ひとし
はい、ということで、番外編ですね、これは。
はるか
はい、よろしくお願いします、番外編。
ひとし
あのゲストもね、登場しますよ、後々。
はるか
はい、ゲストがやってまいりますので。新しいTeacher Teacherの一員ですね。
ひとし
一員ですよ、そう、紹介したい。
はるか
また仲間がやってきましたので。
ひとし
お楽しみ、お楽しみというか、いまから喋るんですけどね。
あの、Teacher Teacherが『ペアレンツプログラム』というのを始めたという話をたぶんね、9月ぐらいの放送でしたと思うんですけど。
はるか
そっか、もう9月から。
ひとし
9月ですね。
はるか
10、11、12、1、2、もう5ヶ月ぐらい経つのか。
ひとし
そっか。
はるか
早いな。あっという間。
ひとし
インスタでの告知とかたまにしてるもんね。あの、Teacher Teacherアカウントから。
なんで、ちょいちょい発信もしてるんですけど、「あの『にちにち』っていうペアレンツプログラム、どうなったの?」っていう話を、ぜひ今回できたらなと思って。
はるか
そうですね。実際に、にちにちをしている『KUMI』さんという、元スクールソーシャルワーカーの仲間に来てもらって、いまの実態と今後の展開を一緒に話していこうと思っております。
ひとし
おります。
はるか
その前にですね。
ひとし
前提がね。
はるか
ちょっと1個だけ。
ひとし
前提がいっぱいありますので。
はるか
前提に。そもそもなんで、ペアレンツプログラムのにちにちを始めたのかっていう話をしたくて。
ひとし
ペアレンツプログラムって言葉はけっこう一般的なものなの?
はるか
いや、これもTeacher Teacherの仲間が考えてくださったっていうところではあるんだけど、いろんな人にアイディアもらいながら作り上げてきたもので。なんかそもそもね、俺が個別相談を受けよったんよね。
ひとし
そうよね。
はるか
そうそう、ずっと。いまはもうしてないんですけど。
ひとし
数名ずつ、親御さんの相談にのってたよね。
はるか
そう、どんなことで悩んでるのかとか、どうやったらその現状をよくできるんだろうとかっていうところを、個別で回答していっていて。
ひとし
懐かしいな。海外、回りながらね。
はるか
そうそう。海外、回りながらね。試行錯誤、試行錯誤しながら毎日、相談を受けてたんやけど、その中でやっぱり1対1でね、相談を受けていくとめちゃくちゃ変化が大きかったんよね。
ひとし
そうね、その話はちょくちょく聞いてますよ。
はるか
ちょくちょくしよって、とんでもない変化が訪れるわけで。例えば、学校に行くたびに朝ね、大泣きしていたとか、お母さんと離れるたびに大泣きしていて、だからもうお母さんがずっと教室の中にいます、みたいな状況だった。
授業中ね。
ひとし
そんな方が。
はるか
そうそう、いたけど、いまではもう一人で行くようになって、逆にひとりで行くことを楽しんでいるみたいな、ひとりで頑張ることを楽しんでいる状態があったりとか。
ひとし
一番理想やん、頑張ることを楽しめて。
はるか
そうそうそう、楽しめているよって。いまでもたまにね、Zoomを繋いだりするんやけど。そうそう、そんなことがあったり。
あとはもう、「朝全く起きれんで、昼夜逆転してたんですけど」とか、「お風呂全く入らんでもう1、2週間して、ちょっともう匂いもして大変です」みたいな子がいたんだけど、高校生とかもね。
そういった子も、もう次の日だったね、自分から起き始めて。
ひとし
そんなすぐ。
はるか
「先生!先生!!」みたいな。「朝起きてるんですけど!」みたいなことが起きたりとか。
ひとし
それまだ疑ってるんですけど。
はるか
本当に、やっぱ1対1で伴走して一緒に考え合っていくと、子どもも変わるし、なによりもね、親御さんのモチベーション、メンタルが変わって、すごい家族の中に明るい雰囲気がもたらされてるなっていうのを感じててね。
それで一番頼りにしてた学問が『応用行動分析学』やったんよ。
ひとし
はいはいはい、それがね、例の。
はるか
そうそうそう。
ひとし
前回、配信でもガッツリ話したよね。
はるか
