自己認識の探索
実はね… 俺ってお前なんだよね。同時に、お前も俺なんだよね。
だろうね。 うんうん。 あと今まで一つ隠してたことがあって。
ほうほう。 俺って、
数年前からね、 分かっちゃった人たちの会に所属してるんだよね。
何ですか、それは。 何を?
分かっちゃった人が集まる会なんだよね。 うんうんうん。
それは何ですか? ヤバいんですか?何が分かったの? アメリカ西部があるんだけど…本部があるんだけど。
何が分かったかっていうのは、さっきの。 お前って実は俺なんだよね。
あー、聞いたことあるんだけど、それ。 聞いたことあるよ。それは漏れ出てるからね、この真実は。
まあそういう、俺以外にもいっぱい会員がいるから。 ああそうか。 そういう人たちはみんな同じことを言ってるけど、
それの一員だって言ってるわけよ。 おかしいと思わなかった?今。
なんで? 俺はお前だって言ってるのに、
俺は会員なのに、お前は会員じゃないんだよ。
気が、気がつかんかった。 会員のはずじゃん。
確かに。 そういう意味じゃないのかなと思って。
いろんなにしてても、俺はお前になるんじゃない?
違うの? まあもっと平たく言うと、
やっぱりお前は会員じゃないよ。 知ってるよ。
なぜなら、俺が本体だから。
俺、俺はなんなんじゃ? 揺らぎ。
コキな。コキ。 揺らぎ?ただの揺らぎ? 揺らぎなんだよね。
俺の可能性なんだよね、実は。 ああなるほど。
量子論的な? 量子論とかよく聞く?そういう話。
マルチバース的な? そうそうそう。
まあまあまあそれも、分かってる俺からしたら、
量子論もまあちょっと関係あるかなぐらい。 ああなるほど。
分かってない人が、 ちょっと分かってきたかなっていうのが量子論かな。
惜しい。 惜しいんだよね。 惜しいよね、結構惜しい。
だってもう自明の理だからね、お前が俺だってことは。 だから惜しいなっていう。
惜しいよね。 でもそれ量子論の間違った解釈だと思うんだけど。
合ってんだあれ。 お前が俺だ?
だからちょっとだけ合ってるっていうのは、半分以上は間違ってるってことだから。 近いってことなんだ。
近くもないけどね。 もっと言うと、
俺はお前らだけではなくて、 その他大勢も全部俺なんよ。
全人類の可能性
だってお前が本体だから。 今双子だからって思ったでしょ、ちょっと。
ちょっと最初思ったね。 違うんだって。
お前は揺らぎが最も少ない俺なんよ。 ああなるほど。
ほぼ俺に近いんだけど。 全然関係ない、
その辺に歩いてる人? これもまた俺なんだよね。 そうだよね。
そういう意味では大差ないんだよね、お前以外は。 双子だろうが他人だろうが。
そうなんだよね。 なるほど。
なんで俺補足してんだ?
俺がわかってる人。
勝手に今口が動いた、ごめん。 あ、それもね、しょうがないよ、だって俺なんだもん。
そうだ。 確かにそれは可能性としてあるよね。
いたしかたない。 本体と俺今喋らせていただいてるから、影響を受けてるんだよ。
でももっとね、深い理解をすると、 お前も実は会員なんだよね。
えー!? どういうことですか? だって俺なんだもん。
間接的に会員ってことですか? そうだね。
え? 間接会員だね。
全員会員ってこと? そうだね。 人類。
だから、今口走っちゃったじゃん、わかってるふうなこと。
うんうん、口走った。 それは本当はわかってるからなんだよね。
だからお前が本体で、その分身だからだよね。 その会員とかどうこうよりも。
そうとも言い切れないよ、これ。 いや実は、俺がコキでお前が本体という見方もできるんだよ、実は。
あ、ひょっとして俺から見れば?
まぁちょっと難しいかもしれないね。
ちょっと理解が追いつかないですか、私ごときには。 難しいでしょ。
まぁとにかく全ての人類は俺の可能性でしかないってことだよ。
うーん、なるほど。 例えば集合で働いている奴隷。
うん。 これも俺の可能性なんだよ。
ね。
なんかよくわからない戦争している人たち。
あれもね、俺の可能性なんだよね。
があるんだよね。 なるほど。
それは世界に興味が湧くよね。 よく世界世界言うてるじゃないですか、あなた。
だって人ごとじゃないもん。
自分ごととして考えてるんだよね。 自分ごとなんだよね、どうしても。
なるほど。 ただ数が多すぎて、一人一人ケアなんてできないじゃん。
それは物理的にね。 しょうがないよね、見捨てるしかない部分は多々あるけど。
でもね、俺なんだよね。 なるほど。
ちょっとね、人類増えすぎたと思わない? 俺増えすぎたと思わない?
70億人いるからね。 ちょっと揺らぎすぎなんだよね。
あーなるほど。 もうちょっとね、
数少なくてもいいと思うんだよね。 なるほど。
実は地球ってあるじゃん、地球。 地球あれ3個しかないから。
あんまり揺らいでない。 意外と多いんだよね。
デカいから。 デカさ関係あるよ。
あるよね。だって漁師とか揺らぎまくってるから。
ウイルスくんとかね、めちゃくちゃ揺らいじゃっててね。
収集つかないんだよね。
ちょっと、1個ぐらいで人類半分ぐらい減らしてもいいんじゃない?
でもそんな権限はないし。 いやそれはなんか、お前なんでしょ?
ロシアのプーチンさんに動かして、
宇宙ステーションでも落としたらどうかね。 いやいや、動かせるって言ってないよね、使いも。
あ、そうなんだ。動かせるわけじゃないんだ。 動かせない動かせない。
あー、勘違いしてた。 自画自画もう自由にみんな動いてるから。
個別で。 なるほど。じゃないと可能性にならないから。
なるほど。 操作できたらね。
宇宙とその理解
まあなかなか、うまいことを言う。
検証できない。 ちなみに宇宙1個しかないから。
あ、そうなんだ。マルチバース。 なんかマルチバースとか言っちゃってるけどさ。
あれ分かってないんだ。 分かってない。1個しかないんです。
宇宙でかすぎて1個しかないんだ。 なるほどね。
まあユニバースって言うぐらいだからね。 地球は3つあるんだけど、
実は日本は30個ある。 実は。難しい。
あー分かる分かる。 まあまあ時空があるからそうなんじゃない。
しょうがないよね、これはもう。 そうなってるから。
で、俺76人か。多いなぁ。 そろそろいいかな。
うん。 いいんじゃない。
そろそろ締めていただいて。 でも俺の感覚としては、
自分ごと。 いいんじゃない、それ。
いいことだよね。 自分ごとなんだけど、
手に負えない。 あーなるほど。
いい距離感保てそうじゃない、それ。
だからこれを聞いた俺。 聞いた俺?
あー俺ね。 これを聞いた俺たち。
お前ら。 お前ら、もう少し大人しくしろ。
どういうこと? いや可能性を試しすぎなんだよ。 手に負えないから。
あーなるほどね。 なんかアグレッシブに行き過ぎてる。
あーなるほど、俺は。 あーお前はね。
もうちょっと落ち着けるよっていうのだけ言って、この回を終了したいと思います。
分かりました、ありがとうございます。 はーい。
はい。 ハッタリ時節でした。 本体の言葉は聞けた。よかった。
ふふふふふ。 では。
