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2022-04-17 11:40

557. 地球をリアルタイムで監視する事業に228億円が集まる【Synspective】

おもしろい未来を作り上げそうな日本の宇宙スタートアップ「Synspective(シンスペクティブ)」をご紹介!

地球をリアルタイムで宇宙から監視してくれるネットワークが構築される!?

合成開口レーダー(SAR)について解説!


ソース

https://synspective.com/jp


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http://www.kwasan.kyoto/uchutenki2022.html


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本日は、合計228億円の資金調達に成功している、日本の小型衛星の開発や、そして地表の観測を手掛けている、宇宙スタートアップ【Synspective】をご紹介していきたいと思っております。
でですね、これは、今回ご紹介する理由っていうのは、3月の末にですね、119億円の資金調達を成功させたというニュースが出ていて、
で、この会社が何に取り組んでいるのかっていうところ、で、そこからどんなことができるようになったのかっていうところですね、
この辺りっていうのをしっかりと深掘りしていって、宇宙ビジネスっていうところというよりは、地球の周りに人工衛星を飛ばして、地球を観測するっていうのがどういうことなのか、
こんなところのお話をしていきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思っております。
3、2、1、イギネション、
スペース、
スープラックホール、
ジャパン、
佐々木亮の宇宙話
1日10分、宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。佐々木亮の宇宙話。
昨日の放送、いかがでしたでしょうか。昨日というか、おとといというかって感じですかね。
京都大学の名誉教授をやられていたり、同志社大学特別客員教授をやられていたりっていう柴田和成さんをお迎えしたんですが、
本当に多分、天文業界の方、聞いてくださっている方いたら分かるかと思うんですけど、本当に大御所の方なんですよね。
まあもう、その背景というか、肩書とかを聞いただけでも、なんとなく皆さん気づきいただけるかなっていうような方だったわけです。
それのおかげで、いつもポッドキャストの感想をくださるところの角度じゃないところからもいろんなお話とかを聞けたり、
リスナーの方からですね、して、やっぱりすごい方だったんだなっていうのを実感した、そんな回になってました。
平日の時間のあるところに撮って、その日中に編集してあげるっていう、そのなんかスピーディーな感じをやったのが久しぶりだったので、
まあなかなか大変ではあったものの、せっかく出てくださるっていうところがあったんで、非常に面白い経験をさせていただきました。
加えて、僕の白紙論文の審査も、学外審査員としてやっていただいたんですね、柴田さんに。
なので、なんかその頃の思い出とか、なんだかその頃ポッドキャストやってた時の気持ちとかまで思い出して、ちょっとセンチメンタルな気持ちになるというか、
まあそんなところもあったりしました。
でですね、昨日の30分の内容まだ全部聞けてないよっていう方全然いるかなと思うので、昨日の回に関してはダウンロードかなんかして、
時間のある時にちょくちょく聞いていただくみたいな形をとっていただくのがいいかなと思っているわけなんですけど、
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4月21日とか、あとはこの先こう半年間かけて月に1回、宇宙天気とかに関するイベントやるっていうところで、僕自身の研究も結構そこに近いものがあったりしたので、
なんかそのあたりで僕も登壇させていただくみたいな流れがありそうですというところなので、もし興味ある方はですね、遊びに来ていただけたらと思っています。
そんな感じで、あとそうだ、昨日の放送したものに関してはだいたい30分ぐらいの内容になっているものの、
話した通り1時間ちょいぐらい収録の時間があったんですよね。
なので、音源がまだ半分余ってると。
しかもそこに関しては柴田さんが、今めちゃめちゃ偉い方でいろんな研究成果残されてるんですけど、
そもそもなんで宇宙に興味を持ってたのかとか、どういうところからスタートしたのかみたいなところですね。
そんなお話も聞けているので、そのあたりもまた近いと出していこうかなと思っています。
やっぱこう、すごくなった方のスタートの位置とか、そこからどういうふうに今までたどり着いているのかっていう、
なんかドキュメンタリーじゃないけどちょっと振り返る回みたいな、僕結構そういうの好きなので、そこも絶対流したいなと思っているので、ぜひ楽しみにしててください。
で、それをまとめたやつとかっていうのをYouTubeにも上げようかなみたいな、
Zoomで繋ぎながら一応お互い顔出してもいいかみたいな感じだったので、
そのあたりですね、YouTubeの方も楽しみにしていただきたいというところで、チャンネル登録してお待ちください。
すいません、全く更新できてないのは僕の完全な手が回ってない実力不足でございますが、
今年はですね、ちょっとYouTube頑張るのがいいのかなと思ってたりするので、
励ましのフォローだと思って、チャンネル登録いただけたらと思ってます。
はい、じゃあそんな感じで本題入っていこうと思いますね。
今日の本題は、119億円の資金調達に成功したSynspectiveという日本の宇宙スタートアップについてご紹介していきたいと思ってます。
で、この会社ですね、先に言っておくと合計で228億円の資金調達を成功させているというところで、
