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第30回 【研究者雑談】元素から考える耐熱材料と地球環境
2026-09-30 32:27

第30回 【研究者雑談】元素から考える耐熱材料と地球環境

私たちの生活や産業をさまざまなかたちで支えている「材料」。身近だけど意外と知らない材料の世界を、耐熱材料を研究する御手洗容子さん(東京大学)と、サステイナブルな資源利用を研究する山末英嗣さん(立命館大学)が語ります!

▼クラウドファンディング挑戦中!(〜2026年10月29日17時まで)⁠https://academist-cf.com/projects/431

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サマリー

東京大学の研究者と山末英嗣が、学生時代から続くタタラ製鉄の経験をきっかけに、耐熱材料と資源・環境問題を語る。山末は、材料の製造から廃棄までを評価するライフサイクル分析(LCA)を研究に取り入れ、鉱山調査では銅鉱石の品位低下や資源枯渇リスクを実感したと話す。耐熱材料にはバナジウム、ルテニウム、レニウムなど産出国が限られる元素が含まれ、白金族金属は極めて低濃度で採掘・精錬に大きなエネルギーを要する。タタラ製鉄では森林の再生に合わせて場所を移した一方、過去の森林利用が現在の小動物の分布にも影響している可能性が紹介され、生物多様性まで含めた材料評価の必要性が示される。製鉄所の水蒸気による局地的な降雨など、産業活動が生活環境に及ぼす影響も話題になる。チタン合金は製品化までに8〜9割が廃棄されることがあり、積層造形は材料削減に有望だが、粉末製造のコストや未使用粉末の再利用が課題だという。純金属粉末を組み合わせて合金化する研究や、切削くずをワイヤーとして使う方法にも触れられる。最後に、資源リスクや経済安全保障を見据え、国内外の資源を無駄なく使い回収・再生する材料技術への公的支援を期待して対談を終える。

タタラ製鉄から始まる研究者対談
じゃあ、時間になりましたので、改めて、もう聞いてくださった方もいますけれども、改めて自己紹介したいと思います。東京大学新領域創生科学研究科の三田雷と申します。
今日は、academistさんで支援いただいて、クラウドファンディングをやっているんですけれども、それで、研究のことを色々知っていただきたいなと思って、研究者対談を行っております。
ちょっと初めての開催でドキドキしてますけれども、対談相手は、三菱大学の山末英二先生です。
じゃあ、簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい。三菱大学理工学部の山末と申します。三田雷先生とは、もう何年前かと言ってはいけないかもしれませんけど、お会いしてですね、お付き合いとしてはもう30年以上ですね、お付き合いになっています。
はい、どうもよろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。山末先生とは学生時代に知り合っていて、さっきも言ったんですが、タタラ製鉄というのを一緒にやった中です。
全然研究室も違うし、専門も違うんだけれども、私がドクターの時に学部の一年生で入ってきて、すごくタタラをやってくれて、一緒に学際の時にやったりするんですけど、すごくやった思い出がありますね。
最初は学際ですね。僕が一年生の時の秋の学際で、みんなが寄ってたかって何かやってて、何だろうなと思っていたのが、運動月というか初めでして、そこからあるいは飲めることになったという感じですよね。
包丁作りって一緒に行きましたっけ?
