宇宙監視の新たな試み
宇宙の状況を宇宙から監視する。人工衛星ってたくさん飛んでるんですけど、その飛んでる人工衛星を観測して、今宇宙がどういう状況になっているかっていうのを
把握するためのミッション。こういうのが提案されて、宇宙ビジネスとしてもめちゃめちゃ展開されていきそうっていう、そんな面白い記事を見つけたので、こちら紹介していきたいと思います。
今後の宇宙開発を監視する役割が出てくるのか。 良いような悪いような、そんな雰囲気の漂う内容ですが、ぜひ最後まで楽しんで聞いていただけたらと思います。
それでは行きましょう。 改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日のエピソードが1828話目ですね。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピックからぜひぜひ聞いていただけたらと
思っております。よろしくお願いします。 昨日のエピソード、今毎日配信してて、毎日楽しみに聞いてくれてるあなたには大変申し訳なかったんですけど、
更新の日付をですね、 ミスってまして。
そうなんですよ。 昨日の時点で昨日更新のエピソードを
一昨日の日付で上げちゃったのかな。 だから1827話がいつの間にか知らないうちに更新されていて、誰も気づけないみたいなね。
そんな感じになってたんで、昨日エピソードしっかり更新されてます。 ぜひぜひその
気づいてもらえたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします。 そんな感じでじゃあやっていきましょうか。本題入りましょうね。
ノンアースイメージングの概要
今回お話しするのは、宇宙から宇宙の状況を監視する ノンアースイメージングサービスと呼ばれるものを紹介していきたいと思います。
今日の内容は、宇宙ビジネス情報がいろいろ載っている空畑っていうね、 メディアがあって、そこに載ってた記事でめっちゃ面白いなぁと思ったのがあったので、
紹介しようかなというところですね。 ノンアースイメージング
名前ピンときます? ノンアースイメージング。
アースイメージングは地球観測ですよね。 それがノンなので非地球観測です。じゃあ何を見るのかっていう話なんですけど、
宇宙空間にある人工衛星が、 宇宙にある人工衛星たちを見るっていう、そういう分野ですね。
なんで?っていうところだと思うんですけど、 いやこれ実は昔からこういう需要っていうのはあったんだけど、今宇宙ビジネス拡大してきたりとか、
宇宙の安全保障とかっていう観点から、 実は需要がめちゃめちゃ高まっているっていうお話らしいんですね。
どういうことなのか。まあ宇宙空間にはたくさん今ものがあるんですよ。 昔はもう政府が挙げた数少ない人工衛星と、
国際宇宙ステーションと、みたいなそういうバランスだったと思うんですけど、 今は例えばスペースXが世界中にインターネットを宇宙から届けようとして、
何千機とかっていうような人工衛星をぶわーっと飛ばしていたりとか、 民間企業が複数人工衛星を打ち上げて自社のサービスを展開しているとか、
まあそういった展開がどんどんあって、宇宙にものがめっちゃある状態なんですよね。 だから、例えばそれ同士がぶつかる可能性があるとかね。
でそれによって宇宙デブリになってしまう。宇宙ゴミみたいなのになってしまって、 その後またその宇宙ゴミが別の人工衛星にぶつかってゴミを作り出してっていうような、
非常に惨劇みたいなものを作りかねない状況だったりするんですよ。 でまあそれに加えて昔から使われてはいるんですけど、
軍事衛星とかね、そういったのもいろいろあって、 宇宙の覇権を握る、特に地球の周りの軌道の覇権を握るっていうところが、
競争がかなり加速している状態なんですよ。 そんな中で、例えば自社の製品がしっかりと動いているのかだったりとか、
政府もお金をかけて作ったものがしっかりとそこにあるのかっていうのを把握するために、 地上からどこにあるのかっていうのを探るっていうよりは、まあ普通に宇宙にあるもの、
宇宙にある人工衛星でそいつらを観測して状態を把握するっていうことをやってもいいん じゃないっていう、そういった需要が高まってきてるんですね。
でまあなんか人工衛星いっぱいあるなみたいな。で目視してそれを明らかにするみたいなので、
