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ひとし
子どもと接する目的は何なのか。
はるか
はい。
まずはその1本目を話していきたいと思います。
ちょっとその前に、
この和久田学さんの紹介からなんだけど、
この和久田学さん、
今、激ハマリしてて、
この方の本を多分これから漁っていくと思うんだけど、
『公益社団法人 子どもの発達科学研究所 所長』さんであって、
もともと特別支援学校教諭として20年以上務めた後で、
その後に研究者として道を進まれていて、
主によく紹介する応用行動分析学とかね、
子どもの問題行動とかっていうのの
予防とか介入支援に関するプログラムを作っている方です。
ひとし
その人が、科学的に考える子育てってのを書いたのか。
はるか
というところを、お話していきたいと思います。
すごくね、腑に落ちながら読める本でおすすめですね。
Teacher Teacherリスナーさんは好きなんじゃないかなと思ったりしておりました。
じゃあ早速、話していきたいんですけども。
今回のね、相談者さんの相談内容から、
この目的の部分を読み解いていきたいなってまず思っていて。
相談者さんの内容を見ていたら、
成績が下がるってことに対してすごく心配をしていたりとか、
それに対して口出しをするとかっていうような話があったよね。
だからこのような行動から、成績が下がると
なんか悪いことが起きるって思ってるんじゃないかなって思ったし。
ひとし
まあね、でも一般的というか、成績上がったら嬉しいし、
下がったら悪いよね。
はるか
そうそうそう、だから成績ってのをすごく重要にされてるんだろうなっていうのがすごく伝わった。
で、この勉強して成績上がるってことが、
この子のためになるんじゃないかっていうふうに思ってるのが伝わるよね。
ひとし
そうね。
はるか
この子はさ、いま勉強したくなくて辛いわけやん。
でも、それでも勉強しようねってことは、
今というよりも、これから先将来、
勉強していくと幸せになっていくんじゃないかっていう期待を持ってるのが
すごく伝わってきたから、
だからこの親御さんの目的としては、
この子が将来幸せになってほしいんだろうなっていうことを
考えてるんじゃないかなっていうふうに、前提を置いてみたんだよね。
ひとし
そうね、でもそう思うよ。
将来幸せになってほしいけん、勉強してくれたら、やっぱ嬉しいしね。
はるか
うんうん。
なんでここの、子どもの将来幸せを願う気持ちっていうのは、
前提としてあるんじゃないかなっていうふうに思っています。
その時にこの、和久田学さんが論理展開してたのが、
「待ってください。ちょっと考え直してみましょう」と。
勉強するっていうのが将来幸せなのは、本当なのか?というところですよね。
ひとし
そうね、俺個人的には勉強しなくても全然、幸せな人ももちろんいっぱいいるとも思ってるし、
勉強しても幸せじゃない人もいるとも思うけん。
ひとし
難しいけど、でも一般的に勉強したら将来幸せになるっていうイメージの方が強そうよね。
はるか
そうよね、勉強した方がいいよねっていうようなイメージあるし、
それは教育者としても持っている部分ではあるんだけど、
そこについて見直そうよ、という話が一旦あります。
ひとし
どう見直していくんやろ。
はるか
その時にまず一個一個明らかにしていきたいんだけど。
ひとし
科学的やねなんか。
はるか
科学的に頑張ってます。
ひとし
頑張ってますね。
はるか
その前に「将来の幸せっていうのは何かっていうのを定義しましょう」っていう話があって、
ここを伝えたかった。
