クリズムの観測結果
日本が世界に誇るX線観測衛星クリズム。 このクリズムの観測結果が、なんとネイチャーに掲載されていました。
ブラックホールや中性子星と呼ばれる、ものすごく重力の強い天体。 この天体の周りには、ものすごく強い風が吹いている。
宇宙で吹く風の謎に関する研究。 新しい僕たちは目を手に入れたことで、新しい側面が見えてきた。
不思議な宇宙のお話をしていきたいと思います。 ぜひ最後までお付き合いください。それでは行きましょう。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の梁が
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 ということで今日のエピソードが1827話目迎えております。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピックからぜひぜひ聞いてみてください。よろしくお願いします。
今日から初めて聞いたよっていうそこのあなたはですね、 最新話から遡って言ってもらうっていう方法が僕的には非常に嬉しいので、
そういった楽しみ方をしてくれるといいかなと思います。 ということでじゃあいただいているお便り紹介していきたいと思います。
これはXですね。リスナーネームみさんからいただきました。 ハッシュタグ金星とハッシュタグ宇宙話ついてますね。
明けの明星がぽつんと朝焼けの中にあってとても綺麗です。 たくさん星が見えるのもいいけど、朝焼けの中にぽつんとあるのも風情があっていいですねということで、
金星が明け方の夜空にぽつんとある写真をあげてくれてます。 めっちゃいいですね。その前にもね、朝焼けの写真もあげてくれてて、
個人的にはめっちゃなんか癒される。 最近この時間まで起きてることもないし、
こんなに早い時間に起きれる体力も残ってないしみたいなね、そんな感じになっていたので、 こういう写真を見るとめっちゃ癒されますね。
宇宙話聞いてるあなたもですね、ハッシュタグ宇宙話Xで調べてくれるとめっちゃハッピーな雰囲気がいっぱいのっている
様子が見えると思うので、ぜひぜひそちら 楽しんで見てくれたら嬉しいです。
ついでに僕のXの方も遊びに来てくれると嬉しいですね。 そんな感じでじゃあ早速本題いきましょうか。
日本が世界に誇るX線観測衛星クリズム。 このクリズムでの観測結果がネイチャーに掲載されました。
どんな論文が発表されたかというとですね、 中星子星と呼ばれるブラックホールに
言い方悪いですけど成り損ねたような天体。 ブラックホールって重力超強くてその姿すら見えないっていうような
そんな天体じゃないですか。 中星子星は重力ものすごく強いです。
ものすごく強いんだけど光が逃げれるかで言うと いやそうでもないぞっていうぐらいの大きさ
っていうのが中星子星です。 だから中星子星はあとちょっとでブラックホールになったよねみたいなそんな天体なんですね。
重力っていうのは重ければ重いほど強くなりますし、 あとはその重さがギューッと一箇所に密度高く高まった
溜まっているっていうそういう状態も実はその重力で強くなるんですよ。 だから重くてちっちゃいと重力やばいんですよね。
それでちなみに中星子星っていうのは太陽ぐらいの重さしかないんですけど、その大きさが直径20キロとか30キロとかそんぐらいですね。
だから東京だったら山手線とか大阪だったら環状線の中ぐらいには収まるぐらいのめちゃめちゃ小さい天体です。
けど重さは太陽ぐらいあるからもう太陽の周りを地球がこう回っているっていうこの状態、 これを作り出す以上の重力のパワーを持っているっていうなんとも不思議な天体なわけですね。
で宇宙空間にはそういう天体がいくつもあって、そういった天体の周りにでかいその太陽みたいな星とかがあるとどうなるか。
重力に引っ張られてそいつらは中星子星ブラックホールに吸い込まれていくような形をとるんですね。
でそれがただ直線的に落ちていくっていうよりは天体もぐるぐる回ってるし っていうのがあるからなんか円盤を作るように
それこそ銀河みたいな形になるようなこれ鉱着円盤って言うんですけど 鉱着円盤風の形を作っていくと。
ここまでは結構わかっていた。でそんな中で この鉱着円盤とかそのものが中星子星に落ちていくっていうところのその周りでは
ただ落ち込んでいくだけじゃなくて真ん中の天体の重力強いから落ちていくんだけど 真ん中の天体のその光も強い。