かなり注目度がこの金額から見ても高いことがわかるかなと思っております。
で、この金額を叩き出すぐらいの実力を持った会社であることは確かなんですが、
僕このポッドキャストでまだあんまり紹介できてなかったんじゃないかなと思って、これはまずいと。
で、しかも結構面白い未来が待っていそうなので、今回はそちらについてご紹介していきたいと思ってます。
で、Synspectiveっていうのは2018年に創業した会社なので、今4年目に当たるんですかね。
4年目に当たるこのタイミングで228億円も調達してるって、やっぱすごいんだろうなーって、
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あたから見てすごい思ってます。
で、何をやってる会社なのかっていうと、
合成開口レーダー、SAR衛星、SARって呼ばれる合成開口レーダーを載せた衛星ですね。
これの開発とかをやっている会社になってるんですよ。
で、このちょっと今すごい難しい言葉が出てきたと思うんですよ。
合成開口レーダーって言葉。
よく宇宙ビジネスとかを語られるときに出てくる、まあ最もポピュラーな衛星の種類というか、検出機の種類になってます。
一般的にはSAR衛星って呼ばれることが多いですね。
で、どういうことをするのかっていうと、この衛星の開発をしているのがシンスペクティブなわけですが、
簡単に言うと、その人工衛星から電波、マイクロ波を出して、
で、これを地球に向かってバーって打ち込むわけですよ。
で、それを打ったら、その電磁波が反射して人工衛星のところに帰ってくるわけですね。
で、その反射したマイクロ波を解析することによって、
例えば地上の建物の形だったりとか、地形だったりとかっていうところを観測できる、まあそういう技術になっていたりします。
で、これのなんかいい点っていうのは、まあいくつかあるんですけど、
例えば、天候だったりっていう、この天気ですね、に全く左右されないっていうところが非常に面白い部分になっていて、
例えば、単純に宇宙空間から衛星写真みたいな感じで、地上の写真が撮れますってなると、
人工衛星とその地上の間に雲があった場合っていうのは、そこに遮られてそこの情報が取れないですよね。
ただマイクロ波っていうのは、基本的にはそういう雲とかを突き抜けて、
地上に当てることができて、それが帰ってくるのを見ることができるっていうので、
まあそういう天候に左右されないっていうのは、一つ面白い点なのかなというところになっています。
で、そうですね、それを利用することによって、例えば宇宙ビジネスの面白い例で言うと、
石油の価格を予測するみたいな、いうのもあったりして、これって結局は三衛星ってマイクロ波を地上に打ち込んで帰ってくるみたいなので、
例えば物の高さとかもわかるんですよ。
で、そうなった時に石油プラントにある石油の貯蔵タンク、貯蔵タンクの上には石油の量によって上がったり下がったりする蓋みたいなのがついてるんですね。
水面みたいな、湯面に。
で、そうなと油が、実は貯蔵量が今すごい少ないぞとかっていうのが宇宙から見えてしまう。
なんていうことも実現するのが三衛星だったりします。
で、このシンスペクティブっていう会社は、すでに今2基の三衛星を打ち上げていて、
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大体来年の末ぐらいまでで6基まで増やす計画になっているというような状況になっているみたいなんですね。
で、この6基っていうのがどういう数字なのかっていうと、
この6基飛ばすことによって地球上のあらゆる場所っていうところを1日に1回観測することができるようになるわけです。
つまり、これは何を提供してくれるのかっていうと、
毎日最新の地球の画像っていうのを作り上げることができる、
非常に面白いデータが上がってくるっていうことになるんですね。
なので、例えば工事現場だったり、あとはそういうことなんか船の移動だったりとか、
まあいろいろあるわけですよね、地上で起こっていることっていうのは。
それが1日1回っていうところでデータを取得することができる非常に面白い未来が待っていると。
加えて今回の119億円の調達に関しては、そこからさらに先の未来、
つまり7期目以降のサー衛星の製造、打ち上げっていうところに割り当てられていくみたいなんですよ。
なので、7期目以上が出てくるっていうところになると、
どんどんリアルタイム性が増してくるというか、
1日に1回しか通れなかった経路が1日に2回通るようになったら、
もっとリアルタイムで場所を把握することができる、地上の状況を把握することができるっていうところだったり、
またですね、いろんな災害に対するバックアップの活動とかっていうのができるようになってくる、
非常に面白い未来が待っているのが、この新スペクティブの資金調達の先にある、
ビジネスを展開した先にある部分かなと思っているので、今回はそこのワクワクさにかけてですね、
ご紹介させていただきました。
ということで今回は、合計で228億円の資金調達に成功している日本の宇宙スタートアップ、新スペクティブについてご紹介させていただきました。
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番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話で募集しておりますので、
じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
5月1日からSpotify独占配信に切り替わります。
Spotifyのアプリダウンロードしていただいて、引き続き無料で聞けることになっているのは間違いありません。
皆様からお金を取るようなんてことはいたしませんので、
ぜひお早めに宇宙話の移行をよろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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