短いとこなんですけど、短いと何か言ってるともう一回すぐ読めるんですよね。2回で読みやすいっていうのがあって、そこは大きいかな。
いや、でね、独学大勢も俺読んでるんですけど、そのダービーエコノミーが長すぎたからなのか、あれ?これ意外と短いなって思ってて今。
あ、もう15%、20%ぐらい進んだんだって思って。あ、これなら1冊結構簡単に読めるかもって思って。
ページ組がかなり余裕を持ってて、下に注釈とか脇側に注釈とかも入ってて、で、図表とかも多いから、ページ数あたりの総文字数で言うとその他の本に比べると多くはないけど、ダービーエコノミーみたいな多分ページが真っ黒、多分おそらく言うけどページが真っ黒な本に比べると。
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多分あれ真っ黒、電子しか知らないから。文字数はちょっと少ないだろうね、きっと。
何回だったのかな、やっぱあれは。うん、それはあると思いますね。ある意味、何回だ本を1回読んでしまえばあと全部簡単っていう。それはある。それも読書術としてはいいかもしれないですね。
だから何回であるように聞き慣れない用語とか概念が出てくるとやっぱり時間がかかりますよね。翻訳ものだから読みにくくもなる。
確かに。動画の対戦が早いのはやっぱりその序盤部分は知ってることが多いからだと思いますよ。
あーそれもあるかもね、確かに言われてみるとそうかも。そのささっと進んで、あーあーなんか知ってる知ってるみたいに進んでいたかも。
まあ公理主義と、歴史よりも公理主義かな、次回は。
のつもりで一応進めといて、まあ別にどちらでもいいという感じかな。
じゃああと最後っていうか何か連絡事項や言いたいことなどはお互いにありますでしょうか。
今んとこは僕はまだまだ先なんで、余裕があるんで。
そうですね。
来年になりますよね。
日程は収録後に決めましょう。
特にございません。
はいということで、ブックカタリスト始まって直後に年末年始を挟むので、ちょっと間が空くかもしれないんですが、お互いに大変良い感じなのでこのままのペースで長く続けていきたいと思います。今回はお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございます。
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