俺めちゃめちゃ重いしパワーあるから超輝くぜみたいな感じでブワーって輝いてると
ものが落ちてくるんだけどその光の圧力によって弾き飛ばされちゃうみたいなところの限界値みたいなのがあるんですね。
これエディントンさんっていう方が見つけたエディントン限界って言うんですけど そのめちゃめちゃ強い光でその星のバランスを保つぐらいギリギリ明るい。
明るく輝くぜって外に力を発してるけど重力もめっちゃ強いからここで成り立つみたいなそんな状態が発生したりするんですよ。
そうするともう重力忙しい。吸い込まれる重力忙しいけど放出されるエネルギーも忙しい。
このアンバランスさとかみたいなところで ものが吸い込まれては吐き出されてみたいなので吐き出された者たちが
強風が吹いているかのように風がブワーって吹いていると思われていたんですよ。 ただ今回日本が世界に誇るX線観測衛星クリズムですね。
こいつめちゃめちゃ目がいいのでその風を人類今まで見たことないぐらい詳細に観測してみたと。
クリズム以前はもう誰も見ることができなかったような風の細かい動きですね。 これを見てみるとものすごい勢いで風が吹いているかなと思ったら実はそうではない。
エディントン限界とその影響
なんか 風自体の密度みたいなのめっちゃ強いんだけど風速はそこまで強くないみたいな。
だからなんか分厚い雲の中に入っている感じというか お風呂とかもすごい密度で湯気が上がってくることってあるじゃないですか特に温泉地冬みたいな。
けど湯気だからそこまでその蒸気がブワーって 先日話したその寒血線みたいな形でブワーってなってるわけじゃないじゃないですか。
そんな感じがブラックホールがものを吸い込んでいる周りだったり 中性地震と呼ばれる天体がものを吸い込んでいる周りで発生していると。
吸い込まれていく姿っていうのが見えてくるみたいなそんな状態が今回初めて明らかになったと。
ここまで詳細に見ることはできなかったっていうこの技術の進歩に対してのネイチャー論文掲載っていうまあ
あの鉱石にもつながっていますし あとはめちゃめちゃ細かく見てたら実は
そのゆっくりゆらゆら覆うように動いている湯気みたいな だけじゃなくてその内側にすごい速いスピードで吹いている風とかもあってその二層構造
というか玉ねぎ構造というかそんなところまで見えてきたんですね 透けるメガネで透けてるみたいなそんな感じで中性地震の周りとかブラックホールの
周りの姿が見えることを今回力を示してやったというのがこのクリズムの今回の 研究結果ですね
でこれその思ったより遅い思ったより早い部分も実はあるみたいな
過去予想されていたものだったり過去の観測結果で見ていた病像よりも 宇宙の理解が結構大きく変わる観測だったんですよね
だなんか今までの能力だと観測装置のその人工衛星とかね 見えなかった荒さなんですよ
細かさというかそこまで踏み込んでいった それによってじゃあよ宇宙空間のいろんなところにある
ブラックホールの周りで見られる銀河僕たちもそうですね 天の川銀河っていう銀河の中にいて中心には太陽の400万倍とかっていう
ブラックホールがあってそこに吸い込まれていくように動いている星とかもあって みたいなそんな状況の中で風吹いてるんですね
しかも高速に近い光の速さに近い 異常に早い風が吹いていると銀河の周りにはけど今回の観測で中性指定とかもうちょっと
ちっちゃい天体ではそういうのあんま起きてないっぽいっていう 対比が見えてきたのは宇宙を理解する上でパターンを理解できた
これめちゃめちゃ面白いフェーズに入ってきたというところで ブラックホールの周り中性指定と呼ばれる
ブラックホールになり損ねた天体の周り このあたり結構面白そうだからこれから多分いろんな研究でできます
宇宙話でも紹介していこうと思うので楽しみにしておいてください もし気になる人はあの宇宙で吹く風ですね調べてみてください
あの まあニュートロンスターウインドとかブラックホール風とか調べた出てくると思います
ちょっと新しい宇宙の姿想像してみましょう ということでじゃあ今日は以上にしていきましょうか
はいいかがでしたでしょうかねぜひぜひ 夜空見上げるのもそうだけど目に見えない天体も想像してみてください
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー フォローボタンの近くにある星マーク
こちらでレビューいただけたら嬉しいです それではまた明日お会いしましょうバイバーイ