急にテンション上がってきた。
ここを伝えたかったんよね。
やっぱ言うんよ、俺も先生の時から「何のために教育してるんですか?」って言われて、
「子供たちが将来幸せに自立して生きていくためですよ」って話をしてたんだけど、
「将来の幸せって何ですか」っていう話。
ギクっ みたいな。
「将来の幸せって何ですか?」ギクって。
ひとし
まあ、そうやね。
ふわっとした回答を持ってる時に解像度を上げる問いを立てられてギクってするやつね。
はるか
ギクっみたいな感じ。
でもそこもやっぱりね、きちんと整理してくれてるのがこの本の魅力かなと思っていて。
ひとし
でも考えようと思ったらさ、あるやん、自立して生きていけるとかね。
あるし、人に喜んでもらえる人になれたら幸せかなとか。
はるか
そうね。人に喜んでもらって生きていくっていうのが幸せかもしれんしね。
他にどんな幸せがあるかな?一般的に。
ひとし
一般的にお金を持つ。
はるか
お金を持つっていうのが幸せってイメージしてる人も多いかもしれんね。
ひとし
友達が多いとかね。
はるか
友達が多いとかもあるかもしれんし。
一般的には収入が多かったりとか、ささやかな幸せとか、
例えばゴリゴリやりたいことを追求していくことが幸せっていう風なイメージしてる人もいれば、
ばあちゃんと一緒にゆったりしてた時期が幸せだなっていうこの穏やかな時間を幸せだと捉える人もいるし、
あとは、当たり前のことに目を向けることが幸せだっていう人もいるし、
本当なんか広いよね、とにかく。
ひとし
広いね。
はるか
幸せってめちゃくちゃ広くて、これも幸せだしあれも幸せだよねっていう、
いろんな人によって幸せの定義とか価値観は違うのかなって思うんだけど、
そこで、それぞれだよねって片付けるんじゃなくて、
和久田さん曰く、「将来の幸せを定義するときにはいい方法がありますって。」
「それは幸せでないことを定義することです。」
逆張りきましたよ。
ひとし
これはいいね。
これはなかなか幸せについては考えたことなかったかもしれないな。
はるか
あ、ひとしもそうだった?
ひとし
なんかよくさ、人生でやりたいことを探そうっていうときに、
やりたくないことをじゃあまず書き出そうは、なんかよく聞くアプローチだなと思っとったんやけど。
はるか
ああ、そっかそっか、それも初めてだった俺は。
ひとし
幸せでないことを定義するは初めてかもしれない。
はるか
逆にそっちきたかって思って、
幸せでないことを定義すると、それ以外を広い幸せとして含むことができる。
つまり、将来の幸せっていうのは、幸せでないことに当てはまらないことと定義してみましょうと。
ひとし
面白い。
はるか
これでインクルードできますと。
ひとし
幸せでないわけ、病気とか孤独とかそういう話?
はるか
それもみんなイメージ分かれちゃうなっていうのがあるかもしれないんだけど、
この幸せでないことっていうのは、今回科学的に捉えるっていうのがテーマだから、
測れることとして、やっぱり定義できることとして考えていきたいっていうのがあって、
それは社会的に問題になっていることっていうことであれば、明らかに測ることができる。
例えばさっき、ひとしが言ってくれたような、精神的に病んでしまっている状態とか、
鬱っていったりとかするし、生活習慣病であったりとか、貧困とか不就労、犯罪であったりとかっていうふうに、
社会的にこれは問題だよねっていうふうに共通認識があるもの。
ひとし
そこに当てはまることが幸せではないってことか。
はるか
うん。これは幸せでないっていうふうに定義していいんじゃないかっていうふうに考えている。
ひとし
なるほど。
はるか
これについては納得?
