書籍『ファンベース』の著者・佐藤尚之さん(さとなおさん)をゲストに迎えた、
特別回の第2部(全3部)です。
AIの普及によって変わるのは、
企業の業務効率やマーケティング手法だけではありません。
「お金を出す人=生活者」そのものが変わる。
AIエージェント/AI執事が常に隣にいる世界では、
嘘やごまかし、言行不一致はすぐに見抜かれ、
誠実であることそのものが、最強のマーケティング戦略になると佐藤さんは語ります。
・なぜ「興味のない人を振り向かせる施策」は通用しなくなるのか
・AIに選ばれるブランドは、どう決まるのか
・「AIルート」と「ファンルート」はどう循環していくのか
企業の信頼、個人の信用、ウェルビーイングまでを見渡しながら、
AI時代に誠実であるとはどういうことかを考える、
全3部構成の核心となる第2部です。
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📚 佐藤尚之 最新書籍(2025年12月発売)
『AIに選ばれ、ファンに愛される。
──変わる生活者とこれからのマーケティング』
著:佐藤尚之
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サマリー
「誠実さ」がマーケティング戦略において重要であり、AI技術が消費行動やブランドの評価に影響を与える時代について考察しています。企業は社会的な価値を追求することが求められています。今回のエピソードでは、誠実さが企業のマーケティング戦略においてどのように重要であるかが議論されています。AIルートとファンルートの関係が語られ、人間の信頼形成のメカニズムに焦点が当てられています。AIとの対話を通じて、感情や自己同一性の再定義について考察が進んでいます。最終的には、AIが私たちの思考を補助し、新たな自己理解を促す可能性が示唆されています。
誠実さの重要性
働き方ラジオ始まります。株式会社セッション・クルー代表、働き方エヴァンジリストの田中健士郎です。
このラジオは、誰もが自己表現をするように、情熱を持って働く、そんな世界を目指す仲間づくりをしているホットキャスト番組になります。
皆さん、自己表現していますか?
そうですね、確かに。生活者は変わらない前提で、企業側がどう今後自分たちのものを売るためにとか、
より効率的に業務をするためにAIを使うかとか、逆にAIによって我々の付加価値がなくなるのではないかとか、
そういう議論があるんですけど、そもそもユーザー、B2Bでも最終的にはその先にユーザーがいたりはすると思うので、
根本になる消費行動とか、お金をまず最初に出してくれる人たち自体が変わっちゃうから、すべてが変わるってことですよね。
だから働き方も、働き方にAIを活用しましょうじゃなくて、働く目的が人の幸せであるならば、
人の幸せな理由は変わるわけです。そこに向かって働き方を変えていくっていうのが本来の形だと思うんですね。
さっきもちらっと言いましたけど、すごくシンプルにまとめると、誠実であることが最強のマーケティング戦略ということですよね。
AIに信頼されるようなことを誠実にしないといけない。要するにズルしない。ズルとか嘘つかない。原稿一致しましょう。
誠実に、このブランド、この商品が大好きだって言ってくれる人に誠実に向き合いましょう。
それはどっちのルートでも、マシンルートでも、感情のヒューマンルートでも、誠実であるってことは両方についてくる。
そうだと思います。今まではどっちかっていうと、好きだって言ってくれた人に誠実にしないで、興味関心ない人を何とかこっち向かせようっていう、
マーケティングのやり方で。それってとても不誠実ですよね。大好きだって愛用してくれる人のことは一回置いとこう。
AIと社会の変化
ファンベースはそこをダメだって言い続けたわけですけど、もうそこしか残ってない。
興味関心ないから全部AI通ってくるんで、ノイズみたいな商品とかそういったのは僕には届かないですね。
届くっていうか、CM見たりとか、看板見たりとかはあるかもしれません。CMをちょっと僕は変容していくとは思いますけど、
でも見ることは見ても、買う前にやっぱりこれどうなのかなって軽く聞ける状況になると。
AIも音声認識がついてて、たぶん画像認識も今やっぱりできるんですけど、スマホで撮れば。
でもそれがイヤホンとかメガネにCCDカメラがつくと、ほとんどリアルタイムでスーパーの棚を見ながら話せるみたい。