行きました。
席の当所のところに泊まり込んで、作った鋼を持って包丁を作りに行ったりとかしましたよね。
僕はもうずっと三田さんと遊ぶ予定だったんですけど、三田さんが早速学位取っちゃって、一人で、一人じゃないけど仲間集めてやってましたね。
そうですね。その後もずっとタタラは続いていて、いまだに学際やってて、結構人気イベントらしいですね。
楽しいですね。ずっと続いていてね。
タタラ製鉄って皆さんもご存知だと思うんですけど、砂鉄と炭で鉄を作っていく。鉄の酸化物なんでそれを還元して鉄にしていくっていう昔ながらの日本の大変優れた直接還元ですよね。
そうです。
とても素晴らしい特性のものができると。
今の大量。
今の鉄だと一回中鉄っていうね、いっぱい炭素が入ったものにして、液体だから取り扱いやすくて、それをまた鋼に戻すという関節製鉄でしたっけ。
そうですね。
効率はいいんだけどちょっと無駄がある感じがするっていう。
そうですね。それを直接適切な炭素量にできるっていうのがすごいんだけれども、大量生産には向かなくて、やっぱり明治時代以降廃れていったっていうのがあって。
ちょっと後でタタラの話もしたいんですけど、ちょっとそういう中で今日は先生ではなく酸漬けで逆に呼びたいと思いますので。
山添さんよろしくお願いします。
LCAと耐熱材料の研究経歴
簡単に今どんな研究をしてるのか。
元々は学生の時何やっててどういう風に競馬が変わってたとか、ちょっと簡単に。
元々はですね、東京工業大学、今は東京化学大学となってますけど、金属工学っていうとこにいて、そこまでは三田さんと同じとこだったんですけども。
そこで僕も長らく時間かけて学位を取ってですね、その後京都大学の方に行ったんですよね。
そこで環境材料を作りなさいと言われましてですね、当時のボスに。
ただお前が環境に良いと思い込むだけじゃダメだぞと、ちゃんと定量的に担保したさいと。
例えば従来の2倍強い材料を作るんだけど、それを作るのに100倍のエネルギーがいったらダメだよねみたいな話があって。
なるほどと。それで材料に限らないんですけれども、それを作るときから加工するときから、
使用するとき、廃棄するとき全部で含めて、これ専門用語でライフサイクルと言いますけど、
全てにおいての使用ツール内容を立ち上げてですね、それが従来の材料よりもちゃんと低いですよってことを説明しなさいということを言われました。
これがライフサイクル分析、LCAとなっていて、今の私の研究スタイルは材料とか新しいプロセスを作るんですけれども、
その社会実装できるかどうかっていうのをLCAで担保してあげると、そういったことをやっています。
はい、ありがとうございます。大きく研究者として仕事を始めたときに大きく研究テーマが変わって今に至るということですよね。
そうですね、おっしゃるとおりです。
私も簡単に紹介をしたいんですけど、私は大学のときにチタンアルミという、今はジェットエンジンに載っている材料なんですけど、
軽くて強い耐熱性が良い材料というのが流行っていて、それのすごく基礎研究をやってて、実は力学特性とか一切調べずにドクターを取ったんですけれども、
その後、今は物質材料研究機構という国の研究所が茨城県の筑波市にありますが、そこに入って最初に与えられたテーマが、
白金属金属といって、白金とかプラチナというジュエリーに使われる、あれの仲間のイリジウムという金属があるんですけど、
それを使って構造材料をやろうという非常に高い材料、グラムいくらみたいな材料を使って構造材料の研究をしました。
その後、ずっと耐熱材料というのに興味を持っていろいろやっていて、チタンですね、これもエンジンの比較的温度が低いところで使われるチタン合金とか、
最近はハイエントロピー合金といって、現実を5つくらい混ぜて、ほぼ同じくらいの量を混ぜたら、光子が歪んで強度が出るんじゃないみたいな、そういうものも新しい材料の可能性として手を出したり。
あと、形状記憶合金という、温度変わった時に形が元に戻りますよっていう、そういうものがあって、
メガネの材料なんかでもよく聞いたことあると思うんですけど、それの温度高い版をやろうなんてことで、そこは実は白金使っちゃったりしてるんですけど、そんな研究をして今に至るんですけど、
チタン合金の研究を最近やっていて、最初のうちはとにかくいろんな元素、何でもいいから、白金属、金属の研究やってたこともあって、何でもいいから元素を入れて強くなればとにかくいいみたいな設計をずっとやってて、
でも最近やっぱりそれじゃダメだよねっていうふうに思い始めて、ちょっと例えばリサイクル材を使って、いろいろ不純物が入っちゃうんだけど、そこをうまく制御して特性出せないかみたいなことをいろいろ考えているときに、