ひとし
はい、ここまでは納得させていただきました。
はるか
でも、ただひとつだけ気をつけないといけないなと思うのが、この社会的問題っていうのも常にアップデートし続けるっていう。
ひとし
確かにね。
はるか
そうそうそう。これは気をつけないといけないところで、例えばで言うと、不登校っていうものも、
前までは問題行動としてあったんだけど、これを解消しましょうっていうのは。
だけどそれは、国が不登校っていうのは問題行動ではありませんっていうふうに明記してるよね。
だからここで、社会的問題っていうのはアップデートされた状態があるから、
そういうふうにアップデートされるっていうのは、ひとつ気をつけないといけないと思うところだけど、
ひとし
前提ね。
はるか
だけど、幸せでないってことは社会的な問題であるということだから、
ひとし
うん。
はるか
いかんこんがらがってない大丈夫。
ひとし
いや俺的にはだいぶ理解してるよ。
でも、難しいよね。社会的な問題をちゃんとアップデートし続けな定義できんっていうのは、ちょっと難しそうだなとは思うけど。
はるか
そう、だから教育者とかっていうのはやっぱり学び続けないといけないねっていうのはあるんやけど、
だからつまり、もっとシンプルに言うと、子供と関わる上で、子供と接する目的っていうのは将来の幸せを実現すること。
ひとし
うん。
はるか
つまり、社会的問題に当てはまらないようにしていくことが目的なんじゃないかっていう風に言うことができるっていうのがスッキリした俺はかなり。
ひとし
まあそうだね。
はるか
そうなんよ。これね、不登校の子たちと一緒に勉強してる方はすごく、「うおーっ」てなるんじゃないかなと思ったんよ。
ひとし
ああ、それはどういう視点だ?
はるか
一旦あえてそうじゃないところに目を向けていきましょうと。具体的にどういうふうな目の向け方とか、声かけをしたらいいのかっていうところについても、
次回からお話ししていければいいかなというふうに思っています。
ひとし
なんか、コテンラジオみが増してきたね。
はるか
ほんと?
ひとし
その、具体的な提案まで入るのに1時間ぐらいかかるっていう。
はるか
すいません、なんか。大丈夫かな、今日の。
ひとし
大丈夫です。
はるか
今日のがよくわからなくても、具体的な話を次回、その次も話しますのでぜひ聞いていただければと思います。
ひとし
聞いてくださいぜひ。
はるか
次回は、今までTeacher Teacherで話してなかった『思春期』というメガネが入ってきますので。
あのティーチャーティーチャー村の中でもさ、オンラインコミュニティのね。思春期、怖ぇっていう声がいっぱいあって。
ひとし
あるっけ?
はるか
そうそう。思春期について、けっこうホットに盛り上がってたので、思春期についても取り上げて
その思春期の子たちにどう接していくのって話をできたらと思っております。
ひとし
はい。
はい。ということで、今回も『Jackery(ジャクリ)』さんの広告、2回目でございます。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。
ぜひ、必要な方に届けばいいなと思って配信しております。
はるか
お願いします。
ひとし
じゃあ今回も読み上げさせていただきますね。
はるか
はい。
ひとし
またまた、ポータブル電源ブランドJackeryさんのご紹介で、世界累計400万台を超えるポータブル電源のリーディングカンパニー。
はるか
400万すごい。
ひとし
今回は今年7月に販売された新定番モデルの『Jackery ポータブル電源 1000 New』という商品紹介でございます。
はるか
新モデルですね。
ひとし
ポータブル電源は前回も紹介しました、充電した電気を外部に供給できるもの。
災害時の非常電源としてとか、キャンプとかアウトドアで使えるものであると。
はるか
前回このTeacher Teacherで紹介させてもらったら、村の方でけっこうな方々がJackeryさんを使ってらっしゃったね。
ひとし
すでにね。
はるか
知らんやった。
ひとし
すでに使っておりますって方がけっこういらっしゃいましたが。
どの視点で、今回ご紹介しようかなと思ったんやけど。
Jackeryさんを見てて、これはすごいんじゃない?っていうのがあったけん、提案してもいいですか。
はるか
ぜひお願いいたします。
ひとし
この視点どうですかっていう。
企業のCSR活動っていう文脈なんやけど。CSR活動ってわかるかな。
はるか
社会的責任を企業が果たしていきましょう、というところですね。
ひとし
まさに。
その目の前の利益だけじゃなくて、環境とか次世代の配慮するような取り組みをやっていこうという責任が企業にあるよねっていう話で。
その文脈でJackeryさんが『Jackery Care』っていうプロジェクトをやってて。
なんかこの紹介ぜひできたらなと思ったんやけど。
CSR活動としてJackeryさんがその、災害が起きた能登半島にポータブル電源を持ってってレスキュー行ったりとか。