にちにちの核なんだけど。これがない時はね、もう1回1回子どものお悩みが来た時に、「どうしようどうしよう」って。「こんなに大変な状況、どうしたらいいんだ」って悩んでたんだけど、この学問でいろんな知見を手に入れると、冷静に分析できるようになって、明確なアクションに移せるようになってきてたんよね、困った時も。
ひとし
本当、再現性のあるメガネ、手に入れたみたいな感じなん。
はるか
でもこれはもちろんこの理論だけ知っててもしょうがなくて、たくさんいろんな方のお悩みに答えまくってて、これがうまくいくんだろうなっていう具体アクションにつながってきた部分があって、これをみんなに届けられたらどんだけ変わるだろうって思ったんよ。
ひとし
はいはいはい。
はるか
大量にDM届く中で、もう全員に伴走したくなるわけ。
ひとし
本当はね、DMに答えられなくなってきたからポッドキャスト始めたけど、やっぱり1対1で接するの大切だっていう感じで。
はるか
そう、やっぱ伴走、一緒に走ってくれる人がいるからこそこの変化だろうなって思うわけだよね。
理論だけ頭に入れてもうまくいかんくて。
ひとし
そうだね。
はるか
どうやってみなさんにこれを届けられるかなって考えてたし、葛藤してた中で、たまたまね、スクールソーシャルワーカーだったKUMIさんって方に出会って、お会いしてお話していく中で、まったく同じような想い、親御さんも伴走したいって想いと、
あと『応用行動分析学』の使い手やったっていうのと、あと何よりも現場で経験いっぱい積んでたから、あらゆるこうした方がいいんじゃないっていう実践も持ってあった方だったし、むしろ俺の気づかない視点とか全然バンバンお話ししてくれる感じがあったから、もう「一緒にやりましょう!」みたいな感じで。
ひとし
で、盛り上がり。
はるか
盛り上がり。
で、このペアレンツプログラムにちにちを形にできたら、たくさんの方に届けられるんじゃないかってことで、これが始まったっていう感じなんよね。
ひとし
なるほど。大事。ちょっと待って。俺、普段から接しようけど、この文脈、やっぱ忘れかけてたわ。
はるか
でも大事よね、この文脈。
ひとし
大事やね。振り返りね。文脈、大事。
はるか
大事。
ひとし
めっちゃいいやん。
はるか
そう、めっちゃいいんよ。
ひとし
『応用行動分析学』の1on1。
はるか
で、今日はKUMIさんに実際にTeacher Teacherに来てもらって、Teacher Teacherではもう、このにちにちのプログラムを6人伴走してて、またこれもうとんでもない変化が起きてるので、それを実際にKUMIさんに話してもらって、皆さんにこういうことが起きてますよっていう、Teacher Teacher応援してくれてる方にも向けてお話できたらと思っているところです。
ひとし
そうね。けっこう新しいプロジェクトがちゃんと立ち上がりそう。
はるか
そう、ちゃんと回りそうな感じがあるので、ぜひ皆さんにも報告したいというところです。
ひとし
はい。じゃあKUMIさんを呼んできましょう。
はるか
はい。
ひとし
どこどこどこどこ。
はるか
KUMIさーん。
ひとし
ずっとあの、Zoomでね、ずっとミュートでいたんですけどね。
はるか
いたんですけども、はい。KUMIさんよろしくお願いします。
KUMI
よろしくお願いします。おりました、ずっと。
はるか
我らが仲間、KUMIさんでございます。
はい。
ひとし
KUMIさんの口から、じゃあリスナーさんに自己紹介してみましょうか。
KUMI
あ、わかりました。ちょっとあの、ラジオ慣れしてないので、ちゃんとできるか不安ですけど。
はるか
そうですよね。慣れないですよね。
KUMI
えっと、わたくしKUMIと申します。
ひとし
KUMIさん。
はるか
KUMIさん。
KUMI
で。えっといま、はるかさんからご紹介いただいたように、福岡でスクールソーシャルワーカーをしておりました。
教育委員会に所属して、小中学校、あとは公立の高校にスクールソーシャルワーカーっていうのが配属されてるんですけど、
わたしは小中学校を担当していました。
はるか
簡単に、スクールソーシャルワーカーってどんなイメージかお聞きしてもいいですか?
