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スピーカー 1
ちょっと里直さんとお話ししてみたいなっていうのは、実は今日、僕のお題として持ってきたものでして。
スピーカー 2
難しい、壮大なお題を。
スピーカー 1
壮大すぎて僕の中に答えもないので、やっぱりそこは里直さんのお話もちょっと聞いてみたいなっていうところで。
スピーカー 2
そうですね。さっき情報が増えているっていう話がありましたけど、僕が前のほう書いたのはファンベースなんかは2020年の情報を出してたんですよね。
2020年に世界で59データバイトの情報が流れて1年間。
それも2010年ぐらいには1データバイトとか2データバイトだったので、ものすごい医療が増えたんですけど、
2020年から4年たって、どのくらい情報が増えたかっていうのがわかってきたんですよね。4年、5年か。
2024年がどのくらい増えたと思います?
2010年が2データバイトで、2020年がだいたい59とか60データバイト。
グッと増えたわけですけど。
2024年、なんと149データバイト。
今年2025年、182データバイトになると言われています。
聞いてる方はわかんないかもしれませんけど、1データバイトが世界中の砂浜の砂の数と言われています。
なので、例えば東京地方だったら、東京っていうか関東だったら、湘南海岸の砂浜の砂粒だけでも無限じゃないですか。
あそこ意外と長いからね。
砂浜の砂粒って、例えば表面から1メートル深いところまで数えるとしても、無限ですよね。湘南海岸。
でも地球儀で見たら、針の点。
つまり地球儀で見ると、ユーラシア大陸とか北米南米、アフリカ大陸、オーストラリア大陸とか南極大陸のすべての海岸線の砂浜の砂粒を足し上げて、ようやく1データバイト。
2020年、去年の流れた情報量は149データバイトなんで、地球149個分の全海岸線の砂浜の砂粒分情報が流れた。
2025年は182っていう予測がされているみたいなことなので、やっぱりPRにしても何にしても伝えたいこと。
企業側が伝えたいことが伝わること自体がちょっと奇跡的で。
しかもこのコンテンツも異常にあるじゃないですか。
よく言われますけど、YouTubeだけで1日分見終わるのに82年かかるんですよね。
1日分見終わるのに。2日分だと164年かかるぐらいアップロードされている動画が。
配信コンテンツとかTikTokとか、いろんな動画のショート動画とかいろんなのがあって。
しかもテレビとか映画がもちろんあって。
それ以外にSNSがあったり、いろんなコンテンツがアプリとかも含めていっぱいあるわけですよね。
ゲームコンテンツに至ってはもう1日中時間取られたりするわけです。PS4、PS5とかスイッチ1,2とか。
そういった中で企業が届けることってほぼ無理っていうのが基本的にファンベースの前提だったんですね。
そうですよね。
だからこれはもう聞いてくださってる方も分かってる方多いかもしれませんけど、本当に伝わるわけないっていうか、
スピーカー 1
もう例えばこの働き方ラジオにたどり着いてくれて、聞いていただいている段階で奇跡的っていう。
スピーカー 2
興味がない人は聞くことはほぼないぐらいなぐらいコンテンツがあり情報量があるという感じなんで、
これからもファンベース的なアプローチがバンバン増えていくというか、それが伸びていくんじゃないかとは思っていたのですが、
これによってまた要素が変わってきました。
こんだけ情報が増えるっていうことがほとんど無視していい状態になりました。
これがAIの登場ですかね。
無視しても。
無視ってことはないか。無視ではないですけれども、
AIの登場もしくは普及の本質的なところっていうのが意外とまだ語られてないんですけれども、
何を本質かって話したんですね。
PRにしても広告にしても何でも結構企業側にしても、
スピーカー 1
AIをどういうふうに活用するかばっかり言ってますよね。
仕事がなくなるんじゃないかも含めて、
スピーカー 2
効率的に仕事ができたり、もしくは仕事がなくなるんじゃないかみたいな。
なんか企業側のこと言ってますけど、
生産性の話とかしてますよね。
AI自体の普及の本質は一言で言うと、
世界が世界一賢い生活者に埋め尽くされるっていうことなんです。
本質は。
つまり何かって言うと、今LLMって言ってます。
大規模言語モデルか。
それが今AIエージェントに進化してます。
AIエージェントっていうのは、