これは大きな変化だ。
すごい良い時代が来ると思ってるんですけどね。平日じゃないと起これないっていうのは。
そうですね。
平日であろうとする企業が増えるっていうことは、長い目で見ると世の中的にはフォーグッドに向かうっていう、
いい社会。
フォーグッド、もちろんです。
起きてることが起きてくるっていう、ちょっと短期的なとこではないかもしれないけどっていうことで。
短期的にもそうなるじゃないですかね。
で、ブランドはやっぱりA社B社C社並ぶっていうか、
何でしょうね、ブランド50、例えば飲料だったら50ぐらいあるわけですよ。
精良飲料水200ぐらいあるわけですよ。
で、AIが何個進めてくるかっていうと、僕にご主人さんに。
はい。
2回。
それぐらいですね。
っていうことは497のブランドが消えるんです、僕の前から。
で、じゃあどういうふうに僕の中に入っていくのかっていうことと、
あともう一個はさっき言ったように、
3つ残ったブランドのAブランド、Bブランド、Cブランドの争いになったときに、
社会的な活動とか、どういった未来とか社会を目指してるブランドなのか。
もしくは企業なのかというところの差分っていうのがね、
その村屋しか出てこなかったです。
そうなってくると、皆さん多分社会活動とかそういったのには真面目なアプローチをしてくれると思います。
お金をもっと使ったりとか、投資したりとか。
こういうこと、私たちはこういう未来を目指してるから、こういう活動に投資しますとかね。
だからNPOに対する寄付とか増えると思いますよ。
はいはいはい。
そういう未来は。
5年後以降かな。
3年から5年とかも含めて、
ある意味、いい、
ポジティブなことばっかり言いますけど、そのAIが世界を滅ぼすみたいな強烈な音が回りますけど、
なんですけど、僕は良い方だって悪い方考えてもしょうがないから。
良い方で見ていくと、とても良い社会になる可能性が高い。
なんかいいですね。
AIでどう変わっちゃうんだろうって、結構悲観的にやっぱりみんな怖がったりしてると思いますけど、
むしろAIが誕生したことで社会が良くなるんだっていう言葉は、すごいみんなの希望になる感じがするし、
その希望こそがすごい大事な感じもしますし。
だってマーケットが誠実になるっていうことは経済が誠実。
経済が誠実になるってことは社会が誠実になるっていうのしかない。
だって騙し事騙され事って全部経済ですからね。
お金のために起こるわけだから、ほぼね。
ファンベースの影響
そこがもし誠実になるんであれば、ちょっと違った社会になるんじゃないかなっていうのが、
僕のお花畑的な理想ですね。
でもそれを信じたいし、なんかそうなりそうな気がしますね。
やっぱりその二つしかないんですよ。ずっと考えてたんですね、半年ぐらい。
本当にその二つだなと。
でもさっき言ったAI執事みたいな賢いのが、各個人についたときには、どこでどう分析しても、
僕ほとんど有名なAIは全部有料版でやっててすごくお金かかってるんですけど、
いいや、あと全部高いやつやってて。
一番最先端のやつですね。
でもそれどこで聞いてもそういう結果ですね。
そうなんですね。
違う、ちょっと突っ込んだことをいっぱい聞いても、多少違うこと言ったとしても基本はそこずれないですね。
確かに。なんか誠実。
全然今、現段階でもやっぱりこう、なんていうんですかね。
騙すようなマーケティングというか、逆に割と今経済的に伸びなくなってきてるからこそ、
何とかそれを伸ばさなきゃ、何とか百何十%の成長を維持しなきゃで、
ちょっと大きい企業ですらずるいことをしたり、最近もニュースとかもいくつかありますけれども、
ずるをしてでも売り上げ伸ばさないと僕らがなくなっちゃうからっていう多分論理だと思うんですけれども、
その誠実じゃない行動が、ちょっとしたベンチャーならまだあれですけど、
大企業ですらやってるんじゃないみたいなのを最近見たりすると、
割と社会がそっちじゃない方向にいってるんじゃないかみたいなのを思ってたんですけど、
今なんかそれはもしかしたら過渡期というか変化のタイミングだから、
その前のやり方で何とか伸ばそうとするとちょっと無理が生じて、逆に誠実じゃなく。
無理が生じますね。だから何でもそうですけど、何でしょうね。
まあまあ大きな分野でも、車とかそういう分野でも、ずるした頃から淘汰されていくしかないんです。
だって全国民が使うかどうかって置いといて、でもAIを使うタイプの方々、僕はほぼ使うと思う。