宇宙の状況を把握するって意味で、スペースシチュエーショナルアウェアネスって呼ばれるのが分野があるんですね。
宇宙状況把握って、シチュエーションかな、シチュエーショナルかな、そうあって、まあそれの中で今回需要が高まっているのがこのNERってやつですね。
じゃあどうやってやるのかっていうと、その特定の人工衛星だったりを監視するための人工衛星を打ち上げるっていう、
非常に特定の目的に合わせたものっていうのを想像できると思うんですけど、どっちかっていうと、今すでに宇宙にあるものだったり、
これから宇宙に飛ばされていくものとかを有効活用して、この宇宙の状況を追加で把握できるようにしようよみたいなイメージですね。
どうやってやるかっていうと、これまで地球を観測していたような人工衛星が、ある程度需要があったりとかリクエストがあって撮影したりするんですけど、
そのリクエストがない、まあ暇な時間というか浮いた時間ってあるんですよね。 その浮いた時間を、じゃあ宇宙の状況を知りたいよっていう人たちに向けて観測をしておいて、
で、自分の周りの宇宙の状態っていうのをデータとして提供するっていう、なんかこう隙間産業というか何か二毛作というかね。
そんな感じで空き時間を、隙間時間をちょっとお金に変えるみたいな、なんかそんな使い方で既存の人工衛星で宇宙を観測する。
宇宙を観測するというか、周囲を観測するっていうんですかね。 そういった動きをしていこうとするのがこのNon-Earth Imagingっていうののアプローチですね。
だから、なんかこう新しく人工衛星網みたいなのを構築する必要があるわけでもなく、宇宙の状況をしっかりと観測していけるっていうところで期待が高まってるみたいです。
軍事的観点とリスク
もちろんね、じゃあ安全のために見ていこうっていう話は、まあ大義名分としてはわかると。
ただ、僕らにも公開されていないような機密軍事衛星とかが打ち上がっていたりはやっぱりするわけですよね。
各国の安全保障とかの観点で使えるような武器として。武器っていうのは攻撃の武器ではないですよ。
自分たちが持っているパワーとしてのものとして、人工衛星、軍事用の衛星とかあるんですよ。
で、それがどこにどう配備されてどんなものかなんていうものは公開されてないわけですね。
けど、他国との競争をしていく上では、その衛星自体の構造だったり所在だったりっていうのが把握できている方が優位に立てるじゃないですか。
つまり、今みたいな、じゃあ普通に宇宙の安全のために宇宙観測しようねって言って人工衛星打ち上がっていても、
各国にとってはそれが一つリスクになりかねないと。
ある程度、機密の軍事衛星とかが運用している場所とかの見立てが立った時に、それを追跡するためだけの人工衛星をどっかの国が打ち上げて常に監視するなんていうことをしてくるかもしれないじゃないですか。
に加えて、正確な場所っていうのが他国から把握されたら、宇宙ゴミを回収するかのようなイメージで、その人工衛星に逆に物理的なとか攻撃をして壊すっていうこともできてしまうんですね。
だから、敵大国が悪用するというか、自分たちの利益になるような使い方をしてくるっていう可能性もあって、手放しに宇宙の安全度合いが上がるから、このノンアースイメージングっていうのが展開されまくっているの、いいよねとも言えないみたいな、そんな難しい状況っていうのも実は出てきていたりします。
まあそれ以外にもノンアースイメージングで地球を見ないっていうことだけなので、宇宙を見るっていうところの活用の仕方とかっていうのも出てくるので、ここはちょっと要チェックでございますよ。
天文とかも言ってしまえばノンアースイメージングなんで、そこらへんが組み合わされてくると結構面白いですよね。
太陽フレアとかも、なんかどんどんどんどん熱量上がってきたら個人的にはめっちゃおもろいなぁと思います。
そんな感じで、じゃあ今回は以上にしていきましょう。なかなか面白い記事だったんで、概要欄にリンク貼っておくんで、ぜひぜひチェックしてみてください。よろしくお願いします。
じゃあアフタートークいきましょうか。まあでも10分喋ってるからアフタートークも何もないですね。
ちょっとアップルポッドキャストとかにもコメントいくつか来てて、あのめっちゃ嬉しいなぁと思っているので、また紹介していきます。みんなからのコメント待ってます。
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。