KUMI
ですよね。
ひとし
確かに。
はるか
なんか、わかってるようで、わからないみたいな。
KUMI
そうそう、毎回無料相談のときにお聞きしてて、
「わたし、スクールソーシャルワーカーだったんですけど、ご存知ですか?」って聞いたら、だいたいみなさん、「え、カウンセラーさんですか?」みたいな。
ひとし
そうですよね。
はるか
そうですね。そこの違いは難しい。
ひとし
僕もTeacher Teacherに関わって初めて知りました。
KUMI
そうなんですよ。そもそもスクールカウンセラーの方が早く導入されたっていう経緯もあって、
スクールソーシャルワーカーそのあとから導入されてきたものなので、まだちょっと認知度は低いっていうところがあって、
それでも2008年かな?に導入されたので、けっこう時間は経ってるんですけど。
はるか
なんか、ひとことで言うと、カウンセラーさんは子どもの心をみていく、心に働きかけていくなかで、
ソーシャルワーカーさんは人と環境の関係に問題を捉えて、こういうとこ繋げたらいいんじゃないかっていう、繋ぎ役だったりもしますよね。
KUMI
そうですね。おっしゃる通りです。人と環境との相互作用というか、そういうところにアプローチして、
ただただ繋ぐっていうよりかは、なにかしら課題というか、生きづらさだったり、学習保障が保障されてないっていうお子さんの環境を調整して、
周りの大人をとにかく動かしていくみたいな感じが強いかもしれない。
はるか
なんでソーシャルワーカーしてたのに、Teacher Teacherと関わることになったんでしたっけ?
ひとし
そう、俺はね、あとなんよ。はるかとKUMIさんが出会ったあとに「こういう人いるんだけど」って、はるかから紹介を受けて。KUMIさん、なんで知ったの?っていうのは不思議でした。
KUMI
そうですよね。はるかさんを知ったのは、福岡にある朝のニュース番組。
ひとし
『アサデス』。
KUMI
アサデス。はるかさんとひとしさんが出演されていて、メタバースでフリースクールをやってますって言ってて、
「わ、すごい!」と思って、本当にわたしはこうなんだろう、「なんだこの人たちは!」と思って。
ひとし
どのポイントが刺さったかのか、めっちゃ気になる。
はるか
どのへんが刺さったか聞きたいです。
すごい勢いでDM来てさ、「こんなにいい取り組みしてるんですね!」みたいな。「とにかく喋りましょう!」みたいな感じで言ってくれて、
俺も「喋りましょう!」みたいな感じで言って。
KUMI
なにが一番刺さったんだろう。
はるか
そもそも家庭でどうしようもできなかった子どもがいて、
その中でメタバースで無料で支援してるっていうことに対して、めっちゃ必要やんってたぶん思ってくれたんですよね。
KUMI
そうですね、そうそうそうそう。
はるか
最初のメッセージとしては、「こんな素敵な活動してるから、とにかくお金とかいらないんで、力にならしてください!」っていうふうに。
KUMI
ごめんなさいね、いま想い出してきた。
そうなんですよ。
やっぱ現場でやってると、ニーズはあるのに、学校にしかないっていうか。学校か他のフリースクールかとか、居場所が本当にない状態で、
その中でメタバースってのがやっぱ衝撃で、
で、わたしはその時Teacher Teacherに入りたいとかそういうつもりじゃなく、
わたしがこれまでソーシャルワーカーとして学んできたことが役に立てるかもしれないんで、
「もうお金とかいらないんで、手伝わしてください!」みたいな感じでたぶん言った。
想い出しました。
はるか
そうでした、そうでした。
それで喋ろうってなったんでしたね。
KUMI
そうそうそうそう。
はるか
このパッションよ、ひとし。
ひとし
それをだってリアルで会って、カフェで盛り上がったんでしたよね、はるかとKUMIさんが。
はるか
この10倍ぐらい熱く、何でもやりますよって言ってくれて、何でも手伝えますよって言ってくれて、
しかもその時『コンコン』始まったばっかりでね、