山瀬さんとの研究派と思い出して、ちょっとLCAみたいな観点で、例えば私が設計した材料をリサイクル材で使うようになったら、鉱石を掘ってきて合金作るのと比べてどのくらい環境に優しいですかとか、そういうことをやりましょうねといって、
もうちょっと仲間を集めて研究予算を出したんですけど、落とされたんですよね。
本当に残念。
我々すごくいい提案ができたと思ってたんですけど。
もう通った系いましたからね。
これは通るだろうとか思ったのに落とされて。
何買おうかなってドキドキしたんですけど。
研究生活あるあるですけども。
またね、きっかけがあったら、また次の機会にまた出したいなと思いますけど。
そんな感じで、ここ数年ちょっとまた昔の思い出しながら、またちょっといろいろお付き合いいただいているということになります。
鉱山調査と資源枯渇リスク
ちなみにですね、LCAの研究って、私何度説明聞いてもあんまりよくわからないんだけれども。
統計資料みたいなのを集めてくるのか、実際に自分で採掘現場を見たりとか、そういうことってあるんですか。
まず一番楽なのは、国の報告書とか、企業の報告書とか、あるいは文献のデータが出れば一番楽なんですよね。
例えば、鉄なんかは本当にもういろいろ分かっていて、鉄1キロを作ろうと思うと、
例えば鉄鉱石が何キロいって、コークスが何キロいって、石化石が何キロいって、みたいなのが分かっているんですけど、
たぶんEDMとか、EDMあるかな、合金とかになってくるとほとんどわからないんですよ。
そういうときにどうするかっていうと、やっぱりヒアリング調査って言って、
例えば精錬している会社に行って、ちょっと教えてくださいって言うんですよね。
ほとんど出てくれないんですけど、そこを何とかって言って、分かる範囲でいいんでっていうことをやったりとか、
あと、どれだけ掘るかっていう研究をしているので、僕は鉱山をね。
やっぱり鉱山に行きますね。結構行ったところではセルビアっていう国があるんですけれども、
そこってヨーロッパに銅を出している、銅で有名な鉱山があるんですけど、そこに行って地下700メートルまで行ったことがありますよ。
そこに入った日本人は初めてだって言われて、なんかちょっとセリフが怖かったんですけど、
その鉱山の100年間の銅鉱石の水位とかいうデータを集めたりとかね、そういったことをしました。
で、面白かったのは、今って銅の鉱石って、せいぜい1%あればいい方なんですよ。
つまり100キロの銅鉱石があると、1キロぐらいしか入ってないんですよね。
でも、100年前はなんと10%とか15%あったので、めちゃめちゃ濃厚な、リッチな銅鉱石がいっぱいあったんですけれども、
やっぱりそれはね、大変だな、今の社会はって思っちゃいますよね。
やっぱりそういうおいしいところも取り尽くしちゃって、気迫なところを今一生懸命取ってる感じなんですか。
濃厚な鉱山、鉱石ほど量は少ないんですよね、やっぱりね。
気迫なでもないほど結構、無限と言っちゃいけないけど、本当に薄いものはめちゃくちゃいっぱいあるんですよ。
ただ、経済的に採算性が合わないっていうだけなんですよね。
ところが、どんどん個月していくと、物の値段が上がっていくじゃないですか、例えば銅の値段が。
で、上がるとまた掘れるっていうイタチごっこになってるんですよ。
儲かるからね。
そうそうそうそう。でもいつか破綻が来るっていう感じですね。
なるほど。いや、なんか銅なんてたくさん至る所にあるようなイメージがあったんですけど、ないんですね。
いや、素晴らしいです。高価にも使われてるし、昔は製土機材って言われたけど、
実は銅って意外と枯渇しやすいっていうか、死亡リスクが高いゲートの一つなんですよ。
なるほど。
本当に危ないって言われていて、実際僕が働いたぐらいからも言われたんだけど、今最近本当にそれが如実に感じますよね。
銅鉱石が本当に品位が下がってて、本当にやばいなっていうのは如実に感じてますね。
じゃあ、やっぱり銅もリサイクルが必要ってことですよね。
必要です。
だって銅は電線にも使われてるから、めちゃくちゃインフラ材料ですよね。
そうなんですよ。本当にそうなんですよ。で、高価も使われてますし。
そうですね。10円玉の価値が上がっちゃうかもしれない。
おっしゃるとおりです。
どうなんだろう。高価の価値。いや、10円玉がもう銅じゃなくて、違うもっと安い材料に変わったりするのかな。
どうなんでしょうね。そんなに純度はいらないので割と作りやすいってのもあるかもしれないけど。
それ以外の用途が多すぎるってのはありますよね。
なるほどね。
そういうのが、やっぱり私はさっきも言いましたけど、とにかく特性上がれば何でも入れちゃうみたいなことをやってたので、
