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こんにちは、そっちゃそです。 この番組そっちゃその語学ラジオでは、
語学学習というテーマを軸にその本質やあり方について、 哲学的に考えていきます。
ここで扱うエピソードは、もともとYouTubeに公開した内容を基に、 音声コンテンツとして再編成したものです。
映像がなくても理解できるように設計していますので、
通勤中や作業中など長な時間にもぜひお楽しみください。
それでは今回のテーマに入っていきましょう。
こんにちは、今回は発音の話をしたいと思います。
発音って、良い発音、悪い発音というのがあることは、 前回の動画でも説明していますが、
具体的には良い発音というのは機能する発音です。
悪い発音というのは伝わらせにくい発音というふうに説明しました。
これに関連して、よく発音のルールという説明をする人が結構いるんですけど、
発音のルールというのはミスリーディングというか、 できれば使ってほしくないワーディングなんですよね。
なので今回の動画では、発音のルールという言葉を使わない方が良い理由というのと、
ルールという言葉と傾向という言葉、法則性と言ってもいいと思いますけど、
ルールという言葉と傾向という2つの言葉をかなり意識して使い分けた方が良いという話をしたいと思います。
これは発音に限った話ではありませんが、
ルールというのは人間が何かしらの意図を持って定めたものをルールと言います。
具体的には文がありまして、文の終わりのエンディングにピリオドをつけますよね。
ピリオドの次の文が始まるときには先頭の一文字目を大文字にします。
これは一文字目を大文字にするというのはルールです。
人間がそうしましょうと決めたルールです。
プラス、その一文字目とピリオドの間には半角スペースを入れましょうというのも、これももう一つのルールです。
これは人為的です。
対してルールじゃなくて傾向とか法則というのは、人間の意図は介在しません。
結果的にそういう傾向が現象として表に現れるというのが傾向です。
例えば、破裂音PとかBは、口をベッタリと閉じて閉鎖を作ってから破裂させてプップッとやりますよね。
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これは破裂音です。
例えばですけど、Pって色々とイオンがあるんですよね。
無開放閉鎖音のPとか気温化するPとかがあるんですけど、
例えばですけど、船のシップってありますよね。
船のシップって、まつげにPがありますよね。
これって、思いっきりPがブワーって。
これは気温化したPです。
プラス、例えば、広がることをスプレッドと言いますよね。
スプレッド、こう書きます。
これって、さっきのシップのPじゃなくてスプレッド。
さっきと、シップのPとスプレッドのPって違いますよね。
これが異なる音って書いてイオンって言います。
この摩擦音Sの次に来るPは無気音で、
まつげのPっていうのはシップのPは有機音の息がただ漏れブワーってやつがPになる。
これは傾向です。傾向法則性って言ってもらいます。
これは決して人間が何かSの次のPは無気音化しましょうって誰かが聞いたわけでは決してなく、
そのほうが楽だからそうなるんですよ、発音するときに。
スプレッドってSのときに次にPが来るときって、スプレッドって言えますけどつらいじゃないですか。
スプレッドって尺も取りますし、スプレッドって言っても正解なんですけど、
言いにくいんですよ。だから無気音化にしてスプレッド、スプレッド、スプレッドってなります。
そういうのがあるんですよ。
やりやすい方向に、発音しやすい方向に流れるっていう全体的な傾向が存在します。
これはまさに傾向です。
前置きがすごく長くなりましたが、っていうのが明確に分ける必要があるんですよ。
さっきのピリオドの話、反覚ベースの話はルールです。
無気音とか有気音とかこのPのイオンに関するのは傾向です。
を踏まえると冒頭の発音のルールっていう言葉は変なんですよ。
何でかっていうと発音には人為的にこのようにしなさいとか、
そういう誰か偉い人が決めたっていう人為的なルールはないんですよ。
あるのは傾向であって、やりやすい方向に発音する手段が流れるっていう結果だけしかないんです。
だから発音のルールっていう言葉はちょっと大間違いないと思うんですけど引っかかります。
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ルールっていう言葉を使ってしまうことの弊害も多分あって、
ルールっていうのはルール違反があるじゃないですか。
ルールに適合するものとルールに違反するものがあるんですけど、
ルール違反って変じゃないですか。
ルール守る人は良い人、ルール守らない人はダメな人っていうふうに言い曲化しますよね。
発音のルールって言っちゃうと、発音のルールに従わない人を下に見る傾向は多分出てくるはずなんですよ。
だから発音のルールって言っちゃうとルールに従わない人は悪ですよね。
ルールに従う人は善になります。
だからそれは決してあるべきではないですよね。
発音のルールという存在のために差別が生まれるっていうのは絶対あってはいけないことです。
だからルールっていうのはこういう従うもの、従わないものの差別を必然的に作るんですけど、
それはさっきも言ったようにおかしな話です。
一番冒頭で言いましたけど、とにかく発音っていうのは機能するかしないか、
伝えやすいか伝わらせることが容易かそうでないかっていう実利の面で判断すべきなんですよね。
決してかっこいいとかかっこ悪いとかネイティブチックとかノンネイティブチックとかでは関係ありません。
だから発音の良し悪しイコール機能の良し悪しと言っていいと思います。
この機能の良し悪しっていうのがちょっとトリッキーで、もちろんネイティブ発音は良いですよね。
ネイティブ発音っていうのは良いですけど、それ以外の発音もたくさん存在します。
じゃあどこからどこらへんまでは機能するかっていうのはこれは別の動画で説明しているのでそちらをご覧ください。
最後にまとめというか最後にお話なんですけど、とにかく発音には人為的に定められたルールというものはありません。
あるのは傾向で、傾向も例えばイギリス英語とかアメリカ英語とかオーストラリア英語とかインド英語みたいにいろんな様々な傾向が共存しています。
ですから発音っていうのは傾向を観察するっていう法則性を観察するっていうのが発音学習と言ってもいいと思います。
だから決して正解不正解っていうのじゃなくて、全体としてあるいは特定の一部の話者集団がどのようにどのようなリズムでどのような音素を使って発音しているかっていうのをよく観察して、
適宜自分のものにしていくっていうのが発音学習だと僕は考えています。
実際僕も概要欄に書いています発音講座をやっています。
そういうところも理解して上で発音のレッスンをしていますので、ぜひ興味がある方は概要欄からリンク先に飛んでチェックしてみてください。
今回のお話は以上になります。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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ノートやKindleでもこのラジオで扱っている内容及び体系的に整理したコンテンツを発信しています。
さらに深く学びたい方は概要欄からぜひチェックしてみてください。
それではまた次回お会いしましょう。