学校との調整とかどうしようかなって悩んでたこともあったからね。
ここにソーシャルワーカーさん来てくれるのは助かるなと思ってたんだよね。
ひとし
っていうのから関わり始めって感じなのか。
で、にちにちを始め。
はるか
にちにちにつながったのはね、
僕が「応用行動分析学を用いて、子どもとか親御さんの関係を調整したりするんですよね」って話したときに、
「わたしもです」ってなって、
ひとし
たまたまポロッと。
はるか
たまたま。で、これね、現場にいる方はわかると思うけど、
少ないんよ、この行動分析学の使い手って。
ひとし
使い手、かっこいい。
はるか
使い手って少なくて、
それはいろいろ学問の派閥があるからなんだけど。
でもその、これをコントロールしようとして使うとかは俺も反対なんだけど、
問題解決のために使うっていうのは俺はめちゃくちゃ使い方としてはいいなと思ってて、
全く同じ使い方だし、その想いもあったし、
あと何よりも、こういう場合こんな方法ありますよねって方法を、
実践してきたからこそ持ってたっていうのがあって、
俺にないものいっぱい持ってるって思って。
ひとし
そう、言ってたんですよね。
「KUMIさんって人に出会って、
俺の何十倍も専門的な知識を持っとう」、みたいな。
はるか
そりゃそうよね、何千人関わってきたけんね。
KUMI
そうだね。
ひとし
そう、それで「ああ、そんな人いるんだ」と思ったら。
はるか
そうでしたね。
ひとし
そういうことね。
はるか
もう1個、KUMIさん、あれもあったんですよね。
そもそも親御さんの相談も聞きたいみたいな、内発的な動機もあったんですよね。
KUMI
そうですね。
ソーシャルワーカーもそうなんだけど、
わたしの中で周りのね、ママ友とかからちょろっと相談されたときに、
わたしがそれこそ『応用行動分析学』的な視点を持ち、
「こうじゃない?」とかって言って、
お返事をしたら、
「えー!」みたいな、「すごい!」みたいな感じで反応されて、
わたしは当たり前に話したんだけど、
めちゃくちゃ感謝されてというか、
「なるほど、そういうふうに見ればいいのか」みたいなことを言われることが多くあったんです。
はるか
そうですよね。
ひとし
それ僕もTeacher Teacherで思いましたもん。
子どもの行動の前と後を見るとか、
確かにそうしたらいいんだみたいな。
そういうのがいっぱいあるんですよね、たぶん。専門知識が。
KUMI
これはやっぱみんな知らないし、
でも知ってたほうがいいよねと思ってて、
はるか
そうですよね。
KUMI
で、それをみなさんに提供したいっていうか、
はるか
そう言ってたんですよね。
KUMI
めちゃくちゃね、はるかさんからいろんな質問されたんですよ、会ったとき。
「親御さんたちが子育てをひとりでやるんじゃなくて、
孤独を作らないような、そんな場所を作りたい」とか言って、
「こういうイメージがあってですね」とかって言ったんですよ。
そしたらはるかさんすごい、「めっちゃいいですね!」ってなって、
はるか
「いっしょー‼」ってなったんですよ。「目指してるとこ、いっしょー‼」ってなって、
もう大興奮。
このなんか、人の力になりたいみたいな、この内発的な感じがもう、
Teacher Teacher ソウル や。みたいになって、勝手に。
ひとし
それがもう4月ぐらいに行われてたんやね。
はるか
行われてました。
ひとし
俺ちょうど、KUMIさんと3日前に、
「うわ、目指してるのTeacher Teacherと、いっしょやん」ってなったんやけど。
ぜんぜん遅いんやね。
はるか
4月ぐらいには、もう2人では意気投合してました。
KUMI
なってましたね。
ひとし
10ヶ月ぐらい遅かったんだ、あれ。
KUMI
そうなんですよ。
ひとし
実際、にちにち、もう6名やってて、
どんな効果が出てるというか、どんな感じなのか聞きたいんですけど、
話せる範囲で、前後の変化とか聞いたらいいのかな?