例えば我々が安いシューズが買いたい。
安価なシューズが買いたいって言うと、
それをリストアップしてくれて、バーっとあっという間に。
何だったらECサイトでポチッとまでしてくれるぐらいのがAIエージェント。
これはもう今今年もうすでに出ているに近い。
まだちょっと原始的ですけどね。
出ているに近いのがAIエージェントというかAI代理人的な感じですかね。
このAIエージェントはこれからパーソナルエージェントに進化していく。
要するに個人秘書になってくるわけですよね。
個人秘書になってくると、安いシューズの中でも、
リストアップするだけじゃなくて安いシューズの中でも、
例えばECサイトで星印がついてて、
これは3.9のシューズですとか、
これ4.2のシューズですとかって件がついてて、
それの中でそれを選んでくれたり買ってくれたり、
もしくは3ヶ月後の、僕が例えばマラソン大会でやるとすると、
それまでに買ったほうがいいですねとか、
そういったこともだいたいわかってくれる。
社長秘書みたいなもんなんで、だいたいつかんでくる。
それのもう一個向こう側がAI執事みたいな感じなんですよね。
執事になってくると、主人の、
スピーカー 2
要するに僕の横にスマホとかイヤホンとかに常駐するとしてるとね、
もしくはメガネに常駐するかもしれません。
そうなってくると、僕の人生の幸福を総合的に考えてくる。
つまり今の健康診断のデータがこうで、
膝が今ちょっとこうなってますよ。
病院に行ってますよね。
こういうのであればこの安い手術は逆にお勧めしませんと。
このメーカーのこれがいいんじゃないか。
そういうのがA社、B社、C社あるけども、
特にC社はご主人である佐藤さんが、
常日頃から気にしている地球環境に
とても意識が高く、いろんな活動をしている。
だからA社、B社、C社どれも、
膝にはいいんですけど、C社のマラソンシューズがいいんじゃないか。
3ヶ月後のマラソン大会に間に合うし、
ここで慣らすためには来週ぐらいから履き始めた方がいいですよとか。
そういったことまで先んじていろんな、
僕の幸福を最大値にしてくれるようなことを考えてくれるのが
パーソナルエージェントの中の進化系AI羊ぐらいな感じで僕は思っているんですけど。
これは比較的、僕が例えば、
衝動買いしてポテトチップス買っちゃったとかっていうことも、
メガネとかイヤホンにCCDカメラがついていると、
それはだいたいライフログとしてずっと見てくれていると。
そうするとそれを背徳的な衝動買いとかっていうのが
ご主人がしたいことだから否定はしないけど、
でもねと。
3ヶ月後のマラソン大会に向けて今ダイエット中なのに、
本当にそれ食べ続けていいんですか?というようなオカンみたいなことができます。
AIオカンに近い。
それも自分が好きな推しの声質で、
推しの性格をだいたい読み込ませておくと、
推しみたいな声で、
ご主人様そういう食生活は良くないですよとかっていうことを丁寧に教えてくれるぐらいなことが起こるかもしれないですよね。
これは今予測なんですけど、予測として今話してますけど、
実はこのAI質時的なものが、
パーソナルエージェントの進化系ですけど、
それをいち早く開発したところが多分世界のマーケットを持っていくんですよ。
それぞれの生活者につくから。
そうなるとでかいので、オープンAIもAppleもGoogleもマイクロソフトもAmazonも、
何だったら中国は国を挙げて開発をして、何とか存在を取りたいと思ってると思う。
国家予算レベルのお金を使ってくるんですね。
こういう意味で言うと、LLMがそんなところまで発達すると思ってる方が意外といらっしゃるかもしれませんけど、
僕は確実に行くんじゃないかなと。
ほぼそれも5年と言われたやつが3年ぐらいに舞い直しされるんじゃないか。
つまり今2027、28年頃にはそのぐらいまで行ってる可能性がある。
日本だとスマホは大体の方持ってますよね、高齢者以外は。
LINEとか使って、LINEなんかもAI入ってきてるので、
LINEって言ったらソフトバンクグループにも入ってます。
つまり。
これらへんも導入してくるということを考えると、
多分日本人は日本にどんどん普及するし、AIも。
それはもう多分その便利さを考えると、
スピーカー 1
多分手放せないというか後戻りできないんじゃないかな。
スピーカー 2
朝起きたら、もう家にAIが多分実装される時代が来て、
朝起きてベッドから起きたら、
もう今日の天気を言ってくれて、