良くないなと言い始めたんですね。
例えば耐熱材料にどんな元素含まれるかっていうと、
例えばチタンだとアルミとかバナジウム、ジルコニウム、鈴、モリブデン。
ニッケル気調合金っていうのもエンジンの温度高いところで使われてるんですけど、
これに至ってはですね、ルテニウムってあの白金属金属の一部ですね。
だから白金取った時の副産物ですね。
レニウムとかプロム、タンタル、タングステンということで、
周期率表を見ていただいて、いろんなものが入ってて。
ニッケルはこれ以外にも入ってて、アルミとかそういうものはチタンと同じなんですけれども、
例えばチタンのバナジウムとかって、
今ロシアとか中国とか南アフリカとか限られるんですよね。
さっき言った白金属金属でルテニウムなんかはもう南アフリカがほぼ世界の75%採出してるっていうのがあって、
私南アフリカに鉱山入ったことあって、
行ったんですね。いいですね。
行きました行きました。
あの白金鉱山ですね。
あそこもすり鉢状にすごく広い領域に白金属金属の鉱脈があるんですけど、
やっぱり掘りやすいところはどんどん掘っていって、
だんだん掘りにくくなり、深いところ掘っていったり、
びっくりしたのが、すごい広い領域にあるんですけど、
深さ方向に見ると、
白金属金属が入っている鉱脈っていうのが1メートルくらいしか厚さがない。
そこを本当に人が入っていって、機械が入らない、
人が手で採掘していくっていうところで、
さっき銅が1%っておっしゃってましたけど、
白金属金属だと1ppmなので100万分の1。
そうですよね。めちゃめちゃ少ないっていうね。
1グラム取るのに1トン鉱石の破剤が出るっていうところと、
すごく精錬して金属として取り出すまでに
半年とかすごく時間かかるとエネルギーがかかるっていう話は聞いて、
だからこそグラム金額だよねっていう。
昔行った時、30年前はまだそんなに高くなくて、
白金が1グラム5000円くらいだったんです。
高い炉重が1万いくかいかないかぐらいだったのが、
今は金が1万超えてる。
恐ろしいね。昔僕3000円とかそれに出たんですよね。
白金の方が安くなっちゃって。そんなことってある?
今は1万円超えてましたっけ白金って。
いや、多分5000円くらい。
その代わり、
今、金って2万とかですよね。2万超えですよね。
金めちゃくちゃ高いです。
昔はやっぱり金より絶対白金。
アクセサリーもらうなら絶対プラチナとか持ってたんですけど、
今は金の方が値段上がっちゃって。
特化すと鉄の値段って安いですよね。
昔やってたイリジウムも、
当時グラム800円だったのが、今は2万とかなので。
そんな安かったんですか?
安かったから、鉄に比べたら高いですけど、
安かったから、構造材料で場所によっては使えるかなと思って、
研究してたんですけど、今はグラム2万円とか。
驚きでした。知らなかったです。
今見ると驚愕の値段で。
そうですか。
貴金属の場合は、純粋に需要と供給の関係だけじゃなくて、
いろんな陶器的なものとかも入っちゃうんですけど、
結局、白金の需要が増えて、
白金を掘って、その時に副産物としていろんなものが出てくるから、
副産物の方の需要が伸びても、そのために掘ってくれないんですよね。
そうですよね。
例えば1キロ掘った中に、白金だったら何パーセントで、
それに比べるとイリジウムとかエルテニウムとか、
10分の1とか100分の1くらいしか入ってないので、
それのために鉱石掘ってくれないっていうのもあって、
なかなかそこの需要と供給のバランスが難しいから、値段が跳ね上がるし、
そこに陶器も積極的でいろんなものが入ってくるので、
余計なわけがわからなくなる。
そうですね。
そういうのがいろいろあって、
実は昔からそういう環境とか考えなきゃいけないよな、みたいなことはありながら、
軽状記憶合金でも、パラジウムを使わないと温度が上がらないので、
使っちゃってるんですけど。
そうなんですね。なるほどね。
そういうところもありつつ、
でも使わなくていいところは使わなかったり、
当然、白金属、金属なんかもリサイクルしないとダメですよねっていうのはもちろんあるんですけど。
タタラ製鉄と生物多様性
さっきのチャタラ生物の話に戻るんですけど、
生物多様性の話とか山瀬先生やってるじゃないですか。
あれが結構話聞いたときは面白かったので、
ちょっとお話を伺いたいなと。
もともとは僕、鉄1キロ作るのにどんだけ地球を掘りますかみたいな話をしていて、
今の鉄だと、だいたい今鉄1キロ掘ろうと思うと、
10倍の重さぐらい掘るという話が分かってるんですよ。
チャタラ生物にすると、結構砂鉄とか木炭が品位が悪かったりするので、
実は今1キロ作ろうと思うと800倍ぐらい掘らなきゃいけないんですよね。