KUMI
そうですね。けっこう、癇癪とかに悩まれてる方が多くて、
はるか
うん、悩みますよね。
KUMI
すごいイライラしてしまって、物を投げてしまったりとか、
嫌なことをね、言ったりとかっていうケースがけっこう多くて、
で、そこにじゃあアプローチしましょうかっていうことで、
何件かこうやってる中で、やっぱり本人の目的とかを見ていくと、
要望叶えちゃってたりとか、注目行動だったら、
それによって注目してるっていう状況ができてしまってて、
その行動がずっと続いてるっていうことを、
一緒に話していくなかで分かってきて、
じゃあこういう代替行動っていうか、違う行動であれば、
お互い幸せになれるというか、ハッピーになれるよねみたいな話をしていくと、
やっぱり変化は起こっていて。
はるか
まずその行動の機能を見つけるって、
なんでこの行動が起きてるのかっていう。
ひとし
汚い言葉を発している子は、注目してほしいから発してる。
だとしたら注目しちゃったら、その汚い言葉は減っていかないよねみたいな。
そういうやつですね。
はるか
ただその汚い言葉を使うのが、注目っていう機能を果たしてるかどうかっていうのも、
前後の分析がいるんよね。
ひとし
なるほど、そういうのに伴走していくのか。
はるか
そう、大量にこっちで分析した経験がないと、これが難しくて、
だからやっぱ伴走が必要やなって、知識だけじゃ難しいなって思ってるのがここなんよね。
できた部分に目を向きましょうかみたいな話も、
これやっぱ無理やと思うんよ、ひとりじゃ。
本当にひとりだけさ、最初の方、けっこう悩みが深刻だったから、
俺も入ったのがあったんですよ。
KUMI
ありましたね。
はるか
その時の表情とかも、本当忘れられんぐらい、けっこう深刻に悩まれてて、
もうどうしようもないですって言ってて、
子どもの状態も暴力もあったし、暴言もあったし、
あともう本当、好き勝手に物を食べるみたいな、
もう本当に疲弊してる状態、この状態を救えたら本当に価値あるなと思ってて、
一緒に話し合って、いまもうすっかり変わってますよね。
KUMI
変わられましたね。
はるか
変わられて、本当にありがとうございますって、いま感謝が生まれてる状態があって、
本当にやりたかったことができてるなって、
ここの変化を今後どんだけ大きな影響を及ぼすかって考えたら、
はるか
相当価値あるなってのは感じてましたね。
逆に難しかったこととかあります?やってみて。
ひとし
聞きたい。
KUMI
難しかったこと。
わたし自身がこれをやりたいって思ってたけど、
こういうふうに1対1で伴走するのは初めてだったんで、
最初は自分で作ったプログラムを、いかにこう計画通りやるかみたいなことが、
頭の中で働いてというか、
なので、おそらくその方そのかたによって、ペースとかは違うんだけど、
この方ここまで進めなきゃみたいな、すごい焦ってたことはあったかなとは思いますね。
ひとし
それが変化したんですか?