ほぼ使うプラス、使わない人でも、あなたのAIは何て言ってるのっていうふうに息子に聞いたりとか、
ああ、お母さんが。
そういうふうにお母さんが電話してきて、ねえ、あなたのAIこれ何て言ってるのみたいな。
私ちょっとこの車買おうと思ってるんで。聞いてくるわけですよ。
そういうのも含めると、全国民、AIを使ってる国からその車メーカーは消えるっていう話です。
いやー。
方向に上がってこなくなる。
そうですね。
これはある種失業をものすごく生むので、でもシビアな話でもありますね。
そうですね。
なんですけど、誠実な会社が生き残って伸びるんであれば、また人間は吸収できるかもしれない。
そうですね。
雇用は。
メタで見るとやっぱり良い方向に行くんじゃないかなっていう。
メタで見ると良い方向に行くんじゃないかっていうポイントですね。
そう思いますね。確かに。その瞬間瞬間でこのままじゃヤバいってなって、
例えば逆に情報をもう世の中に出さないようにしようって隠す会社が出てきたり、自分たちで隠す。
隠すのもね、難しい。これみんなが開示をし始めると、内部通報ものすごく増えると思うんですよ。
そうですよね。
なので、基本的には隠せないっていう。
そうなんですよね。
なんかこう、衝動的にはそういう企業は出てきそうですけど、やっぱり社員1人からすら出ちゃったりするってことですよね。社員が分かってれば。
その通りですね。会議が進むんであれば、アルバイトも含めて。
あとは、国境庁から何か全部AIあっという間に調べてくるんで。
ほぼ。そっか。
いろんな実践データとかも世界中から調べてきちゃうんで。
で、この企業が特報とかそういうの出してるんであれば、それ絶対データ出てるわけですよ。
であるならば、それも全部調べてきちゃうんで。
で、このデータは嘘がありますとか、要するにこれ一方的な見方してますよねとかって意外とあるんですよね、データって。
そういったのも全部見てきちゃう。
逆に言うと今度、何でしょうね。
政治の世界とかでも、極端な政党とか、要するにAIと話しながら投票するとかってことも起こってくる。
はい。
なんか、いろんなことが変わります。
で、自治体とかが出してる難しいことあるじゃないですか。総務省とか内閣府とか出してる。
そういったのも全部AIが中学生にも分かるように僕には翻訳してされてくれた。
女性金ってこれどうやって申請すればいいの?超難しいんですけど、そういったのもとても分かりやすくしてくれると思う。
いろんなのも含めて、例えば自治体のコミュニケーションをほっとくだけで改善されますね。
こちらにAIがいるんであれば。
ステージも変わる可能性があるし、いろんなことが変わる可能性があるのと、
あともう一個今日のファンベースの話で言うと、
AIが僕に勧めてきてくれたものっていうのは、僕はファンになりやすいんですよ。今まで知らなかったことです。
なぜかというと僕に最適な商品を、しかも信頼できる企業の商品を僕に勧めてくれるわけ。
そうですね。
そうすると僕は急にファンの入り口になっちゃう。ライトファンぐらいになっちゃう。
はいはいはい、そっか。
なんとなく流れてきたとかCMで見たっていうものよりも、
誠実さの重要性
あなたの今までの私との対話の中でいろいろもらった情報からして絶対これはお勧めだよっていうものだから、
かなりファンになりやすいものになっちゃう。
かなりファンの入り口になっちゃう。
なってる。
ファンになりやすく、ファンベース試作的なものをちょっとでも企業側がやっていくと、
ファンが増えるのと、ファンのレピテーションが世の中に出始めるんですよね。
推奨とか。
それがまたさっきのAIの信頼を上げるんです。
だからそのAIルートとファンルートってさっき言いました。
論理ルートと感情ルートというか、マシンルートと人間ルートというか、
それは繋がってるんです。
両方がループになってより加速度を上げていくみたいな感じなので、
ガディアン・インスティレイって前ミスですけど、
ファンベースはとても重要な立ち位置になるかなと思う。
AIルートとファンルートが独立して二つというよりも、それ自体もめちゃくちゃ関わってるから、
ファンベースうまくやるとAIの方にも生きてくるし、
AIで紹介されたものがファンになりやすいものになってるっていう。
逆に言うと僕がなんとなくファンだった商品も、
AIが信頼できないぐらい裏っ端で広くなってたと言うんであれば、
僕はファンやめる可能性はあると思う。