つまり、現代の鉄の80倍ぐらい掘ると。
そういうことをやってたんですけれども、
ある時ですね、ある方が質問を聞いて、
掘るインパクトが大きいのは分かったけど、
結局何なんですかみたいな。
砂漠を掘るのと森を掘るのと、
違うところ掘ると全然違いますよねっていうときで、
確かにと思ってですね、
その先何があるんだろうというふうに考えたときに、
生物多様性かなってピンと引き止めたんですね。
それでちょっとずっとやろうとしてたんだけど、
10年ぐらいなかなかデータもなくて難しかったんですけど、
この3年間ぐらいで割と話し合えてきたと。
で、その3年ぐらい前、
実際に本当のきっかけはもっと前なんですけれども、
タタナ製鉄を僕ちょっと趣味で三田さんとやってたんですけれども、
それとは別に国立環境研究所の深澤さんという方がですね、
タタナ製鉄と生物多様性で
ネイチャー色々出しておられて、
その話を聞いたのは8年ぐらい前かな。
めちゃくちゃ面白いなと思って。
何かっていうと、
タタナ製鉄って木炭を使うんですよね。
木炭の原料って当然森林なんですけれども、
森林を切って木炭を作って鉄を作ってっていうことをすると、
当然いずれはその山は萩山になっちゃうと。
当たり前ですよねと。
当時は萩山になってしまうと鉄作りなくなっちゃうので、
場所を変えるんですよね。
タタナって結構小型なので場所移動しやすいと。
大体山の再生スピードって30年から50年と言われてるんですけど、
30年から50年に1回同じ山に戻るように移動しながら鉄を作るということが出たんですよ。
これって今の若気味で言うと完全なカーボンニュートラルっていう
脱炭素なの。
全く炭素を出さないっていう風になってくると。
こうなっちゃうんですね。
今の評価だと恐ろしいことに。
この萩山になってしまうと何が問題かっていうと、
そこにすぐに小動物、例えばリズとかモモンガとかムササビって
その大木の木に穴を開けてするんですよ。
そうすると彼らはどんだけ脱炭素を実現してくれても
鉄を作れないから場所を移動させる必要がないと。
こうなっちゃうわけですよね。
そうするとそのタタナ鉄でやってる地域の
小動物の数が減ってくるっていうことになってくるんですね。
理屈としては。
深澤さんっていう方が鉄的に文献と遺跡の場所の付け合わせをしたわけですよ。
統計的解析をすると現在の小動物の生息分布っていうのが
昔のタタナ製鉄の生息分布とすごい反対の意味で良いとしてると。
つまりタタナ製鉄がいっぱいされていた島根県とかでは
小動物が少なくて、それが長いところでは多いと。
1000年前の影響をいまだに受けているというふうになってくるわけですね。
1000年前って当時としては大きいタタナ製鉄なんですけど
1000年前って小さいんですよ、規模がね。
1000年前の規模ですと現在の生物多様性に影響があるのに
今の日本だけでも年間1億トン作ってる鉄鋼生産で
さあどんだけの影響があるんでしょうと考えると恐ろしいですよねっていう話を
いただいたりしたときにわりとインパクトを感じていただいたっていうのがありますよね。
そうなんです。それが例えばさっきキタン合金を研究してて
バナジウム必要ですよね、ジルコニウム必要ですよねって言って
どっかの国の山を掘ってそこの国の生態を破壊しながらですよね。
そうそう。
それでいいんかみたいなところもありますよね。
そうなんですよ。これがあれですよね。
タタナだったら自分たちの住んでるところなんですけど
そのキタンとかだと自分たちの住んでない国の場所なので
見えにくいっていう、余計に立ちが悪いっていう話になってくるんですよね。
まあだから、キタン。
どうぞどうぞ。
なので我々は生物多様性の本質も見越して
そこをキャップとして超えないような材料作りが必要ですよねっていうようなことで
研究システムをいっぱいしてるわけですね。
そうですね。
どうしてですかね。
僕ってこれで人事と一緒でマッチングかなと思っていて
募集するほうのやってほしいことと
僕らの提案がマッチしないだけだと思うんですよ。
だからあまり期間をしてなくて
タイミングが合わなかっただけかなと。
これについて出し続けるのが大事だなと思ってます。
環境負荷を抑える材料設計
ちょっとタタラ以外の、今私が使っているような耐熱材料の
金属元素っていうのはもう本当に世界規模だし
非常に産出国が偏っているから
チタン合金作るにはある特定の国の環境を破壊しながらってことになるわけなので
そういうところをね、やっぱり合金設計にも生かせたらいいなと思いましたね。
この間またちょっと面白い話聞いたのが
製鉄場で結構水蒸気出すじゃないですか。
で、洗浄降水帯ができやすいらしく
本当に?