KUMI
それで、変化しました。
しっかり親御さんのニーズっていうか、
想いだったりとか、悩んでることとか、
じっくり聴く時間がすごい大事だなと思って、
じっくり聴いてくると、課題が明確になっていくというか、
まずは子どもさんがすごい状況で、
親御さんにパワーレスな状況っていうか、
いま、たぶんこうしてくださいねって言ったところで、
親御さんはいっぱいいっぱいなんで、やれないじゃないですか。
なので、そこをまずはひも解いていくことの方が大事だなとか、
そういうことがわかり始めて、
そうすると本当に、やっぱわたしもそうだけど、
親御さんにとっても初めて会う人なわけで、
そこにちゃんと信頼っていうか、
この人に任せていいんだなって思ってもらわないといけないなっていう、
その視点を持ち出してからは、うまくいってる気がしますね。
はるか
これがさ、俺にできんところで。
KUMIさん実際3人、いまお子さん育てられてるじゃないですか。
だからその、いっぱいいっぱい感とか、
「いま、そんなこと言われてもできねえよ」みたいな感覚がやっぱ、
わかってくださるから、
たぶん話しやすいのかなと思ったりして、
僕バンバンこうしたほうがいい、こうしたほうがいいって言っちゃうから、
ひとし
そうなんや。
はるか
わりとね、いまはそう言ってもしょうがない場面もあるんだなっていうのを理解はしてきたけど、
俺実際に、これを実感ともなって理解できてるわけじゃないから、
家でね子どもを育ててるわけじゃないから、
その点KUMIさんみたいに実際に子育てされながらっていうところが、
かなり大事なポイントなのかなとは思った。
KUMI
なるほどなるほど。
ちょっと想像はしやすいかもですね。
自分も育ててるなかで、
確かに子育て大変なんで。
ひとし
あとちょっとそれますけど、
にちにちをやってるKUMIさんも、にちにちを通してめっちゃ自信に満ち溢れてきたというか、
そんな感じありますよね。
KUMI
そうですね、よく見てくださってて。
おっしゃる通り。
ひとし
そうやって自分で作ったプログラムで、
親御さん元気になって、子どもも元気になって、
なんか事例が自分の中でできるとめっちゃ楽しいですよね。
KUMI
そうですね。
やっぱやりたかったんだよなって、
これがやりたかったんだっていう気持ちがやっぱり嬉しいというか。
はるか
そっかそっか。
ひとし
これを、またここからも、にちにちの輪を大きくしていきましょうということですね。
はるか
そうですね。
ぜひKUMIさんがなんでここまで人の力になりたいのかみたいなのは、
『村音』でKUMIさんの話したじゃないですか。
ひとし
確かに。
はるか
ぜひリンク貼っていただけたらと思うんですけど。
中学校ぐらいのときからですよね。
KUMI
そうですね。
はるか
そういう性質を持ってた方だったので、
あれを聴いてもらえるとなお、安心してもらえるかなって思いました。
ひとし
なんかね、心が満たされすぎてて人に分け与えたいみたいな、
それをずっと言ってた印象があります。
KUMI
そうでしたね。
ひとしさんにその話をしたら、
「え、どういうこと?」みたいな感じで言われた気がする。
ひとし
そうなんですよね。
愛情があふれすぎて。
じゃあ、にちにち。今後どんなふうになっていくかっていうのをぜひ話しましょう。
KUMI
にちにちのプログラム自体が、1on1の面談なんですよね。
しっかり前半、『応用行動分析学』を学んで実践して、
それを振り返りしてっていうのを伴走していくっていうプログラムなんですけど。
わたしの中でまたひとつ、どうしようっていう不安があったんですよ。
ひとり立ちはもちろんしていただきたいんですけど、
子育てって、その子の年齢とかが変わってくるにつれて、
課題も変わってくるし。
はるか
そうですよね。
KUMI
やっぱり、じゃあ学んだんでやってみますってやってみても、
たぶんやってくなかで、「あれ、これどうやったらいいんだろう」とか、
絶対、出てくると思ったんですよね。
で、そんな時に、やっぱサポートしたいなっていう思いがあって、
だけどまた、にちにちを受けていただくってなると、
コスト的にもメンタル的にも大変かなっていうところがあったので、
いろんな方に相談をして、
コミュニティを作ろうっていうことになりまして。
ひとし
よっ!よっ!よっ!