十分ありますね。
確かに。
なので、どっちにしろ信頼っていうのは土台になるので、
だから誠実にしないとどっちにしろ無理だった。
AIとファンの相互作用
確かに結構企業さんの目線で言うと、やっぱりその誠実と、
その誠実さから生む信頼をどういうふうに育てていくのかっていうのが経営アジェンダになってきそうですね。
今信頼、うちの会社ってどれぐらい…。
育てるかというか、そうなんですよ。
これは人間もそうなんですけど。
逆に言うと口コミとか推奨、いろんなものって、
生成AIでも生成できちゃうんで、無限に。
なので、ある日急に僕が何かの食べ物を褒め出したとかっていうことを、
AIは信頼しないわけですね。
これは生成されてるかもしれないし、何かお金もらってるかもしれない。
疑うわけですよ。
なので、AIは何を言うかっていうと、その人間の信頼度を測る。
つまり昔からこの人はいろんな発信をしていて、
こんな発信をしていて、あんなものを勧めていて、ずっとこの商品を勧めてるから、
この人間は信頼できますよっていうことをAIは必要だ。
だから人間にも生き方も誠実じゃないと信頼されないってことになってきます。
AIからは。
多分大丈夫だと思います。
働き方ラジオも5年やって、もう200回、エピソードだったら300とかあって、
これも多分、今音声だからあんまり検索されにくいですけど、
多分AIの一瞬でも理解できるんで、
多分当初からそんなにベース変わってないし、そんなに嘘ついたりはしてないと思うんですけど、
こういうのがもう全部信頼につながっていくってことですよね。
こういう地道にやってきたことが信頼につながる。
一朝一夕じゃないって話です。
やっててよかったっていう日が来るかもしれない。
田中さんはこういうことをやってきた人だから、
この方が言ってることは信頼できるみたいな評価がされる。
AI。
なるほど。
数値化したくなることってよくあるじゃないですか、こういう人って。
そういうところで、信頼度数みたいなのが測られていくというか、
両側からも、個人側からも。
度数って意外と感情の方は難しいんで、
会議のチェックポイントはできるでしょうね。
チェックリストみたいな。
なるほど。
ただ、一個これもガデンイースになると嫌だなと思ってるんですけど、
顧客幸福度って今うちの会社やってるんですけど、
要するに、
カスタマーウェルビーングスコアって言うんですけど、
要は、今まで顧客満足度っていうのはあるわけですよ。
この商品使ったら満足だった。
それはもうほとんど商品特徴だったりするんで、
ある種、そういう企業が何を裏でやってるのかとか、
そういうとこは入ってこなくて、便利だったねとか、
安いから満足したねとか、そういうのは表面的なことで意外と言っちゃうんですけど、
このブランドがあって私は幸せであるっていう、
このブランドが生活とかにあって幸せを感じるみたいな感情、
そこが測れるかなと思ってます。
なので、なぜかというと、
AI執事はご主人の幸福を最大化しようとするから。
なので幸福かどうかっていう、
ある種の指標はあり得るかなと思って今開発を、
日経クロストレーナーと一緒にやってるんですけど、
開発して2年も半ぐらい経つんですけど、
開発して発表してね、なんですけど、
毎年日経で発表したりしてて、
ウェルビーングの指標
やってますけど、その辺ですかね。
NPSとかよくありますけど、
推奨しますか、みたいな。
推奨だけじゃダメなんですよね。
なので、そこらへんもちょっと変わってくるかなと。
数値化ってちょっとどうなりますかね。
確かに。
AI執事が自分の幸福度を最大化してくれるって考えるといいですね。
そういうふうに今のGPTでもちょっと、
僕の幸福度を一緒に上げてくれって言ってみようかな。
だから安いシューズを買うのはあなたの幸福じゃないですよっていう考え方をしてくるので、
これは今でも高めの商品であれば普通にやってくれます。
そうですよね。確かに。
質問の仕方次第かな。
僕にとって最善な選択はどれですかとかっていうふうに買い物をすると、
まあまあ幸福を考えてやってくれますね。
確かに。
その、
ウェルビーングとか幸福って感覚的にはわかるんですけど、
どうやって測るのかというか、ウェルビーングってそもそも何なんだろうとか。
そうなんですよね。
気になってる方も多いのかなと思うんですけど、その辺ってどういうふうに捉えられてますか。