雨マップみたいなの見ると工場の周りだけ雨降ってて
周り降ってないとかあるらしい。
だからこの間千葉ですごく雨降ったときも
製鉄場もね結構被害があったらしいんですけど
やっぱりその場所的なものもあったと思うんだけども
製鉄場の上の方って水蒸気が溜まってて
雨が降りやすい環境らしくて
それはちょっとさっきの生物の話とかとはまた違うんだけれども
ちょっと我々の生活に直結して
それですごい雨降って工場被害受けたり
あとは本当に会社も大ダメージなので
そういういろんな見えなくなって
いろんな環境が我々の生活に密着してるなっていうのは思いますよね。
だけどだからといって
じゃあもう金属材料使わずにとか飛行機乗らないというわけにもいかないから
やっぱり今の生活レベルを落とさずに
でもできるだけ環境に優しいというか
負荷をかけないようなものづくりっていうのを
考えていく必要あるのかなっていうのがちょっとありますね。
でまぁちょっと残り5分ぐらいにはなってきたんですけど
意外と早いですね。
積層造形と金属粉末の再利用
金属の話で言うと
金属作るときって普通は
金属溶かしていろんな元素を入れて一緒に溶かして固めて
それを例えば加熱して形を力加えて
三蔵っていう方法とか圧縁とかで形作り
最後の切削でいろいろ削って形を作ると
それをやるとすごく無駄な材料いっぱい出てきちゃって
チタン合金はチタン鉱石を持ってきて
それから製品になるまでに8割から9割捨ててるらしい
ゴミになっちゃうらしいんですよ。
そういう問題もあるので
例えばそれに対して最近結構流行ってて
3Dプリンターとか聞いたことある人もいると思うんですけど
積層造形って言われてる方法で
金属の合金の粉末を並べてそこを
レーザーとか電子ビームで溶かして固めていくので
複雑な形状がそのままできちゃうっていう
そういうニアネットシェイプとか言うんですけど
欲しい部品に
切削加工じゃできないような複雑な形状ができたりとか
そういうのが注目されているのでいいんです
金属材料の場合はすごく
休励されるっていう効果もあるので
それによって炭造とかではできないような
面白い組織が出てそれが力学特性に影響しますよ
みたいな話もあるんですけど
実はそんなにバラ色ではなくて
自分が実際やって思ったのは
粉末作成コストが高いっていうので
実は合金の粉末作る時にやるかと
結局やっぱり一回インゴーといって
溶かして固めたバルクみたいに作るんですよね
それをアルゴンガスとか溶かしながら
アルゴンガスとか吹きつけて細かい粉末にするんだけど
粉末の流形がいろいろできちゃうんですよ
一回作るときに
その時に積層造形に適した粉末サイズっていうのがあって
そこから外れちゃうともう使えなくなっちゃって
実は私の部屋にも積層造形やった後に
使えなかった粉末が大量に残ってて
どうしようかなってすごくお金もかかるんですよね
なので実は今クラファンやってますけど
今募集してる金額じゃ全然合金粉末は作れないです
ものすごく高くて
今やろうとしてるのは純金属の粉末を
うまく並べて
それ自体をミックスしてもいいし
金属ごとにミックスしてもいいし
そんなものを今度は原料粉末として
溶かしながら合金化して
さらに組織制御とかできたら面白いのかなと思って
そんなことをやろうとしてます
純金属の粉末作るのにどのくらいエネルギーかとかいうのをまた考えると
いろいろ頭痛くなるんですけども
とりあえず研究の段階でいろんな素性を振ったりとか
そういうのをやるには
純金属を使えるといいかなと思ったりしてます
なるほど
MCUの視点からいくと
最初にコストとか資源がいっても
長時間利用できたり回収できる場合が多かったりするんですよね
そこにつなげられたらいいかなってすごい感じました
なるほどね
だから粉末さえできれば
切削とかで余計なクズが出なくて