今日はこういう予定でしたねみたいな一瞬みたいなことを言ってくれて、
もうその時点でウォッチから僕の心拍数とか見て、
こうこうこうでこのぐらい寝てますけど、
このぐらいしか寝てないからこうこうこうなんじゃないかということを言ってくれてみたいな、
先回りをどんどんしてくれるAIが出てくると、
もう手放せなくなるかなというのが未来で、
未来というか近未来だと僕は思っています。
スピーカー 2
もうイメージは使用しないですよね。
もう関係ないですよね。
データの集積がブランドになります。
つまり、何をやればいいかって、企業は何をやればいいかって、
誠実であるしかないんだよ。
誠実に開示をし、情報を。
今までの不祥事とかそういうのも全部開示をし、
どういうふうにちゃんとそれに対応したかも開示をし、
一貫性、現行一致をちゃんとしないといけないと。
さっき言ったように地球に優しくなったら、本当に地球に優しくしなかったら、
AIに口ばっかな企業ですと信頼されなくなる。
あとは対応ですよね。
だからコールセンターとか店頭とか、
そういったところでの対応とかが問われてくるし、
そういったのもAIに読まれちゃったり、
いろんなところに書かれて見られちゃったりする。
っていうようなことが起こってくる。
あとAIは評判、レピテーションっていうのを重要視している。
なぜかというと、
A社、B社、C社みんなが、
そうか、AIがそうなってくると誠実にした方がいいんだとかと思って、
A社、B社、C社がみんな誠実になってくると、
差がつかなくなってくるんですよね。
そうなってくるときに、
AI執事はレピテーションを見に行くので、
評判っていうものがとても重要になったりしますけど、
基本的にはそちら側の、
AIに信頼される、
つまり誠実にずっとやらないといけないっていうことがメイン。
ただ、一個だけ道があって、
世界一賢い生活者っていうのは、
AIとご主人で成り立っているんですよね。
当たり前ですけど。
スピーカー 1
AIが絶対無視しないのはご主人の熱狂というか、好きなんです。
スピーカー 2
ご主人の好きだけは無視しない。
しかも、主人側から見ると、
AIがどんなシューズを勧めてきても、
僕の親友が絶対このメーカーのこのシューズがいいよって言うと、
AIの言葉を超えて我々へ影響を受ける。
例えば、AIが今見るべき映画はこうこうこうですって言ったとしても、
友人が国宝が面白いよって言うと、我々は国宝を見に行くわけですよね。
AIのおすすめなんか見に行かないわけです。
つまり、AIは最適化しているので、僕が好きそうな映画をおすすめではきますけど、
熱意とか感情を伴わないので、
人間の感情を伴う友人の言葉とかファンの言葉とか、
もしくは僕が好きなもの、僕がファンであるものとかそういったものは、
AIの理屈とか論理を超えると。
つまり、マーケティング的なものっていうのは2つのルートに収束されて、
まずAIルート。
AIにちゃんと認めてもらって、
AIがご主人に推奨してもらう、
これのルートを通るっていうすごい険しい道と、
もう一個はファンがそのご主人に勧める。
スピーカー 1
もしくはご主人が今すでにファンであるっていう。
スピーカー 2
ファンルート。
もう少し簡単に言うと、マシンルートと人間ルートですかね。
その2項に多分マーケティングが収束されると僕は思いますね。
ここが意外と本質で、皆さん企業側のことばっかりAIで言ってるからちょっとびっくりしてるんですけど、
コミュニケーションって伝えたい相手のことを見るっていうのが大前提だと僕は思ってたんで、
いやー伝えたい生活史が大きく変わっちゃうんだったら、
今までのマーケティング無理だよねっていう話になってないと。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
おかしいですよね。
僕は今までそれを情報が増えたりコンテンツも増えたし、
もう生活者側がそれを受け取るの難しいから、
ファンっていうルートを使おうっていうふうに活用しようと思って再構築したんです。
スピーカー 1
ちょっとこう別のルート、選択肢を増やしますっていう感覚だったのが、
もはや選択肢が2つしかなくなるという、大きく言えばっていうこと。
スピーカー 2
そうですね。
ファンベースが一つのやり方の1個であったのが、
AIルートと、要するに論理ルートと感情ルートの1個しかないと。
その2個でもう1回マーケティング全体を再構築しないといけないんじゃないかと。