基本的にハピネスとかこういったのはもう少し瞬間的ですけど、
ウェルビーングって考えされた状態なので、
で、やっぱ大きいのはGDPがGDWになっていこうとしてる。
ちょっとトランプ大統領の出現に、再選により、
その辺のことがアメリカでかなり否定されちゃってるので、
一回流れがちょっと止まりにかけてるんですけど、
でも基本的にはG7とか、
あの辺の経済の集まり、
あそこら辺ではもうGDPの終わりっていう話になってるんですよね。
GDPが高いからって、各国の幸せ度と全然比例しないっていう。
日本なんかだって幸福度で言ったら49以下なんかですよね。
GDPが上の方なんだ。
ということで、やっぱりGDW、グロスドメスティックウェルビーング、
そっちだっていうことをG7とかが言ってるので、
基本的にはそっち側に向かっていく。
で、それはウェルビーングっていうのは満たされた状態。
変更だけでもダメで。
メンタルとか、あとは人のつながり、
その3つが揃わないとヘルシーじゃないって言ってる中でのウェルビング。
なので、単なるハッピーでワクワクだけじゃないんですよね。
そうですよね。その単発的な、今嬉しいとかっていうよりも、
割と長期的な満たされている状態、まさにビーングというか。
ウェルビーング状態、ヒューマニティっていう言葉を最近使うと多いんですけど。
人間性的な。
人間的に出されている状態とか。
そういったところってもちろん測りにくいわけですよ。
満たされている状況は、例えばケンシロウさんだってリサさんだって
宮内さんと違うわけですよね。
なので、それを単純に比べるっていうことは難しいんですけど。
でもAIは個人しか見てないんで。
AI出自は。
僕のAI出自は僕しか見てない。
僕の幸福度を最大限にしよう。
それはこのブランドがあることによって、
僕は最大限になったという人が増えれば、
幸福度は上がっていくという意味でいうと、
一つの指標の切り口ではあるかなと。
そうですね。
ちょっと難しいですよね。概念がね。
幸福って何?ウェルビーングって何?っていう概念が
きんとこないところがあるんで、人々に。
これがちょっとだけ難しいですけど。
ただ、そういったのの組み合わせになってくるんじゃないかな、
指標としては。
そうですね。僕自身は、
自分自身が一番信用できないぐらいに思ってる
メタ認知な人間なので、
自分の好きなものって、
自分の好きな情動的な、感情的なものと、
AIに誠実性を見せていくっていうものを両立させるっていうことが、
果たして全員ができるのだろうかみたいな。
何があればできるんだろうかとか。
個人が誠実になるんじゃなくて、企業がね。
あ、企業がね。
企業がものを売るときに、
誠実であることっていうことが、
最強のマーケティング戦略になるっていうことですね。
AIはその裏っかを見ちゃう。
全部バレちゃうし、
あとは宮内さんが好きなものっていう、
AIが選ぶのと、
なんとなく好きなものってありますよね。
2個ぐらいしか買わないよっていう未来ですね、そういう話。
個人の誠実さも難しいですよね。
個人の誠実さもでもやがては求められるわけですよね。
口コミとかそういうのをしたりとか、
人に信用されたりするときに、
結局、このAさんっていう人は信用できませんよ。
まずならば、過去の発言とかSNSとかいろいろ見てみると、
こんなにブレまくっているので、
お気をつけくださいねって、
AIが僕に言っちゃう可能性がある。
だから宮内さんみたいに、
自分が信用できないっていうふうに考えて、
すごく慎重に生きてられるんであれば大丈夫じゃないですかね。
だからある程度そういう、
人間の信用とは何ぞやとか、
そういうのが結構クリアになっていく可能性もちょっと感じましたね。
そうですね。できるだけ誠実に。
自分が誠実かどうかっていうのはちょっと難しいけど、
AIとの対話の重要性
自分なりの誠実さで生きていくっていうことしかない。
っていう感じですよね。
一方で人間のある意味、正義とか、
一義的に決められないものとかいっぱいあるじゃないですか。
もちろん。
数字にもできない部分っていうのもあって、
そこの数字にできない部分とか、
一義的に決められない部分と、
ある程度数値化してできる部分みたいな、
より分けが何か生まれそうな、
ちょっと直感を受けましたね。
ロジックとか論理はAIが凄まじく上手いですよね。
正義っていうのは今この2025年とか6年の世の中で決まるわけで、
戦争時代の正義とフランス革命の頃の正義と、