物がちゃんとできますよとか
そういうものはありかなと思うし
あとはやっぱり粉末を敷き詰めて物を作っていくので
作り終わった後に使わなかった粉末もまた出てくるわけですよね
その粉末が実は酸素含んじゃったりとかいろいろ問題はあるんですけど
それこそまた粉末の再利用みたいなことも大事だし
もちろんそういう研究はいろいろやられてますけども
常にそういうことを考えながらやっていくと
結構面白いなと思ったのが海外だと
例えばチタン合金の削りカスを固めて
溶かさずに固めて固体のまま固めて
DDってワイヤーで積層増減するって方法あるんですけど
ワイヤーにするみたいなのがあってそれ賢いな
粉末にしようと思ってやっぱり流形とか
やっぱり球状の綺麗な形にしてないとうまく溶けなかったりするので
そこをワイヤーみたいにして
でもその切削くずをどうやってワイヤーにするのかよくわからないんですけど
ワイヤーにしてそのまま固体のまま使うっていうのは賢いなと思ったりして
なるほどね
いろいろ皆さん考えてリサイクルこれからリサイクル
面白いですねそのほどがあるんですね
そうですねいろいろ話聞いてると面白いところがありますね
資源リスクと研究支援への期待
これであれですよねクラファン押さえてて
クラファンねクラファンぜひ皆さん興味を持っていただけたら
少しご支援いただけると嬉しいです
そんなところですかね
だいたい時間にはなったんですけど
山瀬さんから何かまたもしまだ何か面白いネタがあれば
でもその話は面白くて
単純にCO2とか資源も大事なんですけれども
今文部科学省もなんと環境省ですらですね
経済安全保障の研究助成課事を振り始めたというのがあって
例えば文部科学省だとですね
サイエンスによる資源リスク克服プロジェクトというのが出たりとかですね
あと内閣府も経済安全保障推進法等の改正ということをやっていて
めちゃめちゃこれ本当に資源リスクというか
こうなると確かに今の時点でコストがかかるかもしれないけど
それによって無駄なく使えるとか
あとバリバリとかをうまく再生できるとか
国内にある資源をうまく使って
特に海外から入ってきた資源もうまく使うという技術がすごく
場合によっては資源とか資源は少しけど
3カタロスに大事になってくる世界化が来るかなと思っていて
その意味では絶対に本来は日本が
国が金を投じられるべきなんですけれども
なかなかいかないと
それを材料開発の北谷先生とLCAの僕と
どっかがお金くれたらとても嬉しいなという感じで
日本の今後に貢献できればなと思っています
ぜひそっちの方面もね
もし聞いている人で
どっかの材料に押し込んでくれる方がいらっしゃったら
よろしくお願いしますということで
今日は本当にお忙しいところ
山瀬さんありがとうございました
聞いてくださった方もありがとうございました
では今日のトークはこれで終わりにしたいと思います
じゃあすいませんアカデミストさん
はい 伊達さん山瀬さんありがとうございます
聞いていただいた皆さんもありがとうございました
すごくあっという間の時間だったと思います
クラウドファンディングはまだ続きますので
アカデミストのサイトもしくはXのアカウントからも
見ていただけますので
皆さんよろしくお願いします
では本当に今日はありがとうございました
ありがとうございました
失礼します
アカデミストトークスをお聞きいただきありがとうございます
アカデミストではクラウドファンディングに
チャレンジする研究者を募集しています
アウトリーチ活動をしながら
ご自分の研究に共感するサポーターを
集めることに関心のある皆さん
ぜひお気軽にお問い合わせください
それではまた次回
アカデミストトークスでお会いしましょう
32:27

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