KUMI
作りました。
はるか
なんか活発に動いてますね、みなさん。
KUMI
いいですね。
ひとし
なので、ペアレンツプログラムを受けた方が、
終わったらそこに入るって感じなんですね。
KUMI
そうです、そうです。
ひとし
そこで、頼りたい時は頼ったり。
KUMI
そうですね。
ひとし
勉強会したりみたいな。
はるか
そうですね。
これ最強のコミュニティになるなと思ったのが、
結局、にちにちって親御さんがその応用行動を使えるように組んでるんよね。
ステップ1、こうです。ステップ2、こうですっていうふうに。
で、それを終えた人たちが集まるコミュニティだから、
やっぱ共通言語があるわけなんよね。
こういう場合どうしたらいいですかって。
だからその、相談のし合いも相当、活発になるし、
具体的な事例も蓄積されるし、
だからこのコミュニティが増えれば増えるほど、
にちにちも進化するし、
ひとし
確かに。
はるか
そこに入って救われる人も増えるしって感じで、
すごいこと起きそうだなとは思ってますね。
ひとし
起きそう。
はるか
もうすでになんか相談し合ってますよね、いま。
KUMI
そうですね。
コミュニティの中でその相談会っていうのもあってですね、
にちにちの村の相談会っていうのもあるし、
テキストで相談していただくってこともできるし、
『応用行動分析学』をもっと深めるみたいな、
勉強会を作ったりもしてるんですけど、
けっこう相談も出してくださってて、
KUMI
わたしひとりが運営してるわけじゃなくて、
心強いサポーターがいてですね、
そのサポーターの皆さんがですね、
フォローしてくれるんですよ。
はるか
それが強いな。
KUMI
はるかさんがさっき言ったみたいに、
子育てを終えた方とかがサポーターとしてやってくれてて、
だから理論で返すとこうなんだけど、
その前に皆さんが、
「うちもそうだった」って、
「こういうふうにしてた」っていうのを言ってくださるんですよ。
はるか
あったかい。
KUMI
そうなんですよ。あったかいんすよ。
だから、その受講者の方に「どうでしたか?」っていうことをちょっと聞いてみたら、
自分の周りにその同じ悩みを抱えてる人がいなくって、
その相談しても、うちそんなことないよっていう回答が多い中で、
にちにちのコミュニティでそうやって自分が発言したことに、
すごいみんながこう「わかるよ」って言ってくれたのが、
「すごい嬉しくて安心しました」って言ってくださってたんで、
これだ、と思って。
ひとし
だから、その方たちがその『応用行動分析』のメガネを持って、
また別の人をもしかしたら、
伴走できるようになっていくかもしれないっていう可能性を秘めてるんですよね。
はるか
その勉強会もしてますもんね。
そのコミュニティの中で。
KUMI
そうですね。
はるか
勉強会ちょっと参加したんやけどさ、
ここからいく?ぐらい原理からいってた。
ひとし
なんの原理からいったんすか?
はるか
いや、『応用行動分析学』って応用なんよ。
だから、みんなが使いやすいように応用してあるものなんだけど、
その1個手前に『行動分析学』って原理からあって、学問。
ひとし
あー、そうなんやね。
はるか
そっからいってたから、
これガチやんと思って。
ガチで使い手、増やそうとしてるやんと思って、
それが面白かったなって感じでしたね。
ひとし
あとあれですよね、やっぱコミュニティっていうと、
ポッドキャストすごい相性いいじゃないですか、コミュニティ。
まさかポッドキャスト始めたりとかはないですよね。
はるか
そりゃないよ。
ひとし
そりゃないよな。
KUMI
…ありますね。
はるか
よっ。
ひとし
すみません、リスナーさんすみません。
はるか
コテコテのCMみたいになっちゃった。
ひとし
ポッドキャスト始めたんですよね。
KUMI
始めました。
ひとし
これ配信の頃には4、5本出てるかもしれないですね。
ポッドキャストでは、にちにちを通して気づいたこととかを皆さんにシェアしてるっていう感じですかね。
KUMI
そうそう、そうですそうです。
にちにちの理論だけじゃなくて、
にちにちをやってくださってる方の実践で気づいたことだったりとか、
わたし自身が子育てで気づいたことだったりとか、