それらを全部俯瞰してメタで教えてくれるのはAIですよね。
僕が思ってる薄っぺらい正義とか、
今ちょっとすごく感情的に燃えて、
これこそ正義だと思ってることに水ぶっかけてくれるのもAIだと思うし。
なので本当の感情の部分はAIは触れないんです。
人間の感情。
でもある種のロジックでは教えてくれるかな。
だから理屈っぽい人は大丈夫。
ただ感情でしか動かないタイプの人は、
AIとどういう話を人を折り合いつけるのかがちょっと僕はそう思う。
なるほどね。
俺はこれが好き。
これこそが世界を救うと思ってるのに、
AIが全然味方になってくれないと。
なんだこのAIはバカじゃねえかみたいな感じになって、
AIを捨てて閉じこもって生きる正当とかできるかもしれません。
正当とかありそうですね。
確かに。
でも逆に今デジタルな世の中で、
自分の感情でこれが好きみたいなものがわからなくなるみたいな時も
結構あるなと思ってて。
AIに聞いて、
多分AIに聞く判断基準とかも安いか機能的かとか、
そういう他者の物差しの質問しかできないから、
その答えだけ返ってきて生きるみたいな中で、
自分が何が好きかとかをちゃんと持たないと、
割とみんなと同じものをただ。
だから自己同一性の再定義とか引き直しとか、
もしかしたらクライシスになるのかもしれないし、
もっとハッピーエンドにね、
エージェントを信じるって世界観もあり得ると思う。
それ多分一個一個の質問はそうなんですけど、
自己同一性の再定義
でも毎日のように僕はAIと悩みとか話してるわけですね。
最近うつっぽい方なんかAIに救われてる方いっぱいいらっしゃって、
メンタルヘルス的に。
AIは24時間機嫌が良く、
怒りもせず聞いてくれるんで話を。
こうこうこうでこうなんだよね。
昨日あの人と喧嘩しちゃってさみたいなことをずっとAIは聞いて、
全部データにして持ってるわけですよ。
そういうときに、
自己同意性とか、
自分が何が好きかとかっていうようなことを、
一個一個僕は答えるしかなくて、
明確にする必要なくて毎日話してるから。
佐藤さんにはこれがいいんじゃないか。
え、これなんでなんで。
2ヶ月前のお悩みがあって、
ちょうどまた最近生活乱れてますよね。
これなんかがいいんじゃないですかとかっていうことを、
長く見て言ってくれるのが、
普段からいるAI羊なんで、
僕たちはもう明らかにしなくていいかもしれない。
そうか、いや結構、
今は逆にそれがないから、
言語化をする必要があるとか、
自分が何が好きで、
自分にとってのこうあり方、
こうありたいみたいな、
自分にとっての幸福は何かとかを、
やっぱり言語化するってすごい大事だなって、
思ったりとかするんですけど、
もしかしたらAIが出てくることで、
その言語化をしなくても、
むしろAIのほうが理解してくれるみたいな。
その通りですね。
だから今こうやって対談させていただいてますけど、
3年後は僕の横にいる、
あれこれ、
僕さ、なんかどう考えてたっけって、
僕が今AIに語りかけて、
AIが皆さんに話す。
佐藤さんこういうふうに考えてるんですよ。
言うようなことが起こってもおかしくない。
いやーめちゃくちゃわかりますね。
働き方ラジオで、
なんか2年前ぐらいにはめっちゃ言ってたこと、
最近全然言ってないとかよくあるんで、
むしろ、
あの2年前に、
なんか今気づいたみたいなこと言ってますけど、
2年前めっちゃ言ってましたよ、
こういう表現で。
そういえばとか言って。
そういえば、
あの時いい意見出たな俺。
出たな俺。
もうここで今4人で話してるとか、
8人ぐらいで話すことになるっていう。
いやー確かに。
なんかいい間合いでね、
いい間合いで。
そうですね。
今回もお聞きいただきありがとうございました。
ちなみにこの番組は、
読むポッドキャスト働き方ラジオとして、
ノートでのテキスト発信も行っております。
ポッドキャストと合わせてぜひフォローをお願いします。
番組への感想は、
ハッシュタグ働き方ラジオで投稿いただけると嬉しいです。
その他、
コミュニティ運営、
音声配信、
その他PR、
パブリックリレーションズなどのテーマで、
セッション来ると壁打ちがしたい方は、
お気軽に私、
田中健次郎か、
じゅんれぎらりさんにご連絡ください。
カジュアルにセッションしましょう。
31:25
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