あとTeacher Teacherのラジオを聴いてやってみたよ、っていう話とか。
ひとし
Teacher Teacherの理論を、実際にちにちを通して、こういうふうに実践してみたみたいな話を聴けるようになってる。
『ペアレントーク〜子育て理論を実践してみた〜』という番組なので、
ぜひ興味ある方、聴いてみてください。
はるか
はい。
ひとし
という感じで、じゃあにちにちに興味持ってくださった方は、
ウェブサイトから問い合わせると、無料で1回KUMIさんがお話を聴くっていう時間が作れるんですよね。
KUMI
そうですね。
ひとし
なので、興味を持った方はそちらからお問い合わせくださいと。
インスタもやってるので、そちらから情報を見ていただいても大丈夫でございます。
KUMI
はい。
はるか
無料相談の時点でKUMIさんは、本気で解決しにかかってくると思うので。
KUMI
そうです。
はるか
すごいお礼の連絡きてますもんね。
KUMI
そう。
ひとし
無料相談だけで。
KUMI
気軽に。
ひとし
はい。
お問い合わせください。
KUMI
はい。
はるか
はい。
ひとし
ということで。ゲスト、KUMIさんでした。
はるか
ありがとうございました。
ひとし
ありがとうございました。
KUMI
ありがとうございました。
ひとし
最後にお知らせをさせていただきたいと思います。
はるか
はい。
以前ですね、チャイボラさんと一緒にイベントをした時に、
『ホームスタートジャパン』さんという、訪問型の子育て支援をされてる方と出会いました。
ひとし
そうね、出会いまして。
はるか
僕らが「孤立する子育てを防ぎたい」という想いをお話をした時に、
まったく一緒の想いだということで、すごく意気投合してお話する機会をいただいたんですけども、
ホームスタートジャパンさんって何をしてるのかっていうと、
具体的に子育てが少しでも楽になるようにという思いで、
なんと全国120地域で無料で利用できる家庭訪問型の子育て支援ということで。
ひとし
すごい仕組みよね。
はるか
僕たちはオンラインで一生懸命学びを届けるようにしているものの、
やっぱりリアルの支援って必要不可欠だなと思っている中で、
30時間も研修を受けたボランティアの方々が無料で親御さんの悩みに耳を傾けて、
一緒に家事とかもサポートしてくれたりとか、育児のサポートしてくれたりとかするということで、
本当に助かる人がいっぱいいるっていう話を聞いています。
ひとし
育児・家事のサポートをしてくださるっていう、すごいよね。
はるか
おせっかいっていう言葉をすごく大事にされていて、
家庭だけで子育てするの大変やん。で、だからおせっかいでもいいから助けに行くっていうようなスタンスでされているみたいで、
ただおせっかいだけじゃなくてちゃんと30時間研修を受けて、
さらに子育て経験もされている方々がボランティアとして訪問してくれて、
お手伝いをいっぱいしてくれるっていうことであるみたいで、
具体的にいうと全国に3700人ぐらいボランティアの方がいて、
1回2時間で複数回申し込むことができて、
妊婦さんとか乳幼児がいるご家庭に訪問してくれるようです。
これ完全に無料でやってて、さらにボランティアさんの力を借りてやってるっていうところで、
立ち上げの資金さえあればどんどん全国に広げられるっていうお話をしたけど、
そこの資金集めに苦労されてるっていう話をお聞きして、
今回クラウドファンディングをするということをお聞きしましたので、
ぜひ興味ある方はクラウドファンディングのページを覗いていただいて、
ご共感いただいた方はぜひ支援一緒にできたらと思っておりますので、よろしくお願いします。
ひとし
お願いいたします。
なんかすごい、思想がTeacher Teacherと近くて、
みんなで子育てとか親御さん困ってるところをサポートしようみたいなところで、
かなり盛り上がって、告知というかたちで一旦ご協力をさせていただいているということでございます。
はるか
そうですね。
ぜひ多くの方に知ってもらいたいって想いの方が強いみたいなんで、
ぜひページだけでも覗いていただけたらと思っております。
ひとし
はい。ホームスタートジャパンさんのお知らせでした。
はるか
お